日本ワインを楽しむ幸せ旅へ。「星野リゾート　リゾナーレ八ヶ岳」【楽天トラベル】

公開日: 2022/07/14

長野県から山梨県にかけて、約30kmも山々が連なる「八ヶ岳」。その南麓にある「星野リゾート　リゾナーレ八ヶ岳」は、大人にも子どもにも人気のリゾートホテルです。

特に山梨・長野のワインを楽しめる「ワインリゾート」として知られており、ワインを飲むのはもちろんのこと、葡萄畑を訪れるアクティビティに参加できることも魅力。日本ワインを心ゆくまで堪能する、星野リゾート　リゾナーレ八ヶ岳の過ごし方をご紹介します。

「星野リゾート　リゾナーレ八ヶ岳」の詳細・予約

世界的な建築家が設計。「星野リゾート　リゾナーレ八ヶ岳」

星野リゾート　リゾナーレ八ヶ岳は標高約1,000mに位置する山麓のリゾートホテル。約7.5ヘクタール、つまり東京ドーム約1.6個分もの広大な敷地面積を持ち、世界的な建築家マリオ・ベリーニが手がけたモダンな建物が印象的に並んでいます。

注目は約150mのメインストリート「ピーマン通り」。「訪れる人々が地上のどこよりも安らげる空間を」というマリオ・ベリーニの想いが表現されています。

アクセスは中央自動車「小淵沢」ICより、車で約5分。小淵沢駅から無料送迎バスも運行しており、所要時間は約5分です。駐車場は無料。

車を降りて、エントランスからフロントへ。温かみのあるカラーとともにマリオ・ベリーニらしいスタイリッシュな建築美が広がります。

ワインリゾートならではの客室に宿泊

リゾナーレ八ヶ岳の特徴が19タイプもの多彩な客室。大人旅、女子旅、子連れ旅とさまざまなニーズに合う客室から選択できます。今回宿泊したのはホテル棟3階にある「ワインスイートメゾネット」。1階がベッドルーム、2階がリビングルームのメゾネットタイプで、部屋全体がボルドーカラーで彩られています。広さは約100平米、定員は5名。

リビングルームにはワインにまつわる本が並び、ワインを客室で楽しむためのしつらえが充実。各ワインやシーンに合わせて使い分けができるグラスやカラフェなどが用意されています。

ワインセラーも備わっており、ソムリエ厳選のワインがずらり。ホテルの提携ワイナリー「ドメーヌミエ・イケノ」のシャルドネやピノ・ノワールも入っているのですが、ハーフボトルはこの部屋限定品です。ドメーヌミエ・イケノのワインは自然に逆らわない醸造方法で造られ、販売数量も限られている貴重な一品。ハーフボトルなので、飲み比べも楽しめます。

ベッドルームには2台のセミダブルベッドのほか、窓際に「ごろごろスペースベッド」が設置。足をのばしてくつろげる空間となっています。

ベッドルームの壁一面に描かれているのは、赤岳をはじめとする「八ヶ岳連峰」。ボルドーカラーで表現されたダイナミックな山々がとても美しく、客室にいながらも八ヶ岳の大自然を感じられます。

ワインスイートメゾネットにはテラスがあることも大きなポイント。ピーマン通りを一望できる絶好のスポットです。ピーマン通りは季節ごとに装いを変え、2022年7月10日（日）までは雨を楽しむイベント「八ヶ岳ふれふれスカイ」が開催されていました。

広々としたバスルームはバスタブ付き。白を基調とした気持ちのいい空間となっており、大きな鏡で身支度ができます。トイレは別となっています。

バスアメニティは環境に配慮したボトル詰め替え式。シャンプー、コンディショナー、ボディソープはオーガニック認証を受けた5種類のハーブエキス（アルテア、セージ、タチジャコソウ、ローズマリー、ラベンダー）入り。

スキンローション、スキンミルクはワインにちなんだブドウ果実エキス配合。クレンジングはヒアルロン酸Na入りでしっとりとした洗い上がり。質の高いスキンケアがそろっています。

