東京のコリアンタウンと言われている新大久保。駅を出れば、飲食店やコスメショップなど、いたるところにハングル文字の看板が掲げられ、K-POPアイドルの音楽が町中に溢れています。「韓国料理を食べるなら新大久保」というくらい、あちこちに韓国料理のお店がありますが、2021年12月にオープンした「新大久保韓国横丁」は、韓国で人気の最新グルメが集まったスポットとして注目を浴びています。女性を中心に多くの人を集客している「新大久保韓国横丁」の魅力をご紹介します!
本場韓国のグルメが集まる「新大久保韓国横丁」とは?
「新大久保韓国横丁」は、JR新大久保駅を出て目の前の大久保通りを東に約5~6分歩いた場所にあります。駅から少し離れていますが、一番賑やかな場所を少し通り過ぎた場所にあるので、程よく落ち着いた雰囲気。大きく「新大久保韓国横丁」と看板が出ており、提灯もたくさん飾られているので、すぐ見つかりました。
「新大久保韓国横丁」の特徴は、なんといっても10店舗の様々な韓国料理のお店が集まっていることでしょう。日本人が大好きなサムギョプサルやフライドチキンなどから、韓国でよく食べられているジャジャー麺や豚足までそろっています。
横丁の中に入ると、入り口に地図とシステムの説明があります。まずはここを確認して、10店舗の中から行きたいお店を決めましょう。決まったらそのお店に行って席を確保し、料理を注文します。
注目したいのは、横丁内のほかの店舗の商品もテイクアウトで注文可能なこと。いろんなお店の料理を楽しむことができ、全店舗制覇も可能なのです!
横丁に一歩足を踏み入れると、目の前には奥まで続く通路が登場。「新大久保韓国横丁」は1階と2階を合わせて総面積210坪、座席数は450席という広さです。
細長い通路を挟んでお店がズラっと並び、その様子はまさに本場韓国の市場にある屋台のよう。壁や通路にはハングル文字が書かれていたり、ポスターが貼られていたりと、新大久保なのに韓国に来た気分になれます。
代理店長のカンさんにお話をうかがうと、客層の中心は20~30代の女性とのこと。「屋台の活気やおもしろさを体験しながら、韓国を感じられること」をコンセプトにしているそうで、現在の韓流ブームを支える若い女の子たちの来店が多いようです。店内は写真映えするので、Instagramなどの投稿を見て来る人も多いのだそう。
様々なメニューが楽しめる個性的なお店が10店舗!
それでは、個性豊かな「新大久保韓国横丁」の10店舗を紹介しましょう。横丁全体のメニューは机に貼られたQRコードで確認できるので、追加注文するときなどに便利ですよ。
チュンヒャンジョン
入り口を入ってすぐにあるのが「チュンヒャンジョン」です。ここはのり巻きのキンパや、チヂミなどのお手軽メニューを提供。韓国の街中でよく見かける屋台料理がそろっています。
特に人気なのが韓国のおでんで、日本のおでんとは違い、具材は練り物なのが特徴です。お酒のつまみにいろんなメニューを注文して楽しむ人が多いのだとか。
マポ豚足
続いては「マポ豚足」。名前の通り、豚足料理が自慢のお店です。日本ではあまりなじみはありませんが、韓国では豚足はよく食べられる料理。柔らかく煮込んだ豚足・チュクパルのほかに、豚肉を茹でたポッサムや、ホルモン煮込みのネジャンタンなどもあります。
COREANバル シャンパンマニア
「COREANバル シャンパンマニア」は、餃子とシャンパンの組み合わせを楽しめるお店。餃子だけでなく、チヂミやトッポッキなどともシャンパンに合うんだとか。
チキン屋
日本でも定番になりつつある韓国のチキン料理。「チキン屋」は韓国独特のザクザク食感のフライドチキンなど、多彩なチキン料理が食べられるお店です。甘辛味で人気のヤンニョムチキンや、鶏肉1羽を丸ごと揚げたチキンのほか、冷麺なども用意しています。チキンとビール(メクチュ)=「チメク」を楽しむならここ!
