提供:ことりっぷ
観光名所の京都御所と二条城の間に位置する烏丸丸太町エリア。こぢんまりとしたカフェやこだわりの専門店があり、知る人ぞ知る名店が多いことでも有名です。本格派のガレットやカレー、こだわり定食などお店でいただくランチから人気のテイクアウト店までをご紹介。
半熟卵がのったスパイシーなカレー。「ソングバードコーヒー」
世界遺産の元離宮二条城から少し歩いたところにある「SONGBIRD COFFEE(ソングバードコーヒー)」は、スタイリッシュな空間のカフェ。人気のメニューは円柱型に盛られたごはんの上に半熟卵がのった、「ソングバードカレー」です。玉ねぎの甘みのあとに香辛料が効いてくるカレーは、口の中でほどける鶏肉と、ざくざくした食感のフライドオニオン、卵のまろやかさのハーモニーがたまりません。
パンの香りと町家の雰囲気に安らぐ「本日の」
地下鉄丸太町駅から歩いて6分ほど。丸と三角形と四角形が描かれた白いのれんが目印の「本日の」があります。こちらは、東京や大阪、京都などに展開するベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」の新ブランド店。和の雰囲気漂う建物は、築130年以上の京町家をリノベーション。お店を入ると手前にベーカリー、奥に美しい庭を望めるカフェスペースがあります。
「本日の」で大切にしているのは日本の四季。季節の野菜やフルーツを使い、趣向を凝らしたメニューがそろいます。
カフェスペースで味わえるメニューのおすすめは、パンとサラダのセット。彩り豊かなサラダは、石川県の農家さんから直送された新鮮な野菜を使っています。月ごとにメインの野菜とお肉または魚が変わり、ほかの野菜はその時々で届いたものを使うため日替わり。訪れるたびに新たな楽しみがあるのがうれしいですね。
アツアツの欧風カレーが人気「近江屋清右衛門」
丸太町駅から西へ歩いて10分。丸太町通沿いにある「近江屋清右衛門」は、江戸時代から続く創業250年以上の老舗漬物店、「近清」がプロデュースしたカレー店です。オリジナルブレンドの香辛料とスープをあわせ、5日かけて作られるカレーは、ぐつぐつと音を立てて土鍋で運ばれてきます。
ブックカフェ「アイタルガボン」で食すもっちり太麺パスタ
「Ital Gabon(アイタルガボン)」は、木のぬくもりに囲まれた路地裏のブックカフェ。夫婦で営むお店には穏やかなふたりの人柄を表すようなのんびりした時間が流れています。ご主人が腕をふるうこだわりのパスタは、モチモチの太麺にソースがしっかり絡んだ人気メニュー。
食後は能登の「二三味(にざみ)珈琲」の豆で淹れた本格的なエスプレッソを楽しめます。深まる秋を感じながら読書にふける、そんな過ごし方もおすすめです。
200年続く寿司屋の名物・鯖寿しを「京のすし処 末廣」
当面の間テイクアウトのみ「さばずし」(6切れ/2200円)
ご主人の柴田十起夫さんで九代目を数える、200年の歴史をもつ寿司屋。名物は鯖寿司で、「末廣」好みを知る錦市場の鮮魚店が厳選した、その日いちおしの鯖を使用しています。八代目儀兵衛がブレンドした寿司専用の「寿司米」と、あたりのやわらかい村山造酢の「千鳥酢」を使ったシャリとの相性も抜群です。
京都ならではの信頼が生み出す、贅沢な逸品を存分に味わいましょう。
本場仕込みのガレット&クレープ「ヌフ クレープリー」
御所南の「neuf creperie.(ヌフ クレープリー)」では、店主がガレットとクレープの本場のクレープリーを訪ねて覚えた味を振る舞います。フランスで覚えた味を日本の気候に合わせたレシピに変え、注文ごとに1枚ずつ焼き上げます。具材たっぷりのおかず系からスイーツ系のガレットまで、多彩なメニューが味わえます。
いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、覚えておくと便利な京都御所・二条城近くのお店をまとめてご紹介しました。
メニューや営業時間、定休日などの情報は、各記事の公開時点のものですので、事前に確認しておでかけしてくださいね。
文:朝光洋理