都内から車に乗って3時間ほどでアクセスできる、緑豊かな「那須」。避暑地としてよく知られているエリアですが、古くから畜産業が盛んなエリアでもあり、乳製品がおいしいスイーツショップや、お肉が自慢のステーキハウスなどが軒を連ねています。
また、東北自動車道「那須IC」出口から、那須ロープウェイ山麓駅まで続く県道17号線は、通称「那須街道」と呼ばれ、さまざまな観光施設や飲食店が点在する那須観光のメインストリートになっています。初夏から晩夏にかけては、通り沿いにツツジやアジサイなどの季節の花々が咲き誇り、ドライブするのも楽しいスポットです。
今回は、そんな那須高原・那須街道の自然体験や動物とのふれあい、レトロなミュージアムやレストラン、カフェなど、子どもから大人まで楽しめる人気のスポットをピックアップ。一日かけて遊びつくすドライブコースをご紹介します。
目次
英国風のクラシックなベーカリー&レストランで朝食
旅のはじめは腹ごしらえに、モーニングが人気のベーカリー&レストラン「ペニーレイン」へ。緑豊かで静かなエリアにたたずむ、英国風のクラシックな店構えが魅力的なお店です。
建物はオーナーの大好きなビートルズにちなんで、イギリスの田舎町をイメージして作り込んだクラシックな外観。店内もインテリアや、緑に囲まれたテラス席やガーデンなど、改装を重ねながら細部までこだわった空間です。店名も、特に好きな曲名が由来なのだとか。
ここで味わいたいのは、朝8時から10時の間に提供される「モーニングプレート」(1,320円)です。週末や行楽シーズンには、テラス席でいただくモーニングプレートを求めて、朝早くから多くの人が列を作るそう。
プレートの主役は、ベーカリーで毎朝焼き上げるふわふわのトースト。4枚切りよりも分厚いのがオーナーのこだわりで、自宅で食べるトーストとは違う贅沢感が楽しめます。
また、地元の肉屋に特注しているジューシーな「ペニーレインオリジナル生ウインナー」のソテーにも注目。ブラックペッパー、パセリ&チーズ、ハーブ、カレーの4種類から、ランダムで2本がついてきます。店舗ではこの4種類にチョリソーが加わった5種類の冷凍商品(1,500円)も販売しているため、自宅用に購入するのもおすすめです。
ベーカリーコーナーでは、毎日計100種類ほどのパンが登場。朝は菓子パンや総菜パンが多いため、ハード系が好きな人は昼頃が狙い目です。フランスパンやベーコンエピ、チーズクッペなど、種類豊富なパンが次々と焼きあがり、あれもこれも目移りしてしまいそう。購入したパンは、店内やテラス席で味わうこともできます。
数あるパンのなかでも最も人気が高いのは、「ブルーベリーブレッド」(1個920円、ハーフサイズ460円)です。ブルーベリージャムがたっぷり入ったボリュームのあるパンで、生地にもブルーベリーソースが練り込まれているため、ベリーの豊かな風味が感じられます。
ほかにも、リンゴのシロップ漬けがぎっしり詰まったアップルパイ「リンゴスター」(550円)、大粒の栗が3つも入ったナスの形の「那須あんぱん」(600円)、甘みのあるホテルブレッド生地に甘栗を練り込んだ「天津甘栗ロール」(1,400円、ハーフ700円)、歯ごたえのあるライ麦生地にゴルゴンゾーラとハチミツの相性が抜群の「ゴルゴンゾーラ」(490円)などが人気です。
建物やパンの名前などいたるところに紛れ込んだ、隠れビートルズを探してみるのも楽しそう。
ペニーレイン 那須店
- 住所
- 栃木県那須郡那須町湯本656-2
- 営業時間
- 8:00~17:00(モーニングは8:00~10:00)
- 定休日
- 無休
- 駐車場
- 50台
- アクセス
- 東北自動車道「那須IC」から車で約20分
- 公式サイト
- ペニーレイン
動物とのふれあいがたくさん!自然の恵みを味わう
朝食の後は、動物たちとのふれあいで腹ごなし!「ぺニーレイン」から北へ向かって車を約5分走らせたところに、丸太の大きな門が目印の「那須高原 南ヶ丘牧場」があります。
酪農が盛んな那須高原で、1948年に創業した「南ヶ丘牧場」では、国内で200頭ほどしかいないとされる乳牛のガーンジィ種を約50頭、飼育しています。
広大な敷地は、那須連山を望む日光国立公園那須高原の一角に広がり、豊かな自然環境と抜群の眺望が自慢。放牧場では牛たちが牧草を食べたり日向ぼっこをしたりと、自由にのびのび過ごす様子が観察できます。
