それぞれのホテルが個性的なコンセプトを持ち、唯一無二のステイを叶えるハイアットのホテルブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」。その日本初上陸が「富士スピードウェイホテル」です。
「モータースポーツとホスピタリティの融合」をテーマに2022年10月7日にオープンしたばかりのホテルは、すでにモータースポーツファンだけでなく、今までとは違った旅を求める人の間で話題になっています。大人の遊び心がちりばめられた「富士スピードウェイホテル」で過ごすスタイリッシュで刺激的な1泊2日のステイを紹介します。
目次
- ◆Day 1
- Check in & Lunch
- ・近未来的なエントランス
- ・富士山を望みながらイタリアンランチ
- Room
- ・「富士山ビューデラックス」ルーム
- ・「サーキットビュー」ルーム
- ・ペットと一緒に泊まる離れの「ヴィラ」
- Wellness
- ・「富士大御神温泉」で癒される
- ・極上エステで心と体をリラックス
- ・充実のジムとレーシングシミュレーター
- Motorsports experience
- ・モータースポーツ エクスペリエンス
- ・富士スピードウェイを自家用車で走行
- ・レンタルカートを楽しむ
- Nighttime
- ・静岡を味わう「Robata OYAMA」
- ・大人の隠れ家「BAR 4563」
- ◆Day 2
- Morning & Check out
- ・電動アシストバイクでサイクリング
- ・和・洋食から選べる朝食
- ・ゲストの心に残るホスピタリティ
富士スピードウェイホテルへのアクセス
「富士スピードウェイホテル」へのアクセスは、電車ならJR御殿場線「御殿場」駅よりタクシーで約20分。車なら東名高速道路「御殿場」ICより約20分。目の前にそびえる富士山の姿に圧倒されながら進むと、遠くからサーキットを走る車の轟音が聞こえてきて胸が高鳴ります。
Day 1
目を奪われるアート群!近未来的でスタイリッシュなエントランス
車を駐車場に止め、エントランスを入るとまず目に飛び込んできたのは「富士スピードウェイホテル」を象徴する大きなアート。近づいてみると自動車部品やレース用語が壁一面にちりばめられていました。
入り口を入ると、3階のロビーラウンジまで続く約30mのロングエスカレーターが。左右を見渡せば、1~2階にある「富士モータースポーツミュージアム」内の貴重なレーシングカーがオブジェのように並ぶ、近未来の空港のようなスタイリッシュな空間が広がります。
エスカレーターの横を見れば、富士スピードウェイのサーキットコースを走行する、レーサーが感じる横Gを表現したというスピード感あふれるアートを見ることができます。
開放感あふれるフロントでチェックイン。天井の黒い模様は車のバンパーグリルの形を、フロントレセプションは車の流線型をイメージ。壁のアートやオブジェ、ホテル全体がアート作品のようなおしゃれなデザインは、シンガポールのマリーナベイ・サンズなど世界に名だたるホテルデザインを手掛けるHBA(ハーシュ・ベドナー・アソシエイツ)によるもの。
フロントでチェックインをすませた後は、大きな富士山を眺められるラウンジで静岡名産のほうじ茶などのウェルカムドリンクをいただきながら、ゆったりとひと休みも。
ロビーエリアの壁面には、レーシングカーの現代から過去を表したアートが存在感を放っていました。
眼前の富士山を望みながら、地元素材を使ったイタリアンランチを
早めに到着したらチェックイン前に静岡県産の新鮮な食材を使ったイタリアンレストラン「TROFEO(トロフェオ)イタリアン」のランチがおすすめ。大きな窓に富士山がアートのように鎮座した、広々とした空間のレストランです。
目の前に広がる富士山と樹海を見ながら晴れた日はテラス席でランチを! 富士の清々しい風を感じながらおいしいイタリアンをいただく時間は、都会では味わえない極上のランチタイムです。
おすすめは「ランチセット」(3,500円・サービス料別)。季節の野菜と果物を使った新鮮なサラダに、2種のパスタとピッツアから1品をチョイスします。この日選んだのはピッツアマルゲリータ。静岡県富士宮市にある「七富チーズ工房」のモッツァレラチーズは総料理長が「食べる牛乳」と称するほどミルキー。ピザ窯で職人が焼いたマルゲリータは、もちもちの食感。香りのいい特製チリオイルをかけるのを忘れずに!
