子連れで行きたい!千葉いちご狩りドライブおすすめルート

冬から春にかけての子連れレジャーの定番となっているいちご狩り。千葉県にはいちご狩りができる施設が約100ヵ所あるといわれ、都心からのアクセスもよく気軽に訪れることができるのも魅力です。暖かくなってくるタイミングで、いちご狩りをメインにドライブ旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

子どもといっしょに楽しめるおすすめのいちご園と、その周辺のおいしい&遊べるスポットを組み合わせて、充実した1日が過ごせるコースをご紹介します。

9:00  広々、清潔ないちご園「エーアト・ベーレ」で摘みたていちごを堪能!

エーアト・ベーレの看板

最初に向かうのは、千葉市の東部に位置する「フルーツランドとけ観光いちご園 エーアト・ベーレ」。約1,500坪という千葉県有数の広さを誇るいちご園です。

エーアト・ベーレのいちご畑

大きなビニールハウスの中に入ると、一面に広がるいちご畑! ベビーカーでも入ることができ、高設栽培なのでかがまず楽に摘めます。土の部分はビニールに覆われていて、服や手を汚すことはありません。

エーアト・ベーレのいちご

制限時間は30分。甘くみずみずしい摘みたてのいちごを堪能しましょう。このいちご園で栽培しているのは、おいCベリー、紅ほっぺ、かおり野、恋みのり、ほしのきらめき、チーバベリー、よつぼしの7品種。常時2~3品種を食べ比べできます※。

なかでも大粒で、甘味と酸味のバランスのいい「チーバベリー」は、千葉県オリジナルの新品種。見かけたらぜひ味わってみて。

※食べられる品種は発育の状況により変わります

小さな子どもでも簡単に摘み取れます 小さな子どもでも簡単に摘み取れます

いちごはなくなり次第終了。週末には多くの人が訪れますが、予約はできないため、オープン前から開園を待つ人もいるとのこと。特に3月下旬から4月上旬までの春休みシーズンには混雑し、いちごが午前中で終わってしまうこともあるそうです。駐車スペース確保のためにも、朝イチに行くのがおすすめです。

エーアト・ベーレのミニアスレチック

いちご摘みが終わったら、温室の入り口近くにあるミニアスレチックへ。ブランコや滑り台、シーソーなどがあり、子どもたちが喜ぶことうけあいです。パパとママは近くのいすに座って、遊ぶ子どもを見守りながらひと休みできます。

また、施設内のトイレにはおむつ交換台が設置されているなど、小さい子ども連れでも安心して楽しめる設備が整っています。

エーアト・ベーレで販売されているいちご

売店ではいちごを使った食品や、いちごの形をした雑貨などが売られています。なかでも摘みたてのいちごはおみやげにぴったり。いちご摘みで気に入った品種と同じものがあったら、それを購入して帰るのもいいですね。

フルーツランドとけ観光いちご園 エーアト・ベーレ

住所
千葉市緑区大高町26-34
営業時間
9:00~当日分なくなり次第終了
定休日
不定休(月曜のことが多い)
料金
【30分間食べ放題】
・1/3~2/28 小学生以上1,800円、4~6歳1,600円、2~3歳600円、2歳未満無料
・3/1~4/8 小学生以上1,600円、4~6歳1,500円、2~3歳600円、2歳未満無料
・4/9~5/6 小学生以上1,300円、4~6歳1,200円、2~3歳600円、2歳未満無料
・5/7~5月下旬 小学生以上800円、4~6歳700円、2~3歳300円、2歳未満無料
※値段は2019年のもの。すべて税込
収容可能人数
最大300人/1日
駐車場
あり(60台・無料/台)
アクセス
【車】千葉外房有料道路「誉田IC」から約3km
【電車】JR外房線「土気駅」からタクシーで約10分

11:00  「道の駅 みのりの郷 東金」で、地元野菜を使った絶品ランチを

道の駅 みのりの郷 東金

「エーアト・ベーレ」から東へ車を走らせること約30分で、東金(とうがね)市にある「道の駅 みのりの郷 東金」に着きます。東金市は植木で知られる地で、この道の駅もかつて園芸店があった場所に作られたそう。敷地内には県最大級の植木・盆栽販売所の「緑花木市場」があります。