放牧場では牛たちが牧草を食べたり日向ぼっこをしたりと、自由にのびのび過ごす様子が観察できます。
また、広大な敷地内にはロバやウマ、ヒツジ、ヤギ、ウサギ、モルモット、ハリネズミといったさまざまな動物たちとのふれあいコーナーも。
ヤギとヒツジにエサやりができる「めぇ~めぇ~広場」(入場250円、エサ代200円)や、芝生でウサギとお散歩ができる「うさんぽ広場」(500円)、親子で乗れる「乗馬体験」(1人850円、2人乗り1,500円※合計80キログラムまで)など、動物とのふれあいが初めての子どもでも挑戦しやすい体験が充実しています。
チャネル諸島ガーンジィ島発祥の乳牛、ガーンジィ種の特徴は、なんといってもコクがあってクリーミーな乳質。ストレスフリーな環境と牧草中心の飼料で生産された高品質なミルクで作る風味豊かな乳製品は、遠方からでもわざわざ買いに来るファンもいるのだとか。
売店では、牧場で搾った新鮮な「ガーンジィゴールデンミルク」(500ml 690円)をはじめ、敷地内の工房で手作りした乳製品を販売。水を使わずミルクだけで捏ね上げた「ミルクパン」(2斤700円)や、パンや野菜のディップにぴったりの「ぬるチーズ」(600円)、ミルクをじっくり煮詰めて作った「ミルクジャム」(600円)、なめらかな食感と濃厚なミルクを感じる「ミルクプリン」や「牧場プリン」(各380円)など、特別なミルクの旨みが堪能できる商品が並んでいます。ここでしか買えないお土産をゲットするのもお忘れなく。
また、牧場のミルクを使った「アイスクリームづくり体験」(1,300円)も必見。材料は、新鮮なミルク、卵、砂糖、バニラエッセンスのみ。素材本来の味が生かされた、本物のおいしさを味わうことができます。
那須高原 南ヶ丘牧場
- 住所
- 栃木県那須郡那須町湯本579
- 営業時間
- 8:00~17:30(季節により変動あり)
- 定休日
- 無休
- 入場
- 無料
- 駐車場
- 約400台
- アクセス
- 東北自動車道「那須IC」から車で約20分またはバス「一軒茶屋」下車徒歩約15分
- 公式サイト
- 那須高原 南ヶ丘牧場
牧場直営が自慢!那須高原育ちの黒毛和牛を堪能
牧場で動物たちとのふれあいを楽しんだ後は、「那須高原 南ヶ丘牧場」から車で約15分、那須街道沿いにある「ダイニングキッチン あ・かうはーど」でステーキランチ。牧場直営のこのお店では、自社牧場から直送される黒毛和牛をはじめ、地元産の食材をふんだんに使用した料理を楽しむことができます。
一度は試してほしいのが、黒毛和牛のなかでもさらに厳選したモモ肉だけを使用した数量限定の厚切りステーキ「Mt.那須ロック(マウントナスロック)」(5,500円)。
那須連山をイメージしたこのメニューは、ヘルシーな赤身肉が豪快に300グラムも堪能できる贅沢な一皿。おいしさを逃がさないよう炭火で表面を焼き上げた肉汁したたるレアステーキは、噛みしめるほどに赤身ならではの旨みを感じます。
また、黒毛和牛の粗挽き肉で作る数量限定の「グランドハンバーグ」(3,190円)も見逃せない一皿。使用するのは、通常はステーキ肉に使用するサーロイン・ヒレ・内モモなど。それらの部位を丁寧に手切りした粗挽き肉をミディアムに焼き上げているため、肉本来の旨みや食感を味わうことができます。
広々とした店内にはテーブル席、座敷席など多彩なシートを完備。小さな子どもと一緒でも、安心してくつろぐことができます。
4月から10月だけオープンしているテラス席なら、ペットの同伴もOK。緑に囲まれた席で木漏れ日に癒やされながら、ワイルドにステーキにかぶりつくのもおすすめです。※テラス席の利用はランチのみ。雨天時は利用不可。
ダイニングキッチン あ・かうはーど
- 住所
- 栃木県那須郡那須町高久乙593-146
- 営業
- 11:00~15:30 (LO 15:00)、17:00~21:00 (LO 20:30)
- 休み
- 不定休
- 駐車場
- 80台
- アクセス
- 東北自動車道「那須IC」から車で7分またはバス「友愛の森」下車徒歩約2分
- 公式サイト
- ダイニングキッチン あ・かうはーど
掘り出し物の鉱物が見つかるかも?みんなで宝さがし!
