東京駅から徒歩約4分、全57室のスモールラグジュアリーホテル「フォーシーズンズホテル丸の内東京」。2021年夏のリニューアルにより、2つのレストランが誕生しました。国産食材をメインに作られるフレンチとビストロ料理は、伝統的なメニューながらモダンで洗練された味わいが特徴。うち1軒は、オープンからわずか半年でミシュランガイドに掲載されました。
せっかくの特別な記念日や、家族・友人と過ごす週末、さまざまなシーンに対応する2軒のレストランを備えた「フォーシーズンズホテル丸の内東京」で美食に浸るステイを堪能してみては。
「皿の上すべてに意味がある」。総料理長が描く感動の美食体験
「フォーシーズンズホテル丸の内東京」にあるレストランは、2軒。フレンチレストラン「SÉZANNE(セザン)」と、よりカジュアルなダイニング「MAISON MARUNOUCHI(メゾン マルノウチ)」です。
2軒の総料理長を務めるのが、ダニエル・カルバートさん。イングランドに生まれたダニエルさんは、16歳のときに料理人の道へ。その後、ロンドン、パリ、ニューヨーク、香港と各国の人気レストランでキャリアを重ね、2021年に「フォーシーズンズホテル丸の内東京」内の全ての飲食を監督する総料理長に就任しました。
ダニエルさんの信念は、「皿の上に乗っているものには、すべてに意味がある」。クラシックなフレンチのレシピに、モダンなテイストと日本特有の繊細な感性を織り交ぜ、これまでにない一皿を生み出し続けています。「セザン」ではリピーターには同じ料理を出さないなど一人ひとりのゲストに合わせたホスピタリティと発想力で、訪れる人に感動をもたらしています。
さらに、使用する食材の9割以上が国内産というこだわりも。作りおきはせず、全てできたてを提供することで、常に新鮮な食材を使うことができ、同時にフードロスも防いでいるのだそう。
特別な日には、その日の旬を味わう一つ星レストラン「セザン」へ
「SÉZANNE(セザン)」は、国産の食材をフレンチのテクニックで仕上げるフレンチレストラン。2021年7月にオープンし、わずか半年で「ミシュランガイド東京2022」の一つ星を獲得しました。
内装を手掛けたのは、香港を代表する建築家アンドレ・フー氏。「リラックスしたラグジュアリー」をテーマに、フレッシュでモダン、そして立体感のあるデザインをまとった優美な空間が広がります。
ミネラルブルー、ダスティピンク、グレーなどの軽やかな色調で統一。やわらかな印象の曲線をまとった調度品や、シルクに包まれた高級感あるパネリング、禅庭園の砂利の模様を施したカーペットなど、随所にさりげなくも深いこだわりが散りばめられています。
「一人ひとりのお客様に寄り添ったパーソナライズで心のこもったサービスを提供し、洗練されていながらもリラックスした居心地の良い空間、親しみやすい雰囲気をお楽しみいただけるよう心がけています」と、レストランマネージャーのシモーネ・マクリさん。お祝いごとや記念日など、特別な日にぴったりのおもてなしが待っています。
その日の仕入れとゲストの様子で内容が決まる、おまかせコース
セザンは、ランチ・ディナーともにおまかせスタイルのコース。その日仕入れた食材や、ゲスト一人ひとりの様子を踏まえてメニューを決めるため、テーブルごとに異なる料理を出す場合もあるのだそう。
2022年初夏には、色鮮やかなトマトのタルトや、マンゴーを使った一品、紫雲丹と空豆を使った一品などが登場します。多彩なシャンパーニュや、エグゼクティブペイストリーシェフであるエルウェン・ボイルズさんの伝統的なデザートとともに、極上のフレンチを堪能して。
SÉZANNE(セザン)
- 営業時間
- ランチ:12:00~13:30 最終入店(LO 13:45)
ディナー:18:00~20:30 最終入店 (LO 20:45) - 定休日
- 月・火曜日
- 料金
- MENU DU JOUR(平日ランチのみ):15,180円(サービス料込)
MENU SÉZANNE(ランチ・ディナー):34,155円(サービス料込)
家族や友人とのカジュアルな時間なら、ダイニング「メゾン マルノウチ」
もうひとつのレストランが、「MAISON MARUNOUCHI(メゾン マルノウチ)」。「丸の内の家」と訳すことのできる店名には「自宅で過ごしているかのような居心地の良い感覚を味わってほしい」という思いが込められているカジュアルダイニングです。
眼下には活気ある東京駅を望み、セザン同様に総料理長・ダニエルさんが手掛けるビストロ料理を楽しめます。
「温かく心地良い雰囲気作りを心掛け、フレンドリーでカジュアルでありながら、プロフェッショナルなサービスを提供しています」と語るのは、レストラン&バーディレクターのステファン・ラボさん。朝食からディナー、アフタヌーンティー、バーまでどの時間帯も多彩なメニューが揃い、家族や友人と気軽に利用しやすいのも魅力のひとつです。
セザンと同じくアンドレー・フー氏が手掛けた店内は、タンジェリンオレンジとブリティッシュグリーンをメインに、鮮やかな色調でまとめた開放的な空間。
豊富なアラカルトで楽しむディナー&ランチ
