全室オーシャンビューの「葉山ホテル音羽ノ森」で地産地消のフレンチを堪能する美食の旅

葉山ホテル音羽の森

神奈川県横須賀市にある絶景リゾートホテル「葉山ホテル音羽ノ森」。1987年に開業し、マイケル・ジャクソンをはじめ各界の著名人から愛された同ホテルが、2023年11月にリニューアルオープンしました。相模湾の景色が楽しめるオーシャンビューバス、産直の魚介を使ったオーベルジュスタイルのレストランなど、1泊2日でうっとりとするような体験をしてきましたので、その魅力をご紹介します。

 

 

葉山の絶景と贅沢な時間を楽しめる「葉山ホテル音羽ノ森」

緑深き低山と雄大な海が広がる、歴史ある景勝地、葉山。「葉山ホテル音羽ノ森」は、1987年以来、葉山の地に根ざし、地元の方はもちろん首都圏各地からファンが訪れるホテルです。

 

今回のリニューアルでは、エレガントな外観をいかしつつも、全ての客室を広々としたスイートルームへとリニューアル。各客室の窓を大きくするなど、より眺望を堪能できるようになりました。

 

葉山ホテル音羽の森

ホテルの目の前には大海原が広がり、心地よい潮風を感じられます。長者ヶ崎や秋谷海岸、笠島などを見渡すことができ、気品漂う海辺のリゾートが広がります。

 

「葉山ホテル音羽ノ森」があるのは、JR横須賀線「逗子駅」からタクシーで約15分、京浜急行逗子線「逗子・葉山駅」からタクシーで約13分の場所にあります。車の場合は、東京方面から車で約90分、横須賀道路逗子ICから「逗葉道路」を経由し、約15分で到着します。

 

邸宅のようなぬくもりとオーシャンビュー

葉山ホテル音羽ノ森

坂道を登りきった先に、エレガントな佇まいのエントランスがお出迎え。建物全体は南ヨーロッパを彷彿させるしつらえ、華やかな中にもぬくもりを感じます。

 

葉山ホテル音羽の森

ホテルへと足を踏み入れると、窓一面に海が広がっており、思わず声が出ます。開業時からの魅力であるクラシカルな印象は継承しつつも、ユニークなデザインのインテリアを新たに採用。

 

葉山ホテル音羽の森

美術館や洋館の中を歩いているような気分になります。お気に入りのスポットを見つけて、撮影するのも楽しそうです。

 

ウェルカムドリンクを飲みながらチェックイン

葉山ホテル音羽の森
葉山ホテル音羽の森
葉山ホテル音羽の森

ロビーの椅子に座り、ウェルカムドリンクをいただきながらのチェックイン。ウェルカムドリンクは、ローズヒップティーをベースに柚子を香らせたさわやかな味わいのドリンクです。ホテルのルームキーは鍵タイプ。雰囲気があって素敵です。

 

葉山ホテル音羽の森
葉山ホテル音羽の森
葉山ホテル音羽の森

チェックイン後はロビーラウンジへ。15:00〜23:00まで、ワインやビール、スパークリングジュースやコーヒー・紅茶などを自由に楽しめます。

 

葉山ホテル音羽の森

テラスに出て、海を眺めながらほっとひと息。東京からほんの1時間半でこんなにもリゾート気分に浸れるのかと、非日常の始まりを感じました。

 

海を目の前に感じる「デラックスバルコニー」に宿泊

葉山ホテル音羽の森

ウェルカムドリンクを堪能した後は客室へ。今回宿泊したのは、66平米の「デラックススイート」。クイーンサイズベッド2台が並ぶベッドスペース、テレビを仕切りにしてソファが並ぶリビングスペースに分かれています。

 

葉山ホテル音羽の森

海をじっくりと存分に眺めていただきたい……という思いから、リビングスペースには窓向きにソファが並びます。

 

葉山ホテル音羽の森

リニューアル後の客室は、全室海を望むビューバスをそなえています。窓枠が額縁のようになった海のピクチャーウィンドウ。シャワールームはバスタブの前室にあり、レイン・ハンド・ボディシャワーの3種類が配されています。

 

