2023年7月20日に、富士急ハイランド内に12年ぶりの新作となる大型コースター「ZOKKON(ぞっこん)」が登場! 日本初のリニアランチ式のバイクライド型コースターで、右に左に旋回しながらコースを一気に駆け巡ります。
絶叫アトラクション好きはもちろん、初めてのジェットコースターデビューにもおすすめの「ZOKKON」を一足先に体験してきましたので、その魅力をご紹介します。
絶叫系アトラクションの聖地「富士急ハイランド」
山梨県富士吉田市にあるテーマパーク、富士急ハイランド。都心からのアクセスもよく、首都圏発着の高速バスに乗れば、2時間前後で到着します。電車の場合は新宿駅から「富士急ハイランド駅」まで約110分、車の場合は、中央自動車道「河口湖IC」または新東名高速道路「新御殿場IC」から向かうことができます。
「FUJIYAMA」や「ええじゃないか」を始め、パーク内には絶叫好きにとってたまらないアトラクションが勢ぞろい。今回新たに登場した「ZOKKON」は、12年ぶりの大型コースターです。リニアモーターカーにも使用される加速システムを搭載し、総工費は過去最高の約45億円。どんなアトラクションなのか期待が高まります。
では、早速アトラクションの場所へと向かいましょう。
「ZOKKON」があるのは、人気アトラクション「FUJIYAMA」の近く。第1入園口から向かうとわかりやすいでしょう。体験料金はフリーパス料金に含まれますが、他のアトラクションを体験せずに、ZOKKONのみを体験する場合はアトラクション料金2,000円が必要です。
バイク型のライドアトラクション「ZOKKON(ぞっこん)」
「ZOKKON」は、バイク型のライドに乗り込んでハンドルを握りしめ、右に左に駆け巡り、全身で風を感じる「爽快 MAX コースター」です。急上昇や次々と訪れる旋回、トンネル内の走行、さらには逆走など、胸が高鳴るようなスリリングで心地よい体験ができます。
- 身長制限
- 120cm以上〜195cm未満の方が利用可
- 年齢制限
- 64才以下の方が利用可
- 料金
- フリーパスなしの場合:2,000円
「ZOKKON」の特徴その1:LEDライドを搭載したバイク型ライド
乗車するのは、LEDライトを搭載したバイク型のライド。グリーン、ブルー、ピンクの3種類のライドがあり、夜になると鮮やかに光り輝きます。
乗車中はハンドルを握りしめながら楽しむのですが、まるで自分自身でバイクを操縦しているかのような気持ちになります。ディテールも凝っていて、スピードメーターのようなパーツもありました。
「ZOKKON」の特徴その2:リニアランチ方式による4回の加速
コースは全長1,200メートル。コース内に3カ所あるリニア加速システムによって4回加速するタイミングがあります。どの地点でどのくらい急加速するのかと、期待が高まります。
「ZOKKON」の特徴その3:オーディオシステム搭載! SEKAI NO OWARIとのコラボ
「ZOKKON」は、車体の足元付近にオーディオシステムを搭載。乗車中に体験できるオリジナル楽曲および演出監修を、“SEKAI NO OWARI”が手掛けており、乗車中に爽快感あふれる音楽が流れることで、よりスピードを感じます。
いざ、「ZOKKON」に乗車! 爽快な約3分間のライドへ
バイクに乗るようにハンドルを握り、前傾姿勢で乗車します。乗車前に「正面ハンドル・前傾姿勢」と、注意事項を教えてくれるので忘れずに。軽快な音楽とともにトンネルを駆け抜けて、スタート!
リニア加速システムによって一気に加速します。全身を包み込むように流れる音楽と、風。「なにコレ、気持ちいい〜!!!」。今まで体験したことのない爽快感にテンションが上がります。
「ZOKKON」体験動画(※音は出ません)
トンネルを抜けて一気に急上昇したと思ったら、なんと先がない……! このまま空へ向かって放り投げられちゃうの?と、心配になっているとまさかの逆走がスタート。勾配が大きいので、最前列だとよりスリルあふれる体験ができます。
逆走のままトンネルへと向かい、トンネル内で一時停止。音楽がどんどん盛り上がり、映像も流れます。高揚感あふれる演出、ぜひ現地で体験してもらいたいです。
「ZOKKON」体験動画(※音は出ません)
クライマックスに向けて、再度急加速……! スピードを上げたまま右へ左へと旋回するので、重力もすごい。ハンドルを握って地面スレスレを走るので、まるで自分が運転しているかのような臨場感もありました。
SEKAI NO OWARIが手掛けたBGMがより疾走感を演出し、スリルだけでなく、スピードと爽快感が印象的なアトラクションでした。一度、二度、三度……と、爽快感を求めて時間が許す限り、何度も乗りたくなること間違いなしです。
入口付近にバイク型ライドの見本もあるので、またがって写真撮影するのを忘れずに。
環境にも配慮した取り組み
「ZOKKON」では、コースター駅舎などの屋根に太陽光パネルを設置したり、建設中に出てきた富士山の溶岩石を景観デザインとして再利用したりと、地球や富士山の環境保全に配慮した取り組みを行っています。
ZOKKONオープンを記念したフードとグッズをチェック
アトラクションを楽しんだ後は、新たに登場したフードとグッズのチェックも忘れずに。
園内「フードスタジアム」内にある、那須生まれ那須育ちの手作りにこだわった米粉チュロス店「KUROBOSHI CHURROS」から、ZOKKON限定チュロスが登場。竹炭を練り込み、トッピングにカラースプレーをかけています。
クッキー、綿菓子、ゼリー、ラムネなど、お土産にもおすすめのスナックも多数登場。ライドの色と同じグリーン、ブルー、ピンクのパッケージが印象的です。自分が乗ったライドカラーでゲットしてみては。
身に付けられるグッズもあるので、乗車記念に身に着けてアトラクション入り口で写真を撮るのもいいですね。ライド型の栓抜きやカラビナなどの便利グッズもありました。
疾走感や爽快感はあるけれど、怖すぎないところも魅力である「ZOKKON」。初めてのジェットコースターデビューにもおすすめのアトラクションなので、「ZOKKON」から始め「ええじゃないか」や「FUJIYAMA」に挑戦するのもいいですね。
新しいジェットコースターが加わった富士急ハイランドに、あなたも「ぞっこん」になること間違いなしです。
富士急ハイランド
- 住所
- 山梨県富士吉田市新西原5-6-1
- アクセス
- 【電車】富士急行線「富士急ハイランド」駅下車すぐ
【車】「河口湖」IC、「富士吉田」ICよりすぐ - チケット
- 入園無料。フリーパス(当日窓口):大人(18歳~) 6,000円~6,800円 、中高生 5,500円~6,300円、小学生 4,400円~5,000円、幼児(1歳~)・シニア(65歳~)2,100円~2,400円 ※2022/4/1よりダイナミックプライシング導入
- 駐車場
- あり
- 公式サイト
- 富士急ハイランド
取材・写真・文/加藤あやな