「琵琶湖ホテル」実質再生可能エネルギー活用で外観ライトアップのCO2排出をゼロに

「琵琶湖ホテル」エコな電力で施設ライトアップのCO2排出をゼロに

1934年の開業以来、多くの皇族や国内外の著名人をもてなしてきた滋賀県大津市の老舗「琵琶湖ホテル」が、2023年11月から建物外観のライトアップに実質再生可能エネルギーに由来する電力を導入しました。CO2を排出しないエコな照明を使うことで、サステナブルな取り組みを進めたい考えです。

 

実質再生可能エネルギー導入でCO2削減に貢献

「琵琶湖ホテル」エコな電力で施設ライトアップのCO2排出をゼロに

太陽光やバイオマスなどで発電する再生可能エネルギーは、石油や石炭などいわゆる化石燃料を使う発電に対して環境負荷が小さいとされています。

琵琶湖ホテルでは今回、ホテル外観のライトアップに、実質再生可能エネルギー由来の電力を導入。実質再生可能エネルギーとは、再生可能エネルギー由来の非化石証書を電力会社から購入することで、再生可能エネルギーを導入したとみなす仕組みのことで、CO2削減に寄与するもの。

さらに、再生可能エネルギーがどこの発電所で生み出されたかを調べられるトラッキング付きの証書にすることにより、「電気の産地」が明らかに。琵琶湖エリアをはじめとした自然環境の保全に対するホテルの意識を発信します。

 

20世紀を代表する建築家が手がけた「自然に溶け込む」ホテル

「琵琶湖ホテル」エコな電力で施設ライトアップのCO2排出をゼロに

現在の琵琶湖ホテルは、米ニューヨークの「ワールド・フィナンシャルセンター(現ブルックフィールド・プレイス)」や大阪「あべのハルカス」など、世界各地の高層ビルやランドマークを手がけた著名建築家、シーザー・ペリ(1926~2019年)がデザイン。

1998年に同ホテルが琵琶湖のほとりに新築移転した際、ペリはそのデザインについて「形態は湖のさざなみから、色彩は空と湖そして遠景の山々が持つブルーやコバルトからインスピレーションを受けた」とのメッセージを残しました。ホテルには13種類のアースカラーが用いられるなど、「自然に溶け込む」ことをコンセプトにしています。

今回の取り組みによって、建設当初からホテルが掲げてきた「自然との共生」が、さらに一歩進むことになります。CO2を排出せず、エコな明かりで照らされた湖畔の名建築を求めて、琵琶湖を訪れてみてはいかがでしょうか?

 

琵琶湖ホテル

住所
滋賀県大津市浜町2-40
総部屋数
175室
アクセス
【電車】JR「大津」駅下車徒歩約15分/京阪電鉄「びわ湖浜大津」駅下車徒歩約5分
【車】名神高速道路「大津」ICから約10分
駐車場
あり

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