葉山ホテル音羽の森

ミニバーのドリンクは無料。地元のクラフトビール醸造所「ブリュースターズヨットクラブ葉山ブリューイング」とのコラボレーションで作ったオリジナルビールも楽しめます。

 

葉山ホテル音羽の森

客室備品の使い方がわからない場合は、テレビの画面をチェック。写真付きの説明書があります。

 

葉山ホテル音羽の森

シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディローションは、イタリア発・高級フレグランスブランド「アクア ディ パルマ」。さわやかな香りが、海を彷彿とさせます。

 

葉山ホテル音羽の森
葉山ホテル音羽の森

女性向けのスキンケアアメニティは、ポーラ最高峰ブランドB.A。優雅なバスタイムを演出してくれます。ほかにも、歯ブラシやクシ、綿棒、コットンなど必要なものは引き出しに収納されています。

 

葉山ホテル音羽の森

ドライヤーは、リファがトップサロンと共同開発した「リファビューテック ドライヤープロ」。サロンでブローしたような仕上がりになる、高級ドライヤーです。

 

葉山ホテル音羽の森

バスローブと、上下分かれたパジャマの用意もありました。どちらも肌なじみがよく、ふんわりと身体を包んでくれます。

 

葉山ホテル音羽の森

お部屋でゆっくり過ごしていると、サンセットの時間に。かながわの景勝50選に選ばれている長者ヶ崎へと夕陽が沈んでいく様子を眺めることができました。

 

 

水着で楽しめるインフィニティスパ「スパ ブルー・ラグーン」

葉山ホテル音羽の森

ロビー横にある「スパ ブルー・ラグーン」は、海へと続いているように見えるインフィニティプール。二股ラジウム温泉の効果・効能を継承した人工温泉を採用しているので、オールシーズン楽しめます。

 

チェックイン後〜22時、7〜10時に利用できるので、移ろいゆく空を眺めながら、のんびりと過ごせますよ。

 

新鮮な食材と職人の技が織りなす美食フレンチ

葉山ホテル音羽の森

夕食は、オーシャンビューのレストランでいただきます。空がだんだんと赤く染まり、海へと夕陽が沈んでいく様子を眺めながらのフレンチコースは、ここならではの贅沢。

 

長年に渡って「葉山ホテル音羽ノ森」の総料理長を務める田原英俊氏が、旬の食材を使用しながら、葉山ならではの食体験を提供します。

 

葉山ホテル音羽の森

フレンチのコースメニューは、季節ごとに変わり、食材の仕入れ状況によっても日々少しずつ変化があります。ひよこ豆を使った「ソッカチップ」からスタート。ひよこ豆のチップはフランス・ニースでは定番の一品。軽やかなシャンパンと合わせていただきます。

 

葉山ホテル音羽の森

続いてのアミューズは、タルト生地にごぼうを使用した香ばしい「江戸前アナゴの一口タルト」と、ジェリーに柑橘わさびクリームを使用した「伊勢海老のセビーチェ仕立て」。フレンチの中にも和のエッセンスが溶け込んでいます。

 

葉山ホテル音羽の森

様々な食感に驚いた「軽く炙った中トロと秋茄子のアイスパウダー エスプレッソオイルと黒トリュフ」。

 

三崎港で揚がった三崎まぐろの中トロに、ローストした茄子をペーストにして固めたアイスパウダーが乗っています。脂の甘さと程よい赤身のおいしさ、アイスパウダーが口の中で溶けて、より濃厚な味わいが広がります。エスプレッソオイルや、にんにくと黒トリュフを使ったペーストも添えられており、味変も楽しめる一品です。

 

葉山ホテル音羽の森

「鮑と鶉(うずら)のパイ包み焼き 新鮮な野菜サラダとご一緒に」は、ミンチした鶉肉と鮑をキャベツで包んだ上からパイで包み焼きをした一品。キャベツで包まれているので、水分が蒸発することなくジューシーさが凝縮されています。鮑のコリッとした食感も楽しめました。

 

