京都観光に便利な東山七条の一角に佇む「ハイアット リージェンシー 京都」。2006年に京都初のハイアットブランドとして開業して以来、和の伝統美と現代的なテイストが調和するラグジュアリーホテルとして国内外のゲストをもてなしてきました。
また、知識豊富なコンシェルジュが一人ひとりの旅の要望に応えてくれるのも、このホテルの人気の秘密。ノープランで行って、コンシェルジュに2泊3日の滞在プランを組んでもらい、冬の京都をたっぷり満喫してきました。
※この記事の内容は2020年12月取材時のものです。営業時間やサービス内容が変更されている場合があります。
伝統と現代が交差する刺激的なロビー
東山七条は、京都ゆかりの文化財や資料を展示する「京都国立博物館」、圧巻の1,000体以上の仏像群が見どころの「三十三間堂」など、京都を代表する名所や史跡が集まるエリア。「ハイアット リージェンシー 京都」はそんな観光に便利なロケーションと、おもてなし文化が息づく京都ならではのホスピタリティの高さが人気を呼んでいます。竹林のアプローチの先に佇む煉瓦タイルの建築も美しく、周囲の景観に溶け込みながら京都らしいしっとりとした雰囲気を放っています。
ホテルまでは最寄り駅の京阪電車・七条駅から徒歩約7分。京都駅を利用する場合は、MKタクシーによるホテルまでの片道無料送迎サービス(※)が用意されているので、天候や荷物の心配をすることなく向かえます。そんな心遣いをうれしく感じながらホテルに到着すると、スタッフの方が笑顔で迎えてくれました。
※京都駅八条口にあるMKタクシーVIPステーションからの乗車に限ります。
ロビーに入ると、まず圧倒されるのが、日本の伝統文様をモチーフにした天井の美しさ。フロア内には行灯を模したスタンディングライトの柔らかい光が灯り、エッジの効いた空間に温もりを添えています。
館内インテリアを手掛けたのは、ハイアットをはじめとしたラグジュアリーホテルや国内外の無印良品の店舗など、世界的に活躍するインテリアデザイナー・杉本貴志氏が率いる「スーパーポテト」。“コンテンポラリー・ジャパニーズ”をテーマに、京都に息づく伝統、文化、技術を現代的にリ・デザインした刺激的な空間が館内の随所に表現されています。
旅を最大限サポートしてくれる京都を知り尽くすコンシェルジュ
チェックインを済ませたら、まず訪れたいのがフロントの隣にあるコンシェルジュスイート。「ハイアット リージェンシー 京都」では、日頃からスタッフ一人ひとりが「オーセンティック・ホスピタリティ=本物のおもてなし」を胸に掲げてゲストをお迎えしていますが、滞在中の要望や旅の相談を気軽にできる場所として3年ほど前に専用ルームを新設したといいます。現在、5名のコンシェルジュが在籍し、ゲストのあらゆる要望に対応しています。
今回対応してくれたのは、コンシェルジュ歴15年の井上真理さん。
「私たちの仕事は宿泊の予約が入った時点から始まります。チェックイン前からメールやお電話で滞在に向けてのご相談やご要望はもちろん、京都市内の桜や紅葉の開花状況やグルメ情報のご提供、ご希望される京都市内のレストランのご予約なども承っていますので、お気軽にお問い合わせください」とおっしゃいます。
旅行前、バタバタして下調べする時間がなかったり、思い立って何も計画を立てずに京都へ来てしまった場合でも、コンシェルジュが心強い味方になってくれます。ホテルに着いたらまずはコンシェルジュスイートに立ち寄り、滞在プランを相談してから京都の旅をスタートさせるのがおすすめです。
コンシェルジュルームのメンバーは、グルメやアートなどの得意分野をそれぞれ持ち、チーム内で情報を共有しているとのこと。常にアンテナを張って日々更新される京都の街の情報をキャッチしているため、地元だからこそ知り得るツウな京都の楽しみ方を提案してもらえるのが魅力です。
例えば、予算はあまりないけれど料亭で懐石料理を味わいたい、京都でしか手に入らない限定和菓子を購入したい……といった少し難易度の高いわがままな要望も豊富な知識と情報力で叶えてくれます。
「ホテルステイを通して、京都という土地の魅力に触れながら、旅の思い出を心に刻んでいただくのが私たちの喜びです。海外のゲストと比べると、日本の方はコンシェルジュに対してやや遠慮がちな印象があります。こんなことをお願いしていいのかな、と少し躊躇してしまうこともどうぞお気兼ねなく、コンシェルジュとおしゃべりを楽しむ気持ちでご相談にいらしてください」。(井上さん)