ワインスイートメゾネットのルームウェアはボルドーカラーのボタンやラインがアクセントになったセパレートタイプ。デラックスなどほかの客室はワンピースタイプです。

子連れ旅行や女子旅など3〜4人での滞在におすすめの客室がホテル棟の3階にある「デラックス」。約70平米の横長の客室で、大人4人で宿泊した場合でも横並びでゆったりと寝ることができます。こちらもボルドーカラーで彩られた、ワインリゾートならではの客室です。

ダイニングテーブル、そしてソファ＆テーブルが備わっており、部屋でも食事が楽しめることもポイント。プライベートな空間でワインを片手に、ピーマン通りの飲食店で買ったテイクアウトメニューを楽しむのもいい過ごし方です。

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その土地で造られた葡萄のワインを、畑で味わう贅沢。「葡萄畑アペロ」

荷解きを終えた後は、予約していた大人限定（20歳以上）のアクティビティ「葡萄畑アペロ」（1人4,000円）へ。ディナー前に軽い食事とお酒を楽しむフランス流のアペロタイムを葡萄畑に囲まれながら楽しむという、ワイン好きにはたまらない体験ができます。

車から約10分で到着するのは、ワイン用葡萄を有機栽培している「小牧ヴィンヤード」。南側は南アルプス、北側は八ヶ岳連峰を望み、自然に抱かれるように広がる葡萄畑はまさに絶景です！

上質なアペロタイムへと誘ってくれる案内人は、小牧ヴィンヤードの小牧康伸さんです。小牧さんは約30年間、帝国ホテルでソムリエとして働き、2005年に北杜市小淵沢にある今の小牧ヴィンヤードで葡萄の栽培を開始。現在はメルロー、バルベーラ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ソーヴィニヨン・ブランなどを栽培しており、葡萄の生育状態を見ながらワインに関する知識を学べます。ちなみにヴィンヤードとは葡萄を栽培する農場を指します。

「葡萄畑アペロ」は小牧ヴィンヤードの葡萄畑に囲まれ、小牧ヴィンヤードで育った葡萄で作られたワインが飲めることが醍醐味。この日いただいた1杯目は「Ethica2020」という、イタリアピエモンテ州で多く栽培されている葡萄「バルベーラ」主体の赤ワインでした。

グラスに鼻を近づけた瞬間、赤いベリーの果実香が驚くほど芳醇に香り、ほのかな酸も感じる軽やかな味わい。テラス席に座り、八ヶ岳の自然との一体化を楽しみながら、その恵みを深く堪能しました。

小牧ヴィンヤード内にあるコンサヴァトリー（サンルーム）に移動。続いて小淵沢産のチーズとともに、2杯目の「Monologue小淵沢メルロー2019」をいただきました。

本格的な樽熟成を経たメルロー100%の赤ワインは、メルロー本来の味を感じられます。経験も知識も豊富な小牧さんとの会話も楽しく、1時間があっという間に過ぎてしまいました。

野菜と日本ワインのマリアージュを堪能。OTTO SETTEでディナー

ホテルに戻り、夕食はメインダイニング「OTTO SETTE」へ。高い天井がとても開放的で、まるで美術館のような美しい空間でコース料理を楽しめます。お店の名前の由来はイタリア語でOTTOが「8」、SETTEが「7」。「8」は八ヶ岳、「7」は食材を提供する7人の達人、つまり生産者を意味しています。

「OTTO SETTE」の大きな特徴が、野菜をはじめとする八ヶ岳エリアの食材のおいしさ、豊かさを感じられる料理が味わえること。「私たちのコンセプトは『7人の達人に支えられた、高原のイタリア料理』。その達人たちが生産している野菜、肉、魚をレストランで表現しています」と、料理長の鎌田匡人さんは話します。