カフェ&リストランテとっチーノ

ここでのお目当ては、地元産の新鮮な野菜を使った料理。そりかえった屋根が印象的な建物にある、「カフェ&リストランテ とっチーノ」で味わえます。

カフェ&リストランテとっチーノの店内

内部の壁は全面ガラス張り。明るく気持ちのいいこの空間でランチをとろうと、平日でも多くの人が訪れます。

サクふわキッシュランチ

店おすすめの「サクふわキッシュランチ」(スープ・ドリンク付き1,180円・税込)。キッシュは東金市産の米粉を使用したサクサクの生地と、ふわふわの卵部分の食感が楽しい一品。添えられたたっぷりの地元産野菜は、ほかのメニューにも共通する「とっチーノ」のウリ。もちろん新鮮でシャキシャキの食感です。

とっチーノのお子様プレート

ハンバーグやウインナー、エビフライなど、子どもが大好きな食べ物がのった、小学生以下限定の「お子様プレート」(680円・税込)。ピラフの上の旗に描かれた東金市のマスコットキャラ、「とっちー」にも注目!

東金いちごのソフトパフェ

デザートには、東金産チーバベリーをたっぷり使った「東金いちごのソフトパフェ」(800円・税込)を。手作りのいちごソースといちごのババロアが入ったいちごづくしの贅沢なパフェで、チーバベリーのさわやかな酸味に、なめらかなソフトクリームの甘さがマッチ。5月中旬ごろまでの期間限定商品です。

直売所「東金マルシェ」

食後は、充実した品ぞろえが自慢の直売所「東金マルシェ」へ。東金市近郊の朝採れ野菜や旬の果物、手作りの加工品が揃い、お値段も手ごろです。

東金市では多くの種類の野菜が作られていて、春は山菜やタケノコ、夏はトマトやナス、ズッキーニがおすすめだそう。新鮮な野菜をあれこれ購入し、帰宅後に楽しむのもいいですね。

「みのりの郷 東金」のビニールハウス

そして、この「みのりの郷 東金」でもいちご狩りができます。隣接した敷地に8棟のビニールハウスがあり、章姫、紅ほっぺ、かおり野、チーバベリーの4品種のいちごを栽培しています※。

※食べられる品種は発育の状況により変わります

「みのりの郷 東金」のいちご畑

「エーアト・ベーレ」と同じ高設栽培ですが、ここには二段の棚があるのが珍しいポイント。上段は大人が、下段は子どもが、それぞれ摘んで楽しめそうです。通路が広いのでベビーカーで入ることも可能です。

「みのりの郷 東金」のいちご狩り

いちご狩りは10:00~、10:30~、11:00~の朝3回にわたり実施され、予約者優先となっています。予約はウェブサイトから24時間できるので、確実にいちご狩りをしたいなら予約しておきましょう。

施設の人によると、木曜が休みでその間にいちごが色づくため、訪問は金曜がおすすめとのこと。東金の太陽の恵みをたっぷり受けて色づいたいちごを、存分に楽しみましょう。

道の駅 みのりの郷 東金

住所
千葉県東金市田間1300-3
営業時間
施設全体 9:00~18:00
カフェ&リストランテとっチーノ 11:00~16:00(LO15:30)
定休日
無休(1月1~3日は除く)
駐車場
あり(普通車184台、大型車6台・無料)
アクセス
【車】千葉東金道路「東金IC」から約8km
【電車】JR東金線「求名駅」から徒歩約15分

