旅行に必要なアイテムを駅で借りて駅で返せる「JRE手ぶら旅」の実証実験が、東京駅と仙台駅でスタートしています。モノをシェアすることで旅支度をミニマムに抑え、身軽な旅を実現してくれるレンタルサービス。JR東日本スタートアッププログラムのひとつで、モノのシェアリングサービスを手掛ける企業とのコラボレーションで実現しました。旅のフットワークを軽くして、SDGsにも貢献できるサービスに期待が高まっています。
SDGsな旅を叶える、モノのシェアリングサービス「JRE手ぶら旅」
JR東日本スタートアップ株式会社が手掛ける「JRE手ぶら旅」は、旅行や出張で必要になるアイテムを、駅で貸し出し・回収することで、身軽な旅をサポートしてくれる新サービス。2023年の2月~5月にかけて、東京駅と仙台駅で実証実験が行われています。
リモートワーク用のWi-Fiルーターから、車内を快適に過ごすためのリラックスグッズ、滞在先で活用できる美容アイテムまでさまざまモノをラインナップ。前日の17時までに予約しておけば、当日は最低限の荷物で駅に向かうことができ、乗車前に受け取って、使用した後は駅で返せるので、身軽な列車旅を実現することが可能です。
ゆくゆくはニーズに合わせて、アイテムの種類や展開する駅についても拡大予定。利用頻度の高いモノをシェアすることで、SDGsを実現する社会インフラの構築も推進していきます。
旅行はもちろん、急な出張などにも便利なサービス
実証実験中にレンタルできるアイテムは、大きく分けて3種類。ビジネス利用を想定した「リモートワークセット」、美容グッズの「ビューティーセット」、車内や滞在先で活用できる「リラックスアイテム」が用意されています。
出張やワーケーションが多い人は、ポータブルWi-Fiルーターやヘッドホン、モバイルバッテリーなどがレンタルできて便利ですし、「リラックスアイテム」を追加すれば、新幹線に乗っている時間をくつろぎタイムとして有効活用できます。また、旅行の際にドライヤーやヘアアイロンを自分で持っていくのはかさばりますが、駅で借りられることで、行きと帰りの荷物を軽くできるのはうれしいポイント。用途に合わせた組合せが可能です。
旅の準備の概念を変えてしまうかもしれない新たな仕組み。東京駅や仙台駅の利用予定がある方は、最新のシェアリングサービスを試しながら手ぶら旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
JRE手ぶら旅
- 実証実験実施期間
- 2023年2月1日~2023年5月31日
※2023年4月27日~2023年5月7日は受取・返却ができません - 受渡・返却場所
- JR「東京」駅(新幹線南のりかえ口改札前 手荷物預かり所)
JR「仙台」駅(駅たびコンシェルジュ)
※準備が整い次第、ロッカーでの無人受け渡しなども開始予定 - 受渡・返却対応時間
- JR「東京」駅:9:00~21:00
JR「仙台」駅:8:30~19:00 - 詳細
- 「JRE手ぶら旅」公式サイト