そこでさっそく、コンシェルジュの井上さんに2泊3日の滞在プランを相談することに。どんな過ごし方をしたいか、体験してみたいこと、予算などを伝えると、ホテルでもゆっくりと過ごせて、京都観光もしっかりと楽しめる滞在プランを提案していただきました。
おすすめの観光スポットリストと一緒に、移動手段や所要時間を記したプラン表も用意してくれるなど、とても親切な対応に感激。ノープランだったのが、京都を満喫するプランがすんなり決まりました。
コンシェルジュスイートには、京都に関する書籍やガイドブック、自由に利用できるノートパソコンもあり、ソファーで寛ぎつつ旅の情報を集めたり、調べものもできます。その居心地の良さから、コンシェルジュとの会話を楽しみながら長居していくゲストも多いそうです。
着物生地のタペストリーが華やかに彩る客室
ホテル内には全187室が揃い、今回はスタンダードタイプの「ゲストルーム」に宿泊しました。広さ28平米の一番コンパクトな客室ですが、白木の温もりを伝える空間に和紙を使用した行灯風のフロアライトが灯り、ゆったりと寛げる雰囲気に溢れています。
客室で印象的なのが、ヘッドボードを飾る着物生地のタペストリー。江戸から大正時代の着物生地が使われていて、京都らしい和の風情が伝わってきます。ちなみに生地の組み合わせは同じパターンが2つとなく、客室ごとに異なるデザインを楽しめるようになっています。
窓辺にはワークデスクもあり、仕事をしたり、ティータイムを楽しんだり……。作業スペースが広く取れるように、デスクの前方部分が丸く突き出た機能的なデザインになっているのもポイント。窓を開けてそよ風を感じながらここでゆっくり読書するのもおすすめです。
この客室を含め、フラットスクリーンテレビ、ブルーレイプレーヤー、ミニバーやネスプレッソマシンが全室に導入されています。
眺望は、客室の位置によって変わり、南側の客室からはホテルの中庭、北側の客室からは国立博物館の煉瓦造りの建物などの景色を楽しめます。
客室の壁にはオブジェが飾られ、アートのエッセンスを取り入れることで、自宅のリビングのような心地よい空間が生まれています。このオブジェをはじめ、パブリックスペースを彩る絵画などのアート作品は、食環境プロデューサー・木村ふみ氏によってセレクトされているそう。コンシェルジュスイートでは木村氏が暮らしの視点から選んだ京都を中心とした日本の伝統工芸品を展示・販売しているので、京都のお土産選びにチェックしてみては。
バスルームは天然の御影石を使用。肩まで浸かれる深めのバスタブで旅の疲れをゆっくりと癒せます。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープなどのバスアメニティは「ファーマコピア」のもの。アメリカ発のオーガニックブランドの甘い香りにリラックスできます。
パウダールームの引き出しを開けると、アメニティアイテムが。歯ブラシ、ヘアブラシ、シェービングキットなどのほか、「ファーマコピア」のボディローションも用意されているので湯上り後のボディケアも楽しみ!
ルームウェアは海外からのゲストも多いことから、京都の風情を伝えるシンプルなデザインの浴衣が用意されています。パリッと洗い上げたコットン生地で着心地も抜群。このほか、バスローブもあります。
午後は本を自由に読めるライブラリー&中庭散策
お部屋でひと休みしたら、ホテル内の散策へ。地下1階にはアート関連の書籍や京都観光の参考になるガイドブックなどを自由に読めるライブラリーがあり、気になる本を借りて客室で読むこともできます。絵本も揃っているので、小さなお子さんも退屈しません。ライブラリーの横からそのまま中庭に出て、四季折々に色づく木々や池の周りの散歩も楽しめます。
日本料理「東山 Touzan」で季節を味わうディナータイム
ホテル内には3つのレストランがありますが、1日目のディナーは地下1階にある日本料理の「東山 Touzan」を予約しました。ここでは、旬の食材で仕立てる懐石料理を味わえるとのことで、さっそく店内へ。
京都の古民家をコンセプトにした店内には、ゆったりと配置したテーブル席のほか、家族での会食などに利用できるセミプライベートルーム、白木の寿司カウンター席などが揃います。店内には、ギャラリーのような陶片を装飾したコーナーなど独創的な空間も!