13:30  ゾウのショーや動物とのふれあいが楽しい「市原ぞうの国」

市原ぞうの国

「みのりの郷 東金」でお腹を満たしたあとは、圏央道を走り、市原市にある「市原ぞうの国」へ。約1時間の行程です。

ここは13頭ものゾウを飼育する、ゾウが主役の動物園。そのほかにもさまざまな動物がいてふれあえる、家族ドライブの途中で立ち寄るのにうってつけの場所です。

市原ぞうの国のゾウの親子

まずは2019年1月に生まれたアジアゾウの子ども「ら夢」に会いに行きましょう。「ら夢」は13:00~14:30の間公開されています※。大きなお母さんゾウ「マミー」のお腹の下に、隠れるように動き回る子ゾウが愛らしくて、ほっこり気分に。

ほかにも2018年7月に生まれた「もも夏」もいて、こちらは常時見ることができます。どのゾウも、至近距離から見ることができるのも「市原ぞうの国」の特徴です。

※公開時間は生育状況に応じて変更される可能性があります

ぞうさんショー

子ゾウを眺めたら、坂を下って「ぞうさんショー」が行われる広場へ。これは「市原ぞうの国」の目玉イベントで、毎日11:00と14:30※から、それぞれ30分間にわたって行われます。器用にフラフープを回したり、サッカーボールを蹴ったり、真剣にお絵かきしたりするゾウたちがかわいくて、必見です!

※ゴールデンウィーク中は時間・回数が変更されます

バケツに入った野菜を直接ゾウにあげられる

ショーの後はおやつタイム。バケツ入りの野菜(エサバケツ500円・税込)を購入して、直接ゾウにあげることができます。長い鼻をいっぱいに伸ばしておやつをねだるゾウに、子どもたちは大興奮。

このほか、ゾウの鼻にぶら下がって撮影できる「ぞうさんリフト」(2,000円・税込)や、背中に乗って広場を散歩する「ぞうさんライド」(2,500円・税込)など、ゾウとふれあって楽しめるアトラクションが目白押し。いい記念になることでしょう。

「カピバラふれあいひろば」のカピバラ

園内にはゾウのほかにも100種ほどの動物がいて、エサをあげるなどして楽しめます。また、モルモットふれあいコーナーや、ねこちゃんふれあいランド(別途300円・税込が必要)など、柵なしでふれあえる場もたくさん。

なかでも「カピバラふれあいひろば」では、カピバラがプールで泳いだり走り回ったり。ぬぼーっとした顔なのに意外に活動的なのに驚きます。

市原ぞうの国のキッズスペース

園内は広すぎないサイズで、小さい子ども連れのママとパパにはありがたいところ。
また、園内にはキッズスペースのほか、授乳室が2ヵ所、オムツ交換所が4ヵ所あるなど施設が充実。安心して楽しむことができます。

ギフトショップで販売されているゾウのぬいぐるみ

おみやげには、各ギフトショップで販売されているゾウのぬいぐるみや、ゾウが描いた絵をプリントしたTシャツ、トートバッグなどのオリジナル商品を。見返すたびに、楽しかった思い出がよみがえりそうです。

市原ぞうの国

住所
千葉県市原市山小川937
営業時間
3~10月 全日:9:00~17:00(最終入園16:00)
11~2月 平日:10:00~17:00(最終入園16:00) 土・日曜、祝日、年末年始:9:00~17:00(最終入園16:00)
定休日
3~11月の木曜日、12~2月の水・木曜日
(祝日、春夏冬休みは開園)
料金
大人1,800円、小学生900円、幼児(3歳以上)500円、2歳以下無料
※すべて税込
駐車場
あり(400台・1,000円/台)
アクセス
【車】圏央道「市原鶴舞IC」から約2.5km
【電車】小湊鉄道「高滝駅」から無料送迎バスで約10分
(要予約。電話0436-88-3001)

13:30  自然のなかで遊び倒すなら「フォレストアドベンチャー・ターザニア」

フォレストアドベンチャー・ターザニア

画像提供/フォレストアドベンチャー・ターザニア

子どもが小学生以上で、動物があまり好きでなかったり、もっと体を使う遊びがしたかったりするなら、「市原ぞうの国」から車で30分ほど北に位置する「リソル生命の森」にある「フォレストアドベンチャー・ターザニア」に行ってみましょう。

「リソル生命の森」は、健康と運動がテーマの複合リゾート。約330万平方メートルの広大な敷地内に運動施設やホテル、レストランなどが点在する場所で、「フォレストアドベンチャー・ターザニア」も2017年にここに作られました。ハーネスを装着し、森の中に設けられたコースを木から木へと移動して回る、フランス生まれの自然共生型アドベンチャー施設です。

フォレストアドベンチャー・ターザニア

画像提供/フォレストアドベンチャー・ターザニア

「フォレストアドベンチャー・ターザニア」には、木の上に設けられた66の施設をめぐる3つのコースがあります。

小学生以上が遊べる「キャノピーコース」は、28施設を約1.5時間で回る短めのコース。身長140cm以上が利用できる「アドベンチャーコース」は、37施設、約2時間のよりハードなコース。そして長さ445m以上もあるジップライン「ロングジップスライド」です。こちらも小学生から遊ぶことができます。

フォレストアドベンチャー・ターザニア

画像提供/フォレストアドベンチャー・ターザニア

「キャノピーコース」または「アドベンチャーコース」に参加する場合は、日本メディカルトレーニングセンターで受付を。さらにそこから歩いて8分程のターザニアシャレーへ移動し、同意書に必要事項を記入します。

スタッフにハーネスを装着してもらい(小学生はヘルメット着用が必須)、プーリーと呼ばれる金具の使い方や、安全に関しての講習を受けます。
準備が整ったら、いざ挑戦!

一般的なアスレチックよりも、高い木の上なのでスリル満点

画像提供/フォレストアドベンチャー・ターザニア

揺れる棒の上を歩いたり、張り巡らされたロープを伝って移動したり。一般的なアスレチックとは違い、高い木の上なのでスリル満点です。周囲の緑がさわやかで、きれいな空気をたっぷり吸いこみながらの運動は、身も心も健康にしてくれそうです。

フォレストアドベンチャー・ターザニア

画像提供/フォレストアドベンチャー・ターザニア

子どもはもちろんのこと、大人もつい夢中になってしまう楽しさです。難しそうな施設は飛ばして次へ進むことも可能。最後にジップラインで地上へ降り立ち、終了です。

ロングジップスライド

画像提供/フォレストアドベンチャー・ターザニア

「ロングジップスライド」は、「キャノピーコース」や「アドベンチャーコース」を終えてから遊ぶ人が多いようです。かなりの高さから長距離を一気に滑り降ります。見晴らしがよく、まるで鳥になって空を飛んでいるような気分。思わずやみつきになりそうな爽快感です。

「フォレストアドベンチャー・ターザニア」は基本的に予約制。ウェブサイトで3ヵ月前から前日の正午まで受け付けています。 ゴールデンウィークなどの混雑が予想される時期には、1週間以上前に予約するのがおすすめ。当日は、肌の露出が少ない服を着て、軍手や着替えを持参するといいでしょう。

フォレストアドベンチャー・ターザニア(リソル生命の森内)

住所
千葉県長生郡長柄町味庄東台1067
営業時間
9:00~日没(夏季は8:30~)
定休日
原則木曜。季節により変更あり
料金
アドベンチャーコース 18歳以上3,800円、小学生以上18歳未満2,800円
キャノピーコース 小学生以上2,600円
ロングジップスライド 1,500円
※すべて税込
駐車場
あり(100台・無料/台)
アクセス
【車】圏央道「茂原北IC」から約7.5km、千葉外房有料道路「板倉IC」から約5km
【電車】JR外房線「誉田駅」から無料送迎バスで約25分

楽しく遊べるスポットがいっぱいの房総。思い立ったらすぐに行けるので、いちごのシーズン中に訪れてみてはいかがでしょうか。

日帰りするだけでなく、前後に宿泊すれば、より多くの場所に行くことができて楽しさもアップ。自然の恵みがいっぱいの食べ物やかわいい動物たち、豊かな自然に触れて、家族の楽しい思い出がまたひとつ増えるに違いありません。

取材・撮影・文/菅沼佐和子

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