デザートは大きなお皿からシェフがテーブルで取り分けてくれる、食べ応えのあるティラミス。ほろ苦くさっぱりした大人のスイーツは、甘いものが苦手な人でもペロリと食べてしまいます。
お好みで料理を楽しみたいなら、アラカルトをシェアしても。まずはケーキのようにかわいい前菜「カプレーゼ 七富チーズ工房のモッツァレラチーズ アメーラトマト バジル 静岡オリーブオイル」(2,500円)。静岡産の甘いアメ―ラトマトとミルキーなモッツァレラの組み合わせはほんのり甘くて濃厚なスイーツのよう。
総料理長・石井順氏の名を冠した「ジュンズバーガー」(2,800円)は肉厚でジューシーなパテ、ベーコン、チーズがふわふわのバンズに挟まれたボリューム満点の一品。
和風のピッツアなら静岡産のしらすをたっぷりトッピングされた「ビアンケッティ 静岡産しらす 青葱 ケッパー モッツァレラチーズ」(2,400円)を。
メインにはホテルの近くに養魚場で育った、さっぱりした風味が人気の「御殿場金太郎サーモンのグリル サルサベルデ レモン」(3,600円)。肉厚のサーモンに香りのいいパセリベースのソースをかけていただきます。
TROFEO イタリアン
- 営業時間
- ランチ 11:30~14:00(L.O.14:00)
- 席数
- Indoor 100席、Outdoor 12席
「富士山ビューデラックス」ルームで窓一面に広がる霊峰の絶景を堪能
おなかが満たされてほっと一息ついた頃、ちょうど15時のチェックインタイムに。フロントでルームキーをもらい、今回宿泊する「富士山ビューデラックス」ルームへ向かいます。部屋のナンバープレートは、車のシフトレバーの形をデザインしたもの。
ここまで来るエレベーターも、ルームキーをかざすと「ピピッ」とどこかで聞いたことのある音が!? 車のドアロックを解除するときの音を表していると聞いて納得。このように様々なところに、おちゃめな遊び心が隠れていました。
部屋に入ってまず目に飛び込んできたのが、息をのむほどの存在感を放つ大きな富士山。ここでは建物にさえぎられることのない富士山を、ソファに座って一日中くつろぎながら堪能することができるのです。
55平米の広い空間にツインベッドやソファ、そしてテラスでは富士山を見ながらお茶を楽しみ、夜には満点の星を眺めながらお部屋でバータイムも楽しめます。テレビを囲む壁面には富士スピードウェイの大きなアートが!
