川越で一番古い洋館を使ったレトロカフェ「川越アートカフェ エレバート」

川越で一番古い洋館を使ったレトロカフェ「川越アートカフェ エレバート」

提供:ことりっぷ

 

美しい蔵造りの建物が軒を連ねる川越一番街商店街に、レトロな洋館風の建物があるのをご存知でしょうか。こちらは1915(大正4)年に建てられた川越に残る洋風建築として最古のもの。現在は「川越アートカフェ エレバート」として多くの人に愛されています。クラシカルな空間で、静かなお茶時間が楽しめますよ。

 

川越の歴史を見守ってきた貴重な建物

川越の歴史を見守ってきた貴重な建物 伝統的な建物が並ぶ蔵造り通りにある

「川越アートカフェ エレバート」があるのは、蔵造り通りと呼ばれる川越一番街商店街のなかほど。伝統的な土蔵造りの商家が建ちならぶエリアでひときわ目をひく一軒です。外から見ると石造りの洋館のようですが実はこちらも土蔵造りなのだそう。漆喰仕上げのかわりに人造石で仕上げた全国的にもめずらしい建築で、市の指定文化財にも登録されています。

 

カフェになる以前は私設の美術館にもなっていた時代も

1階外壁に角柱、2階に半円柱や3連のベネチアンウィンドウを配した美しい建物は、旧桜井商店の店舗として建てられたもの。大正時代には猟銃や輸入自転車を扱っていたそうで、当時ショーウィンドウに英国製の自転車が飾られていたという逸話も。建物の最上部には英国王室御用達の自転車・ラッジホイットワース社のトレードマークが彫られていて、100年を超える建物の歴史を今に伝えています。

 

カウンターの1階席と広々とした2階席

カウンターの1階席と広々とした2階席 土蔵造りの意匠が残る2階席

店内は1階がモダンな雰囲気のカウンター席。回り階段を上がった2階は土蔵造りの名残を感じさせる空間になっていて、テーブル席と蔵造り通りを見下ろすカウンター席が配されています。蔵の格子窓を思わせる建具や洋館のような天井装飾など、和洋折衷のレトロな雰囲気を楽しみましょう。

 

店内には店名のとおりいくつものアートやレトロな金銭登録機も

 

自家製のクラフトレモンソーダやさつまいもプリン

自家製のクラフトレモンソーダやさつまいもプリン 「クラフトレモンソーダ 」「クラフトジンジャーエール」各600円

暑い日のおさんぽでぜひ味わいたいのがオリジナルレシピの自家製ソーダ。「クラフトレモンソーダ」はレモンを丸ごと使った果肉感いっぱいのドリンク。レモンピールの苦みとはちみつの甘みがさわやかです。国産ショウガをたっぷりと使った濃厚な「クラフトジンジャーエール」も山椒やピンクペッパーを効かせた大人の味わい。

 

「自家製さつまいもプリン」550円

川越らしいスイーツなら「自家製さつまいもプリン」はいかが?さつまいもの味わいと卵のコクが感じられるなめらかな蒸し焼きのプリンで、ほろ苦いカラメルソースがよく合います。隣接する姉妹店「和創菜と四季のすし 風凛」のだし巻き玉子をしっとり食感のパンにはさんだ「お寿司屋さんの玉子サンド」も好評。粒マスタードを使った自家製マヨネーズソースが食欲をそそりますよ。こだわりのコーヒー550円~とともに味わって。

 

「お寿司屋さんの玉子サンド」600円、ソフトドリンクとセットで100円引き

 

「COEDOビール」全種類を樽生でラインナップ

「COEDOビール」全種類を樽生でラインナップ 樽生の「COEDOビール」880円~

お酒好きには川越が誇るクラフトビール「COEDOビール」が味わえることでも知られる「川越アートカフェ エレバート」。レギュラー6種のほか、数量限定ビールやシーズナルビールもすべて樽生でそろえている川越でも指折りの一軒です。午後のお茶に、夕暮れのビアタイムに、川越の歴史とアートを感じながらゆったりとくつろいでみませんか。

 

 

 

文:佐藤史子 写真:依田佳子

 

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