平日も休日もたくさんの観光客でごったがえしている東京・新大久保。韓国やアジア料理のお店が建ち並び、エスニックタウンとして知られる新大久保ですが、フォトジェニックな食べ歩きグルメを楽しめる場所でもあります。韓国風ホットドック「ハットグ」から、人気のタピオカミルクティーまで、今話題のテイクアウトグルメを紹介します!
新大久保グルメといえば今人気「アリランホットドッグ」
新大久保の食べ歩きグルメといえば、チーズがびよ〜んと伸びるビジュアルで有名になった韓国風ホットドッグ「ハットグ」。現在では「新大久保を歩けばハットグに当たる!」というくらい、あちこちのお店で見かけます。その中でも人気なのが「アリランホットドッグ」です。
お店の前にはずらっと行列ができる人気ぶり。ただ、回転率はかなりいいのでそれほど待たずに買えると思います。一番人気は、モッツァレラチーズをたっぷり詰めたホットドッグにごろごろのポテトをまぶした「ポテトレーラ」(480円) 。
数分後に出来上がったものを受け取ったら、お店の横に用意されたトッピングで自分好みにカスタマイズしましょう。トッピングはお店によって違いますが、ハットグを美味しくいただくポイントは、「甘い」「しょっぱい」の両方をトッピングをすること!どのお店にも甘い砂糖などが用意されているので、ぜひたっぷりふりかけてみてください。
トッピングをたっぷりかけたら出来上がり!今回はココナッツシュガー、ケチャップ、マスタード、ハニーバターシーズニングをトッピング。自分オリジナルのハットグをいただきます。「アリランホットドッグ」はふわふわ衣が特徴。中にはたっぷりチーズが最後までしっかり入っています。お店の周りは狭いので、食べるときには周囲の人に気をつけましょう。
他にもソーセージだけが入ったものや、モッツァレラチーズではなくチェダーチーズが入ったものなど、いろんなハットグがあるので、お友達同士で行ったら気になる味を食べ比べるのもいいかも。
アリランホットドッグ新大久保本店
- 住所
- 東京都新宿区百人町2-1-2
- 営業時間
- 10:30~21:00
アリランホットドッグ新大久保2号店
- 住所
- 東京都新宿区大久保1-16-9
- 営業時間
- 10:30~21:00
新規オープン!「ニャムーニャムーホットドッグ」
新大久保には「イケメン通り」と呼ばれる通りがあり、コスメや韓国料理屋さんがたくさん並んでいます。その通りにオープンしたのが「ニャムーニャムーホットドッグ」です。
目印は大きなハットグのフュギュア。訪問時(2019年3月初)はお店がまだオープンしたばかりで、お客さんも少なめ。とはいえ、時間が経つにつれて客足がどんどん増えていました。さすが新大久保の人気メニューですね。
一番人気のポテトチーズドッグ「ごろごろポテトモッツァレラ」(450円)を注文。券を買ってお店の人に渡してから作ってくれるので時間はかかりますが、できたてホヤホヤが食べられます。とろとろチーズはやっぱりできたてが一番!
こちらにはおすすめのトッピングボードが。韓国で人気という甘酸っぱいソースのトッピングをしてみることにしました。ボードを見ても分かるように、甘い砂糖は必須のようです。
砂糖をまんべんなくかけて、ケチャップ、マスタード、チリソース…とおすすめ通りに順番にかけていきます。
そして出来上がったのがこちらです!最後にかけたハニーバターパウダーとチーズパウダーのいい香りがたまりません。
早速食べてみると、とにかくチーズが伸びる!どんどん伸びるのでなかなか切れず大変でした。まろやかなチーズは甘しょっぱいトッピングにぴったり。尻尾の方にはパリパリのウィンナーが入っていて、最後まで美味しくいただけますよ。
ニャムーニャムーホットドッグ
- 住所
- 東京都新宿区大久保1-16-16
- 営業時間
- 10:00~22:00
中身はレインボー!「レインボーモッツァレラハットグ」
数々のハットグ屋さんがある中で、中身のチーズが鮮やかな虹色になったチーズドッグが食べられるのが「レインボーモッツァレラハットグ」です。ちょっとびっくりしますが、おそらく一番フォトジェニックなハットグであることは間違いないでしょう。
お店は、職安通り沿いにあるドン・キホーテ新大久保駅前店の横の路地にあります。ポツンと建っているので見逃してしまいそうですが、行列になっていることが多いのですぐにわかるはず!伸びるチーズドッグのフュギュアも目印になりますよ。
ここではやっぱり虹色のチーズが入ったメニューを選びましょう。一番人気は「レインボーポテトチーズハットグ」(500円)とのことなので、こちらを注文します。お店の人が注文後に作ってくれるので時間はかかりますが、出来立てをいただけるので呼ばれるまで気長に待ちましょう。
出来上がったのがこちら!ゴロゴロとしたフライドポテトがいっぱい周りについており、なかなかのボリュームです。いつものように甘いとしょっぱいを組み合わせたトッピングを施します。
今回は砂糖をたくさんまぶした後に、シンンプルにケチャップとマスタードをたっぷりとかけてみました。さて、中のチーズはどうなっているのでしょうか?
