「ウェスティンホテル横浜」ウェルビーイングで心身を整える滞在を

横浜港に近く、高層ビルが並ぶ一帯に出現した「ウェスティンホテル横浜」。10年以上にわたり、「ウェルビーイングな滞在」をビジョンに掲げ続けているウェスティンブランドにおいて、その魅力をより体感できるホテルだと言われています。

 

2022年6月に満を持してオープンし、1フロア全体をウェルネス専用とした大胆なレイアウトが特徴。帆船を模した佇まいは凛としていて、まるでウェルビーイングというホテルでの新たな滞在方法を提案しに来航した黒船のようです。

 

 

 

横浜駅や観光地に近いロケーション

横浜駅や観光地に近いロケーション

ウェスティンホテル横浜」が位置する横浜みなとみらい21地区(通称、みなとみらい)は、大学やオフィス、アリーナなど大型施設が集まった活気あふれるエリアです。

 

みなとみらい線「みなとみらい」駅1番出口より徒歩約6分、地下鉄「高島町」駅より徒歩約10分。羽田空港行発着のリムジンバスもホテルより1日4~7本出ています。横浜ランドマークタワーへは徒歩約7分。横浜駅に近く、横浜中華街、赤レンガ倉庫などの人気観光スポットにもアクセス良好です。

 

3つのキーワード「コネクション」「SDGs」「ウェルビーイング」

3つのキーワード「コネクション」「SDGs」「ウェルビーイング」

ウェスティンホテル横浜」のデザインを担当したのは、世界中のラグジュアリーホテルを手掛け、数々の受賞歴を持つ「GAデザイン・インターナショナル」。プロジェクトを開始するにあたり、まず注目したのが国際都市として発展してきた横浜の土地柄でした。

 

3つのキーワード「コネクション」「SDGs」「ウェルビーイング」
神奈川の海岸線をテーマにしたアートも

開港以来、玄関口として海外と日本をつないできた横浜。そのつながりを意味する「コネクション」をテーマに、横浜、神奈川、さらに自然や人とのつながりを感じられるようにデザインされています。

自然とのつながりという観点から、「SDGs」(持続可能な開発目標)を意識した取り組みも「ウェスティンホテル横浜」の特徴です。

 

ウェスティンホテル横浜

そしてウェスティンブランドを掲げるうえで重要なのが、健康を意味する「ウェルビーイング」。Sleep Well(よく眠る)、Eat Well(よく食べる)、Move Well(よく動く)、Feel Well(気分よく)、Work Well(よく働く)、Play Well(よく遊ぶ)の6つの柱があり、それぞれを体験できる施設やサービスが揃っています。

 

特にホテル名を冠した「Heavenly Spa by Westin™」は日本初上陸。リラックスした状態のFeel Wellを叶えるスパ施設の登場は、ウェルビーイングに対する意識の高さがうかがえます。

 

石と木といった自然素材で彩られた1階「エントランス」

石と木といった自然素材で彩られた1階「エントランス」

日本らしさを西洋デザインの中に忍ばせているのも印象的。例えば、重厚感ある石造りのエントランスを通り抜けると、木柱が並んでいて、やわらかな灯篭風の照明から和の雰囲気が感じられます。

 

水盤には「voyage」(航海)というアート作品が置かれ、今まさに出航しようとする姿が、これから始まる自分の非日常と重なり、気分も高まります。

 

22階「クラブラウンジ」で悠々とチェックイン

22階「クラブラウンジ」で悠々とチェックイン
ウェスティンホテル横浜
ウェスティンホテル横浜

通常なら最上階の23階でチェックインを行いますが、今日は22階のクラブラウンジへ。クラブフロア(20~22階)とエグゼクティブスイート(13~22階)の宿泊者および、マリオット・ボンヴォイ会員のプラチナエリート会員以上限定の特典で、467平米の広々としたラウンジを利用できるのです。

 

22階「クラブラウンジ」で悠々とチェックイン
22階「クラブラウンジ」で悠々とチェックイン

オーガニックハーブティーの「pukka(パッカ)」やコーヒー、クッキーなどが用意されているのもうれしいポイント。夜はカクテルタイム、朝は朝食と時間ごとに異なるサービスが用意され、開放感ある空間は一日に何度も訪れたくなります。

 

22階「クラブラウンジ」で悠々とチェックイン

またミーティングスペースも無料で利用でき(1滞在で2時間まで)、スクリーンも完備。ちょっとした会議室として重宝され、ウェルビーイングのひとつWork Wellが体現化されています。

 

柔和な雰囲気に癒される「エグゼクティブスイート」

柔和な雰囲気に癒される「エグゼクティブスイート」

角部屋にあたる「エグゼクティブスイート」は、天井から床まで窓のスペースを大々的に設けているので、空や陽光といった外界とのコネクションをより身近に感じられるデザイン。

