2022年7月15日、広島県東広島市の国道2号線西条バイパス沿いに「道の駅西条のん太の酒蔵」がオープンしました。約3.5ヘクタールの敷地面積を誇り、中国・四国地方最大級の規模となります。
「道の駅西条のん太の酒蔵」がある東広島市は、海と山に囲まれた地で自然に恵まれ、じゃがいもや牡蠣をはじめとする農水産物が豊富な地域です。また、街の中には江戸時代から続く酒蔵が立ち並び、歴史ある酒処として知られる一方で、学術や半導体の分野では国際的な先端技術を有する企業が多くあるなど、古いものと新しいものとが混在する、さまざまな魅力にあふれています。
今回誕生した道の駅では、こうした東広島市の魅力をあらゆる角度から発信。地元の農水産物やご当地メニューを販売する直売所やレストランのほか、観光情報の発信や防災施設としての機能も備えています。訪れた人の憩いの場となるよう、遊戯施設やドッグランも完備され、子どもから大人、さらには愛犬までもが一緒に楽しめる施設で、イベントやマルシェが多数開催されます。
東広島の食文化を堪能
「道の駅西条のん太の酒蔵」のコンセプトは「東広島の『ひと、まち、もの、とき』すべてがクロスする市場として、新たな発見、体験の扉を開くゲートウェイ」です。市民はもちろん、他の地域から訪れた人々もが、地域の食文化に触れ、街の魅力を発見し、新たな体験と共に交流が生まれる、そんな東広島市の観光拠点となる施設を目指しています。
施設の一画にある直売所には、東広島産の新鮮な野菜や海産物、新名物など、この土地の風土や歴史、文化を感じられる商品をそろえています。なかでも注目は、日本酒の名産地として名高い西条町をはじめ、東広島市に点在する10軒の酒造による日本酒のラインナップ。他では手に入りにくい銘柄や作り立ての新酒など、特別な一品も用意されています。
また、東広島市は、米の生産量が県内有数の地。そんな街の食文化を盛り上げるために生まれた新ブランド「東広島マイスター」として認定された米を用いた商品も数多く並びます。
さらにレストランやフードコートでは、地元の野菜や国産牛を使ったご当地バーガーのほか、安芸津産のじゃがいもで作ったレモンコロッケ、採れたての果実を使った瀬戸内レモンのスムージーなど、地産地消にこだわった多様なグルメを楽しめます。
子ども向けの遊戯場や防災機能も完備
施設内には、道の駅としては珍しく、子ども向けの屋内遊戯場も備えられています。東広島市公認のマスコットキャラクター「のん太」をモチーフにした大型アスレチック遊具を中心に、木製遊具や畳スペース、読書スペースなどがあり、0歳から小学校4年生までが無料で遊べる子ども広場になっています。
また、同施設は、国土交通省から「防災道の駅」に認定された、大規模災害時における広域防災拠点としての役割を持つことも大きな特徴です。災害時には、屋根付きの広場など通常使用されているスペースが避難場所として利用され、広大な駐車場エリアは、消防や自衛隊、警察などの支援部隊の拠点に替わります。
東広島の食文化と共に歴史を伝え、観光情報を発信し、子どもの遊び場やドッグランも備える「道の駅西条のん太の酒蔵」を訪れ、この地域ならではのコミュニティの魅力を体感してみてはいかがでしょうか。
道の駅西条のん太の酒蔵
- 住所
- 広島県東広島市西条町寺家10020-43
- 営業時間
- レストラン、フードコート（11:00～20:30 L.O.19:30）
テイクアウト（10:00～18:00）
こどもひろば（10:00～18:00）
多目的展示室（予約制 9:00～21:00）
わんわんひろば（会員登録制10:00～18:00） - アクセス
- 国道2号線 西条バイパスから車ですぐ
- 詳細
- 道の駅西条のん太の酒蔵 公式サイト
