名実ともに日本一の山といえば、富士山。富士山麓には、富士五湖を中心に自然豊かで魅力的なスポットが多数あり、都心部から車でのアクセスもスムーズです。ドライブエリアとしても魅力的な富士山。その湧き水を用いたグルメや、自然が作り出した奇景絶景の数々、パワースポットなど…。富士山がもたらす恵みを体感できるドライブスポットを、中央自動車道河口湖IC基点で巡るプランをご紹介。周辺で宿泊し1泊2日で周るのがおすすめですが、1日目・2日目それぞれ日帰りでの利用もOKです!
音楽もグルメも絶景も満喫
10:30 河口湖オルゴールの森
エンタメ要素いっぱいの「河口湖オルゴールの森」は、音楽もグルメも絶景も満喫できる贅沢スポット。全長約20mもある世界最大級のダンスオルガンを擁する「オルガン・ホール」、自分だけのオリジナルオルゴールがつくれる「体験工房」、約720品種ものバラが咲き誇るフォトジェニックな「ローズガーデン」も。そして富士山の絶景を見るならレストラン「ル・リバージュ」へどうぞ。テラス席でカジュアルフレンチをいただきながら、パノラマの富士山を観賞できます。「網焼きグリルステーキセット」や「西洋ほうとう」など、絶品の料理も嬉しいです。
- 住所
- 山梨県南都留郡富士河口湖町河口3077-20
- 営業時間
- 9:30~17:30(最終入館17:00) ※季節によって変更あり
- 定休日
- 無休(冬期休館日あり)
- 入場料
- 大人1,500円、大高生1,100円、小中学生800円
- アクセス
- 中央自動車道河口湖ICより車で約15分
富士を楽しむコンテンツ充実! 絶景道の駅で休憩
12:00 道の駅なるさわ
国道139号沿いにあるのが、「道の駅なるさわ」。富士五湖の中心に位置しており、富士山も観賞できる贅沢なスポットです。物産館では、お土産物はもちろん、地元なるさわ産の朝採れ高原野菜がリーズナブルに購入できると人気! また、軽食堂では名物の「富士桜ソフトクリーム」を販売しているので、ちょっと甘いものを食べて休憩するのもおすすめ。その他にも道の駅内には、富士山の自然と歴史を学べる施設「なるさわ富士山博物館」や「自然探索路」「溶岩樹型」などが併設。豊富なコンテンツについつい長居してしまいそうな、魅力いっぱいな道の駅です。
- 住所
- 山梨県南都留郡鳴沢村8532-63
- 営業時間
- 9:00~18:00(物産館)、9:30~17:30(軽食堂)、9:00~17:00(インフォメーション)
※季節により営業時間が異なる場合あり
駐車場・トイレ24時間
- 定休日
- 年中無休
- アクセス
- 中央自動車道河口湖ICより車で約20分
天然記念物の氷の世界!地下洞窟を探検
12:30 鳴沢氷穴
青木ヶ原樹海、東の入り口に位置する「鳴沢氷穴」。成り立ちは、1150年以上も昔に起こった富士山・側火山長尾山の噴火。古い寄生火山の間を溶岩流が流れ下りてできたものが、トンネル式の洞窟になったのだとか。起伏に富んでいる縦穴の洞窟で、天井からしみ出し水滴が凍ってできる氷柱を見ることができます。年によっては直径約50cm・高さ約3mにも成長する圧巻の氷柱も! 総延長約153mと短めですが、環状になっており一周することが可能なので、さまざまな光景にドキドキ。ガイドツアー(予約必須)もあるので、初めて訪れる人は利用するのもよさそうです。近くにある「富岳風穴」は、大迫力の氷柱で人気。合わせて訪れたいスポットです。
- 住所
- 山梨県南都留郡鳴沢村8533
- 営業時間
- 9:00~17:00 ※季節により営業時間が異なる場合あり
- 入場料
- 大人350円、子供200円
- 定休日
- 年中無休 ※冬季臨時休業あり
- アクセス
- 中央自動車道河口湖ICより車で約20分
萱葺きの集落でさまざまなレクリエーションを楽しむ
13:30 西湖いやしの里根場
ゆったりとした気分で、日本の原風景を楽しむのなら「西湖いやしの里根場」へ足を運んでみては? かつて存在した美しい茅葺きの集落が、今ではいろいろなレクリエーションを楽しめる遊びのスポットに変貌。例えば「陶芸と練香の体験工房」では、本格的な陶芸や練香づくりを手軽に体験できます。また「富士山を眺めたい!」という人は、作品展が開催されている「見晴らし屋」、山梨の名物ほうとうも味わえる「和膳屋 彩雲」に立ち寄ってみて。まるで芸術作品のような富士山の絶景を観賞できるおすすめのスポットです。そのほか「ちりめん細工・つるしかざり」など、見どころ盛りだくさん。
- 住所
- 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖根場2710
- 営業時間
- (3月~11月)9:00~17:00(最終入場16:30)、
(12月~2月)9:30~16:30(最終入場16:00)
- 定休日
- 年中無休※臨時休館日あり
- 入館料(施設保存協力金)
- 大人350円、小人(小・中学生)150円
- アクセス
- 中央自動車道河口湖ICより車で約25分
あの千円札の富士山を観賞できるのはココ!
