デンマーク発の世界的人気のおもちゃ「レゴ」の魅力が詰まったテーマパーク「レゴランド®・ジャパン」。カラフルなブロックで彩られ、まるで自分がミニチュアになってレゴの世界に飛び込んだようです。アトラクションあり、ブロックを使ったワークショップあり、日本中の名所をレゴ®ブロックで再現したエリアあり、と子どもから大人まで楽しめます。
※画像は春イベントが行われていた2023年4月5日に撮影したものです
関西・関東からも行きやすい好立地
新幹線に乗れば大阪から約50分、東京から約1時間40分と東と西どちらからも行きやすい名古屋に「レゴランド®・ジャパン」はあります。
最寄り駅のあおなみ線「金城ふ頭」駅は「名古屋」駅から直行でき、シルバーの車体に青色ラインが目印。また時間帯によってはレゴランドが描かれたデザイントレインも走行しています。
車の場合は、伊勢湾岸自動車道「名港中央」ICを降りてすぐ。目の前の「金城ふ頭立体駐車場」が最寄りの駐車場です。
チケットの購入方法
パークチケットはエントランス横の窓口で購入できますが、事前にウェブから購入する方が料金もお得で、当日もスムーズに入場できます。
テーマパーク正面に立つ「レゴランド®・ジャパン・ホテル」ならチケットが含まれた宿泊プランも。ホテルにはレゴ®プールやプレイエリアが充実していて、日中はテーマパーク、夜はホテルで一日中遊べる、子どもにとって夢のような環境です。
名古屋市内に宿泊するならオフィシャルパートナーホテルでもチケットの購入が可能です。
異なる雰囲気を持つ8つのエリア
「レゴランド®・ジャパン」の特徴は、何といってもブロックで表現された世界観。8つに分かれたエリアでは、騎士やドラゴンなど中世のお城が舞台の「ナイト・キングダム」や、朱色の鳥居にニンジャといった東洋らしい「レゴ®ニンジャゴー・ワールド」など、テーマ毎に多彩な世界が広がり、ワクワクするものばかり。
どこへ行こうかと迷ったら、まずは中央にある「オブザベーション・タワー」へ。
パークのシンボル的アトラクションで、座席が回転しながら高さ約60m地点まで上り、パークやその先の名古屋港を一望できます。
赤ちゃんを抱っこしたまま乗車できるので、家族全員が楽しめるのもうれしいポイント。ここから今日一日のめぐり方を話し合えば良いスタートをきれるはず。
その際はエントランス付近やパーク各所で手に入るリゾート・マップもお忘れなく。地図に加えて、年齢や身長別に乗車可能なアトラクションがリストになっているので、一目で自分の子どもがどれに乗れるかがわかります。
0歳から大人まで満喫できるアトラクション
「レゴランド®・ジャパン」にあるアトラクション数は全部で27。3歳児の平均身長にあたる90cm以上なら、半分以上のアトラクションに付き添い者と同伴で楽しめ、身長110cm以上なら自分ひとりで乗車できます。
エジプトや海中など冒険者の気分を味わえる「アドベンチャー」内には、赤ちゃんが参加できるアトラクションも。
潜水艦に乗り込む「サブマリン・アドベンチャー」は巨大な水槽の中をめぐり、出会える魚は2,000匹以上。
サメが悠々と近くを通ったり、熱帯魚がブロックの周りを泳いだりと、海底探検を楽しめます。
赤ちゃんも乗車OKなアトラクションが複数ある一方で、スリル満点な絶叫系アトラクションもそろっています。空中を飛び回る「フライング・ニンジャゴー」は、手元の翼を操作することで360度回転する乗り物。大人も思わず叫んでしまうハラハラなスピードです。
ゲスト同士が交流する参加型アトラクション
アトラクションの中には、乗るだけでなく見ている側も一緒になって楽しめるタイプも。親子に人気な「スクイッド・サーファー」は、回転するジェットボートを操縦して、海底ボムの水しぶきを上手く交わすもの。
実は周りに怪しげなボタンが置かれていて、それを押すと新たに海底ボムが爆発。奇襲の威力は絶大で、乗客だけでなく、通行人がずぶ濡れになるほど。いたずら好きな子どもたちがこぞってボタンを押し、周囲を盛り上げるのです。
同じようなアトラクションは、海賊船がテーマの「パイレーツ・ショア」にも。
水鉄砲が付いた海賊船に乗り込む「スプラッシュ・バトル」では、宝箱やサメに向けて水を放ちますが、他の船に乗ったゲストや陸から自分が集中砲火ならぬ集中砲水を浴びることも。
ずぶ濡れ覚悟で乗るアトラクションですが、近くには全身を乾かすドライヤーが設けられているので心強いです。
新たな遊び方を発見するワークショップ
「レゴランド®・ジャパン」に点在する巨大モニュメントは、お馴染みのレゴ ブロックで作られたもの。数十万個から成るものもあり、その姿や形から想像力を刺激され、自らも何かを創り出したいと思う子どももいるはず。
そんな子どもたちには、レゴ ブロックを使ったワークショップがおすすめです。大人も一緒になって参加でき、説明書を見ながら一つの作品を組み立てていきます。