料理の内容はシーズンによって変化し、今回は夏のコースメニューとワインのペアリングコースを堪能しました。ワインは料理に合わせ、ソムリエの長久保正邦さんが厳選しています。

冷前菜として登場したのは、OTTO SETTEのスペシャリテ「野菜畑」。約30種類の野菜がカラフルに盛り付けられ、八ヶ岳の野菜畑を表現した、鮮やかな見た目の冷前菜です。ビーツ、チコリー、黒大根など珍しい野菜もお目見え。柑橘が爽やかに香る楠ワイナリー「ソーヴィニヨン・ブラン2019」とともに、夏野菜の彩り豊かなおいしさを味わい尽くしました。

涼やかなガラスの器で登場したのはパスタ「トマトの冷製カッペリーニ」。甘味を引き出すため、トマトを加熱せず、そのままピューレ状にしたソースを使用しています。トマトの酸味とえびのねっとりとした甘さが絶妙なおいしさ。希少なキスヴィン・ワイナリー「ピノ・ノワール・ロゼ 2021」とのマリアージュも楽しみました。

樽熟成された厚みのあるドメーヌミエ・イケノの「シャルドネ 2017」と味わったのは魚料理「岩魚のヴァポーレとカリフラワーのロースト」。ふわふわの岩魚にクミン香るカリフラワー、すりおろしたナッツがあしらわれています。最後にテーブルで岩魚のアラでとった出汁スープをかけて仕上げです。

肉料理は「牛肉のローストザバイオーネソース」。行者にんにくのたまり漬けを合わせた卵黄のソースやハーブのマジョラムで香りづけした牛肉出汁ソースをつけ、ジューシーで柔らかな牛肉に舌鼓。ヤングコーンは皮のまま焼き上げ、甘味を引き出しています。

長久保さんが「とっておき」として肉料理に合わせてくれたワインが、小布施ワイナリー「ドメイヌ・ソガサンシミ・プティ・ヴェルド 69（ソワソントヌフ） 2019」。緻密なタンニンが心地よいまろやかな赤ワインで、余韻が長く続きます。このワインは1ケースのみの入荷、なくなり次第終了。入手困難なワインが飲めるのも、地域の人とのつながりを大切にするリゾナーレ八ヶ岳の魅力です。

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24種類のワインを、少量ずつ味わえる贅沢。「八ヶ岳ワインハウス」

幸せなディナーコースを味わった後は、「八ヶ岳ワインハウス」でさらにワインを堪能。山梨県産・長野県産を中心としたワインを購入できます。

おすすめは24種類ものワインをテイスティングできるサーバー。1杯25mlを150円〜楽しめます。テラスで飲んでも、客室で飲んでもOK。

客室に戻って「VINO BOX」でワインタイム

客室でワインを楽しむなら、宿泊者限定で購入できる「VINO BOX」（2,800円）もおすすめ。山梨県産・長野県産ワインを代表する葡萄「甲州」と「マスカットベーリーA」を使用した白ワインと赤ワイン、そしておつまみ4種がセットになっています。プライベートな空間で大切な人と一緒にワインを飲む時間。心地よいひとときです。

野菜で栄養補給。自由な発想で楽しめる朝食ビュッフェ

翌朝はレストラン「YYgrill」でいただく朝食ビュッフェからスタート。葡萄畑がイメージされた店内は葡萄棚や葡萄の壁紙で彩られ、温もりあふれる空間となっています。

料理は50種類以上の洋食・和食から好きなものを、自由にチョイス。野菜をふんだんに使った料理も並び、カラフルなビュッフェ台を見ているだけで胸が弾みます。

おすすめはシェフがその場で仕上げる「シーザーサラダ」。シーザーサラダはドレッシングをあらかじめ和えて提供することが多いのですが、YYgrillではゲストが食べる直前にドレッシングをかけます。そのためレタスはシャキシャキでとてもみずみずしく、まるで畑からそのまま採って食べたかのような新鮮さ。ザクザクのクルトンと一緒に食感が楽しい一品です。

