提供:ことりっぷ
嚴島神社が建ち、神の島と称される宮島へ。食べ歩きや買い物が楽しめる表参道商店街はメインストリートとして知られていますが、商店街に平行するように延びる「町家通り」にも素敵なお店が点在しています。
なかでもぜひ立ち寄りたいのが、レトロな店内にかわいい雑貨や工芸品が並ぶ「佐々木文具店」。“文具店”の名前を掲げながらも、宮島をモチーフにした雑貨から器、食品まで、店主が「とにかく好きなものをセレクトした」という多彩なアイテムがそろいます。
かわいい表情と素朴な音色の工芸品「宮島土鈴」
宮島土鈴 大鳥居660円、鹿猿1430円
宮島のおみやげには、職人が手がける工芸品が定番。宮島土鈴は島内に工房を構える越智陶芸3代目の竹井さんがひとつひとつ制作したもので、素朴な音色を響かせます。
モチーフは鹿のうえに猿がちょこんと乗った伝統的な「鹿猿」や大鳥居など宮島ならでは。神を招き悪魔を払うとされ、現代のお守りとしても親しまれています。
厳島手ぬぐい 1枚1650円 バンビがあしらわれた雑貨も
所狭しと商品が並ぶ店内では、宮島モチーフのかわいい雑貨にも出会えます。コースターやストラップ、ポストカードなどに鹿や寺社が描かれた宮島らしいアイテムが充実。なかでも「よつめ染布舎」が手がける型染め手ぬぐいは、宮島モチーフの絵柄が描かれ嚴島神社を思わせる朱色が素敵な手仕事の品です。
瀬戸内のおいしいおみやげも
(左から)フロートレモンティ1404円、かきコンフィ(オイル漬け)1620円、レモンドレッシング130ml378円 中央にあるのは、店主おすすめのインデラ・カレー702円
レモンやカキを使った広島ならではの食品は、瀬戸内みやげにいかがでしょうか。宮島産のうまみたっぷりのカキをオイル漬けにしたコンフィや広島産の瀬戸田レモンを使った紅茶といった瀬戸内の恵みが味わえる品々が充実しています。
懐かしいデザインのレトロな文具も ゆるくてかわいい絵柄の波佐見焼 昭和から町家通りで続く文具店
宮島や瀬戸内のおみやげのなかにも、どこか懐かしさを感じられるものや遊び心あふれるアイテムも入り混じり、心が弾むお買いもの時間が過ごせそう。町家通りの散策途中に訪れてみてはいかがでしょうか。
文:橘春花 写真:森昌史(フォレスト)