提供:テレビ静岡
2024年は辰年ということで、「辰」ではなく「立つ」動物を見に日本平動物園に行きませんか。日本平動物園と言えば、2本脚で立つレッサーパンダとして一世を風靡(ふうび)した風太くんの生まれ故郷です。
案内してくれるのは広報担当の野田邦洋さんです。3種類の立つ動物をピックアップしてくれました。
まずはレッサーパンダ
まず最初はレッサーパンダとご対面。日本平動物園は国内のレッサーパンダの繁殖や血統を管理する動物園で、いわばレッサーパンダの聖地です。
日本平動物園・野田邦洋さん:
野生のレッサーパンダは数が激減しているので、国内の動物園・水族館と協力してレッサーパンダの保護をしています
ところで、レッサーパンダは人になつくのでしょうか?
日本平動物園・野田邦洋さん:
野生の生き物なので。担当飼育員に対しては反応してくれると思うんですが、私のような一般の広報担当者には・・・
普段お世話をしていない野田さんには冷たいのか、撮影時には全然立ってくれなかったレッサーパンダたち。毎日午前11時に開催される「レッサーパンダのお食事タイム」がねらい目です。リンゴをおねだりして立つかわいらしい姿がみられます。
立つ動物の定番と言えば
続いてやって来たのは「猛獣館299」の中にあるミーアキャットの展示スペース。危険を察知するために立つミーアキャット。
穴を掘るための意外に鋭い爪が観察ポイント。展示場には暖房が入った小さな部屋がありますが、そこに入っているかわいい姿も見られます。
ちなみに隣にはかっこいいライオンがいます。午前11時頃がオスとメスの入れ替わり時間で、活発に動く姿が期待できるそうです。
穴掘り職人も立つ
3つめの立つ動物がいるのは「ふれあい動物園」です。ところが、動物の姿がありません。
日本平動物園・野田邦洋さん:
こちらプレーリードッグ舎です。穴を埋めた後にプレーリードッグに登場してもらいます
プレーリードッグは生息地(北米)の草原地帯に複雑な巣穴を掘って生活しています。動物園でも定期的に穴を埋め戻して、また穴掘りができるようにしているそうです。土はやわらかく、あちこちに穴があいていました。
飼育員・大谷舞さん:
中に巣を作って、それぞれ役割がある部屋をつくっています
飼育員は月に1度のペースでこの作業をしているそうです。約30分で穴埋め完了!
出てきたプレーリードッグたちは様子が違うのに気づきキョロキョロ。立ち上がってあたりを確認していました。
「立つ」に注目しながら、いつもとはちょっと違う視点で園内を回ってみました。
日本平動物園
- 住所
- 静岡市駿河区池田1767-6
- 営業時間
- 9:00~16:30
- 定休日
- 月曜日※祝日の場合は翌平日
- 入園料
- 高校生以上620円 小・中学生150円 未就学児無料
※この記事は、2024年1月16日にテレビ静岡「テレしずWasabee」で公開された記事を転載したものです。