東京を一望!東京スカイツリーにのぼろう
©TOKYO-SKYTREETOWN
東京スカイツリーは、東京都心の東側である下町エリアに位置しています。高さ634mと、世界で一番高い自立式電波塔です。
最寄り駅は2つ。とうきょうスカイツリー駅(東武スカイツリーライン)、または押上駅(東武スカイツリーライン、都営浅草線、京成押上線、東京メトロ半蔵門線)。多くの路線が乗り入れているので、都内各所からのアクセスも良好です。
高い建物が建ち並ぶ大都会東京をすべて見下ろせる東京スカイツリー。絶景を堪能しにのぼらないのはもったいない!今回は、東京スカイツリーの楽しみ方をご紹介します。
東京スカイツリーの展望台は350mの「天望デッキ」と450mの「天望回廊」があります。どちらも当日現地でのチケット購入ができます。 東京スカイツリータウンⓇに着いたら、4階に行きましょう。スカイアリーナという屋外広場にスカイツリーのエントランスがあります。
チケット料金と購入場所
東京スカイツリー4階入口フロアでチケット(大人平日2,100円 休日2,300円、中人平日1,550円 休日1,650円、小人平日950円 休日1,000円)を購入したら、エレベーターを待つ列に並びます。休日は少し並ぶこともあるかもしれません。
麻の葉文様の格子天井
エレベーターで並んた際は、ぜひ天井を見上げてみてください。麻の葉文様の格子天井になっており、その日のスカイツリーライティングの色の照明になっています。
高さ350m「天望デッキ」へ
©TOKYO-SKYTREE
まずは、350mの天望デッキに向かうエレベーターに乗ります。エレベーターは全部で4基。それぞれ内装のテーマが日本の春夏秋冬になっています。どれに乗るかは選べませんが、乗っている時間はわずか50秒ほどなので、楽しんでいるとあっという間に「天望デッキ」に到着します。
今回乗ったのは「夏」。夏の夜空に咲く大きな花火が隅田川に映される様子をイメージして、江戸切子であしらわれています。花火から浮かび上がるのは「634」の文字。つかの間の下町の夏を楽しめました。
エレベーターを降りると、窓ガラス越しに東京都心が見えてきます。いつもは見上げる高層ビルも、「天望デッキ」では見下ろすことができます。東京スカイツリーから西の方角を見ることができました。
天望デッキの窓ガラスは5mを超える大きさ。地上から空までを一気に見渡せます。東京の大パノラマにみなさん釘付けでした。
「あの景色はどこかな」なんて想像をめぐらせるのも楽しみの一つ。このフロアには、東西南北の4ヶ所から見える景色をタッチパネル式で案内する「東京時空ナビ」があるので、答え合わせをすることもできますよ。
またフロア340には、ガラス床もあります。ガラス床の上に立つことで地上を真下に見下ろせるので、340mの高さを体感することができます。
絶景カフェでランチ
東京スカイツリーでランチをするなら、「SKYTREE CAFE」がおすすめ。340mの絶景を楽しみながら食事ができるカフェです。
野菜がたっぷり使われたカレー(1,000円)は、ご飯が星型になっていて東京スカイツリーらしくてかわいい!味もおいしく、見た目も楽しめるイチオシのメニューです。
スイーツが食べたい方におすすめなのは「ソラカラちゃんパフェ」(850円)。 ソラカラちゃんとは、東京スカイツリーの公式キャラクター。ラムネアイスの上に乗った星形モナカにはソラカラちゃんがプリントされています。青空をイメージしたゼリーと雲のマシュマロも、東京スカイツリーらしいスイーツです。
カフェの中には、テーブル席だけでなく窓側を向いたカウンター席もあるので、東京の景色を一望しながら食事を楽しむことができます。
SKYTREE CAFE
- 住所
- 東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリー天望デッキ フロア340
- 営業時間
- 8:00-21:45(L.O. 21:15)
- 定休日
- 無休
高さ450mの世界「天望回廊」
お腹が満たされたら、最高到達点がある「天望回廊」まで行ってみましょう。 今いる「天望デッキ」にて、チケット(大人平日1,000円 休日1,100円、中人平日800円 休日900円、小人平日500円 休日550円)を買うことができます。
事前に450m「天望回廊」までのぼる予定のある方は、地上でセット券を買うこともできます。(どちらで購入しても料金は変わりません。)また来場日の30日前から前日まで購入できるお得な日時指定券もおすすめです!
「天望回廊」へは、350mの「天望デッキ」からさらにエレベーターに乗って向かいます。 厳密に言うと、このエレベーターが到着するのは445m。そこから450mの最高到達点へは、回廊を歩いてのぼります。
エレベーター上部の天井を見上げるとシャフト内が見えます。普段なかなか見ることができないので、とても貴重な光景です。
エレベーターを降りて左に向かうと「天望回廊」がスタート。ゆるやかなガラス張りのスロープ状の回廊が約110m続いています。天望回廊のガラス窓は、写真のように少し外に飛び出したつくりになっていて、地上から空までを見ながら空中散歩気分で歩いていくことができます。
天望回廊に沿って歩くと、450mに到着!ソラカラちゃんの最高到達点のサインが現れました。正確には451.2mだそう。高い!
