北陸新幹線 金沢～敦賀の開業により、加賀温泉や芦原温泉、福井県立恐竜博物館や永平寺、貿易港として栄えた敦賀、”北陸のハワイ”と称される美しいビーチなどへ車がなくてもアクセスが便利に。沿線のおすすめ観光スポットを紹介します！
公開日: 2024/06/08
北陸新幹線の敦賀延伸を機に、旅行先として注目度が高まっている福井県。そんな福井の人気観光地に、仮想現実（VR）や拡張現実（AR）の映像を楽しみながらアクセスできる「観光周遊型XRバス」の運行が、2024年6月1日から始まりました。
バスの車窓に映像ディスプレイ機能が備えられていて、太古の恐竜王国や戦国時代の越前国など、福井にまつわる迫力の映像コンテンツが車内いっぱいに映し出されます。
移動時間がエンターテイメントに！ バス車内で楽しむバーチャル体験
JR西日本が導入した「新感覚XRバス WOW RIDE® いこっさ！福井号」は、北陸新幹線の停車駅であるJR福井駅と、恐竜王国・福井が誇る人気スポット「福井県立恐竜博物館」（勝山市）、戦国時代に朝倉氏が5代103年間にわたって治めた城下町跡「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」（福井市）、あわら温泉（あわら市）を結ぶ観光周遊バスです。
バスの特長はなんといっても、車窓や天井に映し出される臨場感たっぷりのVR、AR映像。目的地までの移動中、車外の景色に重ねて、福井が誇る四季折々の風景や伝統文化、歴史、恐竜などを題材にした映像コンテンツを楽しめます。
VRゴーグルやタブレット端末といった機器は必要なく、乗っているだけでバス車内全体がバーチャル空間に様変わり。運行ルートによって異なるコンテンツが用意されています。
総合演出には、テレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』や『TRICK』、映画『20世紀少年』などの話題作を世に送り出してきた堤幸彦氏を起用。
俳優の今井翼さんや温水洋一さん、あわら温泉が舞台のひとつになっているアニメ『ちはやふる』でメインキャストの一人を演じた声優・細谷佳正さんなどがコンテンツに出演します。
バスの車体デザインは、福井県美浜町出身のデザイナー・中村サトル氏によるもの。福井の名物などが描かれています。
新感覚XRバス WOW RIDE® いこっさ！福井号
運行期間
2024年6月1日～9月30日
JR福井駅 ⇔ 福井県立恐竜博物館
【料金】平日 3,300円、土日祝日 3,900円
※7月20日～8月31日は3,900円
※小学生以下は半額、座席を利用しない乳幼児は無料（以下同）
【所要時間】約60分
【便数】片道4～6便／日
JR福井駅 ⇔ 福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館
【料金】大人 2,200円
【所要時間】約30分
【便数】片道2便／日
JR福井駅 → えちぜん鉄道あわら湯のまち駅
【料金】大人 2,200円
【所要時間】約50分
【便数】片道1便／日
あわら温泉周遊（えちぜん鉄道あわら湯のまち駅発着）
【料金】大人 2,200円
【所要時間】約30分
【便数】片道1便／日
詳細
「新感覚XRバス WOW RIDE® いこっさ！福井号」公式サイト
車がなくてもOK！福井駅と人気観光地をダイレクトに結ぶ便利なバス
新幹線で福井に着いても、現地では車がないと移動できない、電車・バスでのアクセスがちょっと不便そうといったイメージを持っている人もいるのでは？ 今回導入されたXRバスは、そんな心配も解消してくれます。
例えば「恐竜博物館」には、福井駅からえちぜん鉄道やバスなどを乗り継ぐ必要がありましたが、XRバスなら乗り換え不要。福井駅で新幹線を降り、ダイレクトに恐竜博物館に向かうことができます。
また、乗り換えなしでアクセスできるだけでなく、つい退屈になりがちな移動中も、福井にまつわるVR・ARコンテンツで没入感を楽しめる点が大きな魅力です。
移動時間がエンターテイメントになる新感覚の旅体験を味わいながら、福井が誇る人気観光スポットを巡ってみてはいかがでしょうか。
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