リニューアルした鉄道博物館を子連れで満喫!大宮・周辺エリア情報も!

電車が大好きな子どもたちの聖地といえば、大宮の「鉄道博物館」。2018年夏に完了したリニューアルにより、幼児連れにやさしい「キッズプラザ」、鉄道の仕事を体験しながら学べる「仕事ステーション」がニューオープン。家族で丸一日たっぷり楽しめる場所へとパワーアップしています。
今回は、鉄道博物館のリニューアル箇所の見どころに加え、子連れで楽しめる大宮の周辺スポット、加えて大宮と合わせて子連れで訪れたい埼玉のおすすめエリアをご紹介します。鉄道博物館を軸にして、大宮を、埼玉を子どもと一緒に満喫しましょう!


 

赤ちゃん&幼児連れも思い切り楽しめる!「キッズプラザ」

JR大宮駅から埼玉新都市交通伊奈線・ニューシャトルで1駅、鉄道博物館(大成)駅で降りると、鉄道博物館の建物までは屋根付きのプロムナードでつながっています。

プロムナード

アップダウンがなく雨に濡れる心配もないので、ベビーカーでも安心。足元のタイルには時刻表が刻まれ、早くも気分が上がります。
早速館内へ入ってみましょう。

キッズプラザ

幼児と一緒ならば是非訪れたいのが、入口を入って左手にある「キッズプラザ」。食品サンプルを組み合わせて好きなお弁当が作れる「なりきりゾーン」、壁一面にクレヨンで絵を描ける「おえかきゾーン」、巨大なプラレールで遊べる「プラレールゾーン」、靴を脱いで休憩できる「乳幼児ゾーン」、軽食を楽しみながらひと休みできる「キッズカフェ」と、大充実! 幼児連れなら、ここだけで1日遊べてしまいそうです。

ミニ運転列車

「キッズプラザ」のすぐ近くを走っているのが、ミニ運転列車(1名200円)。East i(イーストアイ)やE235系山手線、写真のほかにもE257系あずさやE259系成田エクスプレスなどミニサイズの電車に乗り、レバーを握って運転体験が楽しめます。運転ができるのは小学生以上ですが、小学生未満も保護者といっしょなら乗車OKです。

整理券は毎朝10時より、ミニ運転パーク乗り場横で配布。大人気なので朝イチにゲットしておきましょう。

てっぱく広場

外の空気を吸いたくなったら、E5系の新幹線や遊具で遊べる「てっぱく広場」へ向かいましょう。前述の「キッズプラザ」からは、館内を通り抜けて5分程度の距離。11時〜16時(15時45分受付締切)には、本物そっくりのミニはやぶさ号(1名200円)にも乗車できますよ。

遊びながら鉄道を学べる「新館」へGO!

新館

2018年夏にオープンしたばかりの新館(南館)は、遊びながら学べるゾーンです。1階では、子どもたちに大人気の「E5系」実物大模型がお出迎え。残念ながら車内に入ることはできませんが、窓越しに憧れの「グランクラス」を見学できます。奥にある初代山形新幹線「400系」は実際に使用されていた車両で、こちらは車内を自由に見学できます。

仕事ステーション

こちらは、鉄道を支えるさまざまな仕事について、体験しながら学べる「仕事ステーション」。光り輝く模型とマルチ映像で、輸送の仕組みを分かりやすく説明してくれます。

仕事ステーション

E5系の本格シミュレータで、気分は運転士♪

シミュレータ

新館2階には4台の運転シミュレータがありますが、一番人気は最新のE5系(1回500円)。本物さながらの運転台で最高時速320kmの運転を体感できる、本格的なシミュレータです。

シミュレータ

レバーを動かしてスピードを調整したり、指差し確認をしたりと、本物の運転士気分に! スタッフの方が親切に教えてくれるので、小さな子どもも楽しく挑戦できます。
E5系の整理券は毎朝10時から現地にて配布していますが、混雑時には開館10分で配布終了となります。利用は小学生以上なので注意しましょう。

車掌シミュレータ

こちらは新館1階にある車掌シミュレータ(1回500円)。運転士といっしょに、ドアの開閉や車内アナウンスなどの仕事を体験できます。こちらも毎朝10時から整理券が配布される人気の施設。利用は小学生以上です。

自分の分身「アバター」で未来を疑似体験!

未来ステーション

新館2階には鉄道の未来について考える「未来ステーション」があります。まずは、館内に置かれたカードを手に入れ、QRコードをかざして顔写真を撮影。好きな髪型や帽子などを選ぶと、自分そっくりのアバターが完成! 

未来ステーション

モニターの横にQRコードをかざすと、自分のアバターが登場するショートアニメーションがスタート! 未来の鉄道や駅がどうなっているのか。アバターの動きやトークに、興味しんしんです。

未来ステーション

こちらは、ゾーンの奥にある「どっちの未来がいいでSHOW?」。これまでの来場者が投稿した「未来の鉄道」の中から2つのうち、どちらが好きかを投票できます。自分が考えた未来の鉄道をタッチパネルで表現し、投稿することもできますよ。

カフェやレストラン、駅弁など食の選択肢が豊富!