「クリエイティブ・ワークショップ」では、季節ごとに複数のテーマを用意。その中の「JAPAN Traveler ~日本全国組み立てつくそう~」では、岐阜のさるぼぼ、岡山の桃太郎、三重の伊勢海老など、日本各地の名所や名産から一つ選んで完成させていきます。
※ワークショップの内容は、四半期に一度程度で変更になります
難易度別に作るものは分けられているので、難しいレベルに挑戦してみたり、好きな都道府県のものを選んでみたり。所要時間は約45分で、途中でつまずいてもスタッフがすかさずフォローしてくれます。
ここでは普段からレゴで遊んでいる子どもたちが本領を発揮。複雑な組み立ても難なく読み解き、素早い手さばきにママパパは圧倒されるはず。
時には子どもにアドバイスされながらも、四苦八苦の末に完成すれば達成感もひとしお。家族そろって熱中した時間は良い思い出です。
どのワークショップも先着順による当日予約。パークに入場してすぐの「ブリックトピア」にあるクリエイティブ・ワークショップ1階のレセプションで受け付けています。
隣接している「リビルド・ザ・ワールド・センター」でも、テーマに合わせたレゴ ブロックの組み立て体験ができます。
こちらは予約不要。完成した乗り物や植物など、自分の作品が陳列されるので、子どもたちも誇らしげです。
日本中を旅した気分になれる「ミニランド」
世界各国にある「レゴランド」の中でも、日本らしさを一番感じられるのが「ミニランド」です。
全国の名所がブロックで再現され、その精巧ぶりは近くまで寄って見たくなるほど。東京の高層ビル群や札幌の時計台、大阪の通天閣、京都の清水寺など複数の建物が再現され、自分の知っている場所がミニチュアになっている光景に子どもは大喜び。
さらにレゴの人形「ミニフィギュア」こと「ミニフィグ」や、レゴ ブロックで作られた、ミニランドの住人「ミニランダー」があちらこちらに姿を見せ、まるで本物の住人のよう。
いつでも子どもたちが積極的に参加できることを大切にしているのが「レゴランド®・ジャパン」。作品の前にはボタンが設けられ、押すことでビルからヘリコプターが現れたり、名古屋ドームでは野球選手が疾走したり。まるで命が吹き込まれたかのように世界が活気付きます。
神出鬼没の登場に「何が動いてる?」「あっちのが動いた気する」と会話が弾み、家族全員が夢中になるエリアです。
プレイエリアでレゴをさらに堪能
アトラクションやワークショップに加え、子どもたちが走り回って遊べる場所が充実しているのも「レゴランド®・ジャパン」ならではの魅力です。
レゴ ブロックを大きくさせたレゴ🄬デュプロを、さらに等身大にまで大きくして、遊べるようになったのが「デュプロ®・プレイ」です。
すべり台やシーソーなどの遊具があるほか、ブロックを組み立てて遊べる一角も。柔らかい床なのでハイハイする赤ちゃんも楽しめる仕様になっています。
屋根があるので雨天時の遊び場としても最適。土日には『ポップアップ・カラフル・ズー』、『ドクター・ブリックのビックリアワード・セレモニー』などのショーも開催されています。
映画館やドライビング・スクールなど町の施設が集まった「レゴ®・シティ」にある「ビルド・ア・ボート」も人気のプレイエリアです。ブロックでオリジナルの船を組み立てたら、スタート地点の川に移動して、いざ進水。
急な流れをもろともせず船が疾走する様子に子どもたちは大興奮。シンプルなデザインでスピード性を重視したり、いかだの形状で安定させたりと、子どもそれぞれの個性が光ります。
「レゴランド®・ジャパン」初の和食レストランでひと休み
2023年春にオープンした「彩(いろどり) 和食レストラン」。地産地消をコンセプトに、ひつまぶしやナゴヤコーチンなど東海地方の名産をいただけます。
コック姿のミニフィグ「ゴードンゾラ」が総料理長を務めるだけあり、オーダー方法もユニーク。メニュー毎にブロックの色が決まっていて、そのブロックをプレートに付けていきます。
ひつまぶしには、身も皮も柔らかいことで有名な愛知県一色(いっしき)産のうなぎを使用。身がふっくらとし、濃厚なタレも相まってご飯が進む、疲れた身体に沁みる一品です。
愛知のブランドポーク「田原ポーク」を厚切りにした味噌カツもボリュームたっぷり。サクサクの衣に名古屋の八丁味噌や出汁などをベースにしたタレがかかったことで、お肉の旨みが深まります。
メインメニューには、小鉢とミニきしめん、さらにドリンクバー付き。ミニきしめんは、ツルっとのど越しが良く、サイドメニューでありながら好評だと聞きます。
子どもには、エビフライやハンバーグが盛り込まれた「彩おこさま膳」(980円)が人気。ブロック型のご飯やフライドポテトなど見た目も楽し気で、プリンのデザートも。ミートボールにはさり気なく、愛知県特産の名古屋コーチンが使用されています。
レストラン内にはレゴ デュプロとレゴ ブロックがそれぞれ入ったプールを設置。食事の前後も子どもたちが遊べることでママパパは大助かり。食事もゆっくりと味わえ、午後も元気いっぱい遊べます。
お土産はここで決まり!
