提供:ことりっぷ
駅周辺の再開発が進み、魅力的なスポットが続々と登場している下北沢。スパイシーなカレーや体にやさしいアジアンスイーツ、揚げたてふわふわのドーナツなどが味わえるグルメスポットから、上質なリネンアイテムを扱う雑貨店、下北沢で採れたはちみつを扱うカフェスタンド、とっておきの1冊に出会える書店など個性豊かなスポットが満載です。そんな注目のエリア下北沢へ出かけてみませんか?
「fog linen work」で上質なリネンアイテムさがし
明るい日差しが差し込む店内
まずはじめに訪れたのは下北沢駅南西口から徒歩3分、下北線路街を世田谷代田駅方面に進み、少し住宅街に入った場所にある「fog linen work」。こちらは“普段使い”をテーマにしたリネンと雑貨のお店。静かな路地にありながらも、ファンが各地から訪れる人気のお店です。
(左上)リネンキッチンクロスはチェックやストライプなど種類も豊富/(右上)素材もサイズもさまざまなプレートも/(左下)ワイヤーバスケット手前2090円、奥1980円/(右下)リネンコースター各418円
リトアニアのファクトリーで作られているリネン製品はさらりとした肌触りが特徴で、カラーバリエーションが豊富で毎日使っても飽きのこないシンプルさが魅力です。その他にもワイヤーバスケットやトレイなど、ハンドメイドでていねいに作られたすてきな雑貨が並びます。日々の生活を快適に豊かにしてくれるアイテムを探してみては?
「シモキタ園藝部 ちゃや」で天然ハーブとはちみつドリンク
ハーブ摘み取り体験付きフレッシュハーブティー1000円(所要時間約30分)
お気に入りのリネンを手に入れたら下北線路街に戻り、「シモキタ園藝部 ちゃや」へ。ここは線路街などの緑の手入れを行う地域コミュニティ「シモキタ園藝部」の拠点となるスポット。併設の「ちゃや」では、地産ハーブを使ったワイルドティーや、天然はちみつを使ったドリンクを販売していて、建物の脇にあるベンチや屋上のテラスなどで味わうことができます。ハーブの摘み取り体験もできる「フレッシュハーブティー」もおすすめです。
シモキタハニー、左から小(35g)500円、特大(230g)3000円、大(125g)1700円
下北沢エリアで採取されたはちみつも販売しており、地元の新しいおみやげとして注目を集めています。サイズは小、大、特大の3種類。大と特大サイズは次回購入時に瓶を持参すると500円引で購入できるといううれしいサービスも。
「洞洞」の新感覚ドーナツをおみやげに
左から時計回りにラズベリー380円、じゃがベーコン420円、シュガー350円
つづいては同じく下北線路街沿いにある新感覚ドーナツの店「洞洞」へ。すべてその日の朝に作るというオリジナルの生地は、ふわふわのモチモチ。フレーバーのほとんどが日替わりで、常時6種類ほどが並びます。オーソドックスなシュガーや、フルーツを使ったグレーズドのほか、生ハムやキノコなど“しょっぱい系”があるのが特徴です。
クラフトビール(ハーフパイント)600円
ドーナツとともに楽しみたいドリンクも充実しています。コーヒーは三軒茶屋にある人気店「OBSCURA COFFEE ROASTERS(オブスキュラ コーヒー ロースターズ)」から仕入れた豆を使っていて、しっかりとした苦みとコクがあり、甘いドーナツにぴったり。さらに国内のクラフトビールを常時4種類ほどラインアップ。サイズはハーフパイントと、1パイント1000円の2種類を用意。特に総菜系のメニューによく合うのでぜひ試してみて。
「本屋B&B」でビールを片手にブッククルーズ
アンティークの本棚におすすめの本が並べられている
ドーナツを買ったら、斜め向かいに建つ複合施設「BONUS TRACK」へ。2階にある「本屋B&B」はビールを片手に本選びが楽しめるユニークな本屋さん。スタッフが売りたいと思う本を一冊ずつ選書してレイアウトした本棚には明確なジャンル分けがなく、小説やエッセイ、実用書、自然科学など多彩なタイトルが並び、いつもは手にしない本に出会えるワクワク感が味わえます。
三重県・伊勢角屋のヒメホワイト1本750円
店名の由来は「Books & Beer」で、その名のとおり店内ではビールも楽しめます。全国各地の蔵元からさまざまなクラフトビールを仕入れ、常時7~8種類をラインナップ。種類はコンスタントに変わります。店内の一角にはハイテーブルもあり、ここで気になる本をパラパラとめくりながら、ひと息つくこともできますよ。
「Curry Spice Gelateria KALPASI」でランチ
カレー3種1500円。ジェラートやドリンクとのセットもある
本選びを楽しんだら下北沢駅方面へ戻ってランチ。「Curry Spice Gelateria KALPASI」は、「予約が取れないカレー店」として有名な千歳船橋「Kalpasi」のオーナーが手がけるカレーとジェラートの専門店。千歳船橋店は完全予約制・コースのみですが、下北沢店は予約なしで気軽にカレーが楽しめると人気を集めています。多種多様なスパイスを使ったカレーは常時3種類。カレーは旬や季節に合わせて内容が変わり、豆・野菜が1種、肉が2種の全3種類が用意され、副菜も充実したプレートで味わえます。
カルダモンマスカルポーネラッシー(左)と花椒ショコラーデ(右)のダブル600円
店のもうひとつの名物がジェラート。さまざまなスパイスを使ったユニークなテイストが常時8種類がラインナップされ、メニューは不定期で変わります。今回は特に人気のカルダモンマスカルポーネラッシーと花椒ショコラーデをオーダー。どちらもほかでは出会えない斬新な味わいですが、不思議とクセになりどんどんと食べ進めたくなるおいしさです。
最後は「明天好好」でアジアンスイーツを
明天豆花900円
最後は東口方面へ出て、アジアンスイーツに舌鼓。商業施設「reload」内にある「明天好好」では、台湾の国民的スイーツ・豆花(トウファ)を始め、魯肉飯や豆乳ドリンクなど人気のアジアンフードを味わえます。豆乳から作られる豆花はプリンのような柔らかさと、つるんとなめらかな口当たりが特徴。「明天豆花」には、プルプルの豆花に茹でピーナッツ、押し麦、タピオカ、白玉がトッピングされていて、小豆ぜんざいのソースときなこが絡み、ほどよい甘さです。ホイップやタピオカなどを追加でトッピングすることもでき(各100円)、好みの味にカスタマイズすることもできます。
マンゴーフロート(左)800円、アズキソイミルク(右)700円
ドリンクも個性的です。「マンゴーフロート」は、マンゴージュースをジャスミンティーとブレンドしたドリンクで、後味がさっぱり。上にのったバジルシャーベットを崩しながら飲んでいくと味の変化も楽しめます。「アズキソイミルク」は、小豆と豆乳を使ったドリンクで、小豆のやさしい甘さと軽やかな豆乳ホイップがとってもマッチします。「明天好好」のメニューはどれも動物性の素材を一切しないプラントベースで提供。体にやさしい本格的なアジアンメニューを味わってみて。
いかがでしたか? まだまだ暑い日が続きそうな今日この頃。そんな暑さを忘れて楽しく過ごせそうな下北沢へ、ぜひ出かけてみてくださいね。
文:クエストルーム 写真:古本麻由未