新潟県新発田(しばた)市にある月岡温泉の開湯は1915(大正4)年。石油採掘の際に、湯脈が偶然発見されたことがきっかけで栄えた温泉地です。硫黄含有量が多く、美しいエメラルドグリーンのお湯が特徴。弱アルカリ性の泉質は肌の保湿効果が期待できるため、「もっと美人になれる温泉」としても知られています。
温泉街の中には新潟の地酒やスイーツなどの試飲・試食、ショッピングができるスポットが多くあり、「歩きたくなる温泉街」としても注目を集めているスポット。そんな古き良き温泉街に新しいカルチャーが融合する、月岡温泉満喫コースを紹介します。
月岡温泉までのアクセス
月岡温泉には無料駐車場が点在しているため、車でのアクセスが便利です。
東京方面から向かう場合は、関越自動車道を経由して「長岡」JCTで北陸自動車道に乗り換え、「新潟中央」JCTから日本海東北自動車道に乗って「豊栄新潟東港」ICへ。そこから30分ほどで温泉街が見えてきます。所要時間は4時間30分ほどです。
仙台方面からは東北自動車道を経由し、まずは「郡山」JCTを目指します。そこから磐越自動車道に乗り換え、「安田」IC出口から30分ほどで到着。約3時間15分の道のりです。
公共交通機関を利用して向かう場合は、JR「東京」駅から上越新幹線に乗って「新潟」駅まで約2時間30分。そこからJR白新線に乗り換えて、最寄りの「豊栄(とよさか)」駅までは約20分です。そこからは月岡温泉へ毎日運行している、片道約20分のシャトルバスでの移動がスムーズです(大人300円、子ども150円)。
旅の初めは日帰り温泉「美人の泉」
月岡温泉エリアに到着したら、さっそく温泉を堪能しましょう!
レトロなたたずまいが旅情を盛り上げる「美人の泉」は、観光客だけでなく地元の人も多く利用する共同浴場です。受付ではタオルが販売されているため、手ぶらでも気軽に楽しめます。
浴室に入ってすぐ目に飛び込んでくるのは、鮮やかなエメラルドグリーンのお湯。お湯に含まれる成分の化学反応によって、このような色になるのだとか。
入浴剤が入っていると勘違いする人もいるほど、天然とは思えないはっきりとした色合いです。
硫黄泉は皮膚に効果的に働きかけることから、入浴後は肌がスベスベになると評判で、まさに「美肌の湯」と喜ばれています。
そのほか、皮膚病や婦人病、筋肉痛、神経痛、冷え性、リウマチ、やけど、胃腸病といった症状への効能が期待できることから、「不老長寿の湯」としても知られています。
館内では、自宅でも楽しめる薬用入浴剤「月岡の湯」も販売。源泉を使ったミストや美容液といったスキンケア用品もあるので、お土産コーナーをぜひチェックしてみてください。
共同浴場 美人の泉
- 住所
- 新潟県新発田市月岡403-8
- 営業時間
- 10:00~21:30(最終受付は20:30)
- 定休日
- 火曜日、第3水曜日
- 料金
- 大人600円、子ども350円
- アクセス
- 【電車・バス】JR「豊栄」駅よりシャトルバス「月岡仲町」停留所下車後、徒歩約5分
【車】日本海東北自動車道「豊栄新潟東港」IC、または関越磐越自動車「安田」ICから約20分
情緒たっぷりの温泉街を散策
昔ながらの温泉宿や土産物店が並ぶ月岡温泉街。近年は新しいショップやカフェなども増え、「歩きたくなる温泉街」として再注目されています。
日本一まずい温泉が飲める!?温泉発祥の地「源泉の杜」
「美人の湯」から北へ徒歩約4分歩くと見えてくるのが、月岡温泉発祥の地とされる「源泉の杜(もり)」です。ひときわ強い硫黄の匂いに包まれているこの場所には飲泉所や手湯が設置されており、源泉の魅力を存分に感じられます。
月岡温泉は、大正4年に石油掘削中の井戸から50度(当時※現在は48度)を超える湯が湧き出たことがはじまり。かつて源泉が湧き出たとされる井戸があった場所には、「月岡温泉発祥ノ地」の石碑が置かれています。
石碑の側にある飲泉所では「日本一まずい温泉」とうたわれている源泉の試飲が可能です。高濃度硫黄泉の源泉は、温泉卵のような硫黄の匂いと、しょっぱくてやや苦い独特な味わい。
