奥久慈の自然の中にある「リバーサイド奥久慈 福寿荘」は、奥久慈里山ヒルクライムルートの起点の宿として、「茨城県サイクリストにやさしい宿」として認定されています。今回は、茨城県サイクリング観光にはうってつけの「リバーサイド奥久慈 福寿荘」の宿泊レポートをお届けします!
昭和レトロを感じさせる広々とした館内
「リバーサイド奥久慈 福寿荘」は、常陸大子駅より徒歩約12分の場所にある宿泊施設。間口が広い2階建で、客室はすべて和室で25室あります。
玄関から入っていくと、目の前には広い中庭が見えてきます。
建物はこの中庭を囲んでおり、日差しがさんさんと降り注いでくるので、とても明るく感じます。
このホテルの魅力は、昭和レトロを感じさせる古さかもしれません。敷き詰められたエンジ色のカーペットに、焦茶色のテーブルやソファー、少し低い天井や、壁に飾られた絵画など、若い人たちにはいろいろ新鮮に映るかもしれませんね。
1階には小さな売店もあります。売店には、大子地ビールも各種取り揃えているので、売店で買ってお部屋で飲むのもよさそうですね。他にも、そばや、こんにゃくなど、茨城産のものが並んでいます。
ゆったりとした時間が流れる和室
「リバーサイド奥久慈 福寿荘」のお部屋は全室和室。ということで、今回泊まるお部屋ももちろん和室です。鍵もカードキーではなく、普通の鍵というのが少し懐かしく感じます。
お部屋の奥には大きな窓と広縁が。小さなテーブルと一人掛けのソファーがあるので、日差しを浴びながらゆったり過ごせます。窓の外には、奥久慈の自然が広がっていますよ。少しずつ紅葉が始まる時期だったのですが、秋真っ盛りはきっともっときれいでしょう。
広縁には、独立した洗面台、トイレ、冷蔵庫も置いてあります。冷蔵庫は持ち込み用なので、中は空っぽでした。お部屋にはお風呂はありませんのでご注意を。
押入れの中には、浴衣と、タオルセット、湯上がり足袋が置いてありました。大浴場に行くときに持っていきましょう。
テーブルに置かれた丸い入れ物には、お茶セットが入っています。お湯は電気ポットがあるので、沸かして自分で淹れて飲むことができます。
お部屋でお茶を飲んでひと休みしたら、お楽しみの夕飯にいきましょう!
夕飯は奥久慈しゃも料理を堪能!
「リバーサイド奥久慈 福寿荘」は料理がおいしい宿としても有名なのだとか。特に、日本一に輝いた大子産米と、地鶏「奥久慈しゃも」を使った料理が自慢だそう。
食事をするお部屋に着くと、ずらっと料理が並んでいました。
なんといっても、奥久慈しゃもを使った鳥すき鍋でしょう。その場で仕上げて食べるので、熱々です。そして、強い歯ごたえに旨味を感じるのが奥久慈しゃもならでは。
他にも、鮎の塩焼きや、お刺身、天ぷらなど、海も山もある茨城県ならではの料理をいただくことができました。
大子温泉でゆったり旅の疲れを癒す
夕飯を食べてお腹がいっぱいになったら、温泉に向かいましょう。ホテルには浴槽・床・天井まで総檜づくりの「ひのき風呂」があります。男女入替制となっているので、入れる時間帯には気をつけましょう。
ここで入れる「大子温泉」は白肌の湯といわれているそう。女性なら絶対に入っておきたいですね。筆者もゆっくり入って、旅の疲れをしっかり癒し、夜はぐっすり眠ることができました。
ボリュームたっぷりの朝食で旅の始まりを
料理自慢の「リバーサイド奥久慈 福寿荘」の朝ごはんは、和食膳。焼き鮭を中心に、きんぴらごぼう、サラダ、もずく、温泉卵、納豆などがずらっと並びます。ザ・日本の朝ごはんですね。
鮭に添えられた大根おろしに醤油をかけていただきます。程よく脂がのっていて、ご飯のお供にぴったり。朝食がおいしい朝を迎えられ、良い旅の1日を始めることができました。
白肌の温泉とゆったり和室で、昭和レトロステイ!
新しいホテルや旅館が増えてきた昨今で、「リバーサイド奥久慈 福寿荘」のような昔ながらの姿を残したホテルは珍しくなってきたのではないでしょうか。昭和の時代を知る方には懐かしさを、若い人たちには新鮮さを与えてくれる、そんなホテルでした。
リバーサイド奥久慈 福寿荘
- 住所
- 茨城県久慈郡大子町池田2694
- アクセス
- JR水郡線 常陸大子駅より徒歩12分
- 客室数
- 25室
- チェックイン
- 15:00 (最終チェックイン:17:00)
- チェックアウト
- 10:00