巽橋(たつみばし)を中心とする祇園の街並みや、清水寺に至る産寧坂、祇園祭の舞台ともなる八坂神社など、京都を代表する風景がそこここに点在している京都市東山区。京都らしさを感じられるこのエリアに2022年7月7日、「京の極み 東に宿る」をコンセプトにした「THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel」がオープンしました。
アートに彩られた上質空間で京の極みを旅する
京都ならではの美意識に触れ、体験できる新感覚の同ホテル。格調高いエントランスを抜け、左官調のロビー空間で一際目を惹くのが、かつてこの地にあった「粟田小学校」の校章や校舎図をモチーフに、西陣織の手法で現代的に表現された織物アート。江戸中期から続く「粟田焼」の作品も並び、滞在への期待感をかき立てます。
ロビーフロアに併設されたTea & Bar「Sarei produced by Gion Tsujiri」では、1860年創業の老舗「祇園辻利」プロデュースのボトリングティーなどを提供。宇治茶体験講座をはじめとしたワークショップなどを楽しむこともできます。
祇園を流れる白川の水流とゆらぎをイメージした客室は、和と洋の要素を掛け合わせた落ち着いた空間。職人技が光るオリジナル茶箱や、京都をテーマにキュレーションされた書籍が配され、世界的ブランド「シーリー」のマットレスやリネン製のオリジナルルームウェア、米由来成分を使ったスキンケアセット「MINUCA」などが、ワンランク上のステイを演出します。
食事やアクティビティ「京いろは」で京都を体感
館内のレストラン「ナナノイチ」が提供するのは、地元食材を取り入れた個性的な京フレンチ。好みに合わせておばんざいを中心とした和食と、焼き立てパンと卵料理が自慢の洋食から選べる朝食も、1日のはじまりを彩るのに最適です。
さらに、オリジナルプログラム「京いろは」では、京都や日本に息づく文化を楽しみながら感じられるアクティビティを提案。神社仏閣の特別公開・特別拝観、漆器・窯もの・工芸といった制作体験や、出汁・京菓子など「食」にまつわる講習など、ホテル内外での多様な文化体験を用意しています。
例えば、京町屋のお座敷で江戸時代に庶民の間で流行したとされる「投扇興(とうせんきょう)」遊びと本格的なお茶席体験をセットにしたコースなど。五感に合わせて5つの切り口からアプローチした体験メニューを通して、香りを感じ、味わい、触って、聴いて、手を動かして、京都の文化を「いろは」から学び満喫することができます。
そのほかにも、京焼・清水焼や京友禅など、京都伝統産業ミュージアムセレクトのアイテムが並ぶショップ「Craft Editions produced by Kyoto Museum of Crafts and Design」や、茶香炉からほのかに香るお茶の香りに包まれる癒しのプライベートスパなど、館内には京都を深く体感できる仕掛けが盛り沢山です。
従来の滞在するだけのホテルとはひと味違う、滞在を楽しむためのホテル「THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel」。古都・京都の極みを旅し、新たな発見に出会う入口として、宿泊してみてはいかがでしょうか。
THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel
- 住所
- 京都市東山区三条通白川橋東入三丁目夷町175-2
- 総部屋数
- 168室
- アクセス
- 【電車】京都市営地下鉄東西線「東山」駅より徒歩約4分、JR「京都」駅よりタクシーで約20分
【車】名神高速道路「京都東」ICより約15分