日本初進出のホテル「バンヤンツリー・東山 京都」で温泉と絶景、能舞台を楽しむ極上リトリート旅

バンヤンツリー・東山 京都

清水寺からほど近い高台に、ひっそりとたたずむ「バンヤンツリー・東山 京都」。世界20カ国以上で80以上のホテル・リゾートを展開する「バンヤン・グループ」のフラッグシップ・ブランド「バンヤンツリー」が日本初進出し、2024年8月20日にグランドオープンしました。

世界的建築家の隈研吾氏が手がけた建築は、日本の伝統的な建築技術とモダンさを両立。京都のホテルでは唯一となる能舞台が建てられ、敷地内に湧出する天然温泉の大浴場や温泉付き客室もあります。古都の風情とバンヤンツリーのラグジュアリーなおもてなしが見事に融合した、オンリーワンの魅力が満載のホテルステイをレポートします。

 

清水寺そばに誕生したラグジュアリーホテル「バンヤンツリー・東山 京都」

「バンヤンツリー・東山 京都」全景

「バンヤンツリー・東山 京都」が位置するのは、JR京都駅から車で約20分の霊山(りょうぜん)地区。清水寺や高台寺、八坂の塔に祇園など、京都屈指の観光名所まで徒歩圏内の便利な立地ながら、周囲は静寂に包まれ、隠れ家のような雰囲気を醸し出しています。この地には以前、歌舞伎役者をはじめとした多くの著名人に愛された旅館がありました。

また、霊山地区は古来より「現世と来世を隔てる結界のような場所」とされ、この土地に秘められた物語性に惹かれたことも、ここで開業する決め手になったのだとか。

「バンヤンツリー・東山 京都」玄関

多くの人でにぎわう二寧坂からさらに坂を上ると、ヒバなどの天然木材をぜいたくに使用した正門が。聖域への入り口を思わせる凛としたたたずまいです。

「バンヤンツリー・東山 京都」エントランス

門をくぐると、張り出した大庇が迎えてくれます。白木を多層的に交差させた幾何学的なデザインは、足を止めて見入ってしまうほどの存在感があります。これは、寺院などの木造建築に見られる、軒を支える伝統的工法「斗栱(ときょう)」がモチーフなのだそう。

このホテルでは「周囲との調和」「自然との共生」「伝統的建築技法の継承」を掲げ、大庇や門、石垣をはじめ、随所でそれらを感じることができます。

 

伝統工芸品やアート作品が散りばめられたロビー

「バンヤンツリー・東山 京都」

館内に入ると、開放的な吹き抜けの空間が。大きな窓の向こうには、自然豊かな東山とシームレスに調和した庭が広がります。

「バンヤンツリー・東山 京都」

まずはウェルカムドリンクをいただきます。目の前で点てられた抹茶はまろやかで、上品な甘みと香りに道中の疲れが癒やされました。

「バンヤンツリー・東山 京都」

抹茶は享保2(1717)年創業の京都の日本茶専門店「一保堂茶舗」のもの。この日のお茶菓子は、京菓子の老舗「永楽屋」の琥珀糖でした。

「バンヤンツリー・東山 京都」

ロビーには、京都にゆかりのあるアーティストの作品や京都の伝統工芸品が80点以上展示され、さながらギャラリーのよう。

『源氏物語』を西陣織で描いたパーテーションは、特別に依頼して制作されたオリジナル。12色の糸が緻密に織り上げられていて、ため息がもれてしまうほどの美しさです。

「バンヤンツリー・東山 京都」
「バンヤンツリー・東山 京都」

ロビーのほか、エレベーター前や地下1階のギャラリーなどにディスプレイされている伝統工芸品は購入することも可能。

地域とのコミュニケーションや共生を大切にしているバンヤンツリー。伝統を受け継ぐ工房にオーダーすることで、雇用の活性化や技術の継承につなげたいとの思いから、販売も行っているそうです。

 

能舞台や庭、竹林など館内散策も醍醐味

「バンヤンツリー・東山 京都」能舞台

「バンヤンツリー・東山 京都」のシンボルともいえるのが、庭にある能舞台。

亡霊や精霊など、人ならざるものを演じることが多い能楽の世界では、本舞台と演者が出番を待つ鏡の間が「この世」と「あの世」を表し、本舞台と鏡の間をつなぐ橋掛かりが現世と霊界を結ぶ役目を持ちます。

「現世と来世を隔てる結界のような場所とされてきた霊山の地にふさわしい建築物とは?」と考えたとき、能楽に着想を得たそう。

能舞台のデザインも隈研吾建築都市設計事務所が監修し、あえて屋根や壁を取っ払って、背後の竹林や頭上の空など、周囲の自然と溶け合う設計に。鏡のように水盤に反射する姿も美しく、神秘的な姿が見る者の心を奪います。

「バンヤンツリー・東山 京都」竹林

能舞台の背後には、立派な竹林が広がっています。これは石垣同様、以前からあったものを手入れし再生させたそう。ホテルのゲストのためだけの竹林なんて、とてもぜいたくです。

 

天然温泉付き客室「ONSENリトリート」

「バンヤンツリー・東山 京都」客室

「バンヤンツリー・東山 京都」の特徴的な客室が、天然温泉付きの「ONSENリトリート」(約55平米、定員3名、キングとツインの2タイプあり)。

数々のラグジュアリーホテルを手がけてきた橋本夕紀夫氏のスタジオによる客室デザインは、能舞台にちなみ、世阿弥が記した『風姿花伝』の一節「秘すれば花」を投影。落ち着いた照明のほの暗い廊下を進み、客室のドアを開けた瞬間、感動を覚えるような設計がなされています。

「バンヤンツリー・東山 京都」客室

ヘッドボードは名栗(なぐり)加工に金箔が施され、客室内も随所に日本の伝統が散りばめられています。照明を落とすと、鈍く金色に光り、控えめな美しさを感じさせます。

「バンヤンツリー・東山 京都」温泉付き客室

また、掘りごたつを設け、畳にベッドを置き、靴を脱いでリラックスできるのもポイント。木のぬくもりや畳の香りが心地よく広がります。

「バンヤンツリー・東山 京都」温泉付き客室

そして、「ONSENリトリート」の特徴は、なんといっても客室に温泉が付いていること。敷地内に湧出する天然温泉を、ヒバ材の浴槽にたっぷり注いで心ゆくまで楽しめます。泉質は単純弱放射能冷鉱泉で、疲労回復に効果があるとされています。

 

絶景を堪能できる最上階の客室「グランドセレニティ」

「バンヤンツリー・東山 京都」客室

もうひとつの特徴的な客室が、京都らしいパノラマを堪能できる最上階4階の「グランドセレニティ」(約48~63平米、定員3名、キングとツインの2タイプあり)。

「バンヤンツリー・東山 京都」眺望

額縁のような窓の外には、京都タワーや八坂の塔をはじめとしたランドマークや、古都の街並みが広がります。建築物の高さ制限がある京都市内で、眺望を楽しめるホテルは貴重。これも東山の高台に立つ「バンヤンツリー東山・京都」だからこそ叶うぜいたくです。

「バンヤンツリー・東山 京都」眺望

窓辺の掘りごたつで、刻々と変わる風景をのんびりと楽しめます。なかでも必見なのが、ドラマチックな夕暮れ時。静寂のなか、京都市内が夕日に染まり、やがて灯りが輝きだす様子は息を飲む美しさです。

「バンヤンツリー・東山 京都」客室

「グランドセレニティ」は浴室と居室をあえて隔てず、お風呂に浸かりながら、ゆったりと眺望を楽しむこともできます。

「バンヤンツリー・東山 京都」客室

お湯は温泉ではありませんが、柚子、酒粕、緑茶、ほうじ茶の4種の入浴剤とヒノキの入浴木が全室に用意され、温泉気分を味わえます。

「バンヤンツリー・東山 京都」アメニティ

バスアメニティはバンヤンツリーのオリジナル。動物実験はせず、動物由来成分も使わず、アルガンオイルやカメリアシードオイルなどで作られたシャンプーやコンディショナーの甘くフルーティーな香りがバスタイムを彩ります。

「バンヤンツリー・東山 京都」アメニティ

さらに、プレミアムなリトリート体験を提供するバンヤンツリーらしく、客室にはアロマオイルも用意。京都ひのき、北山杉葉、水尾ゆずと京都が誇る名産品の香りが3種類そろい、極上のリラックスタイムを演出してくれます。陶器のディフューザーはお土産として持ち帰ることもできます。

「バンヤンツリー・東山 京都」客室
「バンヤンツリー・東山 京都」客室

また、テーブルには京菓子の老舗「亀屋良長」の菊もなか、「祇園辻利」のお茶のもてなしが。南部鉄器の急須と清水焼の湯呑みで楽しめます。

ミニバーには、パッケージデザインもかわいいオーガニックティーブランド「Art of Tea」の紅茶なども用意されていました。

 

夕食は京都の旬のおいしさが詰まった会席コース

「バンヤンツリー・東山 京都」レストラン「りょうぜん」

夕食はレストラン「りょうぜん」で。京野菜をはじめ、料理長こだわりの日本各地の食材をふんだんに用いた会席料理をいただけます。

「バンヤンツリー・東山 京都」能舞台

目の前に能舞台を望み、ライトアップされた姿は昼間とはまた違う幻想的な雰囲気です。

「バンヤンツリー・東山 京都」夕食

全7品からなる「風姿会席」のこの日の1品目は、炙った帆立をおろした聖護院蕪と自家製のポン酢とともに。帆立の甘みと添えられた焼き茄子の香ばしさが絶妙です。

日本酒とのペアリングもオーダーでき、このお料理に合わせたのは、酒処・京都伏見の「玉乃光酒造」の「GREEN 雄町」。”幻の酒米”と言われた「備前雄町」を有機農法で丹精込めて育てた米から造った純米吟醸酒で、やわらかな口あたりが特徴です。

「バンヤンツリー・東山 京都」夕食

アルコールが苦手な人は、お料理との相性を考え抜かれた京都のお茶とのペアリングを楽しめます。

「バンヤンツリー・東山 京都」夕食

2品目は、ウニと卵を練り込んだ紅葉豆腐に、白舞茸と芹をのせた椀物。おだしの深い旨みと柚子の香りが相まって絶品です。

「バンヤンツリー・東山 京都」夕食

3品目のお造りは、この日はヨコワとシマアジでした。京都「澤井醤油」の醤油麹をのせていただきます。あしらいの野菜もおいしく味わってほしいとの思いから、地元の老舗「村山造酢」の「千鳥酢」を使った特製ドレッシグを用意するこだわりよう。

「バンヤンツリー・東山 京都」夕食

4品目は、すりつぶしたじゃがいもを葛で固めて揚げたじゃがいも饅頭。京都産の菊菜がたっぷり入った餡も、一滴残さず味わいたくなるほど美味。

京都府南部の「城陽酒造」の「純米大吟醸40」とともにいただきました。果実を思わせる香りと爽やかな味わいが、菊菜の独特の香りによく合います。

「バンヤンツリー・東山 京都」夕食

続いて登場したのは、トロトロのあん肝生姜煮やごま味噌をのせた焼き柿、高菜で巻いたイクラのお寿司など、彩り豊かな盛り合わせ。京都の食文化を少しずつたくさん味わえて、ぜいたくな気分に浸れました。

お酒は伏見「松山酒造」の「十石(じっこく)」。水、米、麹、酵母など、京都の素材にこだわった純米吟醸酒は、やや甘口で青りんごのような風味を楽しめます。

「バンヤンツリー・東山 京都」夕食

最後は丹波地鶏とゴボウの炊き込みご飯。全国のお米から厳選したという、有機栽培の鳥取県日南町(にちなんちょう)のコシヒカリは、粒が大きくふっくらとした炊き上がりで、気づけばおかわりしていたほど。老舗味噌店「山利」の味噌で作った味噌汁や京野菜の漬物とも相性抜群でした。

「バンヤンツリー・東山 京都」夕食

デザートには栗の甘さが絶妙なアイスを挟んだ最中と、旬のフルーツを。食を通じて京都の文化や季節を感じることができ、心まで豊かになるひとときを過ごしました。

 

地酒がそろうバーでもう少しだけ京の夜を満喫

「バンヤンツリー・東山 京都」BAR

夕食の後は、レストランの下にある隠れ家のような「BAR RYOZEN」へ。京都の地酒を中心とした選りすぐりの日本酒や、希少なジャパニーズウイスキーを取りそろえ、テイスティングセットでお気に入りを探すこともできます。

「RYOZEN抹茶ジントニック」や「Mirinブリーズ」など、京都の食材を使用したオリジナルのカクテルもおすすめです。

BAR RYOZEN

営業日・時間
火・木曜・土曜 17:00~23:00

 

「バンヤンツリー・東山 京都」ターンダウンサービス

お腹も心も満たされて客室に戻ると、ターンダウンサービスで就寝準備が整えられていました。

「バンヤンツリー・東山 京都」ターンダウンサービス
「バンヤンツリー・東山 京都」ターンダウンサービス

使ったタオルや湯呑みは新しいものに交換され、テーブルには饅頭が用意されていました。

さらに、ベッドサイドには日替わりのギフトも。この日は五重塔が描かれたコースター。「バンヤンツリー・東山 京都」では、スタッフが客室を訪れる度、こういったうれしいサプライズが待っています。

 

温泉旅館気分も味わえる天然温泉の露天風呂

「バンヤンツリー・東山 京都」天然温泉大浴場

客室にも広々としたバスルームがありますが、せっかくなので天然温泉を堪能しに大浴場へ。男女とも内湯に加え、露天風呂が備わっていて、ゆったりと日々の疲れを癒やすことができます。

「バンヤンツリー・東山 京都」客室

客室には浴衣と雪駄、湯かごが。館内は浴衣で過ごすこともでき、温泉旅館気分を味わえます。

「バンヤンツリー・東山 京都」浴衣

天然温泉 大浴場

営業時間
15:00~23:00、6:30~11:00

 

「バンヤンツリー・東山 京都」ナイトウェア

また、浴衣と別に、肌触りのよい上下セパレートのパジャマも用意されていて、快眠に導いてくれます。

 

世界的観光スポットを独り占めできる朝散策

京都・二寧坂

翌朝は少し早起きして、散歩から1日をスタート。坂本龍馬、中岡慎太郎をはじめとした幕末の志士たちが眠る霊山護国神社への参道であることから、「維新の道」と名付けられたホテル正面の道を下り、まずは二寧坂を目指します。

日中は多くの観光客でにぎわう二寧坂も、人が少ない朝のうちにのんびりと散策できるのは、この立地だからこそ。

京都・産寧坂

産寧坂を下っていくと、客室から眺めていた八坂の塔を間近に見ることができます。

産寧坂を上って、清水寺を参拝するのもおすすめ。ホテルから徒歩12分ほどの距離です。清水寺は朝6:00開門なので、朝早い時間なら、奥の院からの眺望を独り占めできるかもしれません。

 

季節の食材が詰まった朝食

「バンヤンツリー・東山 京都」朝食

散歩から戻ったら朝食の時間。麻の葉模様の桐箱の中には、旬の野菜や魚を使ったおかずがたっぷり。だしの優しい風味が伝わるだし巻きや、一晩味噌に漬けたサーモンなどが美しく盛り付けられていました。

「バンヤンツリー・東山 京都」朝食
「バンヤンツリー・東山 京都」朝食

豆乳で作る茶碗蒸し「りょうぜん豆乳蒸し」は、ホテルの名物。卵黄を混ぜるとさらにトロトロになり、なめらかな食感がたまりません。爽やかなしば漬けのドレッシングでいただくグリーンサラダは、彩りの鮮やかさにもテンションが上がります。

「バンヤンツリー・東山 京都」朝食

ご飯は夕食同様、鳥取県日南町のコシヒカリ。現地の水で炊かれ、噛むほどに甘みがじんわりと広がります。ちりめん山椒や炙り明太子、漬物など、ご飯のお供も充実しているので、一層ご飯が進み、つい3杯も食べてしまいました。

 

世界のスパフリークに愛される「バンヤンツリー・スパ」

「バンヤンツリー・東山 京都」SPA

バンヤンツリーといえば、高い技術力を誇るスパも世界的に定評が。タイ・プーケットにあるスパアカデミーのトレーナーからトレーニングを受けたセラピストによるオイルマッサージや伝統的なタイ古式マッサージなどを受けられます。

「バンヤンツリー・東山 京都」SPA
「バンヤンツリー・東山 京都」SPA

全6室のトリートメントルームには、天然温泉のバスタブとスチームサウナを完備。しっかり温泉に浸かって代謝を高めてからトリートメントを受けられる、世界でここだけのオリジナルメニューもあります。

6室のうち2室は2人一緒に利用できるので、カップルや夫婦にぴったり。スパは前日までに予約をしておくのがおすすめです。

バンヤン ツリー・スパ・東山 京都

営業時間
11:00~20:00

 

「バンヤンツリー・東山 京都」ギャラリー

スパの前には「バンヤンツリー・ギャラリー」があり、清水焼をはじめとした地元の伝統工芸品のほか、オリジナルのエッセンシャルオイルやシャンプー、ボディローションなどを販売しています。

また、同じフロアに最新の機器を備えたジムもあり、24時間無料で利用できます。

 

「バンヤンツリー・東山 京都」朝食

豊かな自然に囲まれた聖域にあり、喧騒を離れて、静かで優雅な滞在がかなう「バンヤンツリー・東山 京都」。「幽玄」をテーマにした美しい空間や京都の街を見渡す絶景、旬のおいしさを伝える料理や天然温泉など、至福のひと時を過ごすことができました。

また、世界遺産・清水寺をはじめ、名だたる神社仏閣に囲まれ、歴史や文化も存分に堪能できます。「バンヤンツリー・東山 京都」で、京の美意識に触れる穏やかな時間を過ごしてみませんか?

 

バンヤンツリー・東山 京都

住所
京都府京都市東山区清閑寺霊山町7
アクセス
JR「京都」駅から車で約20分
総部屋数
52室
チェックイン
15:00
チェックアウト
12:00
駐車場
無料(ホテル敷地外、バレーサービスなし)
※予約不可、満車の場合は公共コインパーキング

撮影:福羅広幸 取材・文:石川知京

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