15:00 中ノ倉峠
富士山と言われて、千円札の裏面を思い起こす人も多いのでは? 実はあの富士山は、山梨県・身延町にある本栖湖畔から眺めた様子。富士山写真家の故・岡田紅陽氏が撮影した写真「湖畔の春」をモデルにデザインされたのだとか。「中ノ倉峠展望デッキ」からは、ゆっくりと雄大な富士山を眺めることができるので、ぜひ立ち寄りたいポイント。湖畔にくっきりと映る『逆さ富士』を目にすることができたら、感動すること間違いなし!
- 住所
- 山梨県南巨摩郡 身延町中ノ倉
- アクセス
- 中央自動車道河口湖ICより車で約35分
水面に富士山が写り込む美しい湧水池
9:00 忍野八海
山梨県南東部・富士北麓に位置する忍野村。天然記念物にも指定されている「忍野八海」へ。もともとは巨大な湖が、大噴火によってふたつに分断。そのひとつである忍野湖が富士山の噴火活動期を経て、富士山の伏流水に水源を発する湧水池に。いくつか残った湧水池の中でも特に有名なのが忍野八海です。数十年の歳月をかけてろ過され澄みきった水は、環境庁から全国名水百選に選定されるほど! 水面には富士山が映り、四季によって様変わりする美しい光景に息を飲むばかりです。
- 住所
- 山梨県南都留郡忍野村忍草
- 営業時間
- 特になし(ただし底抜池のみ9:00~17:00)
- 定休日
- 年中無休
- 利用料金
- なし※底抜池のみ有料
- アクセス
- 中央自動車道河口湖ICより車で約20分
富士山の魅力がギュッ! 楽しく学べる博物館
10:00 ふじさんミュージアム
2015年にリニューアルオープンした「ふじさんミュージアム」。富士山信仰の貴重な資料を公開しており、企画展の開催も。また常設展示では10ものコンテンツがあり、昔話のアニメーションやタッチパネルで見る富士登山の今と昔など、体感しながら大人も子供も楽しく学ぶことができます。その中でも特に注目したいのが、約2,000分の1の大きさの富士山を立体模型に映し出すプロジェクションマッピング! 四季折々に表情を変える富士山の姿を、まるで鳥になった気分で満喫できます。富士山の魅力にたっぷりと浸ったら、最後は、オリジナルグッズの販売もあるミュージアムショップでお買い物を。
- 住所
- 山梨県富士吉田市上吉田2288-1
- 開館時間
- 9:30~17:00(最終入館16:30)
- 休館日
- 火曜日(祝日を除く)/ 年末年始(12/28‐1/1)
- 入館料
- 【御師旧外川家住宅との共通入館券】大人400円、小中高生200円
【富士山レーダードーム館・御師旧外川家住宅との共通入館券】大人800円、小中高生450円 - チケット
- ふじさんミュージアム 前売りEチケット購入はこちら【楽天ポイントが貯まる・使える】
- アクセス
- 中央自動車道河口湖ICより車で約15分
富士山登頂の前に立ち寄りたい
北口本宮冨士浅間神社
吉田口登山道の入口でもある「北口本宮冨士浅間神社」。富士山五合目に向かう前に、無事を祈願して参拝してみるのもよさそう。延暦7(788)年に社殿が建立された歴史ある神社で、檜が立ち並ぶ荘厳な参道を抜けると、その奥には大鳥居が。こちらは、日本最大級を誇る木造の鳥居なのだとか。安産・火防、富士山の女神である木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が祀られ、「美のお守り」や「安産守」も人気です。そのほか、仕事運によい「生業守」もラインナップ。
- 住所
- 山梨県富士吉田市上吉田5558
- アクセス
- 中央自動車道河口湖ICより車で約10分
五合目に着いたらレストハウスでひと休み
12:30 五合園レストハウス
富士山の五合目までたどり着いたら、山小屋風の建物がかわいらしい「五合園レストハウス」でひと休み。国際観光レストランと和風レストランと、ふたつのレストランがあり「富士火山なべ」や「ふじさんカレー」など、富士山にちなんだメニューをいただけます。また、お土産コーナーでは、いろんなところに押したくなる「富士山印鑑」などのユニークなアイテムもあり、ショッピングも楽しみ。訪れた記念に「富士山五合目郵便局」と「富士山学術資料館」にも立ち寄ってみては?
- 住所
- 山梨県南都留郡鳴沢村富士山8545-1
- 営業時間
- 富士スバルライン開通時(※例年4月~12月中旬)
8:30~17:00(4月~6月・9月~12月中旬)、5:00~20:00(7月~8月)
- 定休日
- 冬期閉鎖(例年12月~3月)
- アクセス
- 富士スバルライン五合目よりすぐ
お守りもキュート。五合目に鎮座する神社
13:30 冨士山小御嶽神社
山岳信仰の聖地である小御岳山の山頂(富士山の五合目)に鎮座するのが「冨士山小御嶽神社」。承平7(937)年に建立され、その歴史はとても古くからあります。ちなみに、富士山の五合目周辺は『天狗の庭』と呼ばれているそうで、毎年7月1日の富士山開山祭では大天狗と小天狗を見ることができ、登山の安全を祈願してくれるとか。また、神社屋根の勝男木はくぐると縁結びになるという恋愛スポットとしても人気! そして、こちらの神社を訪れた際にゲットしたいのが「富士山御守」。富士山のかたちをしたキュートなお守りは、富士登山の記念になりそう。
- 住所
- 富士吉田市上吉田小御岳下5617吉田口登山道
- アクセス
- 富士スバルライン五合目よりすぐ
※この記事は、「楽天トラベル」で過去に公開した以下の記事を一部再構成したものです。
富士山Powerをもらう1泊2日ドライブ
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