提供:沖縄テレビ
アゲアゲめし、今回のテーマは「まぐろ料理」。紹介するのは南城市久手堅にある「県産生まぐろ丼専門店 つなや食堂」。海を見渡せる高台にあって、店内も広い。お座敷やテラス席もあるのでくつろげる。
お店のイチ押し「つなや丼」
嘉数ゆり:マグロの量がすごいぎっしり!これはうれしいですよ
大川豊治:すごいねー!いいねー。おいしそう!
嘉数ゆり:どこ産のマグロですか?
お店の人:沖縄県産の本マグロです
大川豊治:本マグロ!
嘉数ゆり:部位はどちらですか?
お店の人:中トロと、上の部分が中落ちです
大川豊治:ぜいたく!
嘉数ゆり:最高すぎる
店名にもなっている「つなや丼」。撮影したのは沖縄の本マグロ漁が停止された2023年5月9日。その前に水揚げされた生の本マグロを使ってます。
新鮮で旨味が濃厚な中トロ
嘉数ゆり:本当にでかい!
大川豊治:厚みすごいね!
大川豊治:いつもこれぐらいの厚さですか?
お店の人:いつもはもっと厚いです
大川豊治:じゃあなんで薄くしたんですか
お店の人:今日はちょっと食べやすいように(笑)
嘉数ゆり:そういうことね。びっくりした!
大川豊治:本当はもっと厚いそうです
嘉数ゆり:では、いただきます
大川豊治:あら、うんまい!
嘉数ゆり:味も濃いですし、中トロの絶妙な脂ののり方が、私本当に大好きです
大川豊治:沖縄県産なんですか?
お店の人:モズクスープのモズクも、うえにのっている海ぶどうも、全部沖縄県産です。毎日仕入れに行ってます
大川豊治:どこで仕入れるんですか?
お店の人:近くに養殖場があるので、毎朝取りに行ってます。マグロも港の仲買さんで毎日仕入れています
嘉数ゆり:すごい!
大川豊治:本マグロって、味がやっぱ濃いんだね
マグロは毎日仕入れに行っているので、新鮮。マグロの切り身の角が立ってる。中トロはほどよい脂身があって、旨味が濃厚。口の中でさらっと溶ける脂は甘い。
ねっとり食感と濃い味の中落ち
大川豊治:ねっとり感がいい!やっぱり味が濃い。すごい!
嘉数ゆり:おいしい。中落ちもいいね
お店の人:中落ちだけだとちょっと味があっさりしすぎちゃうんで、スプーンでマグロの皮についた脂をそいで中落ちと混ぜて、ねっとり感が出るようにしているんです
大川豊治:すげえ考えられてる!
骨の周りの中落ちは旨味がたっぷり。そこに皮の裏の脂も混ぜているので、ねっとり感と旨味が倍増。これは中トロよりおいしいかも。
さらにおいしい食べ方をご提案
大川豊治:南城市の海ぶどうと中落ちを一緒に食べたら、最高だと思います
嘉数ゆり:いいねー!いただきまーす!
大川豊治:海ぶどうからいい感じの塩味が出てくるから合うね!
嘉数ゆり:合いますね!海ぶどうのまた旨味と塩味で、しょうゆかけなくてもおいしい
大川豊治:おいしい!
「つなや食堂」は生マグロにこだわっているので、本マグロ漁が終わってしまった現在はキハダやメバチの生マグロになります。だけど沖縄県産のメバチやキハダもおいしいのでぜひご賞味あれ。
噛めば噛むほど旨味がでてくる「つなイカ丼」
お店の人:「つなイカ丼」です
嘉数ゆり:これも最高!
大川豊治:最高。めでたい紅白です
嘉数ゆり:紅白!いいね
お店の人:「紅白丼」です
大川豊治:「紅白丼」に名前が変わりました(笑)
「つなや丼」にセーイカを合体させた「つなイカ丼」。中トロ、中落ち、セーイカ。これは最高の組み合わせ。マグロは先ほどと一緒なのでセーイカをいただきます。
嘉数ゆり:おいしい!ねっとり感最高!
大川豊治:甘い!かめばかむほどねっとり感も出てくる。なんでこんなにねっとりして旨味があるんですか?
お店の人:一度冷凍して繊維を壊すことで、ねっとり感が増しておいしくなるんです
嘉数ゆり:そうなんですね!
大川豊治:あえて冷凍するんだ
セーイカは歯切れがよくてねっとり感もあって甘い。丼ぶりにする場合はあえて冷凍にする。その方がねっとり感が増してごはんとの相性もよくなるらしい。
大川豊治:すごい!イカの甘さとお米の甘さ、どっちも出てくるんですね!
嘉数ゆり:そうですね!
旨味たっぷりの生マグロとねっとりセーイカのコラボレーション。これはうれしい組み合わせ。「つなや食堂」は午後4時までの営業ですが、生マグロを使っているので売り切れ次第終了となります。あらかじめご了承を。
県産生まぐろ丼専門店 つなや食堂
- 住所
- 沖縄県南城市久手堅455-1
- 営業時間
- 10:30〜16:00(※売り切れ次第終了)
- 定休日
- 木曜
※この記事は、2023年6月2日に沖縄テレビ「OKITIVE 沖縄テレビ放送」で公開された記事を転載したものです。