今こそサステナブルな旅へ!豊かな自然と圧倒的非日常の宿「星のや軽井沢」で体験する真の癒し(前編)

星のや軽井沢

サステナブルな取り組みを行っている観光地・ホテルに訪れ、楽しみながら地球環境や地域社会に配慮する。そんないつもと違う「サステナブルな旅」を楽しんでみませんか? 環境保全活動を積極的に行う施設への宿泊や地産地消レストランでの食事など、小さな行動の積み重ねでSDGs達成に向けた貢献ができます。

 

避暑地軽井沢の豊かな自然と、圧倒的な非日常を感じながら上質でサステナブルな旅ができる宿「星のや軽井沢」。独自の「環境経営」の考えに基づき、ごみ資源化100%を目指すゼロエミッションや、自然エネルギーの活用、そしてエコツーリズムにも取り組んでいます。星のや軽井沢でサステナブルな取り組みについて学びながら、豊かな自然に触れて癒される体験を、前後編の宿泊記で詳しくご紹介します。

 

谷の集落に滞在する。「星のや軽井沢」へのアクセス

星のや軽井沢

星のや軽井沢は「谷の集落に滞在する」をコンセプトに、浅間山麓の自然と一体化するようにくつろげる宿。1914年に開業した「星野温泉旅館」を前身に、2005年に誕生しています。

アクセスは上信越自動車道「碓氷軽井沢」ICより車で約25分、JR軽井沢駅より無料シャトルバスで約15分。まずは星のや軽井沢のレセプションで楽器の演奏に耳を傾けながら、チェックインを行います。

 

星のや軽井沢

レセプションは日常と非日常の切り替えの間。川のせせらぎとオリエンタルな音色に心が浄化され、別世界へと誘われていくような気分です。

 

 

自然エネルギーを活用した発電も。サステナブルな取り組み

星のや軽井沢

滞在をスタートする前に、ただ宿泊するだけでは気がつくことができない、星のや軽井沢の隠れたSDGsの取り組みをご紹介します。

星野リゾートでは「勝手にSDGs」と題し、全国の施設で環境問題や社会問題などの課題解決に向けた独自の取り組みを実施。特に星野リゾートはじまりの地でもある「星のや軽井沢」では前身の星野温泉旅館開業時から着手しているものもあり、サステナブルな精神が宿っています。

 

星のや軽井沢

星のや軽井沢の先進的な取り組みが「EIMY」。これは「Energy In My Yard」の頭文字をとったもので、自分たちの土地で使うエネルギーは、可能な限り自分たちの土地で作るという考え方です。

星のや軽井沢では現在「水力発電」「地中熱」「温泉排湯熱」の3つの設備を施設内に導入し、約7割のエネルギーを生産しています。

 

星のや軽井沢

EIMYの設備のうちの一つである自家水力発電は、1915年に前身の星野温泉旅館で敷地内に流れる川の水を使い、木製水車で小型の発電機を回したことがはじまり。当時、この土地に電気が引かれていなかったために始まったことでしたが、100年を超えて今なお受け継がれている取り組みです。敷地内の自然エネルギーを使って作られた電力で、宿での快適な滞在に必要なエネルギーが賄われています。

 

サステナブルな取り組みを随所に感じる、心地良い客室 

星のや軽井沢

客室に向かい、いよいよ谷の集落での滞在のスタートです。客室は、集落の中心を流れる川に面した「水波の部屋」、木々に囲まれた静かな山側にある「山路地の部屋」、そして集落の中心から一筋入った路地に佇む「庭路地の部屋」の3タイプからなります。それぞれの部屋から、「谷の集落」の地形を活かして作られた異なる趣の景観を眺めながら、滞在を楽しむことができます。

 

星のや軽井沢

水波の部屋は星のや軽井沢の象徴とも言える水辺に面した客室。1階と2階にそれぞれ客室があり、開放的なテラスでは水辺に遊びに来る鳥や瀬音に癒されます。

 

星のや軽井沢

山路地の部屋は山側に位置し、プライベート感のある隠れ家的な客室。2階の客室からは軽井沢野鳥の森を一望でき、広大な自然を全身で感じられます。

 

星のや軽井沢

客室にはエネルギー利用量を抑える伝統的な工夫も施されています。「風楼」は客室の天井に取り付けられている小さな屋根。窓を開けると空気が循環し、エアコンを入れなくとも涼しく快適な温度を保つという「天然のエアコン」です。

 

星のや軽井沢

現在、世界的にも脱プラスチックや資源リサイクルの動きが進んでいますが、星野リゾートでは現代表の星野佳路さんが1992年に掲げた環境経営の方針のもと、一早くごみの再資源化100%を目指す「ゼロエミッション」に着手し、2011年に達成。2019年にはソープ類の個包装を廃止し、星野リゾートが運営する全施設で詰め替え可能なポンプボトル式にしています。

また、歯ブラシのリサイクルの取り組みや、客室の水をペットボトルからウォータージャグでの提供に切り替えるなどの取り組みを通じてプラスチックを削減。星のや軽井沢の水は浅間山麓の伏流水で、軽井沢の自然の恵みを感じられます。蛇口から出るお水も同じく、清らかな浅間山麓の伏流水。飲用可能です。

