「箱根小涌園 天悠」の国登録有形文化財「蕎麦 貴賓館」が待望の再オープン

箱根小涌園 天悠「蕎麦 貴賓館」

箱根小涌園 天悠」の敷地内にある「蕎麦 貴賓館」が、2022年9月16日に約1年8カ月ぶりの再オープンを迎えました。箱根小涌園のルーツとして105年の歴史を誇る「貴賓館」に、新たな時代の息吹が吹き込まれます。

 

105年の歴史を誇る箱根小涌園のルーツ「貴賓館」

箱根小涌園 天悠「蕎麦 貴賓館」

「箱根小涌園 天悠」敷地内にある「貴賓館」は、藤田観光グループの前身でもある藤田財閥創設者の嫡男・藤田平太郎男爵の別邸として、1917(大正7)年に建築されたもの。1948年には全9室の旅館「箱根小涌園」として、一大温泉地・箱根のルーツをなしました。

建築物、庭園ともに大切に保存され、2001年には国の有形文化財建造物に登録。2006年に蕎麦処としてリニューアルされてからも、変わらぬ情緒で訪れる人々を癒しています。

 

箱根小涌園 天悠「蕎麦 貴賓館」

皇居「明治宮殿」の建設でも知られる今井平七が設計監督を務め、当時としては珍しく名字帯刀を許された宮大工の手によって建築された「貴賓館」。箱根特有の湿気から守るため、床下には炭が厚く敷き詰められ、窓ガラスには職人による手すきガラスが採用されるなど、随所にいにしえの上質な手仕事がうかがえます。波打つ手すきガラスの窓越しに見る庭園の景色には、この上ない趣きが。

 

箱根小涌園 天悠「蕎麦 貴賓館」

大正ロマンあふれる館内には、藤田伝三郎、平太郎親子が集めた美術品を収蔵した「芸術蔵」があり、山本丘人、東郷青児らの絵画約20点の展示を無料で鑑賞することも可能です。

 

建築美とともに地元食材の味わいを楽しんで

箱根小涌園 天悠「蕎麦 貴賓館」

今回の再オープンにより、「蕎麦 貴賓館」では神奈川県産の地場食材や旬の食材を加えたメニューを新たに考案。契約の畑から仕入れた北海道北竜産の蕎麦粉を使った自家製麺と合わせて、地元の味わいを楽しめます。

お品書きの一例は以下の通りです。

 

  • ・北海道北竜産 冷蕎麦膳 2,300円
  • ・神奈川ブランド自然薯とろろ冷蕎麦膳 2,900円
  • ・秋の冷蕎麦膳(箱根大平台豆乳とクルミの蕎麦) 2,900円
  • ・箱根山膳 3,200円
  • ・箱根大文字膳(6名様以上・3日前までに要予約) 5,800円
  • ・お子様ランチ 1,800円

 

おいしい蕎麦膳とともに、105年の歴史に裏打ちされた建築美や文化に触れられる「蕎麦 貴賓館」。箱根旅行の際にはぜひ訪れたいスポットです。

 

蕎麦 貴賓館

住所
神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1297
営業時間
11:30~15:00(L.O.14:30)
定休日
火曜、水曜(祝祭日を除く)
アクセス
「箱根湯本」駅から箱根登山バス・伊豆箱根バスで約20分

 

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