東京のコリアンタウンと言われる新大久保。新宿駅から徒歩圏内にあり、韓国料理、韓国コスメ、フォトジェニックなスイーツなどを楽しめる場所が充実しています。第三次韓流ブームの影響もあり、特に週末は大混雑。ご飯屋さんはどこも行列、大通りはなかなか前に進めないというほど…。
そこで今回は、新大久保で混雑を回避しながら、グルメ・ショッピング・スイーツなどを楽しめる、おすすめ観光モデルコースをご紹介します。
ランチは大久保方面のお店がおすすめ!
11:30いつもなら新大久保駅の改札を出て右側の新大久保方面に行くところですが、今回の「混雑回避コース」では反対側の左へ進んで大久保駅方面へ向かいます。
1分ほど歩いていくと、だんだん人混みが減っていくはず。もちろん、大久保駅方面もおいしい韓国料理店はたくさんあります。
サムギョプサル専門店「でじにらんど大久保店」へ
新大久保駅から徒歩約3分、韓国料理・生サムギョプサル専門店「でじにらんど大久保店」に到着。開店時間近くに訪れれば、比較的スムーズに入ることができます。新大久保エリアにある飲食店は11時オープンが多いため、ランチは少し早めの集合がおすすめです。
近くの系列店「でじにらんど新大久保店」は行列待ちになることが多いので、間違えないようご注意ください。
まずは、韓国でよく飲まれている梨ジュースとシッケ(お米で作られたジュース)で乾杯!梨ジュースはすりおろした梨が入っており、とてもフルーティー。シッケはほんのり甘い味のするさっぱりした飲み物で、韓国ではサウナ上がりによく飲まれます。
生ビールは毎日157円(税抜)で提供されているというリーズナブルな価格帯も魅力です。
「ボルジップ サムギョプサル チーズセット」(2人前2,780円・税抜)は、16mmの分厚い豚バラ肉をお店の人が鉄板に乗せて焼いてくれる人気のメニュー。
ボルジップは韓国語で「ハチの巣」という意味で、よく焼けるようにお肉に切れ目を入れた形が、まるでハチの巣のようなのでボルジップといいます。通常のサムギョプサルの鉄板は四角いものですが、こちらは丸い鉄板で、周りに溝が付いています。
この溝にチーズやにんにく、エリンギ、キムチ豆腐などを入れて一緒に加熱していきます。そうすることで、お肉を焼くのと同時に他のメニューも出来上がる仕組みです。
気長に待つこと数分、サムギョプサルが焼き上がりました。他の揚げにんにくや、キムチ豆腐、チーズもいい感じに仕上がっています。
こんな風にサムギョプサルにたっぷりチーズを絡めましょう。遠慮せず贅沢に絡めるのがおいしくいただくコツ!
葉野菜を取ったら、ネギサラダ、キムチ、豆腐などとサムギョプサルを乗せて、一緒に出てきたタレや辛味噌をつけて包んでいただきます。まろやかなチーズがサムギョプサルと相性バッチリです。
事前予約でうれしいおまけも!
前日までに予約をした場合は、お店からフェイスパックのお土産をいただけるそう。他にも午後3時以降の予約を前日までにすると料金が割引されるサービスもあるとか。何よりも、新大久保の混雑を避けておいしい韓国料理を食べられるのがうれしいですね。
#でじにらんど 大久保店
- 住所
- 東京都新宿区百人町1-17-6 東都ビル 1F
- 営業時間
- 11:00~5:00(平日)、11:00~1:00(日・祝)
- 定休日
- 無休
コンサート当選率が上がる!?「皆中稲荷神社」でお参り
13:00ランチ後は腹ごなしついでに、でじにらんど 大久保店から徒歩約3分の場所にある「皆中(かいちゅう)稲荷神社」へ。新大久保駅からも近い場所ですが、比較的人が少なく参拝しやすい穴場の場所です。
神社の名前に「皆中(皆あたる)」という意味があります。「賭け事に強い」神社と言われていて、宝くじ、コンサートやイベントの当選祈願をする人が多く訪れるようになりました。
この日も多くの人たちが訪れていました。回転率は早いのでそんなに待つことはありません。せっかく新大久保に来たのですから、お参りして宝くじなどの当選祈願をしましょう!
