提供:ことりっぷ
行ったことはなくても、大磯と聞いて誰もが思い浮かべるのは大磯プリンスホテルの人気プール「大磯ロングビーチ」でしょう。大磯ロングビーチでわいわい遊ぶのも楽しいものですが、今回はホテルならではの優雅なランチ付きスパをご紹介します。
大礒ロングビーチを見下ろすインフィニティプール
左奥に見えているのが「大磯ロングビーチ」
大磯駅からホテル直行バスか路線バス(神奈中交通)で約12分。ゆったりした敷地をもつ大磯プリンスホテルは、大磯ロングビーチ、客室棟と続き、新館・スパ棟があります。このスパ棟にあるのが「THERMAL SPA S.WAVE(サーマル スパ エス ウェーブ)」。2017年にオープンした施設です。
3階が温泉、4階がスパになっていて、4階は13歳以上が利用できる大人のための癒し空間。スパにはプールとサウナ、「リラクゼーションエリア」が備わります。男女共用ですが、プール以外では無料のガウンを貸してもらえるので気軽に利用できます。
最大の魅力は視界に遮るもののないインフィニティプールです。目の前に広がる海との一体感と解放感は、日頃味わうことのできない特別なもの。プールはその日の気温によって水温を調節しているので、夏だけでなく一年中楽しむことができます。
お楽しみのリラクゼーションエリア
友だちとのおしゃべりやひとりの時間を楽しむなど屋内でも自由気ままにくつろいで
インフィニティプールから上がったら、心と体を癒しましょう。プール脇の「サーマルテラス」は外気浴にぴったり。パラソルの下で心地よい風を感じながらのんびり過ごせます。テラスの横にあるジェットバスでは広い海と空を独り占め。晴れた日に富士山が望める山側の「フジテラス」でお友だちとおしゃべりすれば、時間が経つのも忘れそう。
屋内に戻ってガウンを羽織りソファ席へ。バーコーナーがあるのでシャンパンもオーダーできます。好きな本や音楽プレーヤーを持ち込んで思い思いの時間を過ごしても。冬には暖炉に火が入り、ほっこりした気分を味わえます。
多彩なサウナで心身のバランスを調整
左から時計逆回りに「パノラミックサウナ」「テピダリウム」「アイスルーム」(白い山は雪)
「THERMAL SPA S.WAVE」では温度の違う4つのサウナを楽しめます。「パノラミックサウナ」は贅沢な総ヒノキ張り。じんわり温かい室内は40~50度に保たれています。目の前に海が広がる大きな窓のある空間は絶景を眺められるように作られたのだとか。納得の眺望です。
「テピダリウム」は35度の低い温度のサウナ。部屋に入るとラベンダーの香りが身体全体を包み込み、柔らかい光と心地よい水の音の演出であっというまに別世界に迷い込んだよう。ベンチと壁面が温められた輻射熱(ふくしゃねつ)によって熱がゆっくり伝わる部屋は、瞑想するのにもぴったりです。
温まった体を冷やして肌の引き締めを行う「アイスルーム」は10~15度の温度で、天井から雪が降る幻想的な冷たいサウナ。このほか発汗を促す80~100度の「フィンランドサウナ」もあり、体調に合わせていろいろ試せば、心も体も「ととのう」ように感じますよ。
日帰りは「スパ&レストラン」
窓の外の緑の芝生は目にもうれしいごちそう
実はスパは宿泊者のみが利用できる施設。でも、ランチやディナー、アフタヌーンティなどお食事がセットになったプランもあり、こちらは宿泊者以外の日帰り利用もオーケー。今回はこの中から「スパ&ランチ」(8000円・平日のみ)の体験です。
ランチは客室棟の中華料理、スパ棟1階「S.DINING(エスダイニング)」の洋食から選べます。女性に人気なのは、プリフィクスのメインメニューに前菜・サラダ・デザートが好きなだけいただける「S.DINING」のセミブッフェランチ。広い窓と高い天井が印象的なダイニングは、どこか昭和モダンな雰囲気の漂う老舗ホテルならではのしつらえです。
窓の外の景色を眺めながらレトロモダンな店内で、選べるメインやセミブッフェを堪能
見た目も美しい盛り付けのメインだけでなく、ブッフェ台に並ぶ前菜やサラダも旬の食材を取り入れたかわいらしいものばかり。マスタードをアクセントに紫大根のドレッシングでマリネされた魚介などエスプリの効いた味にも大満足。ひとくちで食べられるサイズも女性にやさしい心遣いです。
いろいろな癒しの時間を体験
太平洋が一望できる3階の露天風呂
平日限定の「SPA&LUNCH」は、お腹いっぱいランチをいただいたあと、17:00までのんびりスパを満喫できるプラン。サウナやプール以外にも4階には天然石による岩盤浴や、ミントの香りの「低温ミスト」、滝のような水流の「冷水滝」、「温水レイン」など癒し効果の高いシャワー設備も充実しています。
別料金になりますが、個室で天然素材の上質なトリートメントを受けることも。3階の塩分を含んだ天然温泉で身体をゆっくり温めるのもお忘れなく。