伊勢神宮からちょっと足を伸ばして！賢島のおすすめ観光スポット

三重県の伊勢志摩といえば伊勢神宮や夫婦岩が有名ですが、見どころはそれだけではありません。伊勢からちょっと足を伸ばして賢島（かしこじま）まで行けば、インスタ映えするおしゃれなリゾートホテルや、英虞（あご）湾を一望できる展望台があったり、歴史ある高級ホテルでアフタヌーンティーが楽しめたり…。賢島も女子旅にとてもおすすめの場所です。

この記事では、伊勢神宮＋賢島を巡る1泊2日女子旅プランを詳しく紹介します。

伊勢へは、近鉄特急で名古屋から約1時間25分、大阪難波からは1時間45分ほど。朝、東京や関西、名古屋を出発すれば、お昼ごろには伊勢に到着します。

まずは、伊勢神宮を参拝したり、おかげ横丁やおはらい町通りでランチをしたり、伊勢観光を楽しみましょう！

→伊勢神宮と伊勢志摩パワースポット巡りの記事はこちら

→おはらい町＆おかげ横丁のおすすめグルメ紹介記事はこちら

▼ 伊勢市駅から近鉄特急で約50分 賢島へ

伊勢志摩を旅行するなら、おしゃれなホテルに泊まって、ちょっと贅沢にグルメを楽しんで、きれいな景色を見てリフレッシュしたい…。そんな女子旅におすすめなのが、「海辺ホテル プライムリゾート賢島」です。

青空に映える白壁とテラコッタの屋根の建物は、まるで南欧に来たかのようで、リゾート感たっぷり。

プライムリゾート賢島では、英虞湾に沈む美しい夕焼けや満天の星空が見られるのも、女子旅におすすめのポイント！

そして、お部屋はワンランク上のステイを楽しめるスーペリアツインが特におすすめ。高級アメニティやワイン、朝食のルームサービスなど、うれしいサービスが盛りだくさんです。

海辺ホテル プライムリゾート賢島
※2019年4月1日にホテル名が「都リゾート 志摩 ベイサイドテラス」に変わります。

→スーペリアツインルームの紹介記事はこちら

ホテルをチェックアウトしたら、2日目はちょっとアクティブにサイクリングに出かけてみませんか？

賢島は、自然の風景地がたくさんある伊勢志摩国立公園の中にあり、車でもその景観は楽しめますが、せっかくなら自転車だからこそ感じられる景色を見に行きましょう！

プライムリゾート賢島に泊まると、電動クロスバイクを3時間1,000円、6時間1,500円（税込）でレンタルできます。（宿泊者以外は、近鉄鵜方駅前にもレンタサイクルがあります。）

▼ 電動自転車で10～15分

ホテルのフロントでもらえるマップを片手に、まずは賢島大橋へ。橋の両側に広がる美しい英虞湾の風景、真珠養殖の筏がいかにも伊勢志摩らしい眺めです。

ちなみに、夕方に賢島大橋へ行くと、日本の夕陽百選にも選ばれた美しい夕陽を見ることができるかもしれません。

▼ 電動自転車で約20分

続いては、伊勢志摩国立公園の雄大な景色を眺められる横山展望台へ。展望台までは上り坂が続きますが、電動自転車なら軽く漕ぎだせばグングン進んでくれるので、ハードなサイクリングはちょっと…という人も心配無用です。

英虞湾に浮かぶ大小60以上もの島々とリアス式海岸の海岸線を、広々としたウッドデッキから見ることができます。また、春には桜、秋には紅葉も楽しめます。

展望台には無料休憩スペース「横山天空カフェテラス」があり、カフェコーナーではアカモク（海藻）のアイスクリーム、あおさのスコーン、伊勢抹茶のジャーケーキといった伊勢志摩ならではのスイーツや軽食がそろっています。絶景を眺めながら、ここでちょっとひと息つくのもいいですね。

横山展望台

▼ 電動自転車で30～40分

ここで賢島サイクリングはおしまい！ プライムリゾート賢島に戻り、レンタサイクルを返却して、荷物をピックアップしましょう。

▼ 無料シャトルバスで約5分

サイクリングで自然の景観を楽しんだ後は、歴史と格式ある「志摩観光ホテル」で優雅にティータイムを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

「志摩観光ホテル」は、作家・山崎豊子さんの定宿でもあり、木村拓哉さん主演で2007年にドラマ化もされた『華麗なる一族』の舞台にもなっています。また、2016年に開催された「伊勢志摩サミット」の会場となったことでも有名です。

ホテル内は宿泊者専用エリアも多いですが、「ザ クラブ」にあるカフェ＆ワインバー「リアン」は宿泊者以外でもランチやカフェ、アフタヌーンティーをいただくことができます。

リアンでぜひ楽しんでほしいのがアフタヌーンティー。とても人気があり、事前予約が必要です。

1名分3,800円（税金・サービス料込）1名から利用可能 ※写真は2名分

クラシカルな3段のアフタヌーンティースタンドに美しく盛り付けられたデザートとセイボリー（甘くない軽食）は、ホテルパティシエ特製の、目にも舌にもおいしいものばかり。この日はスタンドとは別に、バスケットに入った焼きたてのスコーン2種（プレーン・伊勢茶）と、冷たいソルベも。（内容は時期により異なります。）