絵馬は特に人気で、売り切れてしまうこともあるとか。書かれている願い事は、宝くじから、イベントの当選祈願までいろいろ。
ここにお参りしてからは、なかなか当たらなかったコンサートが当たったり、良い席が来たりという話も多くあるのですよ。ぜひ絵馬も書いて帰りましょう。
#皆中稲荷神社
- 住所
- 東京都新宿区百人町1-11-16
韓国コスメ専門店「skin holic」でお買い物
14:00お土産探しに、神社から徒歩約7分の韓国コスメ専門店「skin holic(スキンホリック)」へ。コスメショップや飲食店が多く立ち並ぶ、通称「イケメン通り」の中ほどに位置します。
大久保通りを通っていくと人混みに巻き込まれてしまうので、大久保側から裏通りを通って向かいます。細い道が多いですが、表通りと比べると断然人が少なく歩きやすいのでおすすめです。
「skin holic」は、新大久保随一の広さを誇り、週末でも比較的ゆっくりと商品を選ぶことができます。店内には韓国内で販売されているコスメが用途別に売られています。
素敵なデザインでパッケージ買いして揃えたくなるのが、「innisfree(イニスフリー)」のフェイスマスク(180円)。使用されている成分の写真が美しくデザインされていて、見ているだけでも楽しいですね。
お土産にしたい韓国コスメを探そう
この日はフェイスマスク6種類を購入。パッケージがおしゃれなもの、実力派プチプラコスメ、たくさんのアイテムが揃っているので、新大久保でのお土産探しにおすすめですよ。
#skin holic
- 住所
- 東京都新宿区大久保1-12-15
- 営業時間
- 平日・日曜日10:00〜20:00、土曜日10:00〜21:00
疲れた身体を癒しに韓国エステサロン「多もあ」へ
15:00買い物をしたところで、少し疲れてきたら、リーズナブルに韓国エステを体験できる「多もあ」へ。
24時間営業のため当日でも比較的予約を取りやすいのがうれしいところ。路地裏の一室にある隠れ家的お店で、オーナーさんが優しい笑顔で迎えてくれます。
まずは受けるメニューを決めましょう。今回は、フェイシャルコースの小顔コルギ(40分3,500円・税抜)に、オプションで石膏(せっこう)パック(2,000円・税抜)、漢方よもぎ蒸し(30分2,000円・税抜)をつけた内容にしました。
韓国で人気の石膏パックと小顔コルギを体験
まだあまり日本では馴染みのない石膏パック。固まっていない石膏を顔に塗り、お肌に美容成分を浸透させていきます。ヒンヤリした石膏は固まっていくにつれて、じわじわと温まっていきます。その気持ち良さに思わずウトウト…。
コルギは韓国で人気の小顔施術で、痛気持ちいいマッサージをしながら顔周りのコリをほぐしていきます。終わった頃には、肌はもちもち、顔のむくみはスッキリしているはずですよ。
本格よもぎ蒸しは30分2,000円とお手頃!
よもぎ蒸しでは、スモックをすっぽりかぶって椅子に座り、下からよもぎの湯気を身体中に取り込んでいきます。漢方の香りに癒されながら大量の汗をかいてスッキリ。
オーナーと楽しいお話をして、ゆったり休んで、いいリフレッシュになりますよ。よもぎ蒸しのみも可能。30分2,000円(税抜)というお手頃価格なので、買い物前後の休憩におすすめです。
#多もあ
- 住所
- 東京都新宿区百人町1-5-1百人町ビル2階
- 営業時間
- 10:00~翌4:00
- 定休日
- 無休
本場の人気グルメが楽しめる「新大久保韓国横丁」へ
18:00スパで気持ちよくなったら外はだいぶ暗くなってきました。お腹が空いてきたので、「新大久保韓国横丁」へ。ここは、10店舗の様々な韓国料理のお店が集まっています。
10店舗の様々な韓国料理が楽しめるスポット
中に入ったら、まずは地図とシステムを確認。行きたいお店が決まったら、そのお店の席に座って料理を注文します。うれしいのは、ほかのお店の料理もテイクアウトで注文可能なこと。全店制覇も夢じゃありません!
奥まで続く細長い通路を挟んでお店が並び、本場韓国の屋台のような活気ある雰囲気が楽しい! 「新大久保韓国横丁」は1階と2階を合わせて全450席という広さなんです。
人気上昇中の韓国焼酎も豊富
韓国グルメと一緒にお酒も飲めちゃいます。ビールやマッコリはもちろん、韓国の焼酎「ソジュ」「チャミスル」「ジョウンデー」など、たくさん揃っています!
写真映えする人気メニューをオーダー
韓国の学生街「弘大(ホンデ)」が店名に入った「ホンデポチャ」の人気メニュー「エビチーズフォンデュ」。たっぷりのエビとチーズをスタッフがガスバーナーで炙って仕上げます。
写真だけでなく、動画も撮りたくなる見た目のインパクト! トロトロに溶けたチーズがたまりません。
こちらは、「マポ豚足」というお店の「ポッサム三種蒸し」。ポッサム(ゆで豚肉)は、薬味などと一緒に葉野菜で包んで食べます。
韓国の海苔巻き・キンパ。「チュンヒャンジョン」の「ミニキンパ アベンジャーズ」は、5種類のミニキンパが楽しめます。
新大久保韓国横丁
- 住所
- 東京都新宿区大久保2-19-1 セントラル大久保
- 営業時間
- 11:30~23:00 (L.O. 22:00)
※一部の店舗は日曜日を除いて5:00まで営業(L.O. 4:00)
- 定休日
- なし
混雑回避して新大久保を楽しもう!
週末は特に混雑している新大久保。裏道を通ったり、穴場のお店を探してみたり、人気店に行く時間も夕方にずらしてみたりと、工夫をすれば人混みを避けて遊べます。新大久保でも特に人気の韓国風チーズドッグ「ハットグ」のお店はどこも行列ですが、路地裏にはあまり並んでいない人気店もありますよ。
ぜひ混雑を回避しながら楽しんでみてくださいね。
取材・撮影・文/西門香央里
関連記事
▼関西の2大コリアタウンもチェック