徳島の食を堪能!体験型食のテーマパーク「道の駅くるくる なると」

くるくるなるとkey画像

「道の駅くるくる なると」は徳島県鳴門市に2022年4月にオープンした「体験型食のテーマパーク」です。徳島はエリアによって特産物が異なりますが、同施設があるのは渦潮で有名な鳴門エリア。「鳴門鯛」、「すだちブリ」などの海産物や「鳴門金時」を使用したメニューや商品が提供されています。種類豊富な魚介類を楽しむなら「大渦食堂」、鳴門金時のスイーツは「ホレタテキッチン」と、さまざまな鳴門の味覚を堪能してみてください。

 

 

徳島の食を体験できる「道の駅くるくる なると」

くるくるなると道の駅テラスから見た玄関

「道の駅くるくる なると」は、徳島の食を堪能できる道の駅で、観光客はもちろん地元の人も訪れる施設として人気のスポットです。コンセプトは「体験型食のテーマパーク」で、食べるだけではなく鳴門の食材にも触れられます。

 

そのひとつが、玄関口に置かれた大きな鳴門金時のオブジェ。上ったりはできませんが、大人の身長くらいの大きさがあるので、写真のインパクトも強烈です。「#くるくるなると」のハッシュタグをつけてSNSに投稿してみましょう。

 

くるくるなると内観
©道の駅くるくる なると

海鮮丼など食事を提供する「大渦食堂」、阿波黒牛や鳴門金時のメニューが人気の「ホレタテキッチン」、その他にも芋菓子専門店やベーカリーなどがそろっています。さらに、マルシェ・物販コーナーは約2,500のアイテムが並ぶ豊富な品ぞろえで、旅のお土産を購入するにもピッタリな場所です。

 

デカ盛り!「大渦食堂」で「くるくる大渦 海鮮絶景丼」を食べよう

大渦5色丼

お昼時には平日でも行列ができる「大渦食堂」。海鮮丼をメインに汁物や徳島ラーメンなどを提供しています。「大渦5色丼」は、鯛・マグロ・サーモン・甘エビ・イクラと人気のネタ5種類をぜいたくに楽しめるメニューです。鳴門の有名な食材、鯛とぶりを使った「鯛の2色丼ぶり」や「ぶりぶり鰤丼」では、刺身と炙り2種類を味わえます。(時期により徳島以外の産地の食材も使用)

 

くるくるなると大渦食堂食べ方

食べ方についても工夫があります。まずはスタンダードにワサビと醤油で、途中で胡麻ダレをかけて味が変わり、最後の一口は魚介出汁が用意されているため、シメのお茶漬けとして楽しめます。

 

くるくるなると「絶景海鮮丼」
©道の駅くるくる なると

特別な旅の思い出にピッタリなメニューとしては「くるくる大渦 海鮮絶景丼」があります。11種類のネタが三段盛りで、重さはなんと約2kg。大人5名分くらいの量があるため、ファミリーやグループ旅でシェアしてみてはいかがでしょうか。

 

「ホレタテキッチン」では鳴門金時のスイーツを

ホレタテキッチンの「鳴門金時パンケーキ」

食事だけでなく、デザートも楽しめるカフェが「ホレタテキッチン」。特に鳴門金時を使ったデザートメニューが人気です。

 

「鳴門金時パンケーキ」は、二段に重ねられたパンケーキの上に鳴門金時餡・バニラアイス・メープルバターがのっており、たっぷりのクリームとの相性もバッチリ。パンケーキの間には求肥(ぎゅうひ)が挟まれているので、ふわふわとモチモチの食感を一度に楽しむことができます。

 

くるくるなると「阿波黒牛メニュー」
©道の駅くるくる なると

阿波黒牛を使った食事メニューも充実。阿波黒牛は、徳島県のブランド牛で、赤身と脂が適度にギュッと詰まった肉質を持っており、こちらの店舗ではハンバーグやステーキで提供されています。他にも、地鶏の「阿波尾鶏(あわおどり)」を使った親子丼やドリアといったメニューも用意されていますよ。

 

