三重県現地スタッフおすすめの三重を訪れたら絶対に外せない観光スポットを紹介！伊勢神宮、志摩スペイン村や熊野古道などの定番以外にも、赤目四十八滝や石神さんなど現地にいるからこそ知っている三重の穴場観光地も。
公開日: 2024/03/26
伊勢神宮に熊野古道、伊賀忍者発祥の地など、歴史とロマンに彩られた三重県。志摩半島南部の入り組んだリアス式海岸は、自然の地形がもたらす水産資源の宝庫です。一方の内陸部では、松阪牛を筆頭に畜産業も盛ん。そんな三重県の人気ご当地グルメを、飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」の会員にアンケート調査しました。郷土の味から注目のグルメまで、三重の旅めしトップ10をご紹介します。
※「旅行・観光の際に食べたことがある／食べたい料理」「おすすめしたい郷土料理」の結果を合わせたランキング（楽天ぐるなび調べ）
※アンケート調査期間：2024年1月16日～23日
1位
赤福
柔らかい餅の上にこしあんをのせた和菓子。伊勢名物として江戸時代から親しまれ、今もお土産の定番です。伊勢神宮内宮の「おかげ横丁」にある赤福本店の喫茶スペースでは、できたての赤福を抹茶と一緒に味わえ、「本店の赤福がいちばん！」「お店の雰囲気も好き」との声も。夏季限定で提供されるかき氷「赤福氷」も隠れた人気です。
2位
伊勢うどん
コシのない柔らかな極太の麺と、黒いつゆが特徴の伊勢うどん。伊勢市を中心とした中南勢エリアのご当地麺です。麺を1時間近くかけて茹でることで、もっちり＆ふわふわとした独特の食感に。たまり醤油がベースの濃厚な甘辛いつゆを混ぜ合わせて味わいます。見た目と違ってあっさりとやさしい味で、歯切れも良く箸が進みます。
3位
松阪牛のすき焼き
日本はもちろん、世界でも名を知られるブランド牛・松阪牛。その甘くてコクのある上質な肉を堪能できるおすすめの料理がすき焼きです。最初に牛脂で肉を焼いてから割り下を加え、まずは肉本来の味を楽しむのが本場流。続いて野菜や肉を少しずつ入れて食べ進めます。三重を訪れた際にはちょっと奮発してでも味わいたい逸品です。
4位
伊勢海老
名前の通り伊勢志摩地方で多く水揚げされる大型のエビで、三重県の海の幸の王様と呼ぶべき存在。熊野灘の荒波を受けて身は引き締まり、透き通るような美しさとプリプリの食感、濃厚な旨みを楽しめます。お造りのほかにも、和・洋・中と調理法は多彩。伊勢市浜島町で6月に開かれる「伊勢えび祭り」は毎年多くの来場者でにぎわいます。
5位
てこね寿司
海鮮ちらし寿司に似た三重県の郷土寿司。醤油などに漬け込んだカツオやマグロなど赤身の刺身を酢飯の上にのせ、仕上げに大葉やショウガなどの薬味と、海苔を散らします。漁師飯が起源で、船上で漁の合間に手で混ぜ合わせて作ったことが「てこね」という名前の由来。地元では大きな木桶に盛り付けて、宴席の料理にも登場します。
6位
アワビ
三重県はアワビをとる海女の数が日本一で、三重県を代表する海産物の一つ。リアス式海岸で知られる鳥羽・志摩地域の岩礁地帯は、日本有数のアワビの好漁場です。伊勢神宮では今でも、薄く切ったアワビを伸ばして乾燥させた「熨斗（のし）アワビ」を奉納する風習が残り、歴史的にも地域と深いつながりがある食材です。
7位
蛤
伊勢湾に面し、愛知県にも近い三重県桑名市は蛤（はまぐり）の産地として有名。木曽三川から流れ込む淡水と、伊勢湾の海水が混ざり合うことで、蛤の好漁場となっています。身がふっくらと肉厚で柔らかく、名物の焼き蛤はもちろん、お吸い物や酒蒸しも美味。しぐれ蛤と呼ばれる佃煮は桑名の名産品で、お土産としても定番です。
8位
とんてき
厚切りの豚肩ロースを、グローブ型と呼ばれる独特の形に切り整え、ニンニクと一緒にソースでからめて焼いた料理です。発祥の地である四日市市は工場が多く、腹持ちが良くスタミナのあるとんてきは工場労働者に好まれ、広まりました。「白飯が進むとはこのこと！」「分厚さが良い」などの声も寄せられたように、食べれば虜になる人が続出。
9位
うなぎ
三重県津市はかつて川の恵みを利用したうなぎの養殖が盛んで、近年でも人口あたりの消費量が日本一になったこともあるほど、うなぎの町。市内には数多くのうなぎ料理店があり、伝統の味を受け継ぎます。ほとんどの店が、蒸さずにパリッと焼き上げる関西風。名古屋にも近いことから、ひつまぶしを楽しめる店も多くあります。
10位
的矢かき
「的矢（まとや）かき」は三重県志摩市の的矢湾で養殖されているブランド牡蠣です。湾内の豊富なプランクトンが牡蠣の成長を促すことから、若年での出荷が可能となり、苦味やエグ味の少ない濃厚な味わいが特徴。さらに、出荷前に紫外線殺菌した海水に浸すことで細菌数を極限まで減らし、「あたらない」牡蠣としても評判です。
column
一度ではなく何度も訪れたい「おかげ横丁」
江戸の頃から「一生に一度はお伊勢参り」と憧れられてきた伊勢神宮。その伊勢神宮内宮の門前町にある「おかげ横丁」は、一度といわず何度も足を運びたくなる人気スポットです。
飲食店や土産物店など約50店が軒を連ね、伊勢の名物グルメも勢ぞろい。1位にランクインしている赤福の本店もこの一角にあり、赤福餅を作る様子を眺めつつ、できたてをほおばる体験は格別です。さらにお腹を満たしたいなら、「ふくすけ」の伊勢うどんも王道グルメとして押さえておきたいところ。昔ながらの伊勢路の建物を移築・再現した街並みも趣に満ちています。