「ダイニングキッチン あ・かうはーど」から北東に向かって車で約4分の場所には、宝石探しアトラクションが体験できる「トレジャーストーンパーク」があります。ここでは、水晶・アメジスト・メノウといったパワーストーンなどを自分で発掘する、宝探しが体験できます。
コースは「地下鉱山 ディープサンド」(要予約)と「水晶の谷 クリスタルリバー」(予約不要)とタイプの異なる2種類。どちらも制限時間内にパワーストーンが取り放題で、雨を気にせず遊べるのがうれしいポイントです。
「地下鉱山 ディープサンド」(1チーム3名まで1,800円)は、割り当てられた発掘現場で宝石を掘り出す体験ができるコース。ランタンの明かりを頼りに、頭上と足元に気をつけながら、岩の階段や薄暗いトンネルのなかを進んでいくため、まるで探検家になったような気分を味わうことができます。
発掘用スコップで砂を掘り、薄暗い照明のなかで目を凝らしてパワーストーンを見つける瞬間は、大人も子どもも関係なく盛り上がるはず。家族や友人とチームを組んで、お目当ての宝石を掘り出しましょう。
「水晶の谷 クリスタルリバー」(1人800円)では、全長60メートルのせせらぎを自由に探索しながら、川底でキラキラと輝く小さな宝石の粒を拾い集めるコース。
川底の砂に紛れて潜んでいるのは、水晶、アメジスト、クリスタル、ラピスラズリ、ローズクォーツ、ターコイズ、ガーネットなど多種多様。また、リバーに隠された「伝説のカギ」を見つけることができれば、水晶の原石を手に入れることができます。
施設内にはほかにも、宝石がゲットできる「カプセルストーンがちゃ」(1個100円~)や、クレーンゲーム(1プレイ100円~)などのお楽しみコーナーが充実。また、「クリスタルリバー標本室」では、クリスタルリバーで採取できるストーンを展示しています。さまざまな宝石の種類が学べるため、子どもの自由研究のテーマにもなるかもしれません。
宝石探し トレジャーストーンパーク
- 住所
- 栃木県那須郡那須町高久丙123
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 定休日
- 木曜
- 駐車場
- 80台
- アクセス
- 東北自動車道「那須IC」から車で約10分または那須高原観光周遊バス「トレジャーストーンパーク」下車徒歩約2分
- 公式サイト
- 宝石探し トレジャーストーンパーク
大人も童心に帰る 愛らしいテディベアとの出会い
「宝石探し トレジャーストーンパーク」から、東に向かって約3分車を走らせた先には「那須テディベア・ミュージアム」があります。
ここは、1997年に開館した「テディベアの家」をコンセプトにしたミュージアム。異国情緒が漂うレンガ造りとギザギザの三角屋根が印象的な建物や、季節の花で彩られたガーデンはまるで夢の世界のようで、非日常的なひと時を過ごすことができます。
見どころは、展示棟1階の常設展示室に飾られている、歴史的価値の高いテディベアたち。アンティークの貴重なテディベアや、世界中のテディベア作家が手がけた個性豊かなアーティストベアなど、約1,000体のぬいぐるみが展示されています。
テディベアが演じるファッションショーやウェディングなどのムービングディスプレイも。テディベアたちの愛らしい世界観に癒やされます。また、展示棟2階ではユニークな企画展も開催しているため、あわせてチェックしてみては。
綿詰め機械を使って、自分でぬいぐるみに綿詰め体験ができるワークショップも。メロディブラウンやメロディピンクなど、数種類から好きなテディベアを選べます。※選べるテディベアのラインナップは在庫状況によって変動します。
作業にはスタッフが付き添ってくれるため、小さな子どもでも安心。自分の手で命を吹き込める、オリジナルのテディベア作りに挑戦してみましょう。
館内のミュージアムショップやティールームに立ち寄り、お土産にテディベアグッズを購入するのもお忘れなく。