フローリングが敷かれた84平米の空間は、ベージュやグリーンなどナチュラルカラーに彩られ、時間を忘れてくつろげる仕様になっています。

 

柔和な雰囲気に癒される「エグゼクティブスイート」

お部屋を改めて見回すと、花をモチーフにした照明などやわらかなカーブを描いた家具が多いことに気づきます。「自然界に直線は存在しない」というガウディの言葉が頭をよぎり、室内でありながら自然を感じるひとときに。

 

柔和な雰囲気に癒される「エグゼクティブスイート」

そして、滞在中の楽しみのひとつが、ウェスティンブランドの代名詞でもある「ヘブンリーベッド」。オリジナルのベッドは、身体の部分によってそれぞれ浅く深く沈み込むことで体圧が分散され、まるで雲の上で寝ているようと評判です。

 

ヘブンリーベッドは全室に導入され、さらなるSleep Wellのために安眠効果のラベンダーバームも傍らに。枕も固め、やわらかめが2個ずつ備わっているほか、低反発やそば殻タイプもリクエスト可能。

 

柔和な雰囲気に癒される「エグゼクティブスイート」
夕日に染まる富士山が見られる「シティビュー」

眺望は「ベイルーム」もしくは「シティビュー」の2パターン。ベイルームからは再開発で勢いづくビル群、その向こうに港や往来する船が垣間見えます。一方のシティビューでは眼下に広がる市街地のパノラマが見渡せ、その奥に控える富士山まで見通せることも。

 

柔和な雰囲気に癒される「エグゼクティブスイート」
柔和な雰囲気に癒される「エグゼクティブスイート」

2方向から行き来できる洗面所にはダブルボウルが備わり、バスルームは浴槽とシャワーが独立している贅沢な造り。

 

柔和な雰囲気に癒される「エグゼクティブスイート」

アメニティには歯ブラシ、ヘアブラシ、マウスウォッシュ、バスソルト、スキンケアセット、カミソリ、シャワーキャップ、コットンセットが備わっています。

 

ルームウェアは上下に分かれるタイプで、ふわふわなタオル生地の「ヘブンリーバスローブ」は着心地が良く、吸水性も抜群。

 

飲料水は、「地球にもウェルビーイングを」という観点からSDGsに配慮した「ノルダック・プレミアムウォーター」を提供。さらにミニバーにはドリンクも用意されています。(有料)

 

 

ウェルネス専用フロアで心身をリフレッシュ

お部屋で一息ついたら、「ウェスティンホテル横浜」が誇る、5階のウェルネス専用フロアへ。1,000平米を超すフロアにフィットネススタジオ、屋内プール、スパ、庭園が集約され、宿泊者のウェルビーイングを高めてくれます。

 

ウェルネス専用フロアで心身をリフレッシュ

TRXの最新マシンも完備している「Westin WORKOUT® Fitness Studio」は24時間利用でき、100平米の広さもさることながら、風景を眺めながら爽快な気分で運動できるのが魅力です。

 

ランニングマップを提供する「RunWESTIN® プログラム」も人気で、観光名所を巡る4kmと6kmの2コースはMove WellとPlay Wellを兼ねたアクティビティです。3カ月に1度、グループで走るイベントも開催され、宿泊者以外も参加可能。これをきっかけに地元の方とのつながりが深まったと聞きます。

 

ウェルネス専用フロアで心身をリフレッシュ

長さ20mのプールにはジェットバスも併設。8~20時の営業で、女性更衣室にはスチームサウナ、男性更衣室にはドライサウナも。朝食前にひと泳ぎして身体をほぐす宿泊者もいるのだとか。

 

ウェルネス専用フロアで心身をリフレッシュ
ウェルネス専用フロアで心身をリフレッシュ
ウェルネス専用フロアで心身をリフレッシュ

そして注目の「Heavenly Spa by Westin™」。大山など神奈川にゆかりのある山の名前がついたトリートメントルームが4室あり、2人同時で受けられるお部屋も用意。

 

ウェルネス専用フロアで心身をリフレッシュ

ここでしか受けられない「ヘブンリースパ シグネチャーマッサージ」は、アロマオイルマッサージに加え、ウェスティンブランドでお馴染みのホワイトティーの香りも同時に楽しめる内容。緊張した身体を解きほぐし、最高のFeel Wellへ誘います。

 

夕方のカクテルタイムを満喫

17時のカクテルタイムを満喫

カクテルタイムが始まった「クラブラウンジ」は、ビールとワイン各種を取りそろえていて、カクテルも好評です。

 