せっかくなら窓際のテーブル席を予約するのがおすすめ。ライトアップされた石庭園の景色を眺めながらディナーを堪能できます。
この日いただいたのは、前菜、煮物椀、造り、炭火焼、鉢物、御飯、水物の7品を味わえる「東山コース」。
※2021年4月現在、このコースは休止しています。
花穂紫蘇を添えた雲丹豆腐などを盛り合わせた前菜、天然鯛・本鮪・天然鰤の造り、白醤油ドレッシングでいただく鰆塩焼きなど、旬を味わう料理の数々。また、蟹真丈と梅人参がうっすらと透けるほど薄く切ったかぶらで覆って京都の冬の景色を表現した煮物椀をはじめ、いずれも包丁技術の高さがうかがえる丁寧な仕事が伝わってきます。
料理と合わせてぜひ味わいたいのが日本酒の飲み比べセット。日本有数の酒処である京都・伏見の3種類の日本酒を、特徴が書かれたメモをヒントに銘柄を当てるクイズ形式で楽しめます。
まずは先入観なしにひと口ずつ堪能し、次に特徴を見ながら味わった後、答え合わせを。間違っていてもお気に入りの日本酒を見つけられるよいきっかけに。
日本料理 東山 Touzan
- 営業時間
- ランチ11:30~14:30、ディナー17:30~21:00
※当面の間、ディナーは金・土曜日のみ、20:00までの営業 - 定休日
- 月曜日(祝日・振替休日にあたる場合は営業)
【DAY 2】
「カフェ 33」でバラエティ豊かなモーニングを満喫!
翌朝はホテル1階のロビー奥にある「カフェ 33」でモーニング。「カフェ 33」は朝食からランチ、ティータイムまでカフェスタイルの食事を楽しめます。
ここでもおすすめは窓際の席。昨夜の「東山 Touzan」とはまた違う角度から石庭園を望みます。朝のさわやかな光の下で体が少しずつ目覚めていくのを感じながら旅の2日目をスタート!
朝食はヘルシーに軽く済ませたいという人には「ブルーベリーアサイーボウル」、野菜中心の朝食を希望する人には「ウェイクアップサラダ」、スイートな朝食を楽しみたい人にはワッフルやフレンチトーストなど、その日の気分や体調に合わせて選べるバラエティ豊かなメニューが揃っています。このブレックファストメニューからも、ゲストのさまざまなニーズに応えたいというホスピタリティの高さがうかがえます。
今回は「アメリカンブレックファスト」をいただきました。4種類から選べる卵料理のほか、クリスピーベーコン、ポークソーセージ、ガーリックハーブマッシュルームなどを彩りよく盛り付けた一皿に元気が湧いてきます。
クロワッサン、バゲット、クランベリーパンなど5種類の焼きたてパンのほか、フルーツもたっぷり!
もちろん、朝はごはん派の人に向けて和食「京都ブレックファスト」も用意。焼き魚をメインに、京都の老舗豆腐店「とようけ屋山本」の豆腐、京都・丹後地方のブランド米「夢ごこち」の白飯、「本田味噌本店」の味噌で作るお味噌汁など、素材にこだわった朝ごはんを味わえます。
カフェ 33
- 営業時間
- ブレックファスト 7:00~10:30
ランチ11:30~14:30
ティータイム14:30~17:30
※最新の営業時間はホテルの公式HPをご確認ください
レンタサイクルで京都・東山をめぐるポタリングへ出発!
2日目は午前中から京都観光へ。市バスなどの公共交通機関もおすすめですが、時間を気にせずマイペースに観光したいなら自転車が便利です。「ハイアット リージェンシー 京都」では、電動アシスト自転車などのレンタサイクルを行っているので、さっそく借りて、コンシェルジュスイートでおすすめの観光コースを相談してみましょう。
今回はホテル周辺の東山エリアを中心に、お店や観光スポットをめぐることに。コンシェルジュの井上さんがエリア内の見どころや自転車での移動時間などを詳しく教えてくれました。午後までゆっくり観光を楽しむ予定なので、ランチやカフェの情報もしっかり入手! 井上さんの「気をつけていってらっしゃいませ」の声に見送られて東山をめぐるポタリングへ出発!