注目は、やさしい手触りと愛らしい顔つきのテディベア「くまのふかふか」(Mサイズ3,850円~、Sサイズ2,640円~)。カラーはラベンダー、イチゴ、もえぎの3色が、いずれも那須限定色としてラインナップしています。
プリンやケーキ、スコーンなどのスイーツがいただけるティールームでは、お土産用の手作りクッキー缶(1,620円)が人気。絵本作家でイラストレーターのおおでゆかこさんが手がけた缶のデザインも、小物入れにしてとっておきたくなるかわいさです。
ショップ、ティールームはいずれも入館料不要で入場が可能。お土産購入、ティータイムだけの利用でもできるため、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
那須テディベア・ミュージアム
- 住所
- 栃木県那須郡那須町高久丙1185-4
- 営業
- 9:30~17:00(最終入館は16:30)
- 休館日
- 2・3・6・12月第2火曜日(2月は第2水曜日も休館)
- 入館料
- 大人1,500円、中高生1,000円、小学生800円(小学生未満無料・75歳以上無料)
- 駐車場
- 第1駐車場60台、第2駐車場90台
- アクセス
- 東北自動車道「那須IC」から車で約9分または那須高原観光周遊バス「那須テディベアミュージアム」下車徒歩約1分
- 公式サイト
- 那須テディベアミュージアム
チーズガーデン那須本店で休憩&ショッピング
「那須テディベアミュージアム」から東へ車で約10分。那須街道沿いに建つ「チーズガーデン」は、ジャパン・フードセレクション金賞を受賞した「御用邸チーズケーキ」でよく知られているお店です。その運営元となる「株式会社庫や」は、1984年に「ワサビ漬け」が名物のドライブインで開業したという意外な歴史を歩んでいます。
「もっと多くの世代に届くお土産を作りたい」との思いから、酪農大国・那須高原を象徴する「御用邸チーズケーキ」を1994年に開発したのが、チーズガーデンの始まりです。現在は北海道から大阪まで全国各地に出店していますが、ここ那須本店では、併設された工房で作りたての限定スイーツも味わうことができます。
栃木土産の定番はやっぱり「御用邸チーズケーキ」(1,580円)。濃厚なチーズの風味と、くちどけの良いしっとりとした生地のベイクドチーズケーキは、常温で持ち帰ることができるため、お土産にぴったり。ほかにも、ブラックペッパーが効いた「御用邸チーズクッキー」(4枚入り550円)、焦がしバターとハチミツの風味が豊かな「フィナンシェ」(6個入り1,380円)なども手軽さがあります。
濃厚なチーズをもっと楽しみたい!という人には「バスクチーズケーキ」や「NASU WHITE フロマージュブラン(レアチーズケーキ)」といった、ちょっと高級なラインもおすすめです。
2016年に店舗をリニューアルした那須本店では、スタイリッシュな空間が目を引くカフェスペース「カフェ・デリ」を新設。ここでは、工房で手作りしたブラウニーやサンデーなどの本店限定のスイーツを食べることができます。
本店限定のスイーツのひとつが「ブラウニー」(1個390円)。フランス産のチョコレートで濃厚に仕上げたブラウニーは、爽やかなマスカルポーネクリームとの相性も抜群です。
2023年から新登場した「御用邸チーズケーキサンデー」(650円)は、チーズケーキソフト、チーズケーキ、チーズクッキーをトッピングした、同店のスイーツを味わい尽くせる一品。
季節ごとに登場する抹茶味やレモン味などの期間限定の「御用邸チーズケーキ」にあわせて、さまざまなフレーバーのサンデーが登場するのだとか。
チーズにこだわったフードメニューもあるので、ランチタイムに行くのもおすすめ。なかでも「クアトロフォルマッジ」(890円)は、モッツアレラ、ゴルゴンゾーラ、粉チーズ、シュレッドチーズの4種類をトッピングしたチーズ好き必見のメニュー。