一口食べてみると、中からトロ~リと伸びる虹色のチーズが!フォトジェニックな光景を忘れず写真に収めましょう。インパクト大の見た目に目を奪われがちですが、味もとても美味しいモッツァレラチーズでした。
レインボーモッツァレラハットグ
- 住所
- 東京都新宿区大久保1-17-5 TONCHANG BUILDING 1F
- 営業時間
- 11:00~21:00
焼き芋&タピオカの専門店「tapi-mo SHIBUYA」
新大久保には食べ歩きスイーツもたくさんあります。中でも、大久保通りのドン・キホーテ新大久保駅前店前にある「tapi-mo SHIBUYA」という焼き芋とタピオカの専門店が人気。
焼き芋の原料のさつまいもは、韓国では「コグマ」と呼ばれ、シーズンになるとあちこちでさつまいもスイーツを見かけるほど人気。この「tapi-mo新大久保駅前店」も連日行列ができるほどなのだとか。
お店のメニューは外国人観光客が多いということで、英語、韓国語、中国語のものも用意されていました。シンプルな焼き芋からパフェ、タピオカドリンクなど、焼き芋を使ったスイーツメニューがたくさんあります。
「tapi-mo新大久保駅前店」では、季節や仕入れ状況によって、その日のおすすめの芋を数種類取り揃えているそう。それぞれの特徴や糖度がしっかり書かれているので、自分の好みのものを選びましょう。友達と一緒なら食べ比べてもいいかも。
今回はフォトジェニックなパフェ「Tapi-fe」(500円)を注文。ペースト状にした焼き芋とソフトクリームの組み合わせが絶妙なパフェでした。これなら何杯でも食べられちゃうかも!他には焼き芋の上にバニラアイスをのせた「まるごと焼き芋アイス」(450円)も人気だとか。ぜひお試しください!
tapi-mo新大久保駅前店
- 住所
- 東京都新宿区百人町2-17-1 ドン・キホーテ新大久保駅前店前
- 営業時間
- 11:00~22:00
もちもちなタピオカミルクティー「BLACK PEARL」
今や「タピオカのあるところに行列あり」というくらい日本でブームのドリンク「タピオカミルクティー」。もちもちのタピオカが入ったミルクティーは新大久保でも大人気!「BLACK PEARL TEA STAND」は、新大久保で有名な行列のできる韓国料理屋「おんどる」の目の前にできた専門店です。
お店は2019年2月にオープンしたばかり!ということでまだまだお客さんはまばらだったのですが、3月末に訪問したら長い行列ができていました。お隣は「アリランホットドッグ」の2号店です。
メニューは店名の「BLACK PEARL」の通り、タピオカを使ったドリンクが中心。おすすめはシンプルなミルクティーを使ったものだそうですが、チーズクリームを使ったものやタロ芋を使ったものまで色々あります。
今回は一番シンプルなアッサムブラック(400円)を注文。プリプリもちもちな大粒タピオカが美味しい!ミルクティーはデフォルトだとかなり甘いので、甘さが気になる人はお店の人に相談するといいかもしれません。「おんどる」の待ち時間に飲めるのも嬉しいですね。
BLACK PEARL TEA STAND
- 住所
- 東京都新宿区大久保1-16-9 1F
- 営業時間
- 10:00~
フォトジェニックな揚げたて「チョコチュロス」
イケメン通りを歩いていると、本当にたくさんの食べ歩き屋台を見つけることができます。入れ替わりの激しいお店の中で、ひときわ目立っていたのがこの「チョコチュロス」(480円)。甘い香りに誘われ、早速立ち寄ってみました。
お店の前には常に女の子たち!みんな甘いものは大好きですよね。美味しい韓国料理をたくさん食べてもスイーツは別腹です。お店は揚げたてのチュロスを使ったスイーツを提供しているそう。味はチョコと塩キャラメルの2種類のみ。
券を買って注文すると、お店のスタッフの方が手際良く作ってくれます。カップに食べやすく切ったチュロスが3本と、その上にたっぷりのクリームが。そして最後にチョコレートクッキーを1枚トッピング。見ているだけで美味しそうです!
