長野県北安曇郡白馬村の「白馬五竜高山植物園」では、今までの開園時期では見頃が終わっていた希少な高山植物を見られるよう、2021年6月5日から週末限定の早期オープンを実施。あわせて特別イベントも開催されることになりました。
学芸員が高山植物の魅力を伝えるイベントも!
約300種類200万株を有する白馬五竜高山植物園は、幻の花「ヒマラヤの青いケシ」で知られる国内最大の高山植物園。絶滅危惧種の保全活動に加え、雷鳥の餌の栽培などもおこなわれています。
早期開園は同園にとって初めてのことで、大自然の開放的な空気を味わいながら自由に美しい花々を楽しめるのが大きな魅力。登山家の間で特に人気のウルップソウ、シラネアオイ、チョウノスケソウ、クロユリ、チングルマなど、この時期ならではの珍しい高山植物に思わず目を奪われるかもしれません。
早期開園期間は6月5・6・12・13日(通常開園は6月19日~10月24日まで)。営業時間は8:15~16:30となっていて、標高1,515mに位置する同園への最終上りゴンドラ乗車は16時なので注意しましょう。
気になる開園イベントでは、10時と13時に各1時間程度の「学芸員とまわる雪解け直後の高山植物園散策ツアー」(500円)を実施。この時期にだけ開花する珍しい高山植物や雪解け間もない植物の生態や見どころについて、学芸員が専門知識を交えながら楽しく案内してくれます。
園芸に興味のある人は、白馬五竜高山植物園で育てられた「高山植物苗の無料プレゼント」をチェック。育て方ガイドとともに、比較的育てやすいシラネアオイ、シナノナデシコ、ニッコウキスゲなどが用意されました。無料プレゼントの配布場所はアルプス平広場(ゴンドラ山頂のアルプス平駅前)。先着50名を対象に9:30~15:00までおこなわれます。
またアルプス平広場では「高山植物ハーブティー試飲会」も開催(9:30~15:00)。同園で育てられているタイムの仲間・イブキジャコウソウを使用し、採り立てフレッシュなハーブティーを楽しめるのが特徴です。
まだ雪が残る北アルプスの絶景に包まれながら、珍しい高山植物の魅力に触れてみては?
白馬五竜高山植物園
- 住所
- 長野県北安曇郡白馬村神城22184-10
- 料金
- 植物園は入場無料。別途ゴンドラ往復料金2,000円
- アクセス
- JR長野駅から路線バス、またはバスタ新宿から高速バス、大阪・京都からさわやか信州号で「白馬五竜」バス停下車、無料シャトルバスまたは徒歩
- 詳細
- 白馬五竜高山植物園公式サイト