葉山ホテル音羽の森

かながわブランド・三崎黒潮キンメを使った魚料理「本日の鮮魚を市場から」。三崎黒潮キンメは、漁獲直後に滅菌された海水で洗浄し、魚が凍らない0℃前後で保冷して鮮度を保つことから、とても新鮮な状態で調理することができるのだそう。魚と生ハムで出汁をとったスープ・ド・ポワソンをかけていただきます。

 

葉山ホテル音羽の森

メインは「黒毛和牛の炭火焼き 生胡椒塩漬けのアクセント ボルドレーズソース」。黒毛和牛とローストした地元野菜を添えた、葉山三昧の一品。生胡椒塩漬けと一緒に食べると、より肉の旨味や甘みを感じます。野菜の甘みが凝縮しているのも印象的です。

 

葉山ホテル音羽の森

デザートは2品。1品目は洋梨コンポートと山椒のシャーベットを合わせた「洋梨と山椒のソルベ」。バニラの香りを合わせたジュレと一緒にいただきます。

 

葉山ホテル音羽の森

2品目は「和栗と柚子の香るクレームショコラ」。素敵なお皿…と眺めていると、なんとこちらはシェフが1皿ずつチョコレートを使って描いているのだそう。細やかな技に驚かされます。濃厚な和栗とさわやかな柚子の組み合わせがおいしい一品でした。

 

葉山ホテル音羽の森

最後にライチとラズベリーのマカロン、いちじくのボンボンショコラをコーヒーといただき、うっとりするようなコースが終了。品数が多く満足感も高い内容でしたが、和の要素も多いため重すぎず、最後までおいしく味わえました。

 

 

夜のロビーラウンジでのんびりと

葉山ホテル音羽の森

夕食後に、再度ロビーラウンジに立ち寄って食後の一杯を。21時~23時はバータイム営業(有料)に加え、23時までフリーフローなので、ワインやビールを飲みながら、今日あったことを話したり、思い出したりして一日を締めくくりましょう。

 

葉山食材をふんだんに使用した朝食をルームサービスで

葉山ホテル音羽の森

ぐっすりと寝た翌朝は、のんびりとルームサービスで朝食をいただきます。チェックインの際に、朝食の場所をレストランかルームサービスを選ぶことができ、ルームサービスを選んでも追加の料金はかからないのがうれしいところ。

 

葉山ホテル音羽の森

ケール、バナナ、ブロッコリースプラウト、はちみつなどを入れたグリーンスムージーからスタート。メインは、三崎まぐろの頬肉とフレッシュチーズのオートミールガレット。ヒレ肉のようにやわらかい、頬肉がゴロッと入っているので食べごたえも抜群。オートミールを使っているので、グルテンが気になる人にもうれしい一品です。たっぷりと添えられた葉野菜は三浦半島産。

 

葉山ホテル音羽ノ森

ストウブの中には、かぶ、ブロッコリー、にんじん、肉団子、十五穀米をじっくりと煮込んだリゾットが入っています。パンは2種。パンオショコラと、開業当時から人気のクロワッサンを味わえます。

 

 

11時のチェックアウトまでのんびりと

葉山ホテル音羽の森

今回宿泊した客室はバルコニーのないタイプでしたが、客室タイプが10タイプあるので、バルコニー付き、屋外ジャグジー付き、屋外プール付きなど様々。バルコニー付きの客室では、コーヒーを飲みながら潮風を感じるだけでも旅気分を味わえそうです。

 

開業から愛されているこの地の魅力を、更に引き出す形でリニューアルした「葉山ホテル音羽ノ森」。1泊2日を過ごしてみると、旅慣れた大人がスローな時間を過ごすのにぴったりの場所だと感じました。葉山の絶景の中で、身も心もリフレッシュしに訪れてみてはいかがでしょうか。

 

葉山ホテル音羽ノ森

住所
神奈川県横須賀市秋谷5596-1
アクセス
JR横須賀線「逗子駅」東口から京急バス(2番乗場 横須賀市民病院 佐島マリーナ 長井のいずれかに乗車)長者ヶ崎下車徒歩約3分
駐車場
有り(15台・無料)
チェックイン
15:00 (最終チェックイン:20:00)
チェックアウト
11:00
総部屋数
15室

 

 

取材・撮影・文/加藤あやな

 

 

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