提供:Sitakke
北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を連載。
自分の足で歩いた先にある絶景と、おいしいごはんは、もう最高です!
文化部出身・運動神経ゼロの私でも楽しめる「コスパはなまる山」を紹介していきます~!
観光スポットとしても有名な「有珠山」
日付:2024年4月23日
有珠山(標高737メートル)
北海道有珠郡壮瞥町
登り80分、下り60分
今回のルートマップ(登山アプリYAMAPより)
山頂(見晴台)からの絶景度 ★★★★★
険しい度 ★★☆☆☆
周辺の施設充実度 ★★★★☆
札幌市内からのアクセスの良さ度 ★★★☆☆
個人的おすすめ度 ★★★★★
ポイント
✓有珠山(うすざん)などからなる「洞爺湖有珠山ジオパーク」は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)から「世界ジオパーク」に認定されている
✓海、山、湖に囲まれた絶景
✓ ロープウェイの到着場と別の場所なので人が少ない
登山レポ
歩きやすい道、展望台から広がる絶景、ふもとの施設の充実度合い…。「コスパはなまる山」とはまさにこの山のこと!
「ロープウェイで登ったことある」という方は多いのではと思いますが、登山も楽しめる場所なのです。
迫力ある有珠山、噴火湾、洞爺湖、羊蹄山まで拝める景色に、一緒にいった友人のYちゃんは「今までで一番の登山だ…」とつぶやいていました。
11:00 登山開始!
高速道路高架の手前に駐車場があり、そこをくぐるとすぐに登山口。入山届を書いて出発!
しばらくは林の中を歩きます。
案内板がところどころにあって、わかりやすいのも有珠山の魅力。
街中で1.5キロ歩くなら「一瞬じゃん!」と思いますが、山だと長く感じます。
12:00 外輪山展望台に到着!
視力検査に使われそうな写真ですが、ここが外輪山展望台。
左には…噴火湾。
右では、小有珠が間近で噴煙を上げています。
この絶景が、有珠山を勧める理由です。色々な山に登っていますが、手軽にこんな絶景が見られる場所はなかなかありません。
またロープウェイで到着する展望台とは別なので、人も少なくほとんど貸切状態なのもおすすめポイントです。
あまりにも気持ちが良いので、思わずヨガをしてしまいました。
冬の間、通っていたのです。練習の成果がこちら「木のポーズ」。
ここまでで降りても大満足の景色ですが、今回は反対側の火口原展望台まで行きました。
12:30 地獄の階段!? 火口原展望台に移動
遊歩道を歩いてしばらくすると…びっくり。
長ーい長ーい階段が登場します。登山のあとに600段ほどある階段を登るのは、結構きつい…。
しかし振り向くとこんな絶景。40分くらいかけて、ゆっくり登ります。
(…降りるの嫌だな…。笑)
13:10 大有珠の迫力が目の前に 火口原展望台
先ほどの外輪山展望台とは打って変わって、観光客の方がたくさんいました。
目の前にそびえ立つのが大有珠。
そこから5分ほど歩くと、有珠山ロープウェイ山頂駅に到着します!
13:20 オシャレな建物 ロープウェイ乗り場
急にモダンな建物が登場します。有珠山ロープウェイ山頂駅。
平日でしたが多くの人で賑わっていました。
きれいなトイレを使うことができて嬉しい…。
外輪山展望台から移動する間の広場にトイレがありますが、こちらのほうが整っています。
テラスにはカフェも併設してあり、スムージーやソフトクリームも販売していました!
盛りだくさんの有珠山。一日で何か所も登った気分になりました。
外輪山展望台に戻って、お楽しみの山ごはんの時間です。
今回は、コンビニで購入したもので2品、「マーボーラーメン」と「和風グラタン」を作りました。
後半の記事でお伝えします。
【後編:混ぜてあたためるだけ!チーズとろける、コンビニ食材アレンジで山ごはん】
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビ「グッチーな!」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」、HBCラジオ「平野龍一のミライの扉」を担当。登山歴3年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。
※この記事は、2024年5月4日にHBC北海道放送のWEBマガジン「Sitakke」で公開された記事を転載したものです。