寺社めぐりだけではなく、おいしいものに出会えるのも鎌倉さんぽの楽しみです。今回は、隠れ家カフェでいただく新鮮な鎌倉野菜たっぷりのランチや、ほっこり落ち着く古民家のやさしい味わいの和食など、鎌倉観光・さんぽの途中で立ち寄りたい絶品お昼ごはんのお店をご紹介します。おいしいごはんで元気をチャージして、鎌倉さんぽを楽しみましょう♪
【鎌倉駅】小町通りからすぐ。こだわりの器でいただくランチ「カフェ ダイニング ジータ」
小町通りから1本入った静かな路地沿いにある「カフェ ダイニング ジータ」は鎌倉散策の途中にふらりと立ち寄りやすいお店です。大きな暖簾がかかり、木の台にディスプレイされた素敵な器も目を引きます。
お店の内装からデザートのスプーンに至るまで店主のこだわりがつまったお店で、素材を厳選した手づくりのランチを九谷焼の小皿や波佐見焼の器でいただけます。
【鎌倉駅】オリジナルカレーが大人気「OXYMORON komachi」
観光客で賑わう小町通りでゆるやかな時間が流れる「OXYMORON komachi(オクシモロン コマチ)」。時間をかけて丁寧に手づくりしたオリジナルカレーとスイーツが人気のカフェです。
好みの辛さを選ぶカレーは、豚汁からヒントを得たという「和風キーマカレー」、4種類の香草が特徴の「エスニックそぼろカリー」、スリランカのカリーパウダーで仕上げる「スリランカ風マトンカリー」の3種類。和の要素を加えた「和風キーマカレー」は、スパイスに八丁味噌とゴボウを加えて煮込むやや甘めのカレーです。
辛いもののあとは、プリンやレモンケーキなどのスイーツをぜひ。「カスタードプリン」は15年前の開店当初から変わらない、昔ながらのやや固めの焼きプリン。たまごの風味とバニラビーンズがほのかに香ります。
【大町】「妙法寺」の境内でお花畑みたいな創作料理を「アッシュカフェ カマクラ」
苔寺で知られる「妙法寺」の境内。野生のリスを見かけるほど自然豊かな場所に、オリエンタルカフェ「+h café(アッシュカフェ)カマクラ」はあります。
こちらは、都内で人気のパティスリーカフェの2号店。アンティークな店内や心地良い風が抜けるテラスで、フレンチ香る創作オリエンタル料理を楽しめます。
看板メニューは、タイで人気のライスサラダ「カオヤム」をアレンジした「鎌倉野菜のタイライスプレート」。センターには、天然のハーブ「バタフライピー」で色付けした青いライスが。そして周囲には、きゅうりやコリンキー、にんじんなど、鎌倉野菜が美しく盛り付けられ、とびきりフォトジェニックなひと品です。
【鎌倉駅】京都で和食を学んだ店主がきりもりする「鎌倉 六弥太」でふわふわな豆冨ハンバーグを
鎌倉駅西口から徒歩約1分のところにある、鎌倉に店舗を構える豆腐店や精肉店から仕入れた素材を使ったハンバーグが人気の食事処「鎌倉 六弥太」。京都で日本料理の基礎を学んだ店主の豆冨ハンバーグは、秘伝のタレをかけていただく和風味です。お出汁や山椒などがほんのり香る和の味わいを楽しんではいかがでしょうか。
【鎌倉駅】フォアグラを具材にしたオムレツが人気♪「ビストロ オム 鎌倉」
鎌倉駅から徒歩約5分、観光客で賑わう小町通りから、脇道に入った住宅街にお店を構える「ビストロ オム 鎌倉」。お店の前にはこぢんまりとしたテラスがあり、まるでフランスの田舎街にありそうなビストロのようにたたずみます。
お昼時はフレンチで腕を磨いたシェフの7種類の前菜とたっぷりのフォアグラを具材にしたオムライスが人気です。心地のいいテラスで、彩り豊かなランチタイムを過ごしてはいかがでしょうか。
【鎌倉駅】隠れ家的な一軒家で、おむすびとおばんざいのお昼ごはん「おこめ 天松堂」
鎌倉駅から徒歩8分、鶴岡八幡宮に続く参道・段葛から、脇道に入った先にたたずむ「おこめ 天松堂」。日本各地から取り寄せた極上のお米を扱っています。
ランチタイムではお米の種類と具材を選ぶおむすびに、おばんざいをとり合わせたセットを用意しています。おばんざいは日替わりで鱧(はも)や真鯛の天ぷらなど贅沢な素材のとり合わせの日もあり、リッチなお昼ごはんに。お漬物の野菜は通称レンバイで親しまれている鎌倉農協連即売所で仕入れ、生まれも育ちも鎌倉の元松さんならではの地元の旬を活かした味も楽しめます。
【鎌倉駅】ふっくらとしたおむすびのランチ「甘味処 こまめ」
自生する木々や草花に囲まれるように佇む「甘味処 こまめ」。天草を煮詰めるところから手づくりする寒天に黒糖の美味しさをプラスしたオリジナルの甘味・黒かんや、好きなおむすびの選べる竹籠のランチなど、一つひとつの丁寧な手仕事を積み重ねた料理は品のいい味わいです。