テーブルには色とりどりのサラダが並び、オリーブやチーズ、ハムといったオードブルも。かまぼこやシューマイなどの和食や中華に加え、スイーツも充実しています。(内容は季節により異なります)

 

17時のカクテルタイムを満喫

街の灯りがぽつぽつと点き始めた光景を横目に、オリジナルカクテル「クランベリー アップル スカッシュ」を一口。果実の甘酸っぱさが広がると、どうやら食欲も呼応したみたい。夢心地のまま3階のレストランを目指します。

 

「ブラッスリー・デュ・ケ」でカジュアルフレンチを

「ブラッスリー・デュ・ケ」でカジュアルフレンチを

横浜・元町のヨーロッパ料理店をイメージした「ブラッスリー・デュ・ケ」。気軽にフランス料理を楽しんでほしいという想いから、フランス語で「カジュアルな大衆酒場」のブラッスリーと、港町らしく「船渠(ドック)」のデュ・ケが組み合わされました。

 

「ブラッスリー・デュ・ケ」でカジュアルフレンチを
バケットが入った袋にも店名が表示

 

「ブラッスリー・デュ・ケ」でカジュアルフレンチを
左から、ラベンダージン&トニック、ローズベリー、スピリッツ デュケ

フランス各地のワインに加え、「ラベンダージン&トニック」はフランス製ジンを、オリジナルカクテルの「スピリッツ デュケ」には珍しいエルダーフラワーのリキュールを使うこだわり。ノンアルコールのモクテルには、横浜市の花であるバラをテーマにした「ローズベリー」があります。

 

「ブラッスリー・デュ・ケ」でカジュアルフレンチを

アラカルトとコースから選べますが、本日は魚とお肉を一度に味わえる5品のコースを選択。驚きに満ちた現代的なアプローチを取り入れていると聞き、その言葉通りに前菜の「牛タンのニース風サラダ」から衝撃を受けることに。噛むことなく、とろける牛タンのやわらかさは従来の概念が覆るほどです。

 

「ブラッスリー・デュ・ケ」でカジュアルフレンチを

「白子のムニエル」は日本の冬ならではの食材を、フランス流に調理した自信作。焦がしバターソースの芳しい香りが食欲をそそり、白子をムニエルにしたことで外側のカリカリ食感と内側のやわらかで濃厚な味わいの両方を堪能できます。

 

「ブラッスリー・デュ・ケ」でカジュアルフレンチを

食材本来の味を満喫できるよう「国産牛サーロインステーキ」は、ミディアムレアで。噛めば噛むほど豊潤な脂が広がり、メインディッシュに相応しい一品です。

 

「ブラッスリー・デュ・ケ」でカジュアルフレンチを
デザート「苺のタルト」は、目の前で仕上げるゲリドンサービスで提供

「お食事を楽しんでいただけるよう常に視野を広くし、すぐにお客さまにお応えできるよう心掛けています。食後に本日の感想をお伺いするのですが、『おいしかったよ』と聞くと、やっぱりうれしいですね。シェフ自身もよくお客さまと会話しているんですよ」と話す、レストラン スーパーバイザーの高橋さん。お客さまとのつながりを大切にしている姿勢から、キーワードの「コネクション」に対する意識がうかがえます。

 

 

一日の締めくくりは、落ち着いた雰囲気の「コード・バー」にて

一日の締めくくりは、落ち着いた雰囲気の「コード・バー」にて

日本と、世界から訪れるお客さまとの出会いがコンセプトの「コード・バー」では、オリジナルカクテルが面白いと話題。例えば旬のフルーツを使うシグネチャーカクテルの「ヘブンリーベッド」は別名「〒220-0012」。これはウェスティンホテル横浜の郵便番号になっています。

 

左から、マティーニvs北京ダック、ヘブンリーベッド、ドレスアップ

北京ダックのソースとマティーニを混ぜた「マティーニvs北京ダック」は横浜中華街の郵便番号を、トマトジュースを使ったモクテル「ドレスアップ」はジュースを生産している湘南の郵便番号が載っています。

 

一日の締めくくりは、落ち着いた雰囲気の「コード・バー」にて

横浜や神奈川とのつながりを感じてほしいという想いから生まれた郵便番号のカクテルは11種類あり、どれも独創的。宿泊者以外も利用でき、食事メニューも豊富です。21時以降が混み合うので、利用する際は事前に予約をすると安心。神奈川の魅力が詰まったカクテルをたしなみ、鮮やかな横浜の夜が更けていきます。

 

夜の面影が残る早朝に最上階「ロビーラウンジ」へ

夜の面影が残る早朝に最上階「ロビーラウンジ」へ

ヘブンリーベッドのおかげで、翌朝は熟睡からの目覚め。身体が軽くなっていることに気付き、それはフットワークにも影響するよう。せっかくだから朝日が見たいなと思い、23階「ロビーラウンジ」へ。

