2022年7月13日、兵庫県の淡路島にある国営明石海峡公園内に、Park-PFI事業の一環として「アクアイグニス淡路島」が誕生しました。同施設は淡路市に位置する、「食」と「癒し」をテーマにした複合型天然温泉リゾートです。施設内では、大阪湾を望む屋外プールさながらの天然温泉施設が利用できるほか、淡路島の上質な料理を提供するイタリアンレストランやアイテムショップなどがそろっています。
また、同施設は島の北端に位置しており、島内のいたるところにアクセスしやすい立地も特徴です。施設内にはレンタルサイクルショップが入り、島の豊かな自然を体感したい旅行者のサポートも提供します。
日本の国営公園で初のPark-PFI事業に認定
「アクアイグニス淡路島」は、日本の国営公園では先駆けてPark-PFI事業として認定された施設です。Park-PFI事業とは、都市公園の整備・管理において、公募により選ばれた民間事業者のノウハウの活用を目的とした「公募設置管理制度」のことです。同施設は、国営公園としてPark-PFI事業にいち早く着手し、官民が連携して地方創成に取り組んできました。
そして今回、国営公園での事業の先駆けとして、淡路島の北端の淡路島国営明石海峡公園内に、「アクアイグニス淡路島」が開業。特徴のひとつは、施設内の中央に設置された、水着で入る屋外の混浴温泉「伊弉冉(いざなみ)の湯湯」です。海に面した約45m幅の広い浴槽には、屋外プールのような設計が採用され、湯船に浸かると温泉の水面と目の前に広がる大阪湾の海面が一続きに見えるインフィニティ風呂になっています。この温泉は水着を着用して利用するため、家族や友人と一緒に入れるのも魅力。また、水中ランニングやスイムレッスンといったエクササイズの開催も予定されています。
「伊弉冉の湯湯」の利用者は、内湯や露天風呂を備えた天然温泉「伊弉諾(いざなぎ)の湯」を使用することもできます。両温泉共に同じ源泉を使っており、泉質は地下1,000mの深度から湧出するナトリウム塩化物泉です。
有名シェフがプロデュースする淡路島の魚介を使ったイタリアン
もうひとつの特徴は、「アクアイグニス淡路島」の一画に、東京で「西麻布アルポルト」を手掛けるイタリア料理界の重鎮・片岡護シェフがプロデュースするレストラン「ペスケリア・アンコラ」が出店する点です。有名シェフのプロデュースですが、決して敷居の高いリストランテではありません。イタリアの漁師料理を中心に、パスタやズッパ・ディ・ペッシェ(イタリアのブイヤベース)を中心としたメニューで、地元の海の幸を使ったカジュアルに楽しめる本格イタリアンを提供します。
また、同施設にはスポーツサイクルを70台以上用意したレンタルサイクルショップも併設しています。本格的なロードバイクや電動アシスト付き自転車、キッズバイクなどをレンタルできるので、施設を出て、気軽に島をまるっと楽しむこともできます。
今夏は「アクアイグニス淡路島」で海の眺めを楽しみながら天然温泉プールでリラックスし、上質なイタリアンで地元の海の幸を堪能する、淡路島でのひと時を満喫してみてはいかがでしょうか。
アクアイグニス淡路島
- 住所
- 兵庫県淡路市夢舞台2-28
- アクセス
- 【バス】JR「新神戸」駅より高速バスで約60分、「鵜崎」バス停下車徒歩約8分
【車】阪神高速、第二神明道路より神戸淡路鳴門自動車道に乗りかえ「淡路」ICを降りて国道28号を南へ約5分 - 詳細
- 「アクアイグニス淡路島」公式サイト