キッズカフェ

鉄道博物館の館内にはランチスポットも豊富。こちらは「キッズプラザ」内にある「キッズカフェ」。オリジナルの「てっぱくバーガー」やホットドッグ、ソフトクリームなどがあり、すべてテイクアウトOK。屋外のベンチで、行き交う電車を見ながら食事を楽しむのもいいですね。

ビューレストラン

新館にある「ビューレストラン」は、その名の通り窓越しに新幹線を望むナイスビュー。ご当地メニューの「大宮ナポリタン」をはじめ、ラーメンやうどん、お子様プレートなどが用意されています。

駅弁屋

館内2カ所にある「駅弁屋」では、車内販売でおなじみの駅弁が手に入ります。子どもに人気の「新幹線E7系弁当」をはじめ、鶏めしや五目わっぱめし、味噌カツひつまぶし風弁当など、大人も満足できるラインナップ。「駅弁屋」の目の前にある食事・休憩用の車両「ランチトレイン」で食べれば、ちょっとした旅行気分が味わえますよ。

ランチトレイン

さらに、鉄道博物館の周辺には、座敷の個室席がある有名そば店「木挽庵」や、自家焙煎のコーヒーとパンケーキで人気の「ジロー珈琲 大宮店」などの飲食店があります。また、大宮駅近くには「ルミネ大宮」もあり、食事に困る心配はなさそうです。

鉄道博物館

住所 
埼玉県さいたま市大宮区大成町3-47
開館時間
10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
火曜、年末年始
入館料
一般1,300円 小中高生600円 幼児(3歳以上未就学児)300円
アクセス
JR大宮駅よりニューシャトル「鉄道博物館(大成)」下車徒歩約1分

鉄道博物館だけじゃない! 大宮の見どころをチェック

大宮駅付近にはデパートや商業施設が充実しており、子連れに優しいお店も多数あります。さらに周辺には、歴史や自然を感じる、家族でゆったり過ごせる施設も充実。ここでは、鉄道博物館と併せて訪れたい、大宮の注目スポットをご紹介します。

大宮

さいたま市大宮盆栽美術館

さいたま市大宮盆栽美術館

世界初の公立盆栽美術館。大宮は、関東大震災を契機に東京の盆栽業者が移住してきたことから、現在も多くの盆栽園が集まる「盆栽のまち」。海外で「BONSAI」人気が高まっていることもあり、周辺には多くの外国人観光客も訪れています。
庭園には約40~50点の盆栽が展示され、街の喧騒を忘れてのんびりとくつろげます。子どもを対象にした盆栽づくりのワークショップも随時開催。

住所
埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3
開館時間
9:00~16:30(11~2月は9:00~16:00)※入館は閉館30分前まで
休館日
木曜(祝日の場合は開館)、年末年始、臨時休館日あり
観覧料
一般 300円 高大生・65歳以上 150円 小中学生 100円
アクセス
JR宇都宮線土呂駅より徒歩約5分、東武アーバンパークライン大宮公園駅より徒歩約10分

大宮公園

大宮公園

Jリーグ・大宮アルディージャのホームスタジアム「NACK5スタジアム大宮」や、プロ野球・埼玉西武ライオンズが公式戦を行う「県営大宮球場」を併設した広大な公園。桜に紅葉と、季節ごとに咲く花々の豊富さでも人気。カピバラやミニブタに会える入場無料の「小動物園」や、昔ながらの乗り物で遊べる「児童遊園地」があり、1日いても飽きません。

住所
埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4丁目
開園時間
終日(小動物園・児童遊園地は10時~16時)
定休日
なし(小動物園は月曜※祝の場合は翌日、12/29〜31)
アクセス
JR大宮駅より徒歩約20分、または東武アーバンパークライン大宮公園駅・北大宮駅より徒歩約7分

 


 

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秩父鉄道で本物のSLに乗る!

秩父鉄道

鉄道好きな親子なら、秩父鉄道「SLパレオエクスプレス」も外せません。大宮駅からSLの出発地点・熊谷駅までは、JR高崎線で約40分。2018年は12月9日まで、1日1往復のスケジュールで運行しています。
熊谷駅から終点の三峰口駅までは56.8km、約2時間40分の旅。汽笛の音と立ち上がる蒸気、石炭の匂いが郷愁を誘います。窓の向こうに広がる秩父の自然も、楽しみのひとつ。三峰口駅の北側には「秩父鉄道車両公園」があり、SLの転車作業を間近で見学できます。
利用には、普通乗車券に加えてSL整理券(自由席)またはSL座席指定券の購入が必要。電話またはWEBで申し込めるので、早めにチェックしておきましょう。

小江戸川越めぐり

川越

近年話題の観光地・川越へは、大宮駅からJR川越線で約22分の距離。川越駅からは観光用の小江戸巡回バスや小江戸名所めぐりバスを利用すると、見どころを効率良くまわれます。
蔵造りの街並みが続き、さつまいもを使ったスイーツの店などでの食べ歩きも楽しめます。すぐ近くには、昭和初期から続く駄菓子屋が並ぶ「菓子屋横丁」もあり。
ほかに、日本三大東照宮のひとつに数えられる仙波東照宮が隣接する「喜多院」や、縁結びの神様として知られる「川越氷川神社」、丸広百貨店の屋上にある昭和レトロな観覧車「わんぱくホイール」もおすすめです。

 


 

都心から近く、電車でアクセスしやすい鉄道博物館。周囲には子連れで楽しめる観光地も多いので、気軽な家族旅行におすすめです。

取材・写真・文/渡辺裕希子
写真提供 鉄道博物館(一部)

※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご利用の際は公式ホームページなどでご確認ください。

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