那須高原にサステナブルなまち「GOOD NEWS」が7月6日オープン

自然を活かした「GOOD NEWS(グッドニュース)」の街並みのイメージ

栃木県の那須高原に、自然豊かな環境を活かした持続可能なまち「GOOD NEWS(グッドニュース)」が2022年7月6日にグランドオープンします。

この新たなまちは、那須の新銘菓「バターのいとこ」のカフェがある森の中に誕生。那須街道とりんどうラインをつなぐ約600mの一本道に、就労支援の役割も果たす食品製造工場をはじめ、環境に配慮した取り組みを行う全国から集結した人気店や、地域の食材を活かしたメニューを味わえるローカルレストランなどが連なります。

このまちが目指すのは「森との共生」です。「GOOD NEWS」に並ぶ店はすべて、ごみの削減を目指す「ゼロウェイスト」や地域資源の利活用など、サステナブルアクションへの取り組みを実施。那須の地域資源として大切な観光と農業に、福祉を組み合わせた「観・農・福」を連携させ、関わる人すべてが幸せになれるまちづくりへの挑戦がスタートしました。
 

就労支援を兼ねた食品製造工場がまちの根幹

まちづくりの根幹となる食品製造工場。各地で課題を抱える素材を活かしたOEM商品も請け負う予定です

「GOOD NEWS」のまちは4つのエリアから成り立ちます。まちの軸となるのが食品製造工場のある「FACTORY(ファクトリー)」エリアです。

新しいまちの入口に立つ「バターのいとこ」の菓子製造工房は、これまでの約10倍の規模に拡大されます。就労支援としての役割も備え、障がいのある方や、小さい子どもを持ち、働き方や時間に制約がある子育て世代のスタッフなど、あらゆる背景の方が製造を支えることで、これまで埋もれていたインクルーシブな雇用を地域に生み出していきます。
 

環境に配慮したカフェやレストラン、ショップが勢ぞろい

作家の作品で彩られた「USHIO CHOCOLATL」の板チョコレート

2つ目の「NEIGHBORS(ネイバーズ)」エリアには、普段から環境問題に取り組む全国各地の人気店が大集結。群馬県桐生市発の旅とアウトドアのコンセプトショップ「Purveyors」や、堆肥化を意識した東京の世田谷区奥沢発のコーヒーロースタリーカフェ「ONIBUS COFFEE」など、全8店舗が並びます。

那須の黒磯に構えるフラワーショップが新たに発信するアートギャラリー「Dear, Folks & Flowers」では、市場に出せない規格外の花を再利用した商品も販売予定。広島県尾道市のチョコレートメーカー「USHIO CHOCOLATL」も出店します。
 

モダンフレンチレストラン「sio」の鳥羽周作氏

「GOOD NEWS」で働くスタッフたちの社員食堂を兼ねた、那須発のローカルファミリーレストランも登場します。

監修を手がけるのは、モダンフレンチレストラン「sio」の鳥羽周作氏が代表を務める、食のクリエイティブカンパニー「シズる」です。那須の生産者とタッグを組んで、フードロス食材を使ったメニューも提供。人と地球に優しい未来型のファミリーレストランです。
 

無脂肪乳から作ったミルク風味のジャムを、バターが香るゴーフレット生地でサンドした「バターのいとこ」

まちの中心に位置する「DAILY(デイリー)」エリアでは、那須地域ならではの「酪農」の魅力を発信します。

森の環境を活かして酪農を行う牧場のソフトクリームや、廃棄されるホエイのアップサイクルに挑戦するチーズ工房の製品、観光地としての活性化を図る老舗旅館の新商品などを販売。「バターのいとこ」カフェもこのエリアにあります。那須を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
 

GOOD NEWS(グッドニュース)

住所
栃木県那須郡那須町大字高久乙24-1
料金
入場無料
営業時間
店舗により異なる
アクセス
東北自動車道「那須」ICから車で約5分
詳細
「GOOD NEWS」公式サイト

 

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