クセのある味ですが、糖尿病や高コレステロール血症、胃炎、便秘など適応症※はさまざまです。美容と健康を目指して、まずは一杯チャレンジしてみてください。
※適応症…温泉療養によって効果が期待できる症状のこと
1日に飲んでいい量は設置されているカップ1杯分の90mlまで。一気に飲み干さず、少量ずつ口に含みましょう。
ペットボトルや水筒に入れて持ち帰ることは厳禁です。また、硫黄成分が強く体調に影響が出る可能性があるため、15歳未満は飲泉できません。
体内を清めたら奥へ進んで、手湯の「湯結美の泉(ゆむすびのいずみ)」へ。実は「源泉の杜」は、月岡温泉の「美肌の湯」の評判にあやかり、縁結びのパワースポットでもあります。
寄り添う姿がかわいらしい「湯掛ご縁像」に源泉をかけて祈願すると、訪れる人々の良縁を取り持ってくれるのだとか。手と体内を清めて、美肌と健康、そして縁結びのご利益を祈願してみてはいかがでしょうか。
源泉の杜
- 住所
- 新潟県新発田市月岡温泉378
- 営業時間
- 8:00~22:00
- 定休日
- なし
- 料金
- 無料
- アクセス
- 【電車・バス】JR「豊栄」駅からシャトルバス「月岡仲町」停留所下車後、徒歩約3分
【車】日本海東北自動車道「豊栄新潟東港」ICから約20分
「元祖 月岡屋」で温泉街の定番!温泉まんじゅうをゲット
温泉街の散策で欠かせない王道の甘味といえば、温泉まんじゅう。「源泉の杜」から北西へ徒歩3分ほど、商店街の中心部に店を構える「元祖 月岡屋」は、昭和32年の創業から3代続く温泉まんじゅうの老舗です。初代が作り上げたあんと薄皮を守りながら、昔ながらの風味を今に伝え続けています。
看板商品は、しっとりとした舌触りのあんと、秘伝のレシピで作るモチモチとした食感の皮が自慢の「元祖月岡温泉まんじゅう」(5個入り690円~)。その日の気温と湿度にあわせて材料の配合や冷ます時間を微調整しているため、「2、3日経ってもしっとりモチモチ」とお客さんから評判です。
まんじゅうの種類は、黒糖風味の皮に包まれた「こし餡」、小豆の食感を感じる「つぶ餡」、スッキリとした甘さの「白餡」、そして白餡に卵黄を練り込んだ「きみ餡」(各130円)の4つ。定番の小豆はもちろん、たまごの風味が広がるまろやかな甘みの「きみ餡」も外せません。
ほかにも、「パイまんじゅう」(8個入り1,310円~)や「焼き芋まんじゅう」(8個入り1,310円~)、夏の季節限定・冷やして食べる「月岡大福まんじゅう」(6個入り1,060円~)など、オリジナルの和菓子も種類が豊富。一つひとつ手作りで数に限りがあるため、お目当ての品は午前中に買いに行くのがよいでしょう。
そのほか、温泉街には「まるまた」と「結城堂本店」という2軒の温泉まんじゅうの店もあります。「まるまた」では枝豆あん、よもぎあん、チーズあん、カスタードあん、「結城堂本店」ではゴマあん、塩麴あんなど、店ごとにさまざまな味の温泉まんじゅうがあるので、各店舗で購入して食べ比べするのも良さそうです。
元祖 月岡屋
- 住所
- 新潟県新発田市月岡温泉563-1
- 営業時間
- 7:00~18:00
- 定休日
- 不定休
- アクセス
- 【電車・バス】JR「豊栄」駅からシャトルバス「月岡仲町」停留所下車後、徒歩約1分
【車】日本海東北自動車道「豊栄新潟東港」ICから車で約20分 - 公式サイト
- 元祖 月岡屋
新潟グルメのプレミアムショップをめぐる
月岡温泉街では、若手経営者によって2014年に発足された「合同会社ミライズ」によってプレミアムな新潟を伝えるショップを1年に1店舗オープンさせる取り組みが行われています。
これまでに開業した10店舗はいずれも温泉街の空き店舗や空き家、空き地を活用して作られており、「体験型」がコンセプト。食べて、作って、買って楽しめるお店ばかりです。
そのうち4つのショップをピックアップしてご紹介。食べ歩きやお土産探しにぴったりのお店めぐりに出かけましょう!