ジャガイモを入れてサクサクと軽やかに仕上げた「ワッフル」も、YYgrillで食べたいメニュー。サーモンとルッコラをトッピングして食事系にしたり、生クリームとイチゴでデザート風にしてみたり！さらに卵やソーセージを加えてボリュームのあるワンプレートを完成させることもできます。あらゆる食材と合うので、自由な発想で楽しめますよ。

山梨県に行ったら食べたい、郷土料理「ほうとう」も、ビュッフェで食べられます。YYgrillのほうとうはトッピングが特徴！まずはそのまま食べて味噌や野菜の味が染み込んだ太麺を味わい、続いてすりだね、ひきわり納豆、バター、クミン山椒などをかけて味の変化を楽しむのがおすすめの食べ方。すりだねは、赤唐辛子をベースにした山梨に伝わる調味料です。クミン山椒をかけると和のほうとうがエスニックに変化し、ほうとうの新たなおいしさを感じられます。

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ビッグウェーブが楽しい！キッズエリアもあるプール

客室ですこしのんびりした後は、チェックアウトして屋内プール「イルマーレ」へ。「森の中の海」をコンセプトとするイルマーレはビーチに波が打ち寄せる超巨大プールです。宿泊者はチェックイン前・チェックアウト後も楽しめるので、予定に合わせて遊べるのもうれしいポイント。

大きな窓から太陽の光を浴びながら、プールを楽しんでいると、ダイナミックな「ビッグウェーブ」がやってきました！オープン1時間後から毎時10分間開催される楽しいイベントです。最大1.2mの高さにもなる波は迫力満点。プカプカと身を委ねれば、みんなが笑顔になります。

森の生き物や植物が描かれたキッズエリアには、ワクワク・ドキドキの遊具がずらり！踏むと水が飛び出してくる遊具ではしゃいだり、全長13mウォータースライダー「どきどきスライダー」でスリリングな体感をしたり。子どものプールデビューにもぴったりです。エリア内を見渡せる位置にのんびりできるスペースがあるので、大人はくつろぎながら子どもを見守ることもできます。

森の空中散歩もおすすめ！多彩なキッズアクティビティ

子どもから大人まで楽しめるリゾナーレはキッズアクティビティも大充実。乳幼児向け、幼児向け、小学生向け、中学生向けと年齢に合わせて体験を選べます。例えば「リゾナーレキッズスタジオ〜リゾナーレ八ヶ岳編〜」（1人1,500円）は4歳～小学生低学年が対象。

キュートなコックコートに着替えて、スイーツづくりを楽しめます！デコレーションに挑戦している姿や出来上がったスイーツを見ると、子どもの成長を実感。完成したスイーツは家族みんなで味わえます。

身体を動かすことが好きな子どもに一押しのアクティビティが「森の空中散歩」。敷地内にある森にジップラインなど地上5～7mのアスレチックコースが設置され、1時間フリーパスで楽しめます。

コースは身長110cm以上が対象のレベル1から中学生以上が対象のレベル4まで、子どもの成長に合わせて用意（1人3,200円〜）。2021年7月に誕生した高さ10mの「森のクライミングウォール」（宿泊者：15分1,000円）と一緒に遊べば、子どものテンションも上がること間違いなし！身長90cm以上が対象のキッズコース（1人2,100円）もあります。

出発までゆっくりと。「ブックス&カフェ」

旅の最後は「ブックス&カフェ」でゆったりカフェタイム。非日常感のある雑誌や本が並び、本を読みながらコーヒー・紅茶を楽しめます。

お土産品も購入でき、ここでしか買えない特別な逸品が「ワインレザー」の小物やバッグ。地元のワイナリーでワイン用葡萄を搾った時にでた種、葡萄皮、残り実を使用して、牛本革に色付けしたベジタブルタンニングレザーのアイテムです。人気はコインケース（2,200円）。風合いも美しく、サステナブルなアイテムは持っているだけで心地よさを感じます。