平日限定の「おむすびセット」は白玉入りのミニぜんざい付きながらもお手頃な価格。お米は粘り気のある山形産の“はえぬき”を使用してふっくらと仕上げ、具材は4種類の中から選べます。定番の鮭のほかにワカメご飯を青シソで巻いたさっぱりとした味わいのおむすびや炊き込みご飯、栗ご飯、タケノコご飯など季節のおむすびも登場しますよ。
【鎌倉駅】開放感あるテラス席が心地よい「プッチェリア べべ カマクラ」
お店の前にテラスが広がる「プッチェリア べべ カマクラ」。鶴岡八幡宮へ続く朱色のニの鳥居に近い若宮大路沿いで、店内からもよく見える松の木々に古都の風情も感じられます。
ランチは、パニーニのようなサンドイッチ「ブッチャ」が人気。サルシッシャや湘南名物のシラスなど月替わりの具材が楽しみのひとつ。その日のデリ3種類とドリンクが付きで、食べ応えも充分です。
【鎌倉駅】あんみつも人気のお蕎麦屋さん「鎌倉 峰本 本店」
大正13年創業のそば処「鎌倉 峰本 本店」は、のど越しがよくコシのあるおそばと地元の食材を使った創作料理が自慢です。食後には蕎麦の実を使ったジェラートのほか、源頼朝公が北条政子の安産を祈ったとされる“政子石”をイメージしたあんみつや大仏様をかたどったくずきりなど鎌倉に由来する甘味も楽しめます。
八幡宮のすぐそばにあるので、参拝のあとひと息つくのにぴったりです。
【鎌倉駅】チーズ工場併設のイタリアン「Latteria BeBe kamakura」
江ノ電鎌倉駅からすぐのイタリアンレストラン「Latteria BeBe Kamakura(ラッテリアべべ鎌倉)」。チーズ工房が併設されており、近隣の酪農家から仕入れた絞りたての生乳でチーズを作っています。
人気メニューは、この石窯で焼かれるナポリピザ。「マルゲリータは、自家製モッツァレラのおいしさをシンプルに味わえる定番の一品です。5種類のチーズを使用した「チンクエ・フォルマッジ」や、生ハムにトマト、ルッコラと自家製のストラッチャテッラチーズがのった具だくさんの「べべ」もファンが多いメニューです。
【鎌倉駅】段葛にたたずむ古民家そば処「段葛 こ寿々」
鎌倉駅から徒歩約8分、木造2階建ての端正な日本家屋に鎌倉らしい風情を感じるそば処「段葛 こ寿々」。情緒のある二階屋は、鶴岡八幡宮の参拝で行き交う人々の目をひきつけます。
信州産の香り高いそばに加えて、とろける食感のわらび餅も名物です。鶴岡八幡宮の参拝した後に立ち寄って古都の情緒を感じてみませんか。
【北鎌倉】古民家で味わうオリエンタルな薬膳菜食のお昼ごはん「一素茶庵」
ウグイス色の暖簾と大きなやかんが目印の北鎌倉の路地沿いにある古民家レストラン「一素茶庵」。リノベーションすることはほとんどなく、ほぼ建てられた当時のまま使用しています。日本家屋独特の細い廊下や和室には静かな時が流れています。
こちらは、台湾での生活が長かったご夫婦が切り盛りする薬膳菜食のお店です。名物の「いっそプレート」には季節の小皿料理とおにぎりなどを盛り合わせた薬膳菜食をはじめ、台湾で朝食の定番のシェントウジャンという豆乳のスープ、セイロで蒸した大豆ミートのシュウマイ、デザートやフルーツティーがセットされ、大きなテーブルがあっという間に料理で埋まってしまうほど華やかです。
台湾茶の種類も豊富。東方美人茶や凍頂烏龍茶などを聞香(もんこう)しながら本格的に味わえるほか、カラフルな花フルーツティーもおすすめです。
【二階堂】穴場の隠れ家カフェ「Cafe奏 鎌倉」
鎌倉宮に近い二階堂に佇む「Cafe奏 鎌倉」。静かな住宅街にある一軒家の2階にあり、大きな窓から日差しのいっぱい入る明るいカフェです。
ランチ時に訪れるなら酵素玄米ごはんと大豆ミートを使った「べジミートタコライス」がおすすめです。熟成した酵素玄米ごはんに、そぼろ状の大豆ミートと細切りにしたレタスをのせ、さらに野菜たっぷりのサルサソースを添えていただきます。隠し味のスパイスがほんのりと効いたヘルシーな一皿で、テーブルも華やかになります。
【二階堂】鎌倉野菜をふんだんに使ったカフェごはん/「cafe kaeru」
静かでゆったりとしたお屋敷も点在するエリアに佇む「cafe kaeru(カフェ カエル)」。サンルームのようなつくりの店内からは生い茂る庭の緑が眩しく映ります。