体にやさしいご飯のお供が勢ぞろい!「新潟地物 premium SELECTION 旨UMAMI」
発酵食品や海産物など、おいしくて体もよろこぶ新潟のうまいものを集めた土産屋「旨UMAMI」。
新潟市の「峰村醸造」と「大栄魚類」からの仕入れを中心に、ご飯が進む漬物や佃煮をはじめ、味噌や醤油、塩麹ダレといった発酵調味料、魚介の燻製や魚介だしまで豊富に取りそろえています。
店内の一角を占めるのは、新潟市内にある明治38年創業の老舗味噌屋「峰村醸造」の熟成味噌漬けの数々。豊富な種類の中でも、ピリッとした辛みが特徴の「きざみ生姜」(540円)、味噌の旨みが染み込んだしっとり系の「きざみ茄子」(410円)、ポリポリ食感が楽しめる「きざみ大根」(410円)の3つが特に人気を集めています。
しょっぱいだけでなく、ほんのり甘くて旨みを感じる味噌漬けを目指して作られた上品な味わいは、ご飯との相性抜群です。
試食や試飲をしながら商品を吟味できるのも魅力です。日替わりの漬物3種類と「峰村醸造」こだわりの出汁パック「贅沢だし」(700円~)から、カツオと煮干しの2種類の試飲が可能。試した中から気に入ったものを購入すれば、自宅でも新潟の味を堪能できます。
それぞれに食べてもおいしいですが、好みの味噌漬けとだしをご飯に合わせて、だし茶漬けとして食べるのがスタッフのおすすめ。新潟の魅力が詰まった絶品のだし茶漬けが味わえます。
また、新潟産の新鮮な水産品を取り扱い、干物や燻製といった加工品も得意とする「大栄魚類」の商品も充実。焼き鮭の甘辛しょうゆ漬けや、ホタテ・つぶ貝・牡蠣・ほやの燻製など、すぐに食べられるおつまみ類が勢ぞろいしています。
手軽さが人気で、宿泊先での晩酌用に購入する観光客も多いそうです。
月岡温泉オリジナル商品として、地元の醸造所とともに開発したというおかず味噌「月岡朝ごはんシリーズ」も注目の一品。「南蛮海老みそ」「のどぐろみそ」「越後豚みそ」(各650円)など、ご飯との相性ぴったりの3種類のおかず味噌には、いずれも新潟産の食材が使われています。3種類の詰め合わせは贈り物にも最適です。
新潟地物 premium SELECTION 旨UMAMI
- 住所
- 新潟県新発田市月岡温泉565-1
- 営業時間
- 9:30~18:00(12:00~13:00は休憩)
- 定休日
- 水・金曜日
- アクセス
- 【電車・バス】JR「豊栄」駅からシャトルバス「月岡仲町」停留所下車後、徒歩約1分
【車】日本海東北自動車道「豊栄新潟東港」ICから車で約20分 - 詳細
- 新潟地物 premium SELECTION 旨UMAMI
新潟の地酒が大集合! 「新潟地酒 premium SAKE 蔵 KURA」
新潟県内にある全ての酒造の日本酒がそろう「蔵 KURA」は、地酒の試飲と購入ができる日本酒好きにはたまらないスポット。600円で好きな銘柄を最大おちょこ3杯分まで飲むことができます。
元はまんじゅう屋だったという趣のある外観が印象的。引き戸の奥には、間接照明に照らされた落ち着きのある空間が広がり、壁一面に新潟の地酒約100種類がずらりと並んでいます。
お金を払ったら、おはじき3枚とおちょこを一つ受け取り、きれいにディスプレイされた棚から気になる銘柄を選びましょう。銘柄によっておはじき1枚で飲めるもの、2枚で飲めるものなどさまざまあります。
スタッフに「こんな味や香りのお酒が好き」と好みを伝えると、ぴったりのお酒をセレクトしてもらえるので、悩んだときは気軽に尋ねてみてください。
新潟県村上地域特産の「鮭の酒びたし」(850円)や地物の「甘えび唐揚げ」(720円)など、おつまみの販売も。購入した商品を片手に、その場で日本酒をたしなむことができます。
そのほか、新潟の特産品が一通りそろったお土産コーナーもあります。
源泉を使った「温泉美容液」(1,500円)や「ボディミルク」(1,800円)、「つや肌温泉フェイスマスク」(1,100円)といった温泉化粧品なども販売しています。
新潟地酒 premium SAKE 蔵 KURA
- 住所