夕焼けの富士山は静かでおごそかな雰囲気。朝焼けの富士山もまた格別です。
「モータースポーツとホスピタリティの融合」をコンセプトにしたこのホテル。部屋の中にも車好きの心をくすぐる仕掛けを至るところに発見しました。レザーのシートカバーを模したベッドヘッド。カーテンを開け閉めするスイッチはレーシングカーのメカのようなデザイン。メモ帳にはタイヤの跡らしき模様も。見つけるたびに思わず笑顔になり、まるで宝探しのような気分。
壁面にはレーシングカーの疾走感あるアートが。
ミニバーには富士スピードウェイを表したオブジェや車の写真集。中段にはホテルオリジナルラベルのガイアフロー静岡蒸留所ウイスキーなどが並んだバーが用意されています。
創業1907年、静岡でも有名な「丸七製茶」の深蒸し茶と綺麗茶、ネスプレッソ、富士のミネラルウォーターはフリーでいただけます。お茶には一番おいしい淹れ方の説明も。
冷蔵庫の中には、ホテル限定ラベルの御殿場高原ビールやみかんジュース、静岡県裾野市にある満丸燻製所のチーズなどを完備。価格はホテル内のミニバーと思えないほどリーズナブル。
やわらかく着心地のいいデニムの館内着は、スパに着て行ってもOK。小物を入れて斜め掛けできるホテルオリジナルのサコッシュは、お土産に持ち帰ることができます。
バスルームのブラインドを開ければ、富士山を眺めながらの優雅なバスタイムに。
引き出しの中にオブジェのように並ぶアメニティは、完成前のプラモデルをイメージしたものだそう。というのも、世界的なプラモデルメーカー「TAMIYA(タミヤ)」の本社も静岡県。その遊び心に思わず笑顔に。基礎化粧品は、真珠で有名なミキモトがプロデュースする「MIKIMOTO COSMETICS」を採用。
バスルームのシャンプー類は、自然療法の第一人者・森田敦子氏が監修をした自然にも肌にもやさしい「Waphyto(ワフィト)」。
静岡茶が入ったバスソルトは、バスルームいっぱいに広がる香りに癒され、入浴後も温泉レベルに体が芯から温まりました。
レースの臨場感を部屋で満喫する「サーキットビュー」ルーム
富士山ビューの向かい側はサーキットビュー。こちらは窓から富士スピードウェイが一望できると開業前からモータースポーツファンの間で話題になっていた「サーキットビュー キング」のお部屋です。
部屋のテラスは、轟音を響かせてサーキットを疾走する車を一望できる特等席! レース開催日でなくても、テスト走行などが常に行われていて、スポーツカーが走り抜けるシーンに時間を忘れて見入ってしまいます。
こちらは広々とした2面の窓に覆われたコーナーのお部屋。眼下に広がるサーキットを大画面のように一度に堪能できる配置です。
ペットと一緒に離れの「ヴィラ」で気兼ねなく過ごす
ペットと一緒に過ごしたいならドッグラン付きのヴィラへ。大型犬・中型犬は2頭、小型犬(10kg以下)は3頭までステイできます。車でそのまま乗り入れることができ、ほかの宿泊客に気兼ねすることなくペットと一緒に移動することができます。
車好きのゲストのために、専用のガレージはリビングから愛車を眺めることができるショーガレージに。
ミニキッチンや独立したダイニングルーム、リビングルーム、ベッドルームを合わせて143平米の広さを誇るガーデンヴィラは、ワンちゃんもゲストも自宅でくつろぐようにゆっくりと過ごせます。
部屋の奥には足洗い場やワンちゃんベッド、ごはんを置くことができるゲージつきのスペースが。大好きな飼い主と一緒でワンちゃんも幸せそう。
ヴィラにはプライベートのドッグランがありますが、もっと走り回りたいワンちゃんには、ホテルのエントランス横に、小型犬用とサイズを問わず利用できるフリーエリアの2つのドッグランも用意されています。
地下1,500mから汲み上げた「富士大御神温泉」で癒される
部屋でひと息ついた後は、ホテル棟の3階ロビーエリアからつながるウェルネス棟にある「Omika Wellness & Spa(オオミカ ウェルネス・アンド・スパ)」へ。温泉は赤いスポーツカーが女性、青いスポーツカーが男性。温泉の入り口もこのホテルならではデザインです。
内湯の大きな窓一面に映し出された富士山は圧巻の眺め! ここは地下1,500mから汲み上げた源泉で、ホテルが建つ地名を冠した「富士大御神(おおみか)温泉」。美肌効果があるといわれる硫酸塩泉は、ほんのりととろみがあるお湯。入浴後はいつまでも肌がしっとりしていました。
