沖縄本島までわずか約23kmのところにある、鹿児島最南端の離島・与論島(よろんとう)。沖縄が日本に復帰するまではここが「日本最南端の地」だったため、ビーチリゾートとして人気に。
ヨロンブルーと呼ばれる美しい海に囲まれ、インスタ映えスポットがたくさん!映画『めがね』のロケ地にもなり、のんびり島旅を楽しめることで、いま再び注目を集めています。絶景ビーチ「百合ヶ浜」をはじめ、ダイビングスポット、名物グルメなど、「楽天トラベル」与論島担当スタッフがおすすめする観光スポットを紹介します。

百合ヶ浜(ゆりがはま)

大金久(おおかねく)海岸の沖合には、突如真っ白い砂浜(サンドバー)が現れることがあります。この砂浜「百合ヶ浜」が見られるのは、春・夏の中潮から大潮の干潮時だけ。エメラルドグリーンの海の中に浮かぶ真っ白い砂浜は絶景です。
百合ヶ浜は上陸することもでき、大金久海岸からグラスボートで行けます。(往復3,000円/1人)グラスボートでは、びっくりするぐらい透明度の高い海を泳ぐウミガメが見られることも。また、少人数ならジェットスキーに乗せてもらうのもおすすめです。宿や大金久海岸で聞いてみるといいですよ。
ちなみに、百合ヶ浜には星砂(星の形をした砂)があり、この星砂を年齢の数だけ拾うと幸せになれると言われています。

ヨロン駅

「ヨロン駅」には駅舎と、5mだけ線路が敷かれていて、インスタ映えスポットとして人気です。「駅」とあるものの、与論島には電車は走っておらず、待っていても電車は来ないのでご注意を!
サザンクロスセンター


与論島ではギリギリ南十字星が見えることから、その名が付いた「サザンクロスセンター」。最上階の展望台からは絶景を望むことができ、天気のいい日には沖縄本島まで見えることもあります。
その下のフロアは、島の歴史や文化について知ることができる資料館になっています。また与論島は、荻上直子さん監督・脚本、小林聡美さんら出演の2007年公開の映画『めがね』のロケ地としても知られていて、撮影で使われたグッズなども展示されています。
そして、サザンクロスセンターのお隣には「与論城跡」があります。残っているのは城壁と石垣だけですが、ついでに寄ってみては?
- 営業時間
- 9:00~18:00(最終入館 17:30)
- 定休日
- 年中無休
- 料金
- 高校生以上 400円、中学生以下 200円
百合ヶ浜・大金久海岸

冒頭でご紹介したサンドバー「百合ヶ浜」と対岸の「大金久海岸」。与論島のビーチといえばまずここははずせません。
赤崎海岸(アーサキ)

島の南東にあるビーチ「赤崎海岸」。トイレやシャワー(有料)、食事処や売店などもあるので、海水浴にもおすすめ。海の透明度の高さゆえ、サンゴや魚たちが泳ぐのを見ることもできます。
近くには、「赤崎鍾乳洞」や与論島に暮らす人々の歴史を学べる「与論民俗村」もあります。
茶花海岸

役場や飲食店などが軒を連ねる島一番の繁華街近くにある「茶花海岸」。ここも白砂とヨロンブルーがきれいな海岸です。海に沈む美しい夕日を見られるので、夕暮れ時には地元の人も訪れます。
茶花海岸の前の通りは、白壁で有名なギリシャのミコノス島のように、真っ白い壁が続き、「ミコノス通り」と名付けられています。茶花海岸にも、真っ白いモニュメントがあり、写真撮影におすすめです。

寺崎海岸・トゥマイ

寺崎海岸の隣にある「トゥマイ」は、映画『めがね』のロケ地で、めがねファンならはずせないスポット。メルシー体操のシーンやかき氷屋のシーンがここで撮影されました。
寺崎海岸とトゥマイはともにパワースポットでもあります。


与論島のアクティビティといったら、まずダイビング!美しいヨロンブルーの海に潜れば、ウミガメや魚たちに会えるのはもちろんのこと、沈船や海中宮殿など、おもしろいものを見られるポイントがたくさん。おすすめのダイビングポイントを3ヶ所ご紹介します。
ライセンスを持っていなくてもOKな、体験ダイビングをやっているショップも多くあるので、せっかくヨロンに行くなら潜ってみては?
海中宮殿


2003年につくられた、神殿と柱が水深18mのところに並ぶ人気のダイビングスポット。下の真っ白い砂地も手伝って、神秘的な雰囲気です。ここで水中結婚式を挙げるカップルもいるのだとか。
クマノミパラダイス

クマノミ、ハナビラクマノミ、ハマクマノミ、セジロクマノミ、カクレクマノミの5種が一度に見られる「クマノミパラダイス」。ダイビング初心者にもおすすめのスポットです。
沈船あまみ

かつて海上保安庁の巡視船として活躍した船が海底に横たわる人気のポイント。船の全長は51mもあり、1993年にこの場所に沈められました。今では、魚たちの住処にもなっています。
お食事処 味咲

赤崎海岸の入り口にある食事処「味咲(みさき)」。ヨロン名物のもずくがたっぷりのった「もずくそば」をはじめ、もずく雑炊、もずく冷やし茶漬けなど、もずくメニューが豊富。
もうひとつ、もずくそばと並ぶこのお店の名物が、変わった名前のかき氷。「きむらのアホ」は黒糖みつ・きなこ・ミルク味、「ほぼブラジル」はブラックコーヒー・練乳味、「ひみつのアッコちゃん」はミルク・しょうが・金時味……名前から味が想像できません(笑)。
- 営業時間
- 11:00〜18:00
- 定休日
- 不定休
ほかに、茶花海岸近くのには銀座通り沿いには、カフェや居酒屋などが多数あります。夜、飲みに出かけるのもいいかもしれません。
与論島の観光マップ
与論島へのアクセス
【飛行機】
・鹿児島空港より約1時間35分(1日1便)
・奄美空港より約45分(1日1便)
・沖縄・那覇空港より約40分(1日1便、夏季は2便)
【船】
・鹿児島新港より約20時間(1日1便)
・沖縄・那覇港より約4時間50分(1日1便)
・沖縄・本部港より約2時間30分(1日1便)

島内での移動手段
島を一周する路線バスがあり、一周の所要時間は約40分。時計回りと反時計回りで運行しています。
バス運行時間:始発7:30~終着19:13
料金:一律200円、2日間乗り放題チケットもあり(大人500円、3~11歳300円)
そのほか、レンタカー、レンタサイクル・バイク、タクシー、運転代行もあります。
与論島のホテル
島内には、アットホームな雰囲気で手頃な料金で泊まれる民宿から、ギリシャ・ミコノス島のような白壁が眩しいリゾートホテルまでそろっています。
※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご利用の際は公式ホームページなどでご確認ください。