夜は東京駅の夜景がロマンチックに輝き、昼間は日の光がよく差し込むメゾン マルノウチ。ランチ~ディナーの時間帯は、フレンチをベースとしたアラカルトメニューが豊富です。
「和牛頬肉ブルギニョン」(4,048円)や「鹿肉のソーセージ」(3,289円)といった趣向を凝らしたメイン料理、「チキンレバーパルフェ アプリコットとリースリング」(1,518円)などのこだわりの前菜のほか、週末限定で約12時間スパイスに漬け込んだ自慢の「マルノウチ フライドチキン」(8,223円)も登場。フライドチキンは病みつきになる味わいで、リピーターも多いのだとか。
ランチなら、コース仕立てで好きなメニューを選ぶことも。前菜1品とメイン1品またはメイン1品とデザート1品で3,163円 、もしくは前菜1品・メイン1品・ デザート1品で4,428円とお得に楽しめます(4,428円のコースはディナーでも利用可能)。
コース仕立てで進む人気のアフタヌーンティー
ウェルカムドリンクに始まり、コース仕立てで出来立てを提供してくれる人気のアフタヌーンティーも。
2022年4月27日(水)~6月30日(木)の期間は、エリザベス2世女王陛下の在位70周年を祝した「プラチナ・ジュビリー アフタヌーンティー」(平日 7,590円、土日祝 8,855円)を提供します。手掛けるのは、英国出身のエグゼクティブペイストリーシェフ、エルウィン・ボイルズ氏。英国の伝統菓子をはじめ、エリザベス2世女王陛下をイメージしたスイーツなどが登場します。
洗練されたホテルレストランで楽しむハッピーアワーとフリーフロー
メゾン マルノウチでは、毎日15:00~18:00の3時間をハッピーアワーとし、ビールやワイン、カクテルなどを1杯1,200円~楽しむことができます。
シャンパン1杯とワイン・カクテルセレクションのフリーフローに数種類のカナッペも付いた、お得なフリーフロープラン(8,223円)も人気。
専属バーテンダーの浦田晃一さんによるクラシックなカクテルから、日本のジンやウィスキー、ハーブやフルーツまで自慢のドリンクが揃うのも自慢の一つ。洗練されたホテルレストランで、気軽にドリンクを楽しめるのはうれしいところです。
MAISON MARUNOUCHI(メゾン マルノウチ)
- 営業時間
- 朝食:6:30~10:30
ランチ:11:30~16:15 LO
アフタヌーンティー:11:30~16:30 LO
ディナー:17:00~22:15 LO
※ハッピーアワー:15:00~18:00
※フリーフロープラン:平日 15:00~20:30、土日祝日 17:00~20:30(最終入店はいずれも18:30)
ホテルスタッフに聞いた、おすすめの周辺観光スポット
とびきり美食を満喫できる「フォーシーズンズホテル丸の内東京」があるのは、東京駅から徒歩約4分という好立地。宿泊した際には立ち寄りたい、ホテルから訪ねやすいおすすめの観光スポットをスタッフの方に伺いました。
上からも中からも楽しむ、東京駅
レストランや客室から東京駅を望むフォーシーズンズホテル丸の内東京。眼下に電車が行き交うダイナミックな光景を楽しんだあとに、国の重要文化財に指定されている駅舎や、駅舎内のレリーフを間近で見学すればいっそう思い出に残るはず。
子連れの宿泊なら「トレインビュー&プラレールプラン」で宿泊してお部屋でプラレール遊びを楽しんだあとに、東京駅の「プラレールショップ」に足を運んでみるのもおすすめです。
サイクリングやラン活も!皇居
実は自然の多い東京駅周辺。中でもホテルスタッフの方のおすすめは、皇居の沿道。緑が多く、道も開けているので、開放的な気分を味わえます。
ホテルでは自転車の無料レンタルも行っており、近くをのんびり散策するのにぴったりです。
芸術鑑賞なら三菱一号館美術館
レンガ造りのクラシカルな外観が目印の「三菱一号館美術館」。ホテルのある東京駅八重洲口側と反対の丸の内南口側にあり、ホテルからは徒歩約7分。
19世紀後半から20世紀前半の近代美術を中心に、さまざまな企画展を開催しています。芸術鑑賞を楽しんだあとは、館内のカフェでくつろいだり、丸の内周辺を散策したりすることも。
三菱一号館美術館
- 営業時間
- 10:00~18:00
※祝日・振替休日除く金曜、第2水曜、展覧会会期中の最終週平日は21:00まで
※入館は閉館時間の30分前まで
※臨時の時間変更の場合あり - 休館日
- 毎週月曜(祝日・振替休日・展覧会会期中最終週の場合は開館)、年末、元旦、展示替え期間
※臨時の開館・休館の場合あり - 料金
- 展示により異なる
洗練と居心地の良さを両立した空間でいただく、最上級のフレンチ。特別な記念日のディナー、休日のランチ、お友達とのアフタヌーンティー……。宿泊して楽しめば、週末は都心にいながら気軽に非日常的な時間を過ごすことができます。ダニエル氏が創り出すモダンで繊細な美食体験が、「フォーシーズンズホテル丸の内東京」へ訪れる人を待っています。
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