【2023年】甲信越の桜名所9選！お花見・夜桜ライトアップ、見頃情報も

山梨県甲府市：2023年3月17日
新潟県新潟市：2023年3月30日
長野県長野市：2023年4月1日

※桜の開花予想日はウェザーニュースの発表を参考にしています。

新潟県上越市にある高田公園。例年4月上旬ごろから公園やその周辺に約4,000本の桜が咲き誇る桜の名所。明治42年、旧陸軍第十三師団の入城を記念し、在郷軍人会によって約2,200本の桜が植えられたのがはじまりと言われています。

日本三大夜桜の一つに数えられ、夜になると三重櫓（さんじゅうやぐら）と桜が約3,000個のぼんぼりの灯りに照らされて華やかさを増します。お堀の水面にうつる幻想的な光景も必見。ライトアップされた桜並木「さくらロード」も人気です。

桜の開花に合わせて開催される「高田城址公園観桜会」は、毎年多くの花見客でにぎわう一大イベント。期間中はさまざまな行事やステージイベントが開催されるほか、300以上の露店が軒を連ねます。

新潟県長岡市のお花見スポットとして名高い悠久山公園。古くから「お山の千本桜」の名で親しまれ、大正6年の長岡開府300年記念に公園化が決定。「日本の都市公園100選」にも選定されています。

桜の季節には、ソメイヨシノやシダレザクラ、ヤエザクラなど合わせて約2,500本もの桜が公園いっぱいに咲き誇ります。8,000平方メートルにもおよぶ広大な自由広場は、毎年多くの人がお花見を楽しんでいる人気のスポット。開花時期に合わせて開催される「悠久山桜まつり」は、夜間にちょうちんでのライトアップも行われます。

園内には市内を一望できる長岡市郷土史料館や小動物園などもあり、見どころ満載。家族みんなで楽しめます。

長野県伊那市にある高遠城趾公園は、日本三大桜の名所。美しい色と規模の大きさから「天下第一の桜」とも言われる固有種・タカトオコヒガンザクラが楽しめます。また、県の天然記念物に指定され、日本の桜名所100選にも選ばれています。

やや小ぶりな花を咲かせるタカトオコヒガンザクラは、開花してもソメイヨシノのように白っぽくならずピンク色が濃く鮮やか。樹齢140年を越える古木を含めた約1,500本が咲き乱れる様子と、雪景色の中央アルプスが競演する景観も見事です。

毎年桜の開花時期に開催される「高遠さくら祭り」では、高遠囃子の巡業やさくら茶が振る舞われるなどの催しもあり。夜のライトアップでは、幻想的な雰囲気に包まれます。

長野県松本市のシンボルである、国宝松本城公園内や本丸庭園には約300本の桜が植栽されています。開花宣言の3日後から8日間にわたり開催される「夜桜会」は人気のイベント。天守閣を背景に美しく映える夜桜を楽しめます。

国宝松本城天守と本丸庭園の桜をライトアップするほか、月見櫓では三曲、フルート、雅楽の演奏会も行われ、幻想的なムードをより盛り上げます。本丸庭園内にはお茶席が設けられ、屋台で花見団子の販売も。

また、東側と北側のお堀沿いの桜並木がライトアップされる「桜並木光の回廊」も見逃せません！花が散る頃には、お堀一面を埋め尽くすように花びらが浮かび、儚い美しさを感じられます。

長野県上田市にある戦国の名城・上田城跡公園には約1,000本の桜が植えられ、開花期が異なるさまざまな種類の桜が楽しめます。満開の時期には、城を埋め尽くすように咲き乱れる桜が見応え満点！櫓（やぐら）と桜の風景やお堀に映る桜など、日本らしい景色が堪能できます。

開花に合わせて開催される「上田城千本桜まつり」では、地元銘品などの物産展やステージイベントなど、歴史や桜をイメージした企画が盛りだくさん。夜には上田城跡がライトアップされ、幻想的な夜桜も楽しめます。

弘法山古墳は、標高約650ｍの弘法山にある東日本最古の前方後方墳。山頂からは、松本市街と北アルプスが一望でき、桜の季節には素晴らしい眺望と山全体を覆う桜の花が一度に堪能できます。

古墳の周りには、オオヤマザクラやコヒガンザクラなど約4,000本もの桜があり、見頃に合わせて「弘法山古墳桜まつり」を開催。桜の写真や短歌のコンクール、弘法山古墳をステージとした音楽祭などが行われ、大勢の見物客でにぎわいます。

期間中はライトアップも実施。幻想的に浮かび上がる夜桜と街の夜景はロマンチックムード満点です。

山梨県北杜市にある実相寺の境内にそびえる山高神代桜は、日本三大桜のひとつに数えられる古木。樹齢約2000年を超え、日本で一番古い桜と言われています。日本武尊（ヤマトタケルノミコト）が植えたという伝承もあり、悠久の時を感じる国の指定天然記念物です。

境内には神代桜の他にも約30本のソメイヨシノが植えられ、例年4月頃から見頃に。桜の見頃に合わせて行われる「神代桜まつり」では、にぎやかな屋台や地元特産品の販売店などが立ち並び、多くの人が訪れます。

同じ時期に約8万株のラッパ水仙も咲き誇り、足元には黄色、頭上には薄紅色が広がる美しいコントラストは、ここでしか見られない美しさ。2016年より公開されている、宇宙に旅立って戻ってきた「宇宙帰りの神代桜」も見逃せません。

山梨県南巨摩郡（こまぐん）にある身延山久遠寺（みのぶさんくおんじ）は、鎌倉時代に日蓮聖人によって開かれたお寺で日蓮宗の総本山。境内には「全国しだれ桜10選」にも選ばれた古木をはじめ、多数のシダレザクラがあり、例年3月下旬ごろから見頃を迎えます。

多くの観光客の一番のお目当てである、境内の祖師堂前と仏殿前にある2本のシダレザクラは、樹齢約400年の巨木。大きく垂れ下がる枝にたくさんの淡いピンク色の花を咲かせた姿は圧巻の美しさです。他にも、門前町である身延の町や西谷周辺でも点在する桜が見られます。

都心からのアクセスも便利な、山梨県・河口湖も桜の絶景が見られるエリアとして人気。特に北岸は、湖面を背景に雄大な富士山と桜の競演が楽しめる絶好のロケーションで、カメラを向ける人が多く見られます。湖畔のウォーキングトレイル沿いには約1kmにわたって桜が並び、桜を見ながらの散策もおすすめです。

満開の時期、河口湖円形ホール付近では「富士・河口湖さくら祭り」を開催。クラフト市や物販、飲食ブースも多く出店され、たくさんの人でにぎわいます。