心地の良い富士の風を感じながらいつまでも浸かっていられる半露天風呂。朝焼けの富士、夕焼けの富士、満天の星空……どの時間に入っても異なる表情の富士山を見ることができます。
男性側には最大温度90℃のドライサウナ、女性側にはミストサウナを完備。男性側の水風呂には富士山の地下水を利用した贅沢なつくり。富士の外気を浴びながらゆっくりと休めば、サウナーもうなる最高のととのい体験に。
お風呂上がりにはリラクゼーションスペースで朝霧高原の牛乳やコーヒー牛乳を無料でいただけます。
極上のエステで心と体を芯からリラックス
日頃の疲れをとことん癒したいならぜひ「Omika Wellness & Spa」内に6部屋のトリートメントルームを要するスパトリートメントへ。国内初進出のオーガニック&ワイルドクラフトを原料とした「ISUN(アイサン)」を使用したトリートメントが充実。ペアで受けても、車好きのパートーナーがモータースポーツを楽しんでいる間に1人で堪能するのもおすすめです。
茶香炉からとてもいい香りが! どのコースにも盛り込まれている静岡産の日本酒とお茶パウダーを配合したフットバス。大切なものを扱うようなやさしくソフトなタッチは感動もの。地名の「大御神」にちなんだスパは、神への儀式をイメージしたとてもおごそかで心地のよいマッサージで、日ごろの疲れや緊張が一気に解けていきます。
SPA TREATMENT
- 営業時間
- 10:00~22:00(最終受付20:30)
- 人気メニュー
- ・OMIKAシグネチャー グリーンティーピュアリチュアル(100分33,000円)…オリジナルのボディスクラブで肌を浄化後、和薬草ボールでマッサージ
・OMIKAグリーンティーコンプレス(60分23,100円、90分28,600円)…薬草ボールを全身に押し上げながら茶の実オイルで全身をマッサージすることで心身をデトックス
「Omika Wellness & Spa」には長さ20mのプールとジャグジーが完備されています。
プール
- 営業時間
- 6:00~21:00
- 年齢制限
- 5歳以上 ※15歳以下は保護者同伴が必要。9:00~17:00の利用に限る
最新のマシンとレーシングシミュレーターを完備したジム
24時間使えるジムにはテクノジムの最新マシンがずらりと並んでいます。朝早起きして自然の緑を見ながら体を動かせば、気分スッキリ! ウエアやシューズの無料貸し出しもあります。
なんといってもこのジムの注目は、レーシングシミュレーター。宿泊者なら誰でも1人30分無料で体験することができます。富士スピードウェイを走る臨場感あふれる本格的なシミュレーターに大人も大はしゃぎ! チェックイン後にフロントでの予約を忘れずに。
ジム
- 営業時間
- 24時間営業
- 年齢制限
- 16歳以上 ※15歳以下は保護者同伴が必要
ここでしか味わえない!貴重なモータースポーツ エクスペリエンス
「富士スピードウェイホテル」を訪れたら、時間が許す限り体験してほしいのが数々のモータースポーツ エクスペリエンス。まずは館内の1~2Fにある「富士モータースポーツミュージアム」へ。「モータースポーツがクルマを鍛え、進化させた熱い歴史をたどる」をテーマに、自動車メーカーの垣根を越えて、世界の10社から集められた貴重な車が約40台も展示されています。
柱ごとにテーマが分かれ、モータースポーツの黎明期から技術を市販車に反映させる発展期、そして未来のカースポーツの可能性を15のコーナーで解説していきます。
ファン垂涎の門外不出の設計図やエンジンなど、ここでしか見ることができないものがそろっています。館内にはフリーWi-Fiがあり、音声ガイドアプリをダウンロードして解説を聞きながら見ることも。
また、毎日11:00、15:00~は約1時間のガイドツアー(無料)も。モータースポーツにあまり興味がなかった人でもガイドを聞くと、その面白さや奥深さに魅せられるはず。
富士モータースポーツミュージアム
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 定休日
- 年中無休
- 料金
- 大人平日1,800円、土日祝2,000円 ※宿泊者は1,300円(ミュージアムチケット付きプランもあり)
富士スピードウェイのコースを自家用車で体験走行!
