岩手山麓のリゾートホテル「休暇村 岩手網張温泉」が混浴野天風呂「秘湯 仙女の湯」を3年ぶりに再開

「秘湯 仙女の湯」

岩手山の南麓、標高約770mの高原に建つリゾートホテル「休暇村 岩手網張温泉」が、コロナ禍で休止していた混浴の野天風呂「秘湯 仙女の湯」の利用を3年ぶりに再開しました。ホテル内に有するそのほかの内湯と露天、足湯とともに、硫黄泉の湯めぐりを満喫することができます。

 

森を抜けた谷底に佇む「秘湯 仙女の湯」で滝見の野天温泉浴

「秘湯 仙女の湯」までの道すじ

同ホテルには、ホテル棟にある「大釈の湯」「白泉の湯」、日帰り温泉施設「網張温泉館・薬師の湯」、屋外の「鹿追足湯」、そして森の中の野天風呂「秘湯 仙女の湯」の5つの温泉があります。これらを総じて「網張五湯」と呼び、湯めぐりを楽しむことができます。

3年ぶりに営業を再開した「秘湯 仙女の湯」は、ホテルから約7分歩いて森を抜け、「湯ノ沢」の谷底へ続く階段を降りたところに位置しています。昭和40年代にホテルのスタッフが裏山の沢筋に滝を発見し、ロケーションの良さから露天温泉を設けました。以来、趣きある混浴野天風呂として観光案内にも掲載される人気スポットに。コロナ禍で3年間利用が休止されていましたが、この度待望の再開となりました。
 

谷底にある「秘湯 仙女の湯」

「秘湯 仙女の湯」は、現代では貴重になった混浴文化を残す野天風呂です。ホテルで湯浴み着のレンタルを行っており、脱衣小屋は男女別に設けているので安心して利用できます。湯舟の奥に流れる「亀滝」を間近に望み、マイナスイオンを感じながらの温泉浴は格別です。

 

仙女の湯

営業期間
~2023年11月5日 ※冬季休業
営業時間
・宿泊利用:9:00~18:00
※9月1日から10月15日までは〜17:00、10月16日から11月5日までは〜16:00)
・日帰り利用:10:00〜14:00受付終了
入浴料金
500円(小学生以上)

 

「網張五湯」をめぐり、岩手グルメの豪華ビュッフェに舌鼓

ホテル本館の「大釈の湯」露天風呂

網張温泉は犬倉山の爆裂火口跡に湯元がある硫黄泉です。春〜秋は青みがかった白濁色、冬季は透明に近い泉質と、1年を通して自然がもたらす変化を楽しむことができます。同ホテルへ足を運ぶなら開湯1300年といわれる敷地内の温泉「網張五湯」を漏れなく湯めぐりしたいものです。

ホテル本館の「大釈の湯」には男女ともに内風呂と、雫石の田園風景や奥羽山脈の山並みを望む露天風呂が備わっています。晴れた日は満天の夜空を、冬季は雪見温泉を堪能することができます。ホテル東館の「白泉の湯」は内風呂です。板張りの空間が古き良き湯治場の雰囲気を醸し、お湯は少し熱めの42~44度に維持され、体を芯から温めてくれます。

ホテル棟から徒歩約5分、往復シャトルも用意されている「網張温泉館・薬師の湯」は日帰り入浴施設ですが、宿泊客は無料で利用可能。男女それぞれ内湯と露天があり、露天風呂からは雫石の田園風景が望めます。

 

夕食ビュッフェ料理の一例

同ホテルの夕食は、岩手の山海の幸を使った料理が並ぶビュッフェスタイルで提供されます。メニューは2023年4月にリニューアルされ、産直野菜のサラダや盛岡三大麺(冷麺、じゃじゃ麺、わんこそば)、ひっつみ汁やせんべい汁、岩手県産飲むヨーグルトの味比べなど、ご当地グルメが勢ぞろい。季節の野菜と海鮮の天ぷらや、鉄板コーナーで用意されているカットステーキなども見逃せません。

3年ぶりに利用できる「秘湯 仙女の湯」をはじめとする「網張五湯」やご当地グルメを満喫しに、今年は岩手へ旅をしてはいかがでしょうか。
 

休暇村 岩手網張温泉

住所
岩手県岩手郡雫石町網張温泉
総客室数
75室
アクセス
【車】東北自動車道「盛岡」ICより約40分
【電車】JR「盛岡」駅より送迎バスで約1時間 
※送迎バスは要予約
駐車場
あり(50台・無料)
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