- 新潟県新発田市月岡温泉566-5
- 営業時間
- 9:30~18:00(12:00~13:00は休憩)
- 定休日
- 木曜日
- 料金
- 試飲600円
- アクセス
- 【電車・バス】JR「豊栄」駅からシャトルバス「月岡仲町」停留所下車後、徒歩約1分
【車】日本海東北自動車道「豊栄新潟東港」ICから車で約20分 - 詳細
- 新潟地酒 premium SAKE 蔵 KURA
ちょっと良いチョコと出会える「新潟ショコラ premium SWEET 甘AMAMI」
新潟のいろいろなチョコレートを集めたセレクトショップ「甘AMAMI」。甘いチョコレートの香りに包まれた店内には、テリーヌやナッツチョコ、体にやさしいローチョコレート※など、「ちょっといいもの」をコンセプトにセレクトした商品が並んでいます。
※ローチョコレート…カカオを高温で焙煎しないで作るチョコレート
阿賀野市にある「しょこら亭」の商品は、ナッツやドライフルーツをあしらったタブレット(1,200円)、ピーカンナッツやマカダミアをイチゴやキャラメルフレーバーのチョコでコーディングしたナッツチョコ(1,100円)など、見た目もかわいいものが勢ぞろい。お茶缶のような和風のパッケージもあり、お土産やプレゼントにもぴったりです。
ほかにも、新潟をはじめ全国に店舗展開する「久遠チョコレート」の人気商品「QUONテリーヌ」(各270円)や、長岡市にある体にやさしいロースイーツショップ「Petit-lys(プティリス)」のローチョコレート(1枚1,600円~)など、多彩な商品を種類豊富にラインナップ。
チョコレート本来の風味を生かした、香り高いこだわりのチョコレートが手に入ります。
窓際のイートインスペースでは、濃厚なチョコレートドリンクをいただくこともできます。
ここで飲めるのは、コスタリカ産ファインカカオ77%のチョコレートパウダーで作る、香り豊かなドリンク。ノーマルとチョコミントの2種類があり、夏はアイス・冬はホット(各500円)が提供されていますが、季節の変わり目は特別にアイスとホットの両方にお目にかかれます。
また、ドリンクと同じチョコレートを使ったチョコフォンデュの試食も実施しています。マシュマロをくぐらせるためのチョコレートにはミントフレーバーを使用。2種類のドリンクどちらを頼むか迷った際は、フォンデュでチョコミントの味を確かめてから、注文することができます(試食のマシュマロは1人1個まで)。
チョコレート商品やドリンクを購入したら、引き続きお店めぐりへ向かいましょう。
新潟ショコラ premium SWEET 甘AMAMI
- 住所
- 新潟県新発田市月岡温泉287-1
- 営業時間
- 9:30~18:00(12:00~13:00は休憩)
- 定休日
- 火曜日
- アクセス
- 【電車・バス】JR「豊栄」駅からシャトルバス「月岡仲町」停留所下車後、徒歩約1分
【車】日本海東北自動車道「豊栄新潟東港」ICから車で約20分 - 詳細
- 新潟ショコラ premium SWEET 甘AMAMI
香るドリンクに癒やされる!大人空間「新潟飲物 premium TASTE 香 KAORI」
甘いチョコレートを堪能したあとは、新潟育ちのお茶やコーヒー、ワインといった香り豊かな飲み物を集めた「香 KAORI」へ。
ドリンク以外にも、食べ歩きにぴったりなお茶ソフト(350円~)などを提供しています。
ここで手に入るのは、新潟北限のお茶処・村上産の紅茶、緑茶、ほうじ茶や、雪室で熟成させたコーヒー、越後の老舗ワイナリーのワインなど、新潟の風土を生かした多種多様なジャンルの飲み物。
試飲サービスもあり、豆を雪室で熟成させたマイルドな酸味が飲みやすい「雪室珈琲」や、こうばしい味わいとほのかな甘みを感じる「越後棒茶」の2種類が試せます。
ワインコーナーには、越後で創業120年を超えるワイナリー「岩の原ワイン」のボトルが。リーズナブルなものからリッチなものまで幅広くそろっています。
自家農園で育てた日本赤ワイン用の特別なブドウだけを採集して作った、最高級ランクの赤ワイン「ヘリテイジ」(7,150円)など、ワイン通がうなる銘柄も。