チョコチュロスは揚げたてで温かくふわふわ。外側がカリカリで、中はもちもち。添えられたクリームはアイスクリームではなく、ほんのりココアの味がするホイップクリームでした。甘さ控えめのチュロスにたっぷりホイップをつけて召し上がれ。
SNOWY VILLAGE新大久保店(フードトラック)
- 住所
- 東京都新宿区大久保 1-12-6(ドン・キホーテ新宿店横)
- 営業時間
- 10:00~21:00
量にびっくり!旬の果実を使ったスムージー「JUICYS」
食べてばかりいたので、ちょっとすっきりした飲み物が欲しいところ。そこでおすすめしたいのが「JUICY」です。このお店は韓国のあちこちにある人気のジューススタンド。たくさんのフルーツを使ったドリンクやスムージーがいただけます。
お店は新大久保駅を出てすぐの場所にあります。人気の韓国式ホットドッグ「88ホットドッグ」のお店の中を見ると、こじんまりとしたレジカウンターが。ここでジュースやスムージーを注文できます。わかりにくいので要注意。
メニューはこんなにいっぱい!訪問した時期はいちごのメニューが豊富でしたが、季節ごとに旬なフルーツのジュースを飲むことができます。例えば、夏はスイカジュースが人気なのだとか。
サイズはMとLがありますが、おすすめは断然Lサイズ。Mサイズと比べるとその差は一目瞭然。差額もそこまで大きくないので、たっぷり飲みたいなら迷わずLサイズを頼みたいところ。今回は韓国で一番人気の定番メニュー「ストロベリーバナナスムージー」(Lサイズ550円)を注文しました。
注文してから数分後、手渡されたスムージーにびっくり。ええ!こんなところにまで入れてくれるの?という高さまでびっちり入っています。スムージーはたっぷりフルーツを使っていてすごくフルーティ。果物本来のすっきりとした甘さを感じられますよ。
JUICY
- 住所
- 東京都新宿区百人町2-10-2 1F
- 営業時間
- 8:00~23:00
甘辛いタッカンジョンは「元祖ジョンノハットグ&ホットク」
様々な食べ歩きメニューがあふれる新大久保ですが、韓国料理の定番ものもいただきたいところ。「元祖ジョンノハットグ&ホットク」には、人気のハットグもありますが、おそらく新大久保ではここでしか食べられない「タッカンジョン」をいただくことができます。
職安通りのドン・キホーテ新大久保駅前店横にある「元祖ジョンノハットグ&ホットク」はチェーン店の中でも一番古いお店。新大久保の食べ歩きの歴史とともに歩んでいるのではないでしょうか。ここも連日たくさんのお客さんが訪れて、行列をなしています。
お店にはいろんなメニューが揃っていて、お餅を甘辛いソースで煮込んだトッポギや、韓国のお祝い事でよく食べられる韓国餅も売っています。韓国餅は韓国人の方たちがよく買っていかれるようです。
「タッカンジョン」とは、鶏の唐揚げにソースを絡めたもののこと。このお店では甘辛いヤンニョムでしっかりあえてあります。じっくり味がしみ込んだ唐揚げは絶品!これでワンコイン(500円)なので、小腹が減ったときにぴったりですよ。
元祖ジョンノハットグ&ホットク1号店
- 住所
- 東京都新宿区大久保1-12-7
- 営業時間
- 11:00~22:00
韓国屋台の定番ホットクは「ソウル市場」で
最後に紹介するのは、大久保通りに昔からある韓国スーパー「ソウル市場」の中にある屋台です。ここもハットグはありますが、昔からのメニューで特に美味しいのが韓国の「おやき」と言われる、屋台スイーツの定番「ホットク」です。
お店の外にはハットグ目的のお客さんでいっぱいです。この行列を抜けてホットクを注文することになります。ちなみに、ソウル市場には角切りにしたさつまいもの衣を使ったハットグがあってとても人気のようです。
ホットクの味は店によっていろいろありますが、「ソウル市場」にもたくさんの種類があります。ついつい迷ってしまいそうですが、ここはオーソドックスな「ハチミツホットク」を注文。200円とかなりリーズナブルなのも嬉しいですね。
注文をすると、お店の人がホットクを目の前で焼いてくれます。発酵した米粉を使った生地を使うのが特徴で、見るからにもちもちふわふわな生地の中に、スタッフのお兄さんが砂糖を器用に包み込んでくれます。これを鉄板で焼いていくのですが、出来上がりまでを見ているのも楽しい!
こちらが出来上がったホットク。本当に出来立てなので食べるときはやけどに注意。ふわふわでもっちもちの生地の中からは、トロッと甘く溶けたシロップが。この絶妙なバランスが美味しすぎる!ついついまた食べたくなってしまう新大久保の食べ歩き定番の味でした。
ソウル市場
- 住所
- 東京都新宿区大久保1-16-15豊生堂ビル1F
- 営業時間
- 9:00~24:00
食べ歩きだけで新大久保は1日中楽しめる!
今回紹介したのはほんの一部。新大久保にはもっと多くの食べ歩きグルメがあります。1日かけて回っても回りきれないかもしれません。流行りのものから、昔からある定番ものまで、新大久保に行ったら食べ歩きしてみてくださいね。お腹いっぱいになって大満足してもらえるはずです。
取材・撮影・文/西門香央里
※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご了承ください。