サクサク軽いクリスピー生地は、1人で1枚食べられそう。プラス50円でハチミツを追加すれば、スイーツ感覚でいただけます。
チーズガーデン那須本店
- 住所
- 栃木県那須郡那須町高久甲喰木原2888
- 営業時間
- 9:00~18:00(季節によって変動あり)
- 定休日
- 無休
- アクセス
- 東北自動車道「那須IC」から車で約5分またはバス「チーズガーデン前」下車徒歩約2分
- 駐車場
- 150台 身障者用駐車場2台
- 公式サイト
- チーズガーデン那須本店
那須観光の新拠点。サステナブルなショッピングエリアが誕生
2022年7月に新しく誕生した観光施設「GOOD NEWS(グッドニュース)」は、カフェ、ベーカリー、ライフスタイルショップ、スイーツショップ、チーズ工房などの11の店舗と1つの工房が集結した、2つのエリアからなる那須観光の新拠点。
同施設では、2020年に先駆けてオープンした那須生まれの新銘菓「バターのいとこ」の店舗をはじめ、那須高原の新鮮なミルクを使用したさまざまな乳製品と出会うことができます。
栃木の酪農家の思いがギュッと凝縮された新感覚スイーツに注目!
まず向かいたいお店は「バターのいとこ」。第3駐車場のそばに広がる「GOOD NEWS DAIRY(グッドニュースデァリー)」エリアに位置するお店です。
看板商品の「バターのいとこ」(1箱3個入972円)は、牛乳からバターを製造する過程で大量に生まれる無脂肪乳(スキムミルク)を使ったお菓子です。
バターが香るゴーフレット生地に甘いバタークリームと無脂肪乳をじっくり煮詰めて作った濃厚なミルクジャムをサンド。ふわ、シャリ、とろの3つの食感が同時に楽しめる、ミルク感たっぷりの新感覚スイーツです。常温でしっとりいただくのもいいですが、冷やして食べても絶品です。
種類はプレーン、カカオ、あんバターが常時ラインナップしていますが、数量限定で塩キャラメル味も登場。ギフトボックスなら、全種類の詰め合わせを入手することができます。
店内に併設されたカフェでは、温かい焼きドーナツにスキムミルクアイスとエスプーマクリームをトッピングした「ふふふドーナツ」(660円)も人気。仕上げにまぶしたオリーブオイルとピンク岩塩が、爽やかな香りとほどよい塩味を生み、食べれば思わず「ふふふ」と笑みがこぼれてしまう味わいです。
バターのいとこ
- 住所
- 栃木県那須郡那須町高久乙2905-25 GOOD NEWS DAIRY内
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 第2木曜日
- アクセス
- 東北自動車道「那須IC」から車で約4分またはバス「田代小前」下車して徒歩約5分
- 公式サイト
- バターのいとこ
スパイスの香りに誘われて、焼きカレーパン専門店へ
「GOOD NEWS DAIRY」エリアからさらに奥へ進んだ先に広がるのは、「GOOD NEWS NEIGHBORS(グッドニュースネイバーズ)」エリアです。
森との共生をテーマにしたこのエリアの特徴は、店舗の正面がケヤキのシンボルツリーのある森を囲むように配置されていること。そのためカフェやベーカリーのどの客席からでも、美しい景観を望むことができます。
中でもおすすめは「コナとスパイス」。このお店では、都内の人気レストランのシェフが監修した、油で揚げないヘルシーな焼きカレーパンを食べることができます。
ナツメグ、シナモン、クミン、ターメリック、コリアンダーなど、数種類のスパイスをブレンドして作ったインドカレーをたっぷり包んだカレーパン。ココナッツミルクでマイルドに仕上げた「甘メ」、スパイスの香りとほどよい辛さの「辛メ」、ピリリとしたスパイシーさがクセになる「ゲキ辛」の3種類があります。