素材の下処理から仕上げまできちんとした手仕事が随所にほどこされ、鎌倉駅近くのレンバイ(鎌倉市農協連即売所)で購入する新鮮な鎌倉野菜をつかったランチが人気です。渦巻きビーツや黄色ズッキーニ、スティックセニョールなど地元の食材をオリーブオイルでソテーした色とりどりの「季節の野菜どんぶり」は、野菜の下からプルプルの温泉卵も顔をのぞかせ、お好みで豆腐のソテーも選べます。
【扇ガ谷】パンがおいしいおすすめの隠れ家カフェ 「terre verte & khanompang」
鎌倉駅から少し歩いた扇ガ谷エリアの静かな住宅地に佇む「terre verte & khanompang(テールベルト&カノムパン)」。
扉を開けるとすぐ目の前に焼き立てのパンが並び、よい香りを漂わせています。自家製玄米酵母と国産小麦を使ったハード系のパンは、必要でない材料や動物由来の原料を極力使わず、ヴィーガンもOK。そんなパンに合わせて料理が作られ、ランチとしていただけます。オススメの「本日のパンとパンに合う料理」は、旅先で食べた料理などを参考に創作しています。
【鎌倉山】高台のカフェでアフタヌーンティーを「ハウスオブポタリー」
鎌倉山の静かな高級住宅街にたたずむ「ハウスオブポタリー」。築40年ほどの建物をリノベーションしたという白い館は木々に囲まれ、イギリスのどこか田舎街にありそうなナチュラルな雰囲気に包まれています。
お客さんのお目当ては2段スタンドの「アフタヌーンティーセット」。スコーン・ハーフサイズのケーキ3種類・セーボリー2種類などがアイデンポタリー社のヴィンテージの器にすてきに盛りつけられています。 他にポークパイやキッシュ、ソーセージロールなどイギリスの家庭料理もランチで楽しめます。
【常盤】テラスでのんびり過ごすひととき/「eredge★Cafe」
お店の前のテラス席で気持ちのいい風を感じながら過ごせる「eredge★Café(エレッジ カフェ)」。広くゆったりとしたつくりの店内は大勢の人で賑わう人気の観光地にありながら、本来の鎌倉らしいのんびりとした空気感が漂います。サイフォンで淹れるすっきりとした後味のコーヒーで一息ついてはいかがでしょうか。
一人ひとりに寄り添ったおもてなしをしたいという思いからメニューは種類豊富です。パスタやピザをはじめ、胸肉とポテトを合わせたオリジナルサラダなど、組み合わせれば前菜・メイン・デザートといったコースにもなり、アラカルトでもいただけます。
【由比ヶ浜】古民家をリノベーションした蕎麦カフェ「鎌倉 松原庵」
鎌倉・由比ヶ浜に広がる松林に昭和初期に建てられた古民家をリノベーションした「鎌倉 松原庵」。蕎麦の銘店として注目を集め、離れ家にある「鎌倉 松原庵 カフェ」では自家製スイーツでゆったりとくつろぐことができます。
熟練の職人が店内で打つ蕎麦はコシのある細麺で、アラカルトからコースまでメニューも豊富です。のどごしがよく季節を問わずに人気の「すだち鬼おろしそば」。サバ、カツオの本枯節と荒節それに北海道産の真昆布でとった出汁はしっかりとした風味があり、さっぱりとしたすだちと鬼おろしを合わせることでお互いの良さが引き立ちます。
【長谷】縁側のちゃぶ台でいただくのお昼ごはん♪「てぬぐいカフェ 一花屋」
細い路地が入り組む鎌倉・長谷エリアにある「てぬぐいカフェ 一花屋」は、鳥居の前に江ノ電の踏切のある御霊神社のすぐそばです。昭和初期に建てられた日本家屋で、ツタなどの植物がからんだ竹垣の先にある風情のある門をくぐって入ります。
まるで親戚の家に遊びに来たかのようにくつろいだ気分になれる店内では、調味料から手づくりする健康に配慮したランチがいただけます。熊本の無農薬栽培の米を使った「おむすびのお昼ごはん」は、藤沢市の契約農家の野菜を和え物や煮物にたっぷり使ったお惣菜の盛り合わせ。タルタルソースやぬか漬け、おむすびの梅干しに至るまで自家製の優しい味わいです。
【長谷】優雅にフレンチランチ♪「レストラン ワタベ」
江ノ電長谷駅のすぐそばにある築80年近い日本家屋をリノベーションした一軒家のフレンチレストランです。
日当たりのいい70坪の庭には大きな松などの常緑樹が何本も生い茂り、本格的な味付けのフレンチをカジュアルな雰囲気の中でいただけます。
いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、鎌倉でランチがおいしいお店をまとめてご紹介しました。料金やメニュー、営業時間、定休日、感染対策などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
ことりっぷの最新記事