ドリンクは、紅茶・コーヒーから選べて、お代わりも自由。紅茶は、ドイツの最高級ブランド「ロンネフェルト社」の茶葉がそろっています。

リアンのアフタヌーンティーは、甘いものと甘くないものとのバランスが良いので、飽きることがありません。ちょっと遅めのランチとしても大満足の内容です。

ほかにもカフェメニューでは、コーヒーか紅茶の付いたホテルメイドのケーキセット（1,500円・税込）や、アップルパイセット（2,300円・税込／14:00～17:30までの提供）などもおすすめです。

カフェ＆ワインバー「リアン」でもうひとつ楽しんでほしいのが、1951年のホテル開業当時の面影が色濃く残る建築。日生劇場や目黒区総合庁舎（旧千代田生命保険本社ビル）なども手がけた昭和を代表する建築家・村野藤吾氏の設計によるもので、大きな梁と吹き抜けの空間が、どこか文学的な落ち着いた雰囲気を感じさせます。

優雅な空間で、おいしいスイーツと紅茶・コーヒーを味わいながら、女友達とゆっくりおしゃべりを楽しめば、きっと忘れられない旅の思い出になることでしょう。

志摩観光ホテル ザ クラブ カフェ＆ワインバー「リアン」

食後はホテル内の庭園をお散歩してみましょう。お庭には、2016年の伊勢志摩サミットで安倍総理と各国の首脳が並んで記念撮影した時のプレートが残されています。

出典：外務省

足元にはどの国の首脳が立っていたのか書いてあり、上の写真と同じように右手を上げれば、気分は首脳！

庭園からエントランスに戻る途中には、伊勢志摩サミットの際に使用されたテーブルも展示されています。座ることもできるので、ここでも首脳気分を味わえます。

志摩観光ホテル ザ クラシック

志摩観光ホテル ザ ベイスイート

▼ 無料シャトルバスで約2分

伊勢志摩をじっくり楽しんで、いよいよ帰路につく時間。電車の時間まで余裕があれば、賢島駅のすぐ近く（南側）にある「かしこみち」の散策がおすすめです。

「かしこみち」は伊勢志摩サミットの開催前に整備された道で、側溝の数か所のグレーチング（蓋）には、アコヤ貝と真珠が埋め込まれています。

かしこみちは5分ほどで一周できてしまうほどの小さなエリアですが、真珠の卸売や小売商店が軒を連ねており、お店をのぞきながらのんびり歩くのにぴったりです。

真珠店のレトロな軒先もフォトジェニック。お正月に限らず、一年中玄関にしめ縄を飾るのは、伊勢志摩の魔除けのための風習なのだとか。

真珠は高そうな印象がありますが、かしこみちの真珠店には高級なアコヤ本真珠のネックレスだけでなく、比較的安価の淡水真珠アクセサリーもそろっています。

真珠加工・卸の「芳森真珠店」には、ワンコイン（500円・税込）のこんなかわいいピアスも。この価格なら気軽に購入できますね。このピアスをつけるたびに、伊勢志摩旅行のことを思い出せそうです。

店内にはさまざまな真珠のアクセサリーが並んでおり、大粒のアコヤ真珠は思わず見とれてしまう美しさ。決して敷居は高くないので、気軽に真珠店をのぞいてみてください。

芳森真珠店

芳森真珠店の隣にある阿児賢島郵便局では、オリジナルの消印を押してもらうことができます。

アコヤ貝をイメージしたフレームの中に、賢島大橋に沈む夕陽が描かれています。ここにしかないレアな消印なので、旅の良い記念になることでしょう。

伊勢志摩の美しい景色のポストカードを、友達に、あるいは自分あてに出してみるのはいかがでしょうか。

阿児賢島郵便局

かしこみちでの散策を楽しんだら、電車の時間に合わせて賢島駅へ。夕方に帰路につけば、あまり遅くならずに東京や関西に帰ることができます。翌日の仕事にも差し支えないのがうれしいですね。

提供：近畿日本鉄道株式会社

賢島駅から近鉄名古屋駅や大阪難波駅、京都駅までは、観光特急「しまかぜ」がおすすめです。

提供：近畿日本鉄道株式会社

3列配置で、ゆったりとした快適なプレミアムシート、座席の前後間隔も広く、電動リクライニング機能も備わっているので、リラックスして過ごすことができます。大きな車窓からの景色もぜひ楽しんでみてください。

提供：近畿日本鉄道株式会社

また、しまかぜには2階建てのカフェ車両があり、沿線にちなんだ名品を集めた限定メニューを味わうことができます。カウンター席で流れる景色を眺めながらおいしいコーヒーやスイーツをいただくのもいいですね。

しまかぜの利用には普通運賃と特急料金のほか、しまかぜ特別車両料金が必要ですが、それにも関わらず、なかなか席を取れないほどの人気。早めに予約をしておくのが良さそうです。（当日でも残席があれば乗車できます。）

おしゃれなリゾートホテルや、風光明媚な英虞湾を見渡せる展望台、高級ホテルのアフタヌーンティーなど、見どころ、おいしいものがたくさんあって、女子旅にぴったりの賢島。東京や関西から1泊2日で充実した旅行をすることができます。今度の休みは、仲良しの友達と伊勢志摩、そして賢島へお出かけしてみませんか。

取材・撮影・文／ayan モデル／machiko

※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご利用の際は公式ホームページなどでご確認ください。
※宿泊価格は楽天トラベルでの、2018年10月26日時点のおひとり様あたりの最低料金です。ご予約時と異なることがありますので予めご了承ください。