最高到達点から見た景色がこちら。350mの景色もきれいでしたが、450mからの眺めはより息をのみます。
この日は少し霞んでいて、遠くまで見渡せませんでしたが、雨が止んだあとや台風のあとはさらにクリアに見られるとのこと。比較的冬の方が澄んでいるそうですよ。
100m変わるだけでまた違った表情の景色を見ることができるので、東京スカイツリーに来たらせっかくなので450mまでのぼってみてください。
地上へ戻るには、一度「天望デッキ」を経由し、エレベーターを乗り継ぎます。
やっぱり混む?混雑を避けたい方に
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週末や長期休みはやはり混みます。混雑を回避したい方は、平日の特に夕方がおすすめです。夕方からだと、「夕日・サンセット・夜景」と、東京の3つの表情を一気に楽しむことができるのです。まさに知る人ぞ知る穴場の時間帯!
空に近づけるもう一つの場所・プラネタリウム
スカイツリーのふもとに、プラネタリウムがあるのを知っていましたか?
併設された商業施設・東京ソラマチの7階に、「コニカミノルタプラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン®」があります。
1時間ごとの時間制になっており、毎日3~4種のプログラムが順番に上映されています。入口でプログラムを見て、チケットを購入しましょう。休日は満席になることもあるそうなのでオンラインでの事前購入がおすすめです。 都会の夜景と流れ星をテーマにしたものや、世界の星空の作品も人気です。
今回は南の島の星空をテーマにした「Starry Island 南十字星を見上げて」というオリジナルアロマが香るヒーリングプラネタリウム作品を鑑賞しました。鑑賞中は、落ち着く香りが漂ってきて、視覚だけでなく嗅覚からもリラックスできる作品です。
スカイツリーで空に近づいて楽しんだあと、プラネタリウムで夜空を楽しんではいかがでしょうか。
コニカミノルタプラネタリウム「天空」
- 住所
- 東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・イーストヤード7階
- 電話番号
- 03-5610-3043
- 営業時間
- 11:00~21:00の回(平日)、10:00~21:00の回(土日祝)
- 定休日
- 年中無休(作品入替期間とメンテナンス日は休館)
- 料金
- 【プラネタリウム作品】三日月シート 一律4,000円/シート、一般シート 大人1,500円/人、子供900円/人
【ヒーリングプラネタリウム作品】一律4,400円/シート、一般シート 一律1,700円/人
空の次は海を楽しむ すみだ水族館
東京スカイツリータウン5階・6階にあるすみだ水族館。空を見たあとに今度は海を眺めるという、贅沢なコースをめぐることができます。
チケットを購入して館内へ。万華鏡をイメージした鏡張りのスロープ「万華鏡トンネル」は、幻想的でとてもきれいです。クマノミやチンアナゴなど、小さなかわいらしい生きものから、クラゲやペンギンなどの見ごたえのある海の生き物に出会えます。
すみだ水族館にある、「東京大水槽」も必見。伊豆諸島・小笠原諸島などの島々の海をテーマにした色とりどりの魚が泳ぐ姿を見られる大きな水槽です。
すみだ水族館
- 住所
- 東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5-6階
- 電話番号
- 03-5619-1821(代表)
- 営業時間
- 9:00-20:00(閉館は21:00)
- 定休日
- 年中無休
- 一般料金
- 大人2,050円、高校生1,500円、中・小学生1,000円、幼児600円
- チケット
- すみだ水族館の入館チケットの購入はこちら【楽天ポイントが貯まる・使える】
東京観光で立ち寄りたいスカイツリー
東京スカイツリーは、ファミリーやカップルのデートスポットと思う方もいるかもしれませんが、夜にひとりでふらっと来る方も多いそうです。
季節や時間帯、めぐるスポットによってまた違った楽しみ方もできるので、初めての方もそうでない方もぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
東京スカイツリー®
- 住所
- 東京都墨田区押上1-1-2
- 電話番号
- 0570-55-0634
- 営業時間
- 展望台8:00~22:00(最終入場21:00)※年末年始などの特別営業を除く
- 定休日
- なし
近辺のおすすめ観光スポット
浅草寺
東京スカイツリーと隅田川を挟んだ反対側にある「浅草寺」。東京スカイツリーから徒歩15分ほどで行くことができます。近隣にはたくさんのレンタルショップがあるので、浴衣をレンタルして散策を楽しむのもおすすめ。浅草寺参拝や浅草観光もぜひ体験してみてください。
浅草寺
相撲の聖地、両国国技館
日本の国技・相撲が行われる相撲好きには外せない「両国国技館」。とうきょうスカイツリー駅入口から都営バス約10分で、両国駅前に到着するので東京スカイツリーの観光ついでに立ち寄るのもおすすめ。
年3場所が両国国技館で開催され、場所中は国内外問わず多くの観客でにぎわいます。最近は「力士クッキー」や「土俵入りあられ」などユニークなお土産も人気なのだそう。訪れた際は、隣の「江戸東京博物館」にも足を運んでみましょう。
両国国技館
東京スカイツリー周辺のホテル
取材・文・写真/もなみん