藤子・F・不二雄ミュージアムでは、『ドラえもん』『キテレツ大百科』『パーマン』など数多くの名作にまつわる展示を見たり、作品をより楽しく知るための体験をしたりできます。原画を展示した空間から、マンガが読めるスペース、ここでしか見られない映像を上映するシアターなど…見どころ満載のミュージアムの楽しみ方をご紹介します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館していましたが、6月5日から感染症予防策を講じながら開館しています。詳しくはミュージアムインフォメーションをご確認ください。
藤子・F・不二雄ミュージアムってどんなところ?
オープンして以来、大人気の文化施設「藤子・F・不二雄ミュージアム」。マンガ『ドラえもん』や『パーマン』などの作品世界やメッセージを、原画等の展示を通じて楽しみながら知ることができる文化施設です。
ここでしか見られない貴重な資料や、かわいいキャラクターたちとのフォトスポット、グルメにお土産まで楽しみどころ満載です。
藤子・F・不二雄ミュージアムへのアクセス
藤子・F・不二雄ミュージアムへのアクセスは、小田急線・JR南武線「登戸駅」から川崎市バスによる直行便(大人210円、小児110円)が便利。改札の目の前に、すぐバス停があり、バスに乗ると約9分で到着します。
登戸駅の発車メロディは1番線で「ぼくドラえもん」、2番線で「きてよパーマン」、3番線で「ドラえもんのうた」が流れ、駅についた時からテンションが上がります。
登戸駅から川崎市バスによる直行便が運行しています。徒歩の場合、JR南武線宿河原駅から約15分、小田急線向ヶ丘遊園駅から約16分です。
宿河原駅では1番線でキテレツ大百科の「すいみん不足」、2番線で「夢をかなえてドラえもん」が流れるのでぜひ聞いてみてくださいね。
チケット購入方法と混雑情報
ゆっくり鑑賞を楽しめるよう、ミュージアムの入館チケットは日時指定による完全予約制です。入館チケットはローソンで購入しましょう。
入館時間は新型コロナウイルス感染症対策のため、当面の間、10時・11時・12時・13時・14時・15時・16時の1日7回。入れ替え制ではないので、ゆっくりと鑑賞できます。もちろん滞在時間の制限もないので心ゆくまで楽しめます。
平日は比較的空いていますが、週末や連休はチケットを早めに購入しましょう。ミュージアムの見学は約2時間が目安です。
館内では事故防止のためベビーカーでの入館はできませんが、ベビーカーは専用置き場で預かってもらうことができます。小さなお子さまと来館する際は、抱っこ紐があると便利ですよ。
ミュージアム内の展示室I・IIでは貴重な原画や愛用品を見ることができます。
カラーの原画は色鮮やかに塗られており、時間を忘れて見入ってしまいます。大人は子どもの頃に読んでいたマンガの原画に出会えるかもしれません。
展示室IIの入り口はどこでもドア。展示室IIは期間限定で企画展を開催しているので、何度足を運んでも楽しめます。
人気マンガを自由に読める2F休憩スペース
こちらは「藤子・F・不二雄」の作品を好きなだけ読めるマンガコーナーです。どら焼きを食べているかわいいドラえもんが目印です。
人気コミック『ドラえもん』『パーマン』などがずらり!ファンの方たちは、どれから読むか悩んでしまいますね。
リニューアルした「みんなのひろば」も必見
2019年1月にリニューアルした「みんなのひろば」は、訪れたら必ず行きたい場所のひとつ。
こちらは「ボールころころ大騒動」!どこへ行くのか分からない転がるボールを追ってみましょう。TVモニターの後ろを通り過ぎると、さまざまな画面が現れて楽しめますよ。
こちらは1/5スケールで、のび太の家を再現!細部までリアルに再現されていてインパクト大です。
誰もいないはずの部屋にタブレットをかざすと、さまざまなお話が繰り広げられるので親子で鑑賞してみましょう。
マンガのコマの中に入って登場人物になったつもりの表情で、記念写真が撮れる「ギオンDEパチリ」。マンガの中で臨場感を出すのに欠かせない擬音が飛び出しています。
巨大な透明のドラえもんとドラミちゃんのオブジェも。よく見てみると子どもたちも大好きなガチャガチャ(1回400円)になっています。
表情の異なるかわいいキャラクターのガチャは目当てのアイテムが出るまで何度でもやってしまいそう。ミュージアム限定バージョンなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ここだけのオリジナル作品が観られるFシアター
こちらはミュージアムでしか見ることができないオリジナル作品を上映している「Fシアター」です。入場時にもらえるチケットで一人一回見ることができます。