自動車レースを見たことがあれば、一度はサーキットを自分でも走ってみたいと思うはず。そんな願いを叶えてくれるのが「富士スピードウェイ体験走行」。オフィシャルカーの先導のもと、自家用車で富士スピードウェイを駆け抜けることができます。もちろん同乗者を乗せたままでOK。カップルや家族でリアルなサーキットでの走りを体験!
アップダウンや急なカーブにハンドルがとられる臨場感、ストレートラインで程よくスピードを出せば、その疾走感に大興奮! レーサーたちがこのコースをトップスピードで走ることを想像すると、これからモータースポーツを見る目が変わりそうです。誰かに話したくなる一生思い出に残る体験になるはず。
富士山をバックに、最終コーナーの目前に建つのが「富士スピードウェイホテル」です。
体験走行
- 料金
- 1台3周2,200円
※別途サーキット入場料(通常営業日):大人1,100円、高校生800円が必要 - 開催日
- 公式サイトを確認
- 申込窓口
- 富士スピードウェイ内コントロールセンター1F
- 受付時間
- 窓口オープン~11:50 ※2輪は125cc以上の車両に限る
富士山をバックにレンタルカートを楽しむ!
もっと手軽にレース感覚を楽しみたいなら、レンタルカートを! 1人乗りだけでなく、2人乗りできるタンデムカートも用意されています。無料で貸し出してくれるヘルメットとグローブをして、コースを7周します。1周ずつのラップタイムや総合結果表ももらえるサービスも。
富士山をバッグに自然の風を感じながらトップスピードで走る爽快さは格別! 運転に自信がなければタンデムカートの助手席へ。1人はもちろん、カップルや親子、友達同士で競争しながら楽しむこともできます。
レンタルカート
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 料金
- 7周1,600円、タンデムカート2,200円
※ヘルメット・グローブは貸出無料
※運転は身長145cm以上に限る - 申込窓口
- 富士スピードウェイ内カートコース
- 電話
- 0550-78-2255(平日9:00~17:00)
会話を楽しみながら静岡の食材を味わい尽くす「Robata OYAMA」
日中思う存分ホテルステイやアクティビティで遊びつくした後は、スタイリッシュな雰囲気の炉端焼きでディナーを。3階にある「Robata OYAMA」の由来は、ホテルのある小山町から。沼津港から直送された新鮮な魚介類や地元の食材を、目の前でシェフが調理してくれる炉端焼きは海外のゲストにも人気とか。おいしい食事を口にすると、シェフとの会話もはずみます。
ディナーコース「OYAMA」(9,000円+サービス料)。前菜3種と季節のお刺身(この日はマグロ、ヒラメ、カツオの3品)、金太郎サーモンの幽庵焼き いくら添え、静岡牛。これだけでお腹いっぱいのボリューム!
〆は静岡産の新鮮な生わさびを好みで削って、静岡県産こしひかりのごはんにたっぷりかけていただく名物の山葵丼。鼻に抜けるピリッとした切れのいい辛さと山葵のフレッシュな香りがふわっと立ちます。赤だしのお味噌汁とお漬物、デザートにはマンゴープリン。
市場ではあまり目にすることができない貴重な静岡産の日本酒も充実しています。左から藤枝市の「初亀」、沼津市の「白隠正宗」、湖西市の「佐吉の里 巧」。
日本酒と合わせるならアラカルトで楽しむのもおすすめ。手前の焼き鳥は380円~と、とてもリーズナブル。炉端焼きのしいたけ、アスパラガス、茄子はどれもジューシーで野菜なのに主役を張れる、うまみたっぷりの一品です。
Robata OYAMA
- 営業時間
- 17:00~22:00(コースL.O.21:00、アラカルトL.O.21:30)
モータースポーツの息づかいを感じる大人の隠れ家「BAR 4563」