芋を使ったパンやプリンなどの持ち帰り商品もチェック

くるくるなると「おいもあんぱん」
©道の駅くるくる なると

お持ち帰りの商品も多数そろっているのが、「道の駅くるくる なると」の大きな魅力のひとつ。「ベーカリーイモホレタ」の「おいもあんぱん」はオープン時から常に人気。かわいらしい形の中にはぎっしりと鳴門金時餡が詰められています。また、ベーカリーでは、阿波黒牛のサーロインを使ったカレーパンなど、食材が自慢の逸品が並んでいますよ。

 

くるくる鳴門ほれほれプリン
「鳴門ほれほれプリン」テイクアウト専用5種類 ©道の駅くるくる なると

ベーカリーの横には「鳴門ほれほれプリン」があり、テイクアウト5種類を含めた6種類の味からプリンを選ぶことができます。看板商品は鳴門金時の「ほれほれ芋プリン」ですが、鳴門産の塩を使った渦潮をイメージした「くるくる鳴門プリン」など、他のメニューにも地域の食材を取り入れています。

 

鳴門ほれほれプリンの「ほれほれ芋プリン」中身

味だけではなく、パッケージやコンセプトにも注目してください。例えば「ほれほれ芋プリン」は畑からお芋を掘り出すように食べられます。スコップ型のスプーンで、中にゴロゴロと入れられた大学芋風の鳴門金時を楽しみましょう。

 

「道の駅くるくるなると」のセレクトショップ

約2,500もの商品が並んでいるショップはお土産を選ぶのに最適。約150種類あるオリジナル開発商品のほとんどは鳴門の名産品を活用しています。中でも「鳴門金時」「ワカメ」「れんこん」の3つは主要な食材としてコーナーが作られています。歯ごたえのある茎わかめやシャキシャキ感の強いれんこんの良さを活かしたご飯のお供が人気です。

 

「道の駅くるくるなると」の「芋屋鳴福」極細けんんぴ

鳴門金時を使った商品も多くあります。お芋の和菓子専門店「芋屋鳴福」で作られている「極細けんぴ」もぜひ味わってほしい逸品です。1時間に一度、出来たてのタイミングがありますが、一度に出せる量が少なく数分で売り切れてしまうこともあるほど人気なので、時間を見計らってゲットしましょう。

 

「道の駅くるくるなると」売り上げ商品「ほっこりおいものスイートポテト」

そんな数ある商品の中で売上ランキングトップなのが、「ほっこりおいものスイートポテト」です。こちらも鳴門金時を使った商品のひとつ。もちろんオリジナル商品なのでここでしか手に入りません。バターの香りが程よく、鳴門金時の甘みを存分に感じられるしっとり食感のスイーツです。

 

徳島の新鮮な魚も持ち帰り可能

「道の駅くるくるなると」お土産海鮮丼

お土産にできるのは、お菓子だけではありません。大渦食堂で提供されているネタと同じものを使った海鮮丼に加えて、地鶏の唐揚げなどの惣菜メニューも豊富にそろっています。

 

「道の駅くるくるなると」お土産刺身パック

また、鯛や鮎などの徳島で獲れた魚がそのまま、あるいは刺身パックでも販売されています。ここで購入して宿泊先で食べることも可能なので、最後にチェックしてみてくださいね。

 

2階の屋上広場にはジップラインも

くるくるなると屋上広場
©道の駅くるくる なると

屋上広場には、徳島の名物の形をしたさまざまな遊具が設置されています。ハスの葉っぱのイス「はすプリング」や、「いもスティックライミング」などもあり、子どもたちも退屈することなく時間を過ごすことができます。

 

くるくるなると「ジップライン」
©道の駅くるくる なると

その広場の上にはなんとジップラインも用意されています。水金土日と限られた曜日で時間も決まっており、公式サイトからの事前予約が必要です。訪問の際にはあらかじめチェックしておきましょう。

 

鳴門の味覚を味わうなら「道の駅くるくる なると」で決まり!

「道の駅くるくるなると」玄関前オブジェ

鳴門をはじめとする徳島の食の魅力が存分に詰め込まれた「道の駅くるくる なると」。食事をとるのはもちろん、ちょっとした休憩や徳島のお土産を探すのにもピッタリなスポットです。徳島旅の途中、あるいは帰り道で立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

道の駅くるくる なると

営業時間
9:00〜17:00
定休日
年中無休
住所
鳴門市大津町備前島字蟹田の越338-1
アクセス
【車】徳島空港から約10分
駐車場
あり

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 取材・文・撮影/岡本大樹

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