東山は自転車で走るだけでも京都の歴史を感じられるエリア。清水寺などの人気スポットをはじめ、風情豊かなレストランやカフェ、雑貨店なども多く集まっているので寄り道しながらのんびり楽しみましょう。井上さんがポタリングのおともに持たせてくれた「京都をめぐる自転車MAP」もたよりに。午前中からランチをはさんで夕方まで半日弱の観光、事前に情報をいただいたおかげで、迷うことなく充実した京都観光を楽しむことができました。
レンタサイクル
- 利用時間
- 9:00~18:00
- 料金(1日)
- 電動アシスト自転車・電動クロスバイク3,000円、スポーツクロスバイク2,500円
ホテルに戻ったらスパでリラックスタイム
ホテルに戻ったら、予約していた「RIRAKU スパ アンド フィットネス」へ。鍼灸・指圧やボディ、フェイシャルのトリートメント、発酵温熱木浴などを用意し、経験豊かなセラピストが施術してくれます。
なかでも「ハイアット リージェンシー 京都」が誇るトリートメントのひとつが鍼灸・指圧。国家資格を持つ鍼灸師が丁寧にカウンセリングし、ストレスや睡眠不足、筋肉疲労など、一人ひとりの不調のもとを的確に捉え、カスタムメイドの施術を行ってくれます。
もうひとつ試したいのが発酵温熱木浴。奈良県吉野から取り寄せる天然の吉野ヒノキパウダーと野草、野菜、果実の植物性酵素から発生する自然発酵熱を利用した温浴法で、ふんわりと空気を含んだヒノキパウダーに全身を沈めると体の芯からぽかぽかに。浴槽内は40℃前後の体温温度に保たれ、日中、自転車をこいだ足腰の疲れも癒されます。この発酵温熱木浴を受けた翌日以降に鍼灸を組み合わせると、体をバランスのよりよい状態に導いてくれるそう。
スパ内はすべて個室で、2人一緒に施術を受けられるジャグジー付きの個室も。また、トレーニングマシンやサウナを備えた24時間営業のフィットネスジムも併設し、宿泊客は無料で利用できます。
スパトリートメント、発酵温熱木浴
- 営業時間
- 10:00~19:00
- 定休日
- 発酵温熱木浴のみ毎月第3水曜日
- 料金
- 鍼灸 40分 10,000円~、発酵温熱木浴10,000円(税・サービス料込)
フィットネスジム
- 営業時間
- 宿泊客は24時間利用可
- 料金
- 宿泊客は無料
2日目のディナーはルームサービスをとってお部屋でゆっくり
スパで体のメンテナンスを終えた後はディナータイム。「ハイアット リージェンシー 京都」ではルームサービスも充実していて、軽食からフルコースまでハイクオリティの料理を味わうことができます。ワインなどと一緒に楽しみながらお部屋でゆっくり素敵な夜を過ごしてみては。
※上記画像のメニューは、2021年4月現在、提供を休止しています。
ルームサービス
- 受付時間
- 7:00~22:00
【DAY 3】
最終日の朝はお寺での写経体験
旅の最終日も「カフェ 33」のモーニングでスタート。この日は「ヴィーガンブレックファスト」をセレクト。アボカドディップのグリーンが目に鮮やかな、ヘルシーな一皿を堪能して朝から元気いっぱいに!
