提供:ことりっぷ
アクセスのよさから観光地としても人気の秩父の中心地。昭和レトロな街並みが色濃く残る、本町通りを1本中に入った路地裏にお店を構える「MITOYA HONTEN」。こちらは、秩父旅行のお土産の定番として親しまれている「ちちぶ餅」で有名な「水戸屋本店」が営むカフェで、「ちちぶ餅」はもちろん、ケーキやプリンなどの洋菓子も提供しています。幅広い世代の人々に愛されているお店の和洋菓子を味わいに訪れませんか。
老舗和菓子店が営む洋菓子店
1784(天保4)年に建てられた味噌蔵の古材を使った古民家風の建物もおしゃれ
秩父鉄道・秩父駅から徒歩7分。昔ながらの飲食店や商店、酒屋などが立ち並ぶ本町通り沿いにお店を構える、1875(明治8)年創業の和菓子店「水戸屋本店」の裏手に「MITOYA HONTEN」はあります。こちらは代々家族で経営し、現在は5代目店主の松﨑功太さんが切り盛りしている「水戸屋本店」が営むカフェです。和菓子も洋菓子もどちらも好きという松﨑さんにより2010年から洋菓子の販売が開始され、イートインスペースを増設後、2014年に「MITOYA HONTEN」がオープンしました。
情緒あふれるポンプ式の井戸もすてき
お店の横には、秩父市と横瀬町の境界に位置する日本二百名山の一つ・武甲山の湧水が流れるポンプ式の井戸があります。実際に飲むことはできませんが、水まきなどに使用したりと、現在も近所の人々に親しまれています。
見た目も鮮やかなケーキをラインナップ
さまざまな和洋菓子がズラリ
「水戸屋本店」のショーケースには、製菓学校や洋菓子店での経験を活かし、松﨑さんによりひとつひとつ丁寧に作られた洋菓子が常時10種類以上ラインナップされています。秩父産の果物や地酒を使った季節限定の商品もあるので、こちらも見逃せません。
販売スペースの縮小により、ショーケースは表の「水戸屋本店」にのみ設置されています。裏の「MITOYA HONTEN」で直接注文することも可能ですが、ラインナップは季節によって変わるので、商品を実際に見ながらメニューを決め、注文後に裏に回る人が多いとのこと。
なめらかな舌触りにうっとり♪「秩父銘仙プリン」
「秩父銘仙プリン」(180円)
こちらは通年販売している人気メニュー「秩父銘仙プリン」です。口に入れた瞬間にとろけるくちどけが絹のような舌触りであることから、「秩父“銘仙”プリン」と名付けられました。
飲めそうなほどトロトロです
卵と牛乳、砂糖にバニラエッセンスのみとシンプルな材料で作られたこちらはとってもなめらかな舌触りで、“銘仙”と名付けられたのにも頷けます。濃厚ですが甘すぎない味わいなので、ペロリと食べられますよ♪
季節限定メニュー「シャインマスカットショートケーキ」
「シャインマスカットショートケーキ」(410円)+「コーヒー」(350円)
鮮やかなシャインマスカットやきれいにカットされた断面が美しいこちらは、12月ごろまでの季節限定メニュー「シャインマスカットショートケーキ」です。ふわふわのスポンジに数種の生クリームをブレンドした生クリーム、国産のシャインマスカットがサンドされており、ひと口食べれば、生クリームの濃厚な甘さと、パリッとはじけるジューシーでみずみずしいシャインマスカットを感じる、思わず笑みがこぼれる贅沢な味わいが広がります。
お土産の定番「ちちぶ餅」はやっぱり外せない!
「ちちぶ餅(2個)」(300円)
秩父旅行のお土産の定番として有名な「ちちぶ餅」も、もちろんいただけます。北海道産の小豆を使用した、甘さ控えめで小豆の風味をしっかりと感じることができる自家製のつぶし餡を、新潟県産のもち米を使用した、赤ちゃんのほっぺたのように柔らかいお餅で包んだ、お餅と餡の絶妙なバランスがクセになる、秩父を代表する商品です。
木の温もりを感じるこじんまりとした店内
引き戸を開けると、温かみのある落ち着いた雰囲気の空間が広がっています。テーブルやイスには原木そのものから切り出された木が使用されており、木目や色合いなど、自然そのままの美しさを感じることができますよ。
老舗和菓子店が営む洋菓子店「MITOYA HONTEN」。ほっとするようなくつろぎ空間の中でスイーツを楽しみながら、のんびりとしたひとときを過ごしてみませんか。
文:クエストルーム 写真:清水ちえみ