ナンをイメージしてモッチリとした歯ごたえに仕上げたパン生地には、栃木県産の強力粉「ゆめかおり」を使用。具材の野菜には、地元の農家で出た規格外の野菜を積極的に活用した、サステナブルな商品です。
店内では冷凍商品をメインで販売していますが、その場ですぐに食べる場合は、冷凍をトースターで焼き直したサクサクを紙袋に入れて提供してくれます。袋に描かれた個性的なキャラクターは、イラストレーターの大竹彩子さんが商品のイメージにあわせて描き下ろしたものなのだとか。思わず写真に撮りたくなるようなインパクトも、人気の秘密かもしれません。
コナとスパイス
- 住所
- 栃木県那須郡那須町高久乙24-1 GOOD NEWS NEIGHBORS内
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 第2木曜日
- アクセス
- 東北自動車道「那須IC」から車で約4分またはバス「田代小前」下車して徒歩約8分
- 公式サイト
- コナとスパイス
サクッ、ホロ食感とキャラメルクリームの甘さに酔いしれるクッキーサンド
同じく「GOOD NEWS NEIGHBORS」エリアでは「バターのいとこ」の姉妹ブランドとして誕生した「BROWN CHEESE BROTHER(ブラウンチーズブラザー)」もおすすめです。
看板スイーツのクッキーサンド「ブラウンチーズブラザー」(プレーン・チョコ 各972円)は、牛乳からチーズを製造する過程で大量に出る「ホエイ」を煮詰めて作るノルウェー発祥の「ブラウンチーズ」が主役です。
チーズにキャラメルを加えたほんのり甘酸っぱいクリームを、フランス菓子のガレット・ブルトンヌにあわせた贅沢なクッキーサンド。バターが香るサクサク、ホロホロ食感の生地に、とろりとしたクリームが絶妙に溶け合います。
購入したクッキーサンドは、店内のカフェスペースでティータイムのお供に味わうのもおすすめ。
シナモンやクローブ、カルダモンなどのスパイスを煮詰めて作った「自家製ホワイトコーラ」(660円)や、新ショウガの辛みがアクセントの「自家製ジンジャエール」(660円)など、体にやさしいドリンクメニューで、旅の疲れをリフレッシュしてみては。
BROWN CHEESE BROTHER 那須店
- 住所
- 栃木県那須郡那須町高久乙24-1 GOOD NEWS NEIGHBORS内
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 第2木曜日
- アクセス
- 東北自動車道「那須IC」から車で約4分またはバス「田代小前」下車して徒歩約8分
- 公式サイト
- BROWN CHEESE BROTHER 那須店
同エリア内にはほかにも、「バターのいとこ」で人気を博したドーナツの専門店や地元の老舗旅館「山水閣」が開発した「那須プリン」の専門店、スペシャルティコーヒーが飲める「ONIBUS COFFEE」など、魅力的な店舗が目白押し。休憩にもショッピングにも食べ歩きにも立ち寄れる新スポットを、ぜひチェックしてみてください。
GOOD NEWS
- 住所
- GOOD NEWS DAIRY:栃木県那須郡那須町高久乙2905-25
GOOD NEWS NEIGHBORS:栃木県那須郡那須町高久乙24-1 - 営業時間
- 9:00〜17:00
- 定休日
- 第2木曜日
- 駐車場
- 500台
- アクセス
- 東北自動車道「那須IC」から車で約4分またはバス「田代小前」下車して徒歩約5~8分
- 公式サイト
- GOOD NEWS
酪農大国・那須高原を心ゆくまで味わえるグルメや自然体験はもちろん、心癒やされるミュージアムやワクワクがいっぱいのテーマパークなど、魅力的なスポットがいっぱいの那須高原。今年の夏は避暑をかねて、家族や友人と那須高原のドライブに出かけてみませんか?
那須街道のドライブMAP
取材・文/鎌田 貴恵子 撮影/横山 博之