『ドラえもん』が誕生する秘話を題材にしたアニメーションなど、オリジナル短編作品を上映しています。200インチスクリーンで観られる作品は必見です。上映時間は10分前後と比較的短いため小さなお子様でも無理なく鑑賞できます。
※上映作品は不定期に変更されます。
フォトスポットがいっぱいの屋上「はらっぱ」へ
3Fの屋上スペースに出ると、お馴染みの人気キャラクターがたくさんいます。一度は通ってみたい「どこでもドア」をはじめ、マンガの世界に入れるフォトスポットがたくさんあります。
「キテレツ大百科」のコロ助と一緒に座れるベンチなど、まるでマンガの世界に入り込んだような感覚に。
「ドラえもん」で子どもたちが集まる広場にある土管です。土管の中にはチョークのイタズラ書きがあり、凝った造りになっています。
Qちゃんと記念撮影ができるかわいいフォトスポットも発見。枠に合わせて写真を撮るとオバケのQちゃんと一緒に写真が撮れます。
オリジナルメニューが食べられる「ミュージアムカフェ」
窓からはらっぱを一望するロケーションでオリジナルのメニューを堪能できる「ミュージアムカフェ」。こちらでは季節やイベントごとに、楽しいメニューがたくさん登場します。
食べるのがもったいない「空飛ぶドラえもんカレー」
ドラえもんの形をした空飛ぶドラえもんカレー(1,650円)。サラダやスープもセットになっていてボリュームたっぷり。
ジャイアンの表情に注目したい「ジャイアンとカツ丼」
ふわとろ卵の上に揚げたてカツを乗せたボリューム満点の「畑のレストラン ジャイアンとカツ丼」(1,650円)。
目でも楽しめるラテアートドリンク
カフェラテ(580円)・イチゴミルク(520円)・ココア(630円)の3種類があるラテアートドリンク。6種類の絵柄がランダムに描かれてきます。オリジナルのコースター付きです。
お土産はマンガに出てくるお菓子やグッズが人気
3Fのはらっぱには森に囲まれたお土産ショップ「藤子屋」もあります。ドラえもんの大好物「どら焼き」をはじめ、さまざまなミュージアム限定商品がいっぱいです。
ひみつ道具アンキパンをイメージした「アンキパンラスク」(8枚入り・1,050円)。食べるだけで教科書が暗記できるというシーンを見て、欲しくなった人も多いのではないでしょうか。一枚ずつ丁寧にプリントしてあって食べるのがもったいないですね。
ドラえもんが大好物な、どら焼き(1個210円、BOX(6個入)1,380円)。焼印のかわいい絵柄は3種類。どの絵柄のドラえもんに出会えるか楽しみです。
1F出口近くにあるミュージアムショップでは限定アイテムがいっぱい。ドラえもんとコロ助のフィギュアがお出迎え。もちろん売り物です。ちなみに、ドラえもんの実際の身長は129.3cm。コロ助の身長は約50 cm(丁髷の先を含む)。
コロ助 1/1フィギュア(29,160円)、ドラえもん 1/2フィギュア(52,800円)
人気は「のび太が100点?!」クリアファイル(495円)です。そのままだと100点。中に紙を挟むと0点に見た目が変わる不思議なファイルです。ユーモアがあってお土産にもおすすめの一品です。
ドラえもんをはじめ、のび太くん、コロ助などの人気キャラクターの指人形(各418円)。ついつい全部揃えたくなってしまいます。
ドラえもんやドラミ、のび太君に変身できる「タケコプターヘアバンド」(各1,020円)もおすすめです。
ありふれた日常や、温かみのある笑い、SF(すこしふしぎ)にこだわり続けた藤子・F・不二雄先生。作品に対する愛情とやさしさ溢れる世界を堪能することができます。
子どもたちはもちろん、大人も時間を忘れて楽しんでしまうミュージアムへ、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
藤子・F・不二雄ミュージアムのマップ
藤子・F・不二雄ミュージアム
- 住所
- 神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1
- お問合せ
- 0570-055-245(9:30~16:00)
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- 毎週火曜日、年末年始。臨時休館日があります。
- 入館料
- 大人・大学生 1,000円、高校・中学生700円、子ども(4歳以上)500円、3歳以下 無料
- 入館時間
- 1日7回(1)10:00(2)11:00(3)12:00(4)13:00(4)14:00(5)15:00(6)16:00
※チケット記載の入館時間から60分以内であれば、いつでも入館することができます。
取材・撮影・文:松本志
©Fujiko-Pro
オバケのQ太郎/©藤子プロ・藤子スタジオ
※掲載内容は取材時の情報に基づきます。