ホテルステイの夜は、まだまだ続きます。ディナーの後は「BAR 4563」へ。4563とは富士スピートウェイのレースコースの全長とのこと。入口には「CART」という競技で実際に使用されていたトヨタ車のモーターエンジンが輝きを放ち、ゲストを迎えてくれます。
壁には車のパーツやミニカーの標本が! ほのかなランプに照らされたオブジェは大人の隠れ家という雰囲気ピッタリ。
何を飲もうか迷ったらシグネチャーカクテルを! 左から富士スピードウェイ限定ラベルを冠したガイアフロー静岡蒸溜所の「M」をベースに、きなこや黒蜜を加えた和カクテル「和WA」、もくもくと沸き立つスモークから柑橘系と茶の香りを楽しみながらいただくモクテル「香KA」、純米酒ベースとグレープフルーツがすっきりとした味わいを放つ「京KYO」(すべて1,800円+サービス料)。ウイスキーやビール、日本酒など、珍しいお酒もそろっているのでぜひ相談しながら至高の一杯を楽しんで。
BAR 4563
- 営業時間
- 18:00~24:30(食事L.O.22:00)
Day 2
朝の新鮮な空気を吸いながら電動アシストバイクでサイクリング
朝の富士の澄み切った空気を感じにサイクリングへ。宿泊者ならドイツ製の電動アシストバイク「Vektron(ヴェクトロン) S10」を無料で借りることができます。ホテルおすすめのルートマップをもらってコースをサイクリング。都会では触れることのできない山の空気を全身で感じると心も体もスッキリ!
和・洋食から選べるボリューム満点の朝食でパワーチャージ
朝食はランチをいただいた「TROFEO イタリアン」で。ライブキッチンの周りにはビッフェ形式の和食と洋食がズラリと並びます。
ビッフェにはハムやチーズ、サラダ、パン、温かい野菜やお魚など品数が豊富でどれにしようか迷ってしまいます。
洋食にはビッフェのほかにメインディッシュとして4つの卵料理から1つを選びます。卵はすべて黒富士農場のリアルオーガニック卵を使用。人気は「BLTシューベネディクト スモークベーコン レタス トマト オランデーズソース」(写真手前左)や「アボカドスマッシュトースト ポーチドエッグ ミントコリアンダー、アーモンド」(写真手前右)。パンケーキやクロワッサンプティングなどスイーツ系も。
和朝食弁当は、400年の歴史を誇る地元「丁子屋」のとろろ汁付き。とろりとクリーミーなとろろ汁は、静岡市にある丁子屋本店と、ホテルではここでしか味わえないそう。
ゲストの心に残る旅をサポートするホスピタリティ
ホテルに着いたときからチェックアウト後まで、エントランスを出入りするたびにスタッフの方が声をかけてくれます。
「富士スピードウェイホテルは車好きの方なら寝ても覚めてもモータースポーツに浸れますし、夜には流れ星が見えるほど美しい富士山の自然も魅力です。ぜひ周辺の観光やおすすめのステイなど、何でも気軽に聞いてください」と話してくださったのはベルチームリーダーの長田悠(はるか)さん。スタッフの方々の笑顔もこのホテルの心地よさの秘密かもしれません。
充実のアクティビティ、心と体を癒してくれるスパ、地元の素材を活かしたおいしい食事の数々。見どころや体験がたくさんそろった「富士スピードウェイホテル」のステイは1泊2日ではとても足りません。今回の滞在は富士山ビューでしたが、次回は「サーキットビュー」、または2組で2部屋取ってどちらのビューも楽しむなど、使い方もいろいろ。どこの部屋にステイして、どんなアクティビティを楽しもうか……。何度でも訪れたくなる大人の遊びが詰まったホテルへ、次の休日に出かけてみませんか?
富士スピードウェイホテル
- 住所
- 静岡県駿東郡小山町大御神645
- チェックイン
- 15:00 (最終チェックイン:24:00)
- チェックアウト
- 12:00
- 総部屋数
- 120室
- 駐車場
- あり(262台・無料)
- アクセス
- JR「御殿場」駅より車で約20分、またはJR「駿河小山」駅から車で約15分
取材・文/山本美和 撮影/田辺エリ