そんな「ヘリテイジ」をはじめ、爽やかなブドウの甘みが広がる白ワイン「レッド・ミルレンニューム」(5,500円)など、選りすぐりのワインが、なんと600円で1~2杯試飲可能です。
月岡温泉に宿泊している人の中には、チェックインを済ませてからゆっくりワインを味わいに訪れる人も多いのだとか。いろいろ飲み比べして、気に入ったものをその場で購入できるのがうれしいですね。
新潟飲物 premium TASTE 香 KAORI
- 住所
- 新潟県新発田市月岡温泉552-32
- 営業時間
- 9:30~18:00(13:00~14:00は休憩)
- 定休日
- 月・水・金曜日
- アクセス
- 【電車・バス】JR「豊栄」駅からシャトルバス「月岡仲町」停留所下車後、徒歩約2分
【車】日本海東北自動車道「豊栄新潟東港」ICから車で約20分 - 詳細
- 新潟飲物 premium TASTE 香 KAORI
ライトアップが美しい、夜の月岡温泉街へ
活気あふれる日中の温泉街もいいですが、店や街灯の灯りに照らされた静かな夜の温泉街も魅力的。思わずそぞろ歩きしたくなります。
色鮮やかな和傘が彩る風流なスポット「あしゆ湯足美」
あちこち散策して歩き疲れたら、疲れを癒やす足湯でリフレッシュ。「あしゆ湯足美(ゆたび)」は、月岡温泉の名湯を源泉かけ流しで堪能できる足湯施設です。8:00~21:00まで無料で開放されているため、日中にも立ち寄れます。
演舞場と庭園を囲むように作られた回廊型の造りが特徴的。どの位置に腰かけても、風流な景色を眺めながら足湯に浸かることができます。
演舞場に飾られた華やかな和傘のアートは必見。昼間のたたずまいも素敵ですが、特に夜は、ライトアップされて鮮やかに浮かび上がる和傘に時間を忘れて見入ってしまいそう。
足湯から歩いてほど近い場所にある「月岡温泉 湯あそび宿 曙」と「月岡温泉 ホテルひさご荘」では、足湯タオルを1枚100円で販売しています。
あしゆ湯足美
- 住所
- 新潟県新発田市月岡温泉552-22
- 営業時間
- 8:00~21:00
- 定休日
- なし
- 料金
- 無料
- アクセス
- 【電車・バス】JR「豊栄」駅からシャトルバス「月岡仲町」停留所下車後、徒歩約3分
【車】日本海東北自動車道「豊栄新潟東港」ICから車で約20分 - 詳細
- あしゆ湯足美
映えスポット!カラフルな行灯が並ぶ「月あかりの庭」
2018年に誕生した、温泉街のイルミネーションスポット「月あかりの庭」。旅館の跡地を利用した回遊式の庭園で、カラフルな円柱型の行灯(あんどん)のオブジェに彩られています。
灯りがついていない昼間の行灯も、色とりどりでかわいらしいです。庭園には一休みできるベンチがあり、側で流れる人工滝の涼やかな水音を聞きながらリフレッシュできます。
夜は光を灯した行灯が辺り一帯を照らし、水辺にライトアップが反射する幻想的な光景に。ムードたっぷりの夜の庭園へと表情を変えます。50本の色とりどりの行灯が演出する空間は、SNS映えするスポット。
月岡温泉公認のウサギのキャラクター「ゆらら」もいたるところに描かれているので探してみましょう。モミジや手毬、和傘など和の模様がデザインされているので、さまざまな角度から撮影してみてください。
月あかりの庭
- 住所
- 新潟県新発田市月岡温泉456-1
- 営業時間
- 8:00~22:00(ライトアップは17:00~22:00)
- 定休日
- なし
- 料金
- 無料
- アクセス
- 【電車・バス】JR「豊栄」駅からシャトルバス「月岡仲町」停留所下車後、徒歩約1分
【車】日本海東北自動車道「豊栄新潟東港」ICから車で約20分 - 詳細
- 月あかりの庭
古き良き温泉文化と、空き家をリノベーションした新しいショップやカフェが融合する、温故知新の温泉街。新潟の名湯とおいしいものに出会う特別なひと時を過ごしに、月岡温泉に出かけてみませんか。
取材・文/鎌田 貴恵子 撮影/近藤俊(株式会社ジョイフルタウン)