チェックアウトは12:00ですが、朝食後、少し早めにホテルを出て、コンシェルジュで予約してもらったお寺での写経体験へ向かいました。
ホテルからタクシーで約10分の場所にある、泉涌寺(せんにゅうじ)の別院「雲龍院」へ。初めての写経にドキドキしながら、お清めの儀式を行ってから始めます。硯の墨を磨って筆を浸し、般若心経を唱えるように一文字一文字ゆっくりと丁寧になぞっていくうちに、波打っていた心が次第に集中し、静けさが訪れます。
体験後は庭園を眺めながらお抹茶と和菓子で一服。凛とした空気を感じながら、重要文化財に指定されている本堂「龍華殿」などを拝観して、京都の旅の余韻に浸りましょう。
雲龍院 写経体験
- 受付時間
- 10:00~15:00
- 所要時間
- 1時間30分程度
- 料金
- 1,500円(拝観料・お抹茶込)
遅めのランチを兼ねてアフタヌーンティーを
写経体験を終えたらホテルへ戻り、遅めのランチを兼ねたアフタヌーンティータイム。日本料理の「東山 Touzan」が手掛けているだけに、スイーツだけでなく、手まり寿司や京漬物を使ったサンドイッチといったセイボリーも充実しています。和の素材を堪能でき、ランチとしても大満足の内容です。
東山 Touzan アフタヌーンティー
- 提供時間
- 14:30~17:00
- 定休日
- 月曜日(祝日・振替休日にあたる場合は営業)
- 料金
- 5,600円(税・サービス料込)
そして、ホテルを発つ前にもコンシェルジュスイートに立ち寄るのをお忘れなく! 京都駅で買えるおすすめのお土産や帰りの新幹線で食べるお弁当の情報などを教えてもらってから、帰路につくのがおすすめです。
デラックスルームやバルコニー付きの客室もおすすめ
「ハイアット リージェンシー 京都」には、今回宿泊した「ゲストルーム」のほかに、ゆとりの空間を持つ「デラックスルーム」やバルコニー付きのお部屋なども揃います。
夫婦や女子旅におすすめの「デラックスルーム」
「デラックスルーム」は30~33平米、大きな窓から日差しが注ぎ込む開放感のある客室です。キングとツインがあり、夫婦やカップル、女子旅などさまざまなシーンに合わせて宿泊できるお部屋です。
宿泊した「ゲストルーム」とは異なる白や金を基調とした着物生地のタペストリー。こちらはどことなく雅な雰囲気。生地の組み合わせによって客室の空気感がこんなにがらりと変わることに驚きます。全室デザインが異なるので、いろんなお部屋に泊まってみたくなります。
窓辺にはリラックス感を誘うラウンジチェアとオットマンも。コーヒーやミニバーのお酒を飲みながら外の景色を堪能したり、おしゃべりを楽しんだり、本をめくりながらうとうとしたり、思い思いの時間を過ごせます。
ホテル最上階から中庭を望む「デラックスバルコニー」
最上階の5階にあるのが「デラックスバルコニー」のお部屋。クルミ材の装飾を施したシックな客室で、着物生地のタペストリーもこの部屋では落ち着いた配色に。60平米のゆとりあるワンフロアにベッド、ソファーラウンジ、ワークデスクを配しています。
このお部屋の魅力はなんといってもホテルの中庭を見渡せる広々としたバルコニー。お庭を眺めながら気分転換したり、暑い時期はお風呂上がりに夕涼みするのも気持ちよさそうです。
「デラックスバルコニー」のお部屋では、お花のおもてなしも。自然の息吹をそばで感じながら過ごしてほしいというホテルの心遣いが伝わってきます。
また、こちらの客室では茶器セットも特別仕様。木箱に入ったティーセットを京焼もので味わえます。
客室の奥の扉を開くとパウダールームとひと続きになった開放的なバスルームが。パウダールームはダブルシンクで使い勝手抜群。広々とした洗面スペースで気を遣い合うことなく身支度を整えられます。
そして、この客室のもうひとつのお楽しみがヒバの浴槽。手足を思いっきり伸ばしても余裕のある贅沢なバスタブを独り占めできます。湯あみのおともは、ヒノキが爽やかに香るホテルオリジナルのバスソルト。1日の終わりに体の芯まで温まりながら疲れを癒し、翌朝は朝日に包まれながらバスタイムを楽しみましょう。
「ハイアット リージェンシー 京都」は豊富な知識と情報力で旅をサポートしてくれるコンシェルジュの存在はもちろん、ホテル内の随所から心温まるホスピタリティが溢れ、「ホテルは人がつくるもの」という言葉を実感できるホテルです。初めて京都を訪れる人には新鮮な感動を、通い慣れた人には新たな発見を心に刻んでくれるはず。ぜひ大切な人と訪れてみてください。
ハイアット リージェンシー 京都
- 住所
- 京都府京都市東山区三十三間堂廻り644-2
- アクセス
- 京都駅よりタクシーで約10分、京阪「七条」駅より徒歩約7分
- 駐車場
- 2,000円/泊(予約不要、71台)
- チェックイン
- 15:00(最終チェックイン24:00)
- チェックアウト
- 12:00
- 宿泊予約
- 楽天トラベル「ハイアット リージェンシー 京都」
※この記事の内容は2020年12月取材時のものです。営業時間やサービス内容が変更されている場合があります。最新の情報はホテルにご確認ください。
撮影:都甲ユウタ 取材・文:室田美々