広島県尾道市の西山別館が、“本物の尾道文化を今に伝える宿”をコンセプトに「Ryokan 尾道西山」としてリニューアルされました。かつて瀬戸内海を駆け巡った海運・造船業の豪商や、それを見守っていた僧侶たちの末裔も訪れたといわれる老舗旅館。伝統的な意匠や素材は残しながらも、ベッドやソファを取り入れた快適な客室に変貌を遂げ、皇族も宿泊されたという「離れ」8室と、全室オーシャンビューの「新館」3室を含む全11室が用意されています。
館内の飲食やサービス料は、すべて宿泊料金に含まれているというオール・インクルーシブの料金体系。尾道文化を心ゆくまで楽しんでもらいたいという、宿の想いが込められています。
古民家風や露天風呂付きなど個性が異なる11の客室
リニューアルにあたっては尾道の文化と歴史を残すため、専門家による指導のもとで現代では作ることができない伝統的な意匠や素材を「残すもの」「補修するもの」に分類。次世代につなげるよう丁寧に磨きをかけながら新たな客室へと仕上げました。
「離れ」北側の「桐の間」は古民家風の落ち着いた和室。露天風呂付きで海が近いこともあり、潮騒や潮の香りも感じられる客室です。春には庭の藤棚も楽しむことができます。ベッドがない分部屋を広く使えるので、最大4名まで利用可能。「梅の間」とのコネクションも可能です。
南側の「梅の間」は、隣り合わせにベッドを設置したハリウッドツインタイプ。2名まで宿泊できますが、「桐の間」と2つの客室による長屋形式の「離れ」になっているので、コネクション利用することも可能です。内風呂や露天の羽釜風呂が備わっているほか、湯上りのくつろぎ空間も用意されています。
瀬戸内の新鮮な食材と尾道の茶園文化を体験
「レストラン ようそろ」では、オール・インクルーシブで瀬戸内の食材を味わえます。「ようそろ」は今も使う海の用語で「宜しく候(よろしく、そうろう)」のこと。「Welcom」などの意味で、尾道を築いた海の商人たちへの敬意が込められています。
腕を振るうのは、フランス、スイス、カンボジアで腕を磨いた加茂健シェフ。かつて「北前船」が運んできた昆布など全国の一級品を贅沢に使い、備前焼や萩焼、漆塗りなどの器に盛り付けるなど、豪華絢爛な「記憶に刻まれる料理」を提供しています。
尾道の茶園文化を体験できる「光琳ラウンジ」は、チェックインカウンターを兼ねた和モダンなスペース。大きなソファでくつろぎながら、瀬戸内のお酒やお菓子、お茶を楽しむことができます。同ラウンジでは今後、茶園文化を体験できるアクティビティも実施していく予定です。
伝統を重んじながらも新たな文化を取り入れ、次世代につなごうとする試み。「Ryokan 尾道西山」で、尾道の歴史や自然を心ゆくまで味わい尽くす旅はいかがでしょうか。
Ryokan 尾道西山
- 住所
- 広島県尾道市山波町678-1
- 総客室数
- 11室
- アクセス
- 【車】「尾道」駅より約10分、「東尾道」駅より約5分