 

自然豊かな集落の庭を散策しながら、非日常の時間を満喫

星のや軽井沢

続いて施設内を散策。「もう一つの日本」をテーマとする星のや軽井沢のランドスケープでは、棚田など、懐かしい日本の原風景を感じる情景が広がります。木々や花々は日本の在来種に限定されていて、四季の自然の変化を存分に感じながら散策を楽しむことができます。

もともと生息していた木々をなるべく切らないように、植物優先の環境設計をしていることも星のや軽井沢の特徴です。モミジ、ホオノキ、カツラ、カシワ、そして天然記念物のハナヒョウタンボクなど多種多様な木々と調和し、豊かな自然を体感できます。ぐるりと水辺の周りを歩き、集落中央の「集いの館」の隣にある「棚田テラス」へ。

 

星のや軽井沢

棚田テラスでは15:00〜17:00に「谷のひととき」を実施。飲み物やお菓子をいただきながら棚田の風景を楽しむことができます。この日は涼やかな和のゼリー「涼山水」とともに、信州の日本酒やシードルを堪能しました。

 

 

星のや軽井沢
星のや軽井沢

散策の途中、集いの館にある「ライブラリーラウンジ」で一休み。日本文化、自然、植物にまつわる本が並んでいて、自由に読書ができるスペースです。コーヒー、季節のソフトドリンク、お茶菓子などが用意されていて、24時間、好きな時に利用できます。

 

日本料理 嘉助で味わう「山の懐石」

星のや軽井沢

夕食は集いの館にある「日本料理 嘉助」で「山の懐石」をいただきます。大空間でありながら高い天井の開放的なダイニングは、建築美としても目を見張るものがあります。広々とした空間でも席に着くゲストそれぞれが心を落ち着かせて食事ができるよう、照明は高い天井からテーブル近くまで吊り下げられていることもポイントです。

 

星のや軽井沢

山川の食材をふんだんに使ったメニューは季節ごとに変わり、この日は夏の献立。夏らしいとうもろこしにタコのうま煮を合わせた「先付」や、軽井沢の深まる緑と涼やかな夏を表現した「八寸」など、旬を楽しめる合計11品もの洗練された豪華な懐石を味わい尽くしました。

 

星のや軽井沢
星のや軽井沢

椀物「花火仕立て」はふわふわに仕上げたスズキを中心に、じゅんさいやパプリカで花火を表現した目にも美しい一品。花火大会の開催が減少している今、料理でお楽しみいただきたいという宿の想いがこめられています。

 

 

谷の集落で感じる心身の癒し。メディテイションバス&星のやスパ

星のや軽井沢

1日の終わりは活火山・浅間山の恵み、「温泉」で心身ともにリラックス。大正時代から続く星野温泉は美肌の湯として知られ、星のや軽井沢宿泊者は「星野温泉 トンボの湯」と「メディテイションバス」の2つの温泉を楽しめます。泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)で、源泉掛け流し。

 

メディテイションバスは、静かな時の中で自分自身と対峙し落ち着ける温泉で、明るい光の差し込む「光の部屋」と、真っ暗闇の「闇の部屋」の二つの空間があります。この二つの部屋を行き来しながら入浴する「瞑想入浴法」で、深いリラックスを体験できます。また、温度は39~40℃の少しぬるめに設定され、長く浸かることができるようになっています。

 

星のや軽井沢

温泉で深くリラックスし温まった後は、星のやスパで癒しのトリートメント。「調身・調息・調心」という考えのもと、心と身体を休めるお手伝いをしてくれます。メニューはオイルトリートメントや指圧があり、今回は4種類のブレンドオイルから好きな香りを選ぶオイルトリートメント「憩(けい)」(80分 17,600円)を体験しました。

 

4種類の香りから、その日の自分が惹かれた「花のオイル」を選択。イチゴのエキスが入っており、優美で華やかな香りに癒されます。トリートメントがはじまると足元から頭皮まで全身を優しいタッチでほぐされ、日々の緊張から解放されて深いリラックス状態に。軽井沢の静寂の中で体験するトリートメントは都会で受けるものとは違う、特別な体験になりました。

 

自然の音をBGMにカクテルを。「森のほとりCafe&Bar」

星のや軽井沢

お酒の続きを楽しみに、集いの館から徒歩約1分の「森のほとりCafe&Bar」へ。軽井沢野鳥の森に隣接するケラ池を目の前に、自然の音に耳を傾けながらカクテルや地ビールを味わえます。暖炉の薪の香り、水面に映る柔らかな光……夜は星のや軽井沢宿泊者限定なので、混雑とは無縁の空間です。

 

星のや軽井沢

人気はズブロッカという香草を漬け込んだウォッカに甘いりんごを加えた「りんごのカクテル」と、和製ハーブの黒文字をメインに20種類のハーブを漬け込んだジンが効いたキリッと爽やかな「黒文字のジントニック」。この日は季節のカクテルとして軽井沢の特産品である「ルバーブのカクテル」(各1,320円)も楽しめました。お酒を楽しんで、すっかり夜も更けたところでお部屋に戻り、1日目は終了です。

 

撮影/島田香 取材・文/小浜みゆ

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