そろそろ帰る頃になったら、パーク入り口の「ファクトリー」へ。複数のショップが集まっていて、特にアジア最大級のレゴショップとうたう「ビッグ・ショップ」には、赤ちゃんから大人向けまでの幅広いレゴ商品が並んでいて、その品ぞろえは圧巻です。
お弁当など日用品のほか、カラフルなパンダの「パンゴ」やゾウの「エレゴ」といった「レゴランド®・ジャパン」のオリジナルキャラクターグッズもこちらで購入できます。
向かい側の「コーナー・ショップ」では、ミニフィグのキーホルダーやレゴのリュックサックにTシャツなど、アパレル用品を販売。海外で販売しているグッズもあるので、ぜひ併せてチェックしたいところ。
神出鬼没なキャラクターグリーティング
キャラクターと偶然出会えて一緒に記念撮影ができたら、さらに思い出が楽しくなるはず。元気でしっかり者の「レベッカ」、レゴが大好きな優しい男の子「バディ」はお馴染みのキャラクターたち。着物姿が美しい「さくら」は春限定で、特定の期間のみ登場するキャラクターにも注目です。
おすすめのめぐり方①早めの到着
「レゴランド®・ジャパン」のスタッフさんいわく、オープン時間が決まっているものの状況次第では早めに入れるので少し早めに到着しておくのが良いと言います。
さらに自宅からミニフィグを持参することで、スタッフとさらに仲良しに。スタッフのネームプレートは自分たちで作った自信作。そこにはミニフィグも装着されていて、欲しいと思ったら自分のミニフィグと交換できるのです。
ミニフィギュア・トレードは、オープン前でもエントランス付近のスタッフと交換できます。お気に入りを見つけたら「ミニフィグトレードしよう!」が合言葉です。
もしミニフィグがなくてもご安心を。パーク正面の「レゴランド・ジャパン・ホテル」のショップでは、オリジナルのミニフィグを作ることができます。ショップは、パークが開場する前の午前9時からオープン。
パーク内では、日本で唯一のミニフィグ専門店「ミニフィギュア・マーケット」でミニフィグを作れます。
おすすめのめぐり方②7種のエリアシールをもらおう
パークをめぐっているとき、スタッフを見かけたら「エリアシールをください」と声をかけてみましょう。レゴらしいポップなイラストが描かれたシールを渡してくれますよ。
ミニランドを除く7つのエリアにちなんで7種類の「エリアシール」がありますので、ぜひ集めてみてくださいね。また、雨の日限定でもらえる「雨の日シール」もあるそうです。雨が降っても楽しみが一つ増えるのはうれしいですね。
おすすめのめぐり方③奥から攻める
さらにスタッフさんいわく、手前のアトラクションから混み合う傾向だと言います。なので最初に一気に奥まで向かえば、人気アトラクション「ジュニア・ドライビング・スクール」と「ドライビング・スクール」に行きつきます。
その際は「ブリックトピア」を経由する反時計回りなら、ワークショップの予約も行えて一石二鳥です。
子どもが主役のテーマパーク
赤ちゃんから小学生を対象に、子どものパークデビューを応援する「レゴランド®・ジャパン」は、東京や大阪だけでなく、地元でも人気のテーマパーク。
「愛知県の小学校では、校外学習の一環でこちらに訪れることがあります。その際、児童の方がご家族と一緒に何度も訪れているので、アトラクションやレゴの遊び方などを生徒が先生に説明して、先生が色々と教わっているんですよ」と、広報担当さん。
子どもと大人が逆転するこちらでは、子どもの方が一枚上手なよう。同じ目線で体験してみることで、子どもの成長ぶりや知らなかったすごさを新たに発見することができるかも。
レゴランド®・ジャパン
- 住所
- 名古屋市港区金城ふ頭2-2-1
- 営業時間
- 10:00~16:00 ※時期により異なるため公式サイトをご確認ください
- アクセス
- 【電車】JR名古屋駅からあおなみ線で約24分「金城ふ頭駅」下車、徒歩約5分
【車】伊勢湾岸自動車道「名港中央IC」すぐ - 駐車場
- なし ※最寄りの駐車場は「金城ふ頭立体駐車場」
- 公式サイト
- レゴランド®・ジャパン
取材・写真・文/浅井みら野
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