漢江の奇跡
「漢江(ハンガン)の奇跡」は、韓国でのレトロブームに乗って注目されている、冷凍して薄く切られた冷凍サムギョプサルが食べられるお店。「漢江の奇跡」とは1960年代後半以降の韓国の経済成長を指し、お店も60年代の韓国をイメージした懐かしい雰囲気になっています。
ヨスバンバダ
「ヨスバンバダ」は海鮮料理のお店。店名は韓国語で「麗水(ヨス)の夜の海」という意味があります。麗水は韓国南部にある海に囲まれた街で、おいしい海鮮が食べられることで有名。ワタリガニを特製の醤油で漬けたカンジャンケジャンなど、新鮮な魚介を使ったメニューが豊富です。
ホンデポチャ
韓国で有名な学生街「弘大(ホンデ)」を店名に冠した「ホンデポチャ」では、人気メニューのエビチーズフォンデュが味わえます。ほかにもサムギョプサルやチーズタッカルビなど、人気の韓国料理が満載です。
シンサドンホランイ
「シンサドンホランイ」では、韓国でよく食べられるホルモン焼きが食べられます。コプチャンやマルチョウなどのホルモン以外にも牛タンやカルビなどの焼肉や、イイダコやエビなどを使った炒め料理もあります。
第一食堂
プルコギやチゲ、麺料理のカルクッスなど、韓国の家庭料理を提供する「第一食堂」。お一人様でも気軽に食べられるメニューが多くありますが、みんなで食べるなら、自家製ヤンニョムソースで熟成させたチュムルロク(揉みダレ豚焼肉)がおすすめだそう。
上海ポチャ
「上海ポチャ」は「韓国式中華」のお店。最近、新大久保でも増えている人気のジャンルのお店です。韓国のドラマなどでもよく登場するジャジャー麺、韓国式酢豚のタンスユクなど、なじみのある中華とはちょっと違った味付けの料理が食べられます。
なお、横丁のドリンク類は全店舗統一。定番のビールやハイボール、マッコリをはじめ、最近、日本でも人気上昇中の韓国の焼酎「ソジュ」や「チャミスル」「ジョウンデー」など、多くの種類を取りそろえていますよ。
「新大久保韓国横丁」おすすめメニュー
代理店長のカンさんからおすすめしてもらった「新大久保韓国横丁」の人気メニューを紹介! 「新大久保韓国横丁」に行った際の参考にしてみてくださいね。
エビチーズフォンデュ<ホンデポチャ>(2,728円)
最初に紹介するのは、「ホンデポチャ」の大人気メニュー「エビチーズフォンデュ」。鍋の上にてんこ盛りのエビとチーズが乗っかっています。まだ調理は始まっていないのに、この時点で写真映えバッチリ!
この料理の本番はここから! 鍋に火をつけたら、お店のスタッフがチーズをガスバーナーで炙って仕上げてくれるんです。どんどん焦げ目がつき、香ばしい香りがしてきて、最高に食欲をそそります。
でき上がったら、エビとチーズを一緒にいただきます。ニンニクの香りと、プリプリのエビにチーズがたっぷり絡まって、止まらないおいしさ! 余ったチーズは付いてくるパンに絡めて食べることもできますよ。
イイダコサムギョプサル<シンサドンホランイ>(1,408円)
最近、韓国料理好きの間で人気上昇中なのが「イイダコ」。プリプリの歯ごたえのイイダコをサムギョプサルと一緒に甘辛いソースで炒めたのが「シンサドンホランイ」の「イイダコサムギョプサル」です。
調理はスタッフがしてくれるので、でき上がるまでおいしそうなイイダコとサムギョプサルを見ながら待つことにします。見ているだけで早く食べたくなっちゃいますね!
プリップリの新鮮なイイダコの食感と、旨味が染み出したサムギョプサルに、甘辛いソースが絡まって最高! ちょっと辛いですが、お酒がすすみますね。
ポッサム三種蒸し<マポ豚足>(2,948円)
豚足はちょっと苦手という人には、ヘルシーなポッサム(ゆで豚肉)がおすすめ。「マポ豚足」には、ポッサム、ゆで牛肉・スンデ(豚の腸詰)がいっぺんに楽しめる「ポッサム三種蒸し」があります。豚肉だけでなく、牛肉も食べられるのはうれしいですね。
ポッサムは薬味などと一緒に、添えられた葉野菜で包んで食べます。野菜もたくさん摂れるので、ダイエット中の女の子にも人気です。
ミニキンパ アベンジャーズ<チュンヒャンジョン>(1,078円)
日本でもだいぶ浸透してきたキンパ。「チュンヒャンジョン」の「ミニキンパ アベンジャーズ」は、5種類のミニキンパを味わえるセットになっています。
豚肉、プルコギ、野菜、ツナマヨ、とびっ子クリームチーズと、いろんな味のキンパを少しずつ楽しめるので、友だちとシェアするのもいいですね。サイズが小さいのでお腹もいっぱいにならず、メイン料理に合わせるご飯物としていただくのもおすすめです。
2階にはカラオケやダーツバーも
「新大久保韓国横丁」の2階にはダーツバーやカラオケボックスもあります。移動することなく2次会を楽しめるのがうれしいですね。カラオケボックスには大人数で楽しむことができる、ピンク色で囲まれたVIPルームも。もちろん、1階のお店の料理を注文することも可能です!
韓国へ旅行した気分になれる「新大久保韓国横丁」へ!
なかなか韓国旅行に行けない昨今、「新大久保韓国横丁」に行けば、日本にいながら韓国に行った気分を味わえるはず。韓国に何度か行ったことがある人にとっては懐かしさを、行ったことがない人には現地の新鮮な雰囲気を提供してくれる「新大久保韓国横丁」に、ぜひ足を運んでみては?
新大久保韓国横丁
- 住所
- 東京都新宿区大久保2-19-1 セントラル大久保
- 営業時間
- 11:30~23:00 (L.O. 22:00)
※一部の店舗は日曜日を除いて5:00まで営業(L.O. 4:00) - 定休日
- 年中無休
- 詳細
- 株式会社JDREX(ジェーディーレックス)