 

夜の面影が残る早朝に最上階「ロビーラウンジ」へ

足元から4m近い天井までをガラス窓がひとつなぎに並ぶ空間は圧巻。一刻一刻と変化する空や横浜の街並みを一望でき、あまりの近さに、まるで自分が空中に浮かんでいるようです。

 

夜の面影が残る早朝に最上階「ロビーラウンジ」へ

レセプションの後ろにあるバーティカルガーデンの緑に癒され、森林浴を表現したというシャンデリアからは時にさんさんと、時におぼろげに光が注がれます。

 

ウェスティンホテル横浜

「ロビーラウンジにお越しいただくと開放的な印象を受けられるかと思いますが、実はもっと家具を配置することも可能なのです。しかし、あえてゆとりを設けることで、広いスペースを自由にご利用いただけます。

 

ひとりで考え事をしたい時は静かな場所へ、ご友人と会話を楽しまれたい時はソファへ。まるでご自宅にいるかのように心地よくお過ごしいただきたいです」と、総支配人のリチャードさん。誰もが訪れるロビーラウンジにもFeel Wellが施されていました。

 

 

Eat Wellの朝食で内側から健康に

Eat Wellの朝食で内側から健康に
Eat Wellの朝食で内側から健康に

朝7時からクラブラウンジでは朝食が始まります。瑞々しいサラダバーのそばには、珍しいイタリア産オリーブオイルや白バルサミコ、アボガドオイルといったこだわりのドレッシングがずらり。

 

Eat Wellの朝食で内側から健康に
Eat Wellの朝食で内側から健康に

クロワッサンにマフィンなど、豊富なペストリーからは焼きたての香りが漂い、どれにしようか行ったり来たり。焼き魚やお味噌汁も用意され、中華街を意識したシューマイはご飯のおかずに最適です。

 

Eat Wellの朝食で内側から健康に

メニューの豊富さに一瞬、ここがレストランではなく、ラウンジだということを忘れてしまいそう。Eat Wellのコンセプトをもとにいただく朝食は栄養価も高く、「今日も頑張るぞ」と自然と元気が湧いてきます。

 

 

おみやげを探しにロビーラウンジへ

おみやげを探しにロビーラウンジへ

チェックアウトは12時なので、朝食後もゆっくり身支度を整えられ、ヘブンリーベッドを再び堪能することも可能。旅の思い出を何か持ち帰れないかとロビーラウンジを散策していると、アフタヌーンティーでにぎわっている一角を発見。

 

おみやげを探しにロビーラウンジへ
左から、かきのタルト、フルーツ&フラワー、ノットクラシックチーズケーキ

「シュガー・マーチャント」のショーケースには、横浜港からインスパイアされた船形ケーキ5種が並び、テイクアウトもできます。季節によってメニューが変わり、旬のフルーツに加え、白みそやジャスミンなど繊細な味わいが光るものばかり。

 

「横浜港が発展したのには、砂糖の取引が大きかったということで、砂糖貿易や商人をさす『シュガー・マーチャント』と名付けられました」と教えてくれたのは、デジタルマーケティングマネジャーの大日向さん。横浜が港町というイメージはあったものの、砂糖まで扱っていたことに驚きです。

 

おみやげを探しにロビーラウンジへ

同じフロアにあるレストラン「アイアン・ベイ」も、鉄鋼の貿易として栄えた過去に由来するもの。グリルに使う鉄板は特注品で、ブランド牛「横濱ビーフ」など選りすぐりの食材をいただけます。神奈川県からの宿泊者も多いので、知らなかった歴史を知ることで、さらに地元を好きになりそうです。

 

都会のオアシスでエネルギーを充電

都会のオアシスでエネルギーを充電

健康を意味する「ウェルビーイング」(Well-being)のウェル(Well)は、富を意味する「wealth」と同じ語源を持ちます。現代の豊かさとは、よく寝て、よく食べて、よく遊ぶといった、一日をしっかり過ごすことなのかもしれません。

 

「ウェルビーイング」をコンセプトに掲げている「ウェスティンホテル横浜」。滞在したことで、健やかになるための睡眠や食事、運動などの要素ひとつひとつを丁寧に見直す良い機会になりました。

 

ウェスティンホテル横浜

住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい4-2-8
アクセス
みなとみらい線「みなとみらい」駅1番出口から徒歩約6分
駐車場
あり 1泊3,000円(15時から翌日正午まで)
総部屋数
373室
チェックイン
15:00 (最終チェックイン:29:30)
チェックアウト
12:00

 

 
撮影:岡村智明 取材・文:浅井みら野
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