提供:日本海テレビ
島根県奥出雲町にある鬼の舌震(おにのしたぶるい)。渓流沿いに巨岩大きな岩や変わった形の岩があり、壮大な景色を見ることができます。最近は「鬼滅の刃」に登場する大岩にそっくりの岩がある!と話題にもなった場所です。
鬼の舌震(おにのしたぶるい)
国の名勝・天然記念物に登録されている鬼の舌震。約2キロにわたる渓谷で、谷のいたるところに、巨岩や奇岩があるとのこと。
ちょっと怖そうな場所ですが、子どもと一緒にお出かけしてみたく、事前に奥出雲町観光協会の方に連絡してみました。すると、渓谷沿いの遊歩道は2kmほどで、バリアフリー遊歩道があるのでベビーカーでも散策することができますよ、とのこと。
ということで、今回は、長男、次男、そしてパパママの4人家族そろって出かけてきました!
マップを見ると、駐車場はいくつかありましたが、今回は、宇根駐車場に車を停めて散策を開始しました。
ベビーカーで散策できる遊歩道
宇根駐車場〜恋吊り橋までの道のり
駐車場からなだらかな下り坂が続き、道は舗装されていて歩きやすかったです。子どももベビーカーに乗ったままでも移動できました。
恋吊り橋
駐車場からすぐ、見どころの一つ「恋吊り橋」へ到着しました。こちらの橋、2013年に完成したもので、長さ160m、高さ45mの美しい吊り橋です。
さっそく足を踏み出してみますが、見事な景観とその高さに大人は足がすくみます。長男は手をつなぎながら、次男はベビーカーに乗ったまま渡り切ることができました。
この日はお天気もよく、青々とした木々たちと、川の水の透明度が美しく、澄んだ空気に奥出雲の魅力を肌で感じることができました。
吊り橋を渡りきったところから、さらに緩やかな下り坂が続きます。多少の枝や落ち葉はありますが両サイドに手すりがあるので、子どもたちも歩いて、もしくはベビーカーで進んでいくことが可能でした。
少し進んだあたりで、帰り道を考え途中で引き返しましたが、片道1時間ほどで下高尾駐車場まで行くことが出来るそうです。(いくつかルートがあるのでマップでご確認ください)
下高尾駐車場のほうからも、バリアフリー遊歩道がつながっています。いちど、車でそちらに移動し(5分ほど)、再出発することにしました。
鬼滅の刃ファン必見!あの巨大な岩が…!
突然ですが、私は「鬼滅の刃」の大ファンなんです!主人公が鍛錬を重ねるシーンに出てくる、巨大な岩にそっくりな「鬼の試刃岩(しとういわ)」が、こちらで見られるという噂。下高尾駐車場からなら近いとのことで、再度遊歩道へ。
先ほどとは雰囲気が違い、透き通った渓流と、大きな岩々を近くで見ることが出来ます。遊歩道は渓流にそって設置されていて、ひんやりとした空気が心地よかったです。
このまま、進んでいきたかったのですが、子どもの体力の限界のため、今回は試刀岩を見ることは叶わず、雰囲気だけ感じて帰りました…。この先では、試刀岩のほかにもたくさんの不思議な形の奇岩・怪岩、河底には大小の甌穴(おうけつ)群を見ることができるそうです。
こちらが見たかった試刀岩!
刀で真っ二つに切ったような大きな岩があります
鬼の舌震と呼ばれる理由は?
ちなみにですが、鬼の舌震という名前の由来、気になりますよね。奥出雲観光協会HPから引用させていただくと、名前の由来は諸説あるそうですが、一説によると以下の通りです。
「かつてこの地には玉日姫という美しい女神が住んでいたとされています。その女神をワニが慕い、夜な夜な通ってきたのですが、それを嫌った女神は巨岩で川をせき止めて阻んでしまいました。その後、ワニは一層激しく姫を恋い慕い、「ワニが慕った」が転じて『鬼の舌震』という名前になったといわれています(※諸説あります)」
ますます注目の奥出雲町、ぜひお出かけください!
鬼の舌震
- 住所
- 島根県仁多郡奥出雲町三成1417-6
- 問い合わせ
- 奥出雲町観光協会 0854-54-2260
- 公式・関連サイト
- 鬼の舌震
※この記事は、2023年9月17日に日本海テレビ「na-na」で公開された記事を転載したものです。