りんごの街、青森・弘前の「アップルパイタクシー」でお店巡り!コンシェルジュおすすめのアップルパイ5選を紹介

アップルパイ

りんごの産地として知られる青森県弘前市には、アップルパイを取り扱う店が、なんと約40店舗もあります。同じアップルパイでも形や甘み・酸味のバランス、りんごの品種など、お店によってこだわりはさまざま。そんな中で、好みのアップルパイを見つけたいときや、食べ比べたいときに便利なのが「アップルパイタクシー」です。

実際に「アップルパイタクシー」を利用して、コンシェルジュおすすめの5店舗のアップルパイを食べ比べしてきました。

 

 

「アップルパイタクシー」とは?

アップルパイタクシー

「アップルパイタクシー」は、弘前市のタクシー会社・北星交通株式会社が運行するガイド付きタクシー。そのドライバーは、アップルパイを知り尽くした専門のコンシェルジュです。

お店ごとの甘味や酸味、シナモンの具合までも熟知したスペシャリストが、お客さんの好みにぴったりなアップルパイを探して、提供するお店まで案内してくれます。タクシーは30分3,200円から利用することが可能です。

 

待ち合わせ場所は弘前駅「りんごポスト」前

アップルパイタクシー

アップルパイタクシーのある弘前市に向かうには、東京駅からであれば東北新幹線に乗車し、最短で約3時間で新青森駅へ。そこからJR奥羽本線に乗り換え、約40分で弘前駅に到着します。

 

りんごポスト

「アップルパイタクシー」はガイド付きタクシーのため、電話での事前予約が必須です。予約の際には、当日の待ち合わせ場所を指定しましょう。おすすめは弘前駅の「りんごポスト」前。ポストは弘前市中央口を出てすぐのところにあるので、初めて弘前を訪れた人でも見つけやすく、とても便利です。

 

りんごの街
りんごの街
りんごの街

ちなみに弘前市の街中には、ポストのほかにもりんごのイラストが描かれたコインロッカーや看板、りんごの形をしたカーブミラーや街灯など、りんごをモチーフにしたスポットがたくさんあります。旅のついでにぜひ探してみてくださいね。

 

いざ、アップルパイ巡りの旅へ!

アップルパイタクシー

今回は、コンシェルジュおすすめのアップルパイを販売する5店舗に案内してもらいます。早速、タクシーに乗り込み、リュックを下ろして最初の店舗へ。重い荷物を持ち歩いたり、天候を気にしたりすることなくお店巡りができるのも、「アップルパイタクシー」ならではです。

 

アップルパイタクシー(北星交通株式会社)

住所
[本社営業所]青森県弘前市茂森新町4-17-1
電話
0172-33-3333
時間
アップルパイタクシーサービス提供時間/9:00~16:00
※要事前予約
料金
ガイド料/30分3,200円、60分6,400円、90分9,600円(タクシー代含む)
※アップルパイなど商品代は別途

 

 

①プレゼントにおすすめ。ころんと丸いドーム型アップルパイ

パティシエ・クローヌ

最初に向かったのは、弘前駅からタクシーで4分ほどのところにある「パティシエ・クローヌ」。オレンジ色の看板が目印です。

 

パティシエ・クローヌ

人気のアップルパイは、まるでシュークリームのような丸みのある見た目。1時間以上じっくりと焼き上げた生地は、サクサクとした軽い食感。中にはとろとろに煮込まれた旬のりんごがぎっしり入っていて、食べ応えも十分です。下の層がカステラ生地になっているのもポイント。甘さ控えめな、優しい味のアップルパイでした。

 

【コンシェルジュのおすすめポイント】
ドーム型の見た目がかわいらしいので、プレゼントとして購入される方も多いです。シナモン不使用で食べやすいのもポイント。

 

パティシエ・クローヌ

住所
青森県弘前市松森町80-1
価格
アップルパイ/380円
営業時間
9:30~20:00
※イートインスペースなし
定休日
水曜日

 

 

②甘さ控えめ&シナモン強め。大人のアップルパイ

洋菓子工房ノエル

続いて向かったのは、「洋菓子工房ノエル」。弘前れんが倉庫美術館からも近いので、美術館を訪れたついでにも立ち寄りやすいお店です。

 

洋菓子工房ノエル

ゼリーで固められた甘さ控えめのみずみずしいアップルパイは、高さ5cm以上! りんごの果肉がゴロゴロ入っていて、どこからフォークを入れても食べ応えがあります。シナモンの風味もばっちり効いていました。りんご4個分をふんだんに使用し、重さ1㎏以上、18cmホールのアップルパイも贈答用として人気があります。

 

【コンシェルジュのおすすめポイント】
シナモンの香り強め、甘さ控えめの大人な味わいのアップルパイです。店内にはイートインスペースもあります。

 

洋菓子工房ノエル

住所
青森県弘前市品川町2-2-101
※駐車場なし。近隣の有料駐車場を利用
価格
アップルパイ/1カット420円(イートインは430円)
営業時間
9:00~18:30
※イートインスペースあり
定休日
火曜日
公式サイト
洋菓子工房Noel

 

 

③白餡入り⁉︎和菓子屋さんの新感覚アップルパイ

菓子処 寿々炉 茶菓子家 瀧二郎

 続いて、和菓子店「菓子処 寿々炉(すずろ)」の姉妹店「 茶菓子家 瀧二郎(たきじろう)」へ。主に自家製の餡子(あんこ)を使用したお菓子をメインで取り扱っており、イートインスペースもあります。

 

菓子処 寿々炉 茶菓子家 瀧二郎

自家製の白餡を使用した「りんごパイ」は、地元住民にも人気。りんごと餡子の組み合わせは和菓子屋さんならではの発想で、ほっくりとした上品な味わいの白餡が、りんごの甘さをほどよく引き立てます。個包装されていてリュックに入れて持ち帰りやすいのも、旅行者にはうれしいポイントです。

 

【コンシェルジュのおすすめポイント】
初めて食べたときは、白餡とりんごの相性の良さに驚きました。お茶やコーヒーとの相性も抜群です。

 

菓子処 寿々炉 茶菓子家 瀧二郎

住所
青森県弘前市徒町2-1
価格
りんごパイ/194円
営業時間
9:30~17:00
※イートインスペースあり
定休日
水曜日(不定休)
公式サイト
姉妹店茶菓子屋 瀧二郎

 

 

④シナモン好き必見!ザクザク食感のアップルパイ

On Vacation(オンバケーション)

次は、弘前駅から北へ向かった場所にある「On Vacation(オンバケーション)」へ。2024年1月にオープンしたばかりの新しいお店です。

 

On Vacation(オンバケーション)

シナモン好きにおすすめしたいのが、「編み林檎パイ」。ザクザクのパイ生地と甘〜いりんごの果肉がベストマッチ! シナモンシュガーをまぶして焼き上げているので、シナモンの風味がかなり効いています。さらにエッジを効かせた「ワイルドアメリカンアップルパイ」は胡桃やレーズン入りで、こちらも食べ応え抜群です。

 

【コンシェルジュのおすすめポイント】
こちらのアップルパイは、ボリューミーだけどぺろりと食べられてしまうから不思議。午前中のうちに完売になる日もあるので、早めの来店がおすすめです。

 

On Vacation(オンバケーション)

住所
青森県弘前市青山2-1-1
価格
編み林檎パイ/420円、ワイルドアメリカンアップルパイ/488円
営業時間
11:00~18:30
※イートインスペースなし
定休日
火・水曜日
公式サイト
オンバケーション

 

 

⑤りんごが主役!りんご農家が開発したアップルパイ

タムラファーム
タムラファーム

最後におすすめするのは、自社農園で育てたりんご「紅玉(こうぎょく)」を使用したタムラファームのアップルパイ。工場直売所(要事前電話)のほか、りんご公園や弘前市立観光館内の「さくらはうす」などで購入することができます。

 

タムラファーム

特徴は、紅玉の酸味と果肉感が活かされたジューシーな味わい。冷蔵庫で冷やすとさらにりんごの食感が際立ち、さっぱりとした味わいになります。消費期限は常温で4日、冷蔵で7日ほどと、日持ちもするので贈り物にもぴったりです。

 

【コンシェルジュのおすすめポイント】
「りんご本来の味わいを楽しんでほしい」という想いがあり、シナモンを使わずに焼き上げているのがタムラファームさんらしいと思います。シナモンが苦手な人やお子様にもおすすめです。

 

タムラファーム

住所
[工場直売所]青森県弘前市青樹町18-28
※要事前電話(0172-88-3836)
価格
アップルパイ/497円
営業時間
[工場直売所]9:00~17:00
※イートインスペースなし
定休日
[工場直売所]日曜日
公式サイト
タムラファーム

 

さまざまなアップルパイグッズも発売中

アップルパイグッズ
「弘前アップルパイレシピBOOK」(1,320円)

弘前市内の観光施設や書店では、アップルパイにちなんだグッズが販売されています。市内で提供されているアップルパイがデザインされた「クリアファイル」(330円)や、アップルパイを記録するための「ログノート」(495円)など、とことんアップルパイにこだわったラインナップ。

また、「弘前アップルパイレシピBOOK」(1,320円)には、市内のアップルパイ取扱店のデータが掲載されています。アップルパイ巡りのお供に購入すると、旅の道中に役に立つこと間違いなしです。

 

今回は「アップルパイタクシー」を利用して、コンシェルジュがおすすめするお店を5軒巡りました。中には季節限定のアップルパイや、時期によって使用するりんごの品種を変えている店舗もあるそうなので、旬の時期を狙って訪れてみるのも面白そうです。ぜひ弘前に来て、「アップルパイタクシー」に乗り、りんごの産地ならではのこだわりのアップルパイを食べ比べてみませんか。

 

取材・撮影・文/苫米地 結子

 

Article survey

お客様のご意見をお聞かせください
このページは気に入っていただけましたか?

ワクワクする旅のきっかけから現地で役に立つ情報まで、確かな情報を旅行者にお届けします。

※当ページのランキングデータ及び記事内容の無断転載は禁止とさせていただきます。
※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご了承ください。
※(税抜)表示以外の価格はすべて税込価格です。場合によって税率が異なりますので、別価格になることがあります。

 
 

TOP