提供:ことりっぷ
お伊勢参りの折に必ず立ち寄りたいスポット「おかげ横丁」。地元伊勢の名物や冷たいデザートなど、さまざまなお店が立ち並んでいますが、その建物も魅力のひとつ。歴史ある建物を移築、再現した風情ある町並みが広がっています。今回はその中で見つけた、キャンドルショップをご紹介します。
おかげ横丁の中にたたずむ灯りの専門店
おかげ横丁にお店を構える「灯りの店」は全国各地の作家さんのキャンドルやキャンドルを楽しむためのグッズなどを集めた、灯りの専門店。三重県津市にあった郵便局を移築したレトロな建物の中にお店はあります。白色に塗られた木造の建物は、よく見ると屋根瓦に〒のマークも。ほかにも「おかげ横丁」には三重県の建築物を移築・再現したものがいくつかあるので、ぜひ建物にも注目してみてください。
店内に入ると全国各地から集めたという100種類以上の商品がずらりと並んでいます。植物を原料にしたキャンドルやドライフラワーを使ったものなど、ナチュラルな素材を原料としているものが中心。アロマキャンドルは種類も豊富なので、自分の好みに合った香りを選ぶことができますよ。
香りや光、形もさまざまなキャンドルの数々
nicoriの「ボタニカルボトルキャンドル」(1,650円~)
そんな、さまざまなキャンドルが並ぶ「灯りの店」のおすすめ商品をいくつかご紹介していきます。
まずは、キャンドルデザイナーの藤井さんが手掛けるブランドnicoriの「ボタニカルボトルキャンドル」。ジェルキャンドルと呼ばれる、透明な蝋をレトロな薬瓶に入れたキャンドルで、中には香りをイメージした植物が。透明なので、灯りやライトの光を通し、きらきらと輝いているよう。さらに火を灯すとパチパチ…という静かな音も響き、焚火を炊いているような気分になる、不思議なキャンドルです。
大豆オイルを使った「queue 伊勢の杜」(2,750円)
自然素材を使ったキャンドルでおすすめなのが、大豆オイルを使ったナチュラルな香りが特徴のキャンドル。さまざまな香りがありますが、「伊勢の杜」と名付けられた清々しい香りのアロマキャンドルは、「灯りの店」でしか買えない限定商品。大豆オイルはゆっくりと溶けていくので長い時間楽しめるのも魅力です。
ほかにも、ハンドメイドの温かみを感じるキャンドル作家「Rin*Tsubaki」さんのシリーズは、手書きならではの表情が楽しい一品。ネコなどの動物をモチーフにした愛らしい商品が人気ですよ。
ワークショップで自分だけのキャンドルを
店内の一角にはワークショップスペースもあって、オリジナルのキャンドル作りを体験できます。いつでも実施しているのが、パームワックスのパウダーを使って作る、レイヤードキャンドル作り。20種類以上ある、パウダーの中から好きな色を選び、一色ずつトントンと平にしながら、芯の入った瓶の中に詰めていき、色を重ねていきます。
「レイヤードキャンドル体験(1個1,300円)」
グラデーションにしたり、シマシマ模様にしたりとそのときの気分で作って、旅の思い出を詰め込んだ一品にしてみてくださいね。ほかにも不定期ですが、さまざまな手作り体験を行っています。
日常に癒しを与えてくれる一品をお土産に
おかげ横丁オリジナルの「横丁サイダー」の空き瓶を再利用したキャンドルホルダーや伊勢神宮に奉納されている岩戸の塩を使った和ろうそくなど、地元・三重のならではの商品も数多く取り揃えている「灯りの店」。お気に入りのキャンドルを見つけて、伊勢